アタッカー編→ このポジションが森保JAPANの最大の強みとなるのは明らかである。MF堂安(FCフローニンゲン)、MF三好(札幌)を中心に能力の高い選手がたくさんいるが森保JAPANは「3-4-2-1」が基本のシステムになっているので内山JAPANのときは「2トップの一角」で起用されたFW岩崎(京都)やFW岸本(水戸)などもアタッカー(2列目)の候補となる。もともと人材が豊富なポジションだったがさらに激戦区になった。
軸になるのはMF堂安(FCフローニンゲン)だろう。U-20W杯の本大会でも4試合で3ゴール。目覚ましい活躍を見せてエールディビジでも存在感を発揮している。彼が東京五輪代表チームの顔的な存在になる可能性が高い。内山JAPANのときは右SHで起用された。一方、左SHで起用されることが多かったMF三好(札幌)も攻撃の中心候補に挙げられる。U-23アジア選手権のときは10番を背負って攻撃の軸となった。
2001年生まれなので厳密に言うと東京世代ではないが16才のFW久保建(FC東京)も有力なレギュラー候補である。J1でも実力を発揮しつつある。年齢的なハンディを感じさせない選手である。悩ましいのはMF堂安、MF三好、FW久保建の3人はいずれも左利きのアタッカーになる点である。「4-2-3-1」や「4-2-2-2」を採用するのであれば3人を併用することができるが「3-4-2-1」になると同時起用は難しくなる。