高齢者福祉施設から
丘陵地ではまず無理なのは地域柄わかるのですが、以前働いていた高齢者福祉施設でなら、いけそうな気がしていた
人糞利用は無理としても、施設から出るゴミを活用して、無農薬の野菜を施設で使ってもらう
事業として可能性があると自分で考えているだけなので、現段階では個人的に試験的にやってみている
でもそれも、始めてから3年目になる
実際に何をしているか…
通常なら可燃ゴミとして焼却処分される芝刈りで出た芝や剪定枝のゴミを、ゴミ袋に入れて保管しておいてもらい、畑に入れる事にした
施設では除草剤などは使わないので、植物系のゴミに有害なものは含まれない
それを用いて肥料にして、畑に入れ作物を育て、採れたものを提供すれば、循環が成り立つ
今まで石油を掛けて燃やしていた生ゴミだから、それを資源にして食べ物が育てられれば良い事尽くめだ
それに入所者さんと話をしている時に、野菜も育ててみたいって人が結構いる事を知った
誰もやらない事だから、自分がやるしか無いなと、継続してやってます
昨日はその施設から、刈草などをもらってきた
軽トラに軽く一台分、およそ200キロ程度
一つの施設で一回に200キロなので、町内の施設すべてでやったら、かなりの未利用資源がある事になる
回収した刈草を畑の一角に山積みにして、発酵させて使用する
以前もらってきたものが、醗酵が進んできて、熱を持っていた
今年はこの刈草の醗酵肥料を、小麦や大根の畑に入れる予定だ
動画の最初に出てくるのは、古代小麦のディンケル。今年は異常な暑さと長雨の為に、全て穂発芽して全滅した。ネットを張る前には、鹿に食われ半減していた。穂発芽した小麦は、穂が落ちやすいので手で収穫し、すぐに種まきをし、来年に備える。
牛のウンコの様な物が、もらって来て2か月ほど寝かして醗酵中の刈草。
軽トラに積んであるゴミ袋が、今回もらってきた刈草。
ゴミ袋に入れて雨に打たれないように気を遣ってくれてます。感謝です!
このゴミ袋に入ってるだけでも醗酵していて、植物と菌類の力を感じます
最後の方に出て来る雑草の場所は、長芋の自然栽培。ムカゴから増やし、最終的には長芋を収穫予定です。ここは周りを広葉樹に囲まれていて、一日に陽が射すのが3時間ほど。
これだけうっそうとしていると、野菜はほとんど育ちません。でもミントやヨモギは強いみたいで、すくすく成長してきます。
土壌は、もろに火山灰。所々粘土が混じる程度で、非常に条件の悪い畑です。15年以上自然栽培をし続けても、ほとんど何も収穫できません。大量に肥料を入れても、その時しか肥効が無く、肥料は雨で流れてしまうようです。その為、毎年刈草や籾殻・稲わらを入れてますが、まだまだ足りないようで、やっと古代小麦がほっそりと育つ程度にしかなっていません。
正直言って、こういう事って役場が主導で始めてくれればいいのにと思っている
役場って、それなりに賢い人がいる場所のはず
それにお金もたくさんあるし、トラックなども持っている
土地もいっぱいある
施設の事情も知っているはず
なのに、なぜやらない?
困ったものだ
誰もやらない事だから、誰かがやらなきゃならないだろう
早く実績を作って、世にこの取り組みを広げてやりたいものだ
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