■ オフに突入して1年目Jリーグは全日程が終了していよいよストーブリーグに突入した。初日となる12月21日(月)はDF進藤(札幌→C大阪)やDF新井直(新潟→C大阪)やFWウェリントン(ボタフォゴSP→湘南)などの移籍が確定した。DF進藤とDF新井直の2人については「C大阪への移籍が確実」と報道されていたので驚きはなかったが事前に全く移籍に関する情報が流れていなかった(と思われる)MF大谷駿(富山→金沢)の移籍はサプライズだった。
MF大谷駿は大卒2年目になるが2019年は秋以降にブレイクして22試合で9ゴール2アシストと活躍した。プロ初ゴールを挙げたのは21節のSC相模原戦(H)だったので初ゴールを挙げた時期は遅かったがそこからの9試合で8ゴールを記録するなど躍動して一気に注目を集める存在になった。FW平松とともに秋以降に快進撃を見せた富山の中心になったがJリーグでもトップクラスのスピードを武器にゴールを量産した。
インパクト大のプレーを見せたので「J2のクラブなどに引き抜かれるのは確実」と思われたが予想に反して早い段階で富山への残留が確定した。「MF大谷駿の慰留に成功したことが今オフの富山の最大の補強」に思えたが一転して2020年は苦しいシーズンになった。なかなか結果を出せずに19試合で2ゴール0アシスト。期待を大きく裏切ってチームも9位に沈んだ。J2復帰のチャンスの1年だったがまたも昇格は逃した。