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2018-08-22(Wed)

養鶏の姿

当たり前のように食べている卵、そして鶏肉

焼き鳥などは、祭りでも良く食べられてるし、口にする事も多い

自分自身も送迎などで祭りに行くと、買いはしないがもらうと食べる

元々は生き物なので、殺して肉にするのは容易に想像もつく

鶏肉用の鳥は、多くは成長の早い品種のニワトリが選ばれる

卵から孵り、約50日育てて、殺して肉になる

たった50日の命



では食用の卵はどうか

卵は卵から孵ったニワトリのメスが、大人になって生み始める

生まれて3か月以上経つと卵を産み始め、1年から2年、ほぼ毎日卵を産み続ける

餌を与えてもあまり卵を産まなくなったり、怪我や病気になると、殺される

そこは生き物を飼うと言うよりも、やはり工場そのもの

こんな場所に閉じ込められて一生過ごすのは、さぞかし辛い事だろう

運動も出来ず、砂浴びも出来ず、はばたく事も、仲間とも遊べず、餌と水を与えられ、上から落ちて来る仲間の糞にもまれ、卵を産まされ続ける

こんな飼い方しているがために、鶏自身に自然治癒力も育たないために、病気にもかかりやすい

卵を産むので体内のカルシウムが卵に使われ、骨がもろくなる

カルシウムをえさに混ぜてはあるが、体内に蓄積できる程の時間が無い

ニワトリ自身の品種改良で卵を産むことに特化しているので、代謝の事など問題にならない

そうして役目を終えるまで、卵を産むだけのマシーンになる

最近流行りの鳥インフルエンザは、そうした飼い方による弊害でもある

鳥インフルエンザにかかり、殺される鶏たち




卵を産む雌は、2年くらいは生きられるかもしれない

でも卵を産まない雄はどうなるのか…

養鶏用の鶏は、生後すぐに雄雌の判定をされる

雌は養鶏場へ向かうコンテナに詰められて、出荷を待つ

雄は・・・(ハッキリ言って、次の動画見ない方が良い)

生まれた当日か、その次の日

短い命を終える


日本で採卵用に飼われているニワトリは、年間でおよそ1億4000万羽

雌の数がそれだけの数という事は、雄の数も同じようにいる

単純に、年間で3億羽のヒヨコが生まれているはず

生まれつき小さかったり障害があったりするヒヨコは、雄同様に出荷されずに処分される

人間の数より多くのヒヨコたちが、動画のように殺されている現実



烏骨鶏を飼ってから知る「配合飼料」の恐ろしさ、養鶏業の異常さ

それを知ってか知らないのかはわからないが、その上に成り立つ現代の社会と人々

生きる為には食べ続けなければならないけれど、何を食べているのかは知るべきだと思う




写真のガイドをしている時、お客さんでこんな人がいた

会社を経営している社長さんばかりで、数人のグループを案内していた

自分と話をしていて、北海道はアイヌが先住民族で・・・、なんて話をしていたら

「先住民族はみんな野蛮人だ」と言ったのには驚いた

さらに、夕食の時間だったので宿に向かうと、「どこか美味しいレストランありませんか?」と聞かれるので、「あまり知りません」と答えると、町内の居酒屋に行く事になった

宿の夕食はどうするのかと思っていたら、宿に電話して「突然知り合いに会う事になったので、夕食はキャンセルして下さい。もちろん代金はお支払いしますので」と宿の食事をキャンセルしてしまった

「お金さえ払えば問題無いから大丈夫」と・・・



ガイドをして、いろんな人を知り、本音も聞き、裏事情も知り、社会勉強にはなった

結果、ガイドをやめた今に至る

食べ物を粗末にする人の多さ、その食べ物は命そのものなのに・・・




我が家の烏骨鶏たちは、生を全うするまで、一緒に暮らす

もちろん、雄だろうが雌だろうが関係ない

さて昼飯

晴れて来たので、今日も午後には烏骨鶏たちを外に連れ出そう



畑の覚え書き・・・ディンケル小麦が穂発芽してしまったので、急遽全量種まきする事にした。2/3終え、残り1/3は後日。種は冷蔵庫に一時保管中。ディンケルの栽培の難しさを知った。

大根も種まきした。

今後は、人参畑の草取り。秋用葉物野菜の播種と、ニンニクの処理・・・。
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プロフィール

豊瀬 恒介

Author:豊瀬 恒介
ご訪問くださり、ありがとうございます!自然写真家であり、自然循環栽培(無農薬・無化学肥料・草生栽培)で自給自足を目指しています。その他、木工品を作ったり、天然酵母のパンを焼いたり、釣った魚を卸したり、観光バスの運転もしています。人生一度切り、自分の想うがままに生き、悔いの無い人生を歩みたいです。

掲載写真・文章等の著作権・版権・使用権等作品に附随する全ての権利は豊瀬恒介にあります。無断使用・無断転載は厳禁です。

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