センターバック編→ 「東京世代」のウリの1つはCBである。「185センチを超えるCB」ならびに「左利きのCB」がたくさんいる。ロンドン世代のときはサイズのあるCBがほとんどいなくて当時の関塚監督は大いに苦労したが手倉森JAPANはDF植田直(鹿島)とDF岩波(浦和)を筆頭に有望なCBを多数抱えていた。「CBが日本サッカー界の弱点」と言われて久しいが若い世代はむしろCBが豊富。有望視されるCBは目白押しである。
森保JAPANは3バックが基本になると思うが、当然、軸となるのはDF中山雄(柏)である。2017年にはJ1のベストヤングプレーヤー賞に選出されているが実績でも経験値でも頭1つ抜けている。ただ、ユーティリティー性を持った選手なので左WBやボランチでもプレーできる。「CB以外のポジションで起用される可能性」は少なからずあるがレギュラーから外れる可能性は相当に低い。東京世代の顔の1人である。
左利きのDF中山雄を3バックの中央で起用するのか?3バックの左で起用するのか?は興味深いところであるが「CBの人材は豊富であるがボランチはやや手薄。」という東京世代の特徴を踏まえるとリオ五輪代表のときのDF遠藤航(浦和)のパターンと同じで「DF中山雄をボランチの位置で固定する。」というのも十分にあり得る。技術が高くて戦術理解度の高い選手なのでボランチでも問題なくプレーできるだろう。