2011-03-15(Tue)
緊急事態に
まず、現在の原子力発電所での事故が、これ以上拡大しないことを祈るばかりです。地域住民も救援部隊の皆さんも、これ以上被害が出ない事を願うばかりです。
このような災害時だからと言うことではないのですが、美瑛町でも災害に対応出来る町作りを、さらにさらに進めてもらいたいです。
最近では昨年の豪雨による河川の氾濫・土砂崩れがありました。そしていつ噴火するかわからない十勝岳もあります。
気になって十勝岳の噴火対策の資料をざっと読みました。
役場HPより
http://www.town.biei.hokkaido.jp/modules/soumu/index.php?cat_id=74
やはりここ美瑛町でも、過去の被害状況に基づいた対策しかなされていないような印象を受けました。
災害対策の基準に近い大きな被害を出した1926年5月24日の十勝岳噴火の際、噴火からわずか30分で土石流が上富良野町を襲い、死者と行方不明者が144名もいたそうです。
美瑛町の災害対策資料にも記載されているように
「これまでの噴火規模や性質が全く同一ではない」
「3500年前に発生した火山活動規模を基に想定すると、火砕流・火砕サージが白金温泉より4㎞下流まで流下する可能性がある」との事です。
防災意識の高い美瑛町の災害対策で準備していて、実際には想定外の規模の噴火が起こった場合は、本当に対応が出来るのだろうか。
話が飛びますが、今回の地震による津波で被害に遭われた地域の多くは、災害に対する意識が非常に高く訓練も行われていたそうです。津波を防ぐ為の5メートルの堤防が建設されていたり、11メートルの防潮堤が備わっていたりしたとのことです。
残念なことに今回は過去の歴史記録の中では想像も出来ない規模の、まさに想定外の津波が来たことは良くわかります。ですが、今の時代のスーパーコンピューターをもってしても、想定外の津波が来ることが予測出来なかったのだろうか。また想定外の津波が来た場合のシミュレーションを元に、防災訓練が出来なかったのだろうか。
素人考えで、しかも蚊帳の外の人間が何を言うと怒られそうですが、もし想定外の規模の津波が来た場合の対策を考えていたならば、もっと被害が少なく済んだのではないかと。(被災していないから言えることかもしれません)
具体的には防潮堤を越えてきた場合の為に、高台までの避難道路を確保しておいたり、主要道路の交差点に避難場所までの案内板を付け誘導したり、防災拠点になる役場や病院・学校は高台に作ったり・・・どんな小さな津波だったとしても、最悪の事態に備えるような防災訓練が行われていたら・・・
国は想定外の規模と連呼しているが、シミュレーションだけなら想定外の規模の場合だって予想が付いただろうにと非常に残念に思います。そして常に対応が後手後手な印象も、腹立たしく思います。
美瑛に話をもどしますが、十勝岳に近い白金温泉地域に避難命令が出たとして、一体どれほどの時間で避難が完了するのだろうか。わずか数分で土石流も到達するという予想もあるのです。
数年前に十勝岳で火山性微動が観測された時に、防災無線がそのことを伝えたのはラジオの臨時火山情報の放送があって、さらにしばらく経ってからのこと。ラジオの放送からの時間差は数時間も経っていた。こんな事で防災無線って、あるだけで有効に使われていない気がします。
万が一噴火が起こった場合、現在のような積雪時期には、避難道路が除雪されていない時もあるのです。そしてどこの交差点を曲がれば、安全に避難場所まで到達出来るのかも良くわからないのです。せめて避難路だけは、誰が見ても瞬時にわかるようにしてもらいたいです。
先日、今回の町議選に立候補する予定の人が、我が家に訪ねてきたのです。ニコニコ笑顔で「よろしくお願いします」と。今回の震災のあった翌日です。こんな時にニコニコして、一体どういうつもりなんだろうととても腹が立ちました。ブログで書くことではありませんが、この人には絶対投票しないでしょう。
今日、地震から90時間以上経ってから、二人も救助されました。70歳の女性と、20代の男性だったそうです。ほんとによかったです。まだまだ救助を待っている人も、きっといる、一人でも多くの人が、助けられますように。この事で思った事があります。報道関係のヘリコプターの騒音問題は、地震の翌日に官房長官も指摘していたのですが、ヘリの音がうるさくて救助活動に支障が出ていたそうです。マスコミの取材の方法も、もっと規制しても良いんじゃないかと。マスコミのヘリのおかげで見つかった人も多いとは思いますが、ヘリの爆音の為にちいさな声は全く聞こえなくなってしまいます。
ブログを書いている今、山梨で大きな地震があったようです。電柱が倒れた所もあるらしいので、くれぐれもお気を付けて下さい。
何を書きたいのか、まとまらなくなってきてしまいました。
一つ言いたいことは、「想定外」の災害が無くなるような、考えられる想定全てをシミュレーションして、避難訓練なり街づくりをしてもらいたい。一般庶民には、ほとんど専門知識も無いし予想も出来ないと思うので、国や自治体は庶民にもわかるような災害予想を、しっかり教えて伝えてほしいと思っています。
もう一つ、安全だと言われ続けた原子力発電所は、日本には必要ないです。これだけ自然エネルギーが豊富で、自然エネルギーを電気に変える技術もある国なのに、これほど危険な原子力エネルギーを使い続けるなんておかしいです。車を3年ごとに買い替えるより、20年以上使えるソーラーパネルを設置した方が良くありませんか?そんな事をしなくたって今の暮らしの中で、たった30パーセントの省エネを実行するだけで、原子力発電所は必要なくなるのです。原発をやめるのは、今だと思います。電気を大量に消費する自販機も必要ないです。
今日、確定申告が無事に終わりました。その帰り道、スーパーとガソリンスタンドに寄りました。スーパーには、いつもと同じように野菜も肉も魚も並んでいました。食べものが普通に手に入る事が、とても有り難い事だと思いました。ガソリンはリッター150円になり、今までよりもおよそ10円値上がりしました。給油制限はありません。買ったものはガソリン22リッターと、キャベツ一個280円です。買い溜めはしません。
株価が急落しているそうです。株をやってる人って、自分の懐を暖める事しか考えてないのかなぁと、残念な気持ちです。株を発行している企業のやろうとしている事や、実際に行っている事を応援したいから株を買っている訳じゃないんですね。こんな時だからこそ株を買って企業を応援してくれたら、もっと良い国になるだろうにと複雑な気持ちです。
外国からのたくさんの援助も、目頭が熱くなりました。それに引き替え日本はどうしてこんなに対応が遅いのか、未だに自衛隊10万人規模の体制が整っていないなんて。国民を守る為のはずの自衛隊、こういう時の為の組織じゃないのか?
東北関東大震災の発生後、ずっと重い気持ちが抜けません。元気に過ごそうとは思っても、なかなか思うようにはいきません。
このような災害時だからと言うことではないのですが、美瑛町でも災害に対応出来る町作りを、さらにさらに進めてもらいたいです。
最近では昨年の豪雨による河川の氾濫・土砂崩れがありました。そしていつ噴火するかわからない十勝岳もあります。
気になって十勝岳の噴火対策の資料をざっと読みました。
役場HPより
http://www.town.biei.hokkaido.jp/modules/soumu/index.php?cat_id=74
やはりここ美瑛町でも、過去の被害状況に基づいた対策しかなされていないような印象を受けました。
災害対策の基準に近い大きな被害を出した1926年5月24日の十勝岳噴火の際、噴火からわずか30分で土石流が上富良野町を襲い、死者と行方不明者が144名もいたそうです。
美瑛町の災害対策資料にも記載されているように
「これまでの噴火規模や性質が全く同一ではない」
「3500年前に発生した火山活動規模を基に想定すると、火砕流・火砕サージが白金温泉より4㎞下流まで流下する可能性がある」との事です。
防災意識の高い美瑛町の災害対策で準備していて、実際には想定外の規模の噴火が起こった場合は、本当に対応が出来るのだろうか。
話が飛びますが、今回の地震による津波で被害に遭われた地域の多くは、災害に対する意識が非常に高く訓練も行われていたそうです。津波を防ぐ為の5メートルの堤防が建設されていたり、11メートルの防潮堤が備わっていたりしたとのことです。
残念なことに今回は過去の歴史記録の中では想像も出来ない規模の、まさに想定外の津波が来たことは良くわかります。ですが、今の時代のスーパーコンピューターをもってしても、想定外の津波が来ることが予測出来なかったのだろうか。また想定外の津波が来た場合のシミュレーションを元に、防災訓練が出来なかったのだろうか。
素人考えで、しかも蚊帳の外の人間が何を言うと怒られそうですが、もし想定外の規模の津波が来た場合の対策を考えていたならば、もっと被害が少なく済んだのではないかと。(被災していないから言えることかもしれません)
具体的には防潮堤を越えてきた場合の為に、高台までの避難道路を確保しておいたり、主要道路の交差点に避難場所までの案内板を付け誘導したり、防災拠点になる役場や病院・学校は高台に作ったり・・・どんな小さな津波だったとしても、最悪の事態に備えるような防災訓練が行われていたら・・・
国は想定外の規模と連呼しているが、シミュレーションだけなら想定外の規模の場合だって予想が付いただろうにと非常に残念に思います。そして常に対応が後手後手な印象も、腹立たしく思います。
美瑛に話をもどしますが、十勝岳に近い白金温泉地域に避難命令が出たとして、一体どれほどの時間で避難が完了するのだろうか。わずか数分で土石流も到達するという予想もあるのです。
数年前に十勝岳で火山性微動が観測された時に、防災無線がそのことを伝えたのはラジオの臨時火山情報の放送があって、さらにしばらく経ってからのこと。ラジオの放送からの時間差は数時間も経っていた。こんな事で防災無線って、あるだけで有効に使われていない気がします。
万が一噴火が起こった場合、現在のような積雪時期には、避難道路が除雪されていない時もあるのです。そしてどこの交差点を曲がれば、安全に避難場所まで到達出来るのかも良くわからないのです。せめて避難路だけは、誰が見ても瞬時にわかるようにしてもらいたいです。
先日、今回の町議選に立候補する予定の人が、我が家に訪ねてきたのです。ニコニコ笑顔で「よろしくお願いします」と。今回の震災のあった翌日です。こんな時にニコニコして、一体どういうつもりなんだろうととても腹が立ちました。ブログで書くことではありませんが、この人には絶対投票しないでしょう。
今日、地震から90時間以上経ってから、二人も救助されました。70歳の女性と、20代の男性だったそうです。ほんとによかったです。まだまだ救助を待っている人も、きっといる、一人でも多くの人が、助けられますように。この事で思った事があります。報道関係のヘリコプターの騒音問題は、地震の翌日に官房長官も指摘していたのですが、ヘリの音がうるさくて救助活動に支障が出ていたそうです。マスコミの取材の方法も、もっと規制しても良いんじゃないかと。マスコミのヘリのおかげで見つかった人も多いとは思いますが、ヘリの爆音の為にちいさな声は全く聞こえなくなってしまいます。
ブログを書いている今、山梨で大きな地震があったようです。電柱が倒れた所もあるらしいので、くれぐれもお気を付けて下さい。
何を書きたいのか、まとまらなくなってきてしまいました。
一つ言いたいことは、「想定外」の災害が無くなるような、考えられる想定全てをシミュレーションして、避難訓練なり街づくりをしてもらいたい。一般庶民には、ほとんど専門知識も無いし予想も出来ないと思うので、国や自治体は庶民にもわかるような災害予想を、しっかり教えて伝えてほしいと思っています。
もう一つ、安全だと言われ続けた原子力発電所は、日本には必要ないです。これだけ自然エネルギーが豊富で、自然エネルギーを電気に変える技術もある国なのに、これほど危険な原子力エネルギーを使い続けるなんておかしいです。車を3年ごとに買い替えるより、20年以上使えるソーラーパネルを設置した方が良くありませんか?そんな事をしなくたって今の暮らしの中で、たった30パーセントの省エネを実行するだけで、原子力発電所は必要なくなるのです。原発をやめるのは、今だと思います。電気を大量に消費する自販機も必要ないです。
今日、確定申告が無事に終わりました。その帰り道、スーパーとガソリンスタンドに寄りました。スーパーには、いつもと同じように野菜も肉も魚も並んでいました。食べものが普通に手に入る事が、とても有り難い事だと思いました。ガソリンはリッター150円になり、今までよりもおよそ10円値上がりしました。給油制限はありません。買ったものはガソリン22リッターと、キャベツ一個280円です。買い溜めはしません。
株価が急落しているそうです。株をやってる人って、自分の懐を暖める事しか考えてないのかなぁと、残念な気持ちです。株を発行している企業のやろうとしている事や、実際に行っている事を応援したいから株を買っている訳じゃないんですね。こんな時だからこそ株を買って企業を応援してくれたら、もっと良い国になるだろうにと複雑な気持ちです。
外国からのたくさんの援助も、目頭が熱くなりました。それに引き替え日本はどうしてこんなに対応が遅いのか、未だに自衛隊10万人規模の体制が整っていないなんて。国民を守る為のはずの自衛隊、こういう時の為の組織じゃないのか?
東北関東大震災の発生後、ずっと重い気持ちが抜けません。元気に過ごそうとは思っても、なかなか思うようにはいきません。
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