ツエーゲン金沢→ 柳下監督が就任して2年目となる金沢は昨オフに元エースのMF清原の獲得に成功するなど申し分ない補強ができた。クラブ規模・資金力・ブランド力などを加味すると「これ以上を望むのは難しい。」と言えるほど完璧に近い補強ができたので上位進出ならびに躍進を期待する声は多かったが34節を終えた時点で11勝13敗10分けで勝ち点「43」。ここまで15位。プレーオフ争いに絡むことは出来なかった。
金沢クラスの規模のチームの場合、毎オフ、補強を成功させるのはほぼ不可能である。ある程度の運にも恵まれないといけないので「上位進出や躍進のチャンスが巡ってくるのは何年かに1度」と考えられる。なので、今シーズンのように期待値の高いシーズンはサポーターの期待に応える結果を残さないとクラブとして大きく発展するのは難しい。そういう意味ではやや残念なシーズンになっている。
2017年に飛躍したDF石田崚とMF宮崎幾が今シーズンは低調。伸び悩んだのは痛かった。さらに2017年は42試合で16ゴールと大活躍したエースのFW佐藤洸が25試合で3ゴールのみ。精彩を欠いたのも大きな誤算だった。計算外の出来事は少なくなかったが20才のDF庄司がDFリーダーに成長。フォワードの軸になったFW垣田の飛躍ならびに大卒ルーキーのDF毛利の活躍はポジティブな出来事だった。