生きてこそ
この公演の内容はハンセン氏病についてのものだった。パンフから抜粋させて頂くと、「1965(昭和40)年、冬。森田ミカは、保母を目指し夜間の短大に通っていた。そんなある日、、ミカの手の甲に現れた赤いアザ。恋人からも勧められ病院に行くミカ。そこで伝えられた診断結果はハンセン氏病、当時ライ病と呼ばれる病気だった。彼女が向かった療養所で出会う人々、衝撃的な真実・・・」
自分自身、ハンセン氏病という名前は知っていたが、つい最近(平成8年)まで、隔離政策(ライ予防法)が続いていたことは知らなかった。自分が無知だったことの恥ずかしさと、ハンセン氏病に対する差別のひどさ、決して他人事では済まされない現実の問題に、この問題を考えさせられるとともに、人間としての生き方を問う素晴らしい公演だった。もし自分の周りにハンセン氏病の人がいたら、きっと差別してしまったかも知れない・・・正直そう思います。それより何より今まで自分が見たの公演の中で、最高に感動したものでした。
演じているのが学生とは思えない、素晴らしい演技力と感性に、たった一度の公演で終わって欲しくないものでした。感動のあまり、涙が出てしまいましたよ。心の中で「おまえら最高だよ!」と言ってしまいました(おまえらなんて、偉そうですが・・・すみません)。
そもそも何でこの公演に行ったかというと、自分が20代半ばに学童保育所の指導員をさせて頂いていたのですが、その時の小学生がこの公演の出演者(学生)なのです。本州にいた彼女が、たった一人で北海道にやってきて、素晴らしい学生生活を送っていることを知って、彼女にも会いたいし、仲間の学生や先生がどんな人達なのか会ってみたくて、はるばる4時間かけて行ってきたのです。
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