■ 初のプレーオフ出場のチャンスロティーナ監督を招聘した東京ヴェルディは18位からの巻き返しを図ったが37節を終えた時点で17勝11敗9分けで勝ち点「60」。プレーオフ圏外となる7位に位置するが6位の徳島と全く同じ勝ち点を稼いでいる。5位の松本山雅との差も「1」のみなのでプレーオフ争いに参加している。2012年にプレーオフ制度が導入されたが東京Vはプレーオフに出場した経験はない。プレーオフ進出となるとクラブ史上初となる。
開幕当初は堅守が目立っていたがここ最近は攻撃陣の頑張りが目立っている。37試合で58得点/45失点となるが総得点は77得点の名古屋、63得点の徳島、60得点の千葉に次いでJ2で4番目となる。FWドウグラス・ヴィエイラとFWアラン・ピニェイロの2人がともに16ゴールを挙げている。昨シーズンはFWドウグラス・ヴィエイラが6ゴール、FWアラン・ピニェイロが3ゴールだったので「2人揃って覚醒した。」と言える。
シーズンの途中までは3バックを採用してきたが思うように結果が出なくなった夏場に4バックに変更した。大きな変化と言えたがボランチあるいはアンカーの位置で起用されているMF内田達が「今シーズンの東京Vの影のMVP」と言える。G大阪からの期限付き移籍となるが東京Vならびにロティーナ監督のサッカーにジャストフィットして攻守の要として大きな存在感を発揮している。インターセプト数はJ2で最多となる。