ボランチ編→ J1だけでなくJ2やJ3でも「経験豊富なボランチ」を多数有しているチームがほとんどなので若手が台頭しにくいポジションである。それもあって若年層の日本代表ではボランチが問題点になるケースが意外と多い。東京世代も同様でアタッカーやSBやCBのポジションと比べると所属クラブで出場機会に恵まれない選手が少なくない。20才そこそこの選手がボランチで存在感を発揮するのは簡単なことではない。
そういう事情から「ボランチの軸になるのは誰なのか?」は予想しにくかったが昨年の12月に行われたM-150カップならびに今年1月のU-23アジア選手権のときにMF神谷(愛媛FC)が中心として活躍。リーダーシップを発揮して中心になりつつある。現時点ではMF神谷がボランチの争いの中で頭半分ほど抜け出している。出場機会を求めて愛媛FCに移籍したが順調に出場機会を確保して成長することが期待される。
そのパートナー役としてはMF松本泰(広島)やMF針谷(磐田)やMF井上潮(東京V)などが試されている。MF松本泰は森保監督が広島を指揮していた時期に加入してきた選手なので監督のやり方を理解している点が武器となる。MF針谷とMF井上潮は同系統の選手になる。サイズには恵まれていないがテクニックがあって抜群のサッカーセンスを持っている。森保監督はMF針谷やMF井上潮のような選手を好むようだ。