右ウイングバック編→ 森保監督は広島時代と同様で「3-4-2-1」を五輪代表でもメインで採用している。昨年の12月に行われたM-150カップのときは4バックを試した試合もあったが基本は3バックになるだろう。当然、3バックと4バックではサイドプレーヤーに求められるものが大きく変わって来る。本格的に3バックを採用するのであればアタッカー系の選手やスピードのあるフォワード系の選手をウイングバックで起用することもできる。
SBを主戦場としている選手にとっては競争相手が多くなるので大変になるが東京五輪の右WBのポジション争いはDF藤谷(神戸)が中心になると考えられる。DF高橋峻(神戸)がいて、さらにMF小川慶(神戸)が今シーズンはSBに挑戦しているので神戸でポジションを確保できているわけではないが抜群のスピードを持っており、ポテンシャルとしては超・一級品と言える。U-23アジア選手権でも主軸として活躍した。
対抗はDF菅原(名古屋)である。高校2年生ながら名古屋のトップチームでCBのポジションを確保。開幕ダッシュに成功した名古屋を支えているが(CBではなくて)右WBのレギュラーの候補となる。179センチとSBやWBとしては十分すぎるほどのサイズを持っており、身体的な能力も高い。攻撃面でも守備面でも大きな貢献ができる稀有なタレントである。1番下の学年になるがポジション争いに絡んでくる可能性が高い。