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#1964 G大阪 vs 関西学院大、山口 vs 岡山、徳島 vs 町田、愛媛FC vs 大分 (2018/6/12) | | |　

【天皇杯：2回戦】ガンバ大阪 vs 関西学院大 (パナソニックスタジアム吹田)

→　天皇杯の2回戦。ここからJ1勢が登場する。J1のG大阪は兵庫県代表の関西学院大と対戦した。大学サッカー界の古豪の関西学院大と対戦したG大阪だったが立ち上がりから押し込まれる展開になった。関西学院大はたびたびゴール前のチャンスを作ったが決められず。0対0のままで時計が進んでいく。後半42分にサイド攻撃からボランチのMF岩本が決めてアウェイの関西学院大が先制に成功するが直後の後半44分にDF三浦弦のゴールでG大阪が1対1の同点に追いついた。15分ハーフの延長戦に突入した。

開始早々の前半2分に途中出場した1年生のFW山見が個人技から決めて勝ち越しに成功する。2対1で勝利した関西学院大がGIANT KILLINGを果たした。G大阪はW杯代表のGK東口、怪我のMF今野を除くと「現時点ではベストに近い布陣」だった。ルヴァン杯の2ndレグを控えているのでメンバーを大きく入れ替える手もあったと思うがターンオーバーは採用せず。本気度の高いスタメンだったがまさかの敗戦となった。前半のシュート数はG大阪が4本、関西学院大は8本。数字通りで前半は関西学院大がペースを握った。

さすがに後半になるとG大阪が押し込む展開になったがGK妻鹿が奮闘。好セーブを連発した。はるかに格上のチームを相手に勝利するにはキーパーの活躍は不可欠である。絶体絶命のピンチを4度ほど防いだ。関西学院大は関西の大学サッカー界の中心の1つなので「Jリーグのユースでプレーしていたがトップ昇格を果たせなかった選手」が多く入学する。卒業後のプロ入りを目指す選手が多くなるが右SBのDF高尾は名古屋U18出身。プロ注目の右SBになる。先制ゴールを決めたMF岩本もG大阪ユース出身となる。

G大阪はまさかの失態。押し込まれた末に0対0で終えた前半終了のホイッスルが鳴った瞬間もスタジアムは大きなブーイングが鳴り響いたが試合終了後は騒然とした雰囲気になった。J1のリーグ戦で不振を極めている中での大学生相手の敗戦である。クルピ監督の立場はさらに厳しくなった。後半の頭からMF妹尾とMF食野を投入。この2人が入ったことで攻撃は活発になったがMF妹尾は大チャンスで決められず。こういう状況なので若い選手が結果を出して悪い流れを変えたいがなかなか結果にはつながらない。

【J2：第18節】レノファ山口 vs ファジアーノ岡山 (維新みらいふスタジアム)

→　9勝3敗5分けで3位の山口と8勝3敗5分けで5位の岡山の上位対決は序盤はどちらかというとアウェイの岡山が優勢。前半7分にFW仲間がキーパーと1対1の決定機を迎えたが決められず。すると前半33分に右サイドに流れたMF池上の左足のクロスから大卒ルーキーのMF山下敬がヘディングシュートを決めてホームの山口が先制に成功する。追いかける展開になった岡山は終盤に187センチのFWリカルド・サントスを投入。パワープレーを仕掛けたが実らず。1対0で山口が逃げ切って上位対決を制した。

中国ダービーを制した山口は自動昇格圏となる2位に浮上した。これで7試合負けなし。7試合で4勝3分けと順調に勝ち点を積み上げている。J2で最少失点の岡山が相手だったがサイド攻撃から先制ゴールを奪った。大卒2年目のMF池上は5アシスト目。2017年は20試合で1ゴール1アシスト。多くのプレー時間を得ることは出来なかったが2018年は飛躍のシーズンになっている。残念ながらケガの影響なのか、前半途中で下がったがゴールに絡む機会が非常に多い。精度の高い右足のキックは山口の新しい武器になっている。

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◆　まとめ

　#1964 G大阪 vs 関西学院大、山口 vs 岡山、徳島 vs 町田、愛媛FC vs 大分 (2018/6/12)

→　天皇杯の2回戦のG大阪 vs 関西学院大など計4試合をクローズアップしました。注目を集めたJ2の上位対決はホームの山口が勝利しました。大卒ルーキーでインサイドハーフでプレーしているMF山下敬が決勝ゴールを奪いました。開幕ダッシュに成功した岡山はここに来てペースダウンしています。大分や山口との差が広がってきたので「悲願のJ1昇格」に向けて踏ん張りどころを迎えています。

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