■ 難しいシーズンに挑む阪倉監督多くのクラブがオフシーズンに入ったJ2では、まず、栃木SCが松本育夫監督に代わってヘッドコーチだった阪倉氏が監督に就任することになった。シーズン途中に松本監督がバトンを受けたが、「阪倉コーチが選手交代などを行っている。」という話があったので、2010年にサガン鳥栖でやっていたこと(尹晶煥コーチがチームを見ていた。)と同じような感じだったと思うので、この交代については既定路線と言える。
栃木SCは資金面で問題を抱えており、レンタル移籍のMFクリスティアーノはもちろんのこと、FWサビアやMFパウリーニョといった助っ人を引きとめるのは難しいだろう。今シーズン、松本監督になってから快進撃を見せて41節までPO出場の可能性を残して、最終的には9位だったが、来シーズンは、戦力が大幅に低下するのは確実である。「J1昇格」というよりも「J2残留」という方が現実的な目標となる。
同じく経営危機が表面化した福岡はプシュニク監督の続投が決まった。経営状態としては栃木SCよりも苦しいので、通訳にかかる費用など監督の年俸以外で+αのお金が必要となる外国人監督ではなくて、日本人監督に代えるべきではないかという意見もある。したがって、プシュニク監督の続投に否定的な声もあるが、こういう状況に陥ったとき、どこを最優先で節約するべきかというのは、判断が難しい。
当然、プシュニク監督の続投となると、他の部分で節約しなければならなくなるので、有望な選手を引きとめるのは、難しくなる。したがって、戦力ダウンは避けられないが、話にならないほどチームとして結果が出なくなると、今よりも観客動員数が減って、さらに難しい立場になることが容易に想像できる。スタイルを持った指導者なので、「監督を引きとめることを優先した。」という判断は悪くは無い。
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◆ まとめ #653 【J2】 気になる監督人事について (2013/12/3)
・難しいシーズンに挑む阪倉監督
・勝負のシーズンとなる反町監督
・5年目となる影山監督
・FC岐阜はラモス監督になるのか???
→ POと入替戦を残すだけとなったJ2は、下位に低迷したチームを中心にして、いくつものチームが監督を交代させていますが、富山・岡山・松本山雅・福岡などは、続投となることがすでに発表されています。松本山雅の反町監督の続投は当たり前と言えますが、岡山の影山監督、富山の安間監督については、賛否両論ある中での続投となるので、2014年はプレッシャーがかかります。
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