2021-03-31(Wed)
両足切断
もう二週間ほど前になりますが、飼っている烏骨鶏の一羽(ヘタちゃん)が凍傷になり、両足を無くしました
今、玄関で療養中?と言うか、鶏小屋には返せないでいる状態です
ヘタちゃんは、生まれてから飼っていた「ダンボール箱」を食べるのが大好きで、庭で遊ばせていると毒っぽいキノコやべろべろになって腐ったような得体の知れない物を食べるのが得意だった
その結果、具合が悪くなったりすることが多く、脚の麻痺があって止まり木にも上手く止まれなかったりしていた
冬の間も止まり木にうまく登れないのに登ろうとして、怪我でもしたら大変だからと地面に置いたコンテナの中で過ごしていた
床にはもみ殻を敷いてはいたけれど、今思うと気休め程度の断熱にしかならなかったに違いない
12月には氷点下30度近くまで下がった日が数日あり、また異常な低温が続いた事もあって、鶏小屋の中でも氷点下12℃まで下がってしまった
地面に置いたコンテナの中も、それ以下に冷え込んでいたのだろう
ヘタちゃんが何か足を気にしているなぁと思ってその足を見ると、土の付いた足の体温は奪われ、完全に凍った土が足にまとわり付いていた
ヤバい、と思ったがもう完全に手遅れで、すぐに玄関に移動し過ごしたが、数日で足の指が細くなり始め、両足ともミイラの様に干からびていった
最初は少し痛がっているような素振りも見せていたけれど、そんな素振りも次第に無くなり、凍傷から二週間ほどっ経った時に片足を失い、そしてそれから一週間ほどで、もう片方も失ってしまった
人間で言えば、足首から先を失った形だ
飼い方を誤った事を悔やんでも、もう手遅れ過ぎて何も言い訳出来ない
卵からヒヨコを孵す前に自分たちの考えをまとめた結論は、この自然の中で生きられなかった者がいた時は、申し訳ないけれど淘汰されても仕方がないと言う事だった
でも実際に飼って、命を落としたり怪我をさせてしまった時には、そう簡単に割り切れるものでもなかった
毎日不自由な足で懸命に生きる姿を見ていると申し訳ない気持ちしか生まれないけれど、夜中から朝から夕方まで、元気にコケコッコーと鳴く声を聞いて、美味しそうに菜っ葉やお米を食べる姿を見ると少し救われた気にもなる
そんな中、時々ニュースで鳥インフルエンザの話題が流れる
〇万羽を殺処分した・・・と
もちろん感染を防ぐ必要性は認めるが、殺処分で済む問題ではない
新型コロナでもわかったはずだが、感染リスクを下げる為に必要なのは、「密」を避けることだ
養鶏でも同じで、密を避けなければ、感染リスクは下がらない
人間は馬鹿じゃないなら、殺処分をする前に、感染リスクを下げる為に密状態を回避する策を考えるべきだろう
今のシステムの養鶏を全面的に禁止にして、面積当たりの鳥の数を制限する
当然卵や鶏肉の値段は上がるが、必要ならそのくらいの出費負担を消費者に負わせるのは仕方ないだろう
自分で飼っていれば、卵が一個10円なんてあり得ない
鶏肉が100g70円も、あり得ない
命の値段の付け方が、工業製品以下だなんて、今の世の中が間違っている
そして命の扱いも同様に
両足切断したヘタちゃんも、もう少し暖かくなったら鶏小屋内に部屋を作って、みんなと一緒に過ごせるようにします
ヘタちゃんと一緒に玄関にイケメンちゃんもいるのだけど、イケメンちゃんはメスで、オスに襲われ怪我をした感じだった
歩くのが不自由になったけれど、すごく元気なので、ヘタちゃん同様に暖かくなったら部屋に移動してもらおうと思います
命を飼うのは喜びばかりじゃなくて、辛すぎることも受け入れなければならないけれど、それ以上に受け取れるものがたくさんあります
自分の人生がどこまであるのかもわからないけれど、生きている限りは、生きている者同士で、お互いの温もりを感じ合いながら生きられたらと思います
ちなみに昨日は、日本海、増毛まで釣りに行きました
烏骨鶏たちの餌用のチカを釣りに行きましたが、昨夜の雨と雪解け水が表土を削って土で濁った水になり、それが海を濁らせ埋め尽くしたおかげで、魚がまるで居ない海になっていました
結果、坊主
慣行栽培で地力が無くなり、表土が削られ易くなった事も一因です
美瑛も、その原因の一つです
早急に対策を取らないと、手遅れなのが更に手遅れになりますよ
人間なんだから、解決しなきゃでしょ
いい加減、慣行栽培減らしましょうよ、美瑛町
今、玄関で療養中?と言うか、鶏小屋には返せないでいる状態です
ヘタちゃんは、生まれてから飼っていた「ダンボール箱」を食べるのが大好きで、庭で遊ばせていると毒っぽいキノコやべろべろになって腐ったような得体の知れない物を食べるのが得意だった
その結果、具合が悪くなったりすることが多く、脚の麻痺があって止まり木にも上手く止まれなかったりしていた
冬の間も止まり木にうまく登れないのに登ろうとして、怪我でもしたら大変だからと地面に置いたコンテナの中で過ごしていた
床にはもみ殻を敷いてはいたけれど、今思うと気休め程度の断熱にしかならなかったに違いない
12月には氷点下30度近くまで下がった日が数日あり、また異常な低温が続いた事もあって、鶏小屋の中でも氷点下12℃まで下がってしまった
地面に置いたコンテナの中も、それ以下に冷え込んでいたのだろう
ヘタちゃんが何か足を気にしているなぁと思ってその足を見ると、土の付いた足の体温は奪われ、完全に凍った土が足にまとわり付いていた
ヤバい、と思ったがもう完全に手遅れで、すぐに玄関に移動し過ごしたが、数日で足の指が細くなり始め、両足ともミイラの様に干からびていった
最初は少し痛がっているような素振りも見せていたけれど、そんな素振りも次第に無くなり、凍傷から二週間ほどっ経った時に片足を失い、そしてそれから一週間ほどで、もう片方も失ってしまった
人間で言えば、足首から先を失った形だ
飼い方を誤った事を悔やんでも、もう手遅れ過ぎて何も言い訳出来ない
卵からヒヨコを孵す前に自分たちの考えをまとめた結論は、この自然の中で生きられなかった者がいた時は、申し訳ないけれど淘汰されても仕方がないと言う事だった
でも実際に飼って、命を落としたり怪我をさせてしまった時には、そう簡単に割り切れるものでもなかった
毎日不自由な足で懸命に生きる姿を見ていると申し訳ない気持ちしか生まれないけれど、夜中から朝から夕方まで、元気にコケコッコーと鳴く声を聞いて、美味しそうに菜っ葉やお米を食べる姿を見ると少し救われた気にもなる
そんな中、時々ニュースで鳥インフルエンザの話題が流れる
〇万羽を殺処分した・・・と
もちろん感染を防ぐ必要性は認めるが、殺処分で済む問題ではない
新型コロナでもわかったはずだが、感染リスクを下げる為に必要なのは、「密」を避けることだ
養鶏でも同じで、密を避けなければ、感染リスクは下がらない
人間は馬鹿じゃないなら、殺処分をする前に、感染リスクを下げる為に密状態を回避する策を考えるべきだろう
今のシステムの養鶏を全面的に禁止にして、面積当たりの鳥の数を制限する
当然卵や鶏肉の値段は上がるが、必要ならそのくらいの出費負担を消費者に負わせるのは仕方ないだろう
自分で飼っていれば、卵が一個10円なんてあり得ない
鶏肉が100g70円も、あり得ない
命の値段の付け方が、工業製品以下だなんて、今の世の中が間違っている
そして命の扱いも同様に
両足切断したヘタちゃんも、もう少し暖かくなったら鶏小屋内に部屋を作って、みんなと一緒に過ごせるようにします
ヘタちゃんと一緒に玄関にイケメンちゃんもいるのだけど、イケメンちゃんはメスで、オスに襲われ怪我をした感じだった
歩くのが不自由になったけれど、すごく元気なので、ヘタちゃん同様に暖かくなったら部屋に移動してもらおうと思います
命を飼うのは喜びばかりじゃなくて、辛すぎることも受け入れなければならないけれど、それ以上に受け取れるものがたくさんあります
自分の人生がどこまであるのかもわからないけれど、生きている限りは、生きている者同士で、お互いの温もりを感じ合いながら生きられたらと思います
ちなみに昨日は、日本海、増毛まで釣りに行きました
烏骨鶏たちの餌用のチカを釣りに行きましたが、昨夜の雨と雪解け水が表土を削って土で濁った水になり、それが海を濁らせ埋め尽くしたおかげで、魚がまるで居ない海になっていました
結果、坊主
慣行栽培で地力が無くなり、表土が削られ易くなった事も一因です
美瑛も、その原因の一つです
早急に対策を取らないと、手遅れなのが更に手遅れになりますよ
人間なんだから、解決しなきゃでしょ
いい加減、慣行栽培減らしましょうよ、美瑛町
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