■ 物議を醸しているのは・・・。1勝3敗3分けと出遅れたモンテディオ山形は4月3日(日)に行われたJ2の第8節でファジアーノ岡山と対戦した。岡山は開幕ダッシュに成功したがここ4試合は0勝2敗2分けと勝ちなし。順位も10位まで後退した。どちらにとっても勝って流れを変えたい試合だったが後半47分に途中出場した岡山のFW木村太が劇的な決勝ゴールを決めて1対0でアウェイの岡山が勝利した。岡山は5試合ぶりに勝ち点「3」を獲得した。
山形はこれで6試合勝ちなしとなったが物議を醸しているのは前半11分に出された山形のGK後藤雅のレッドカードになる。岡山が左サイドでスローインを獲得してDF徳元がロングスローを投げた後の攻防だったので山形の右SBのDF半田は持ち場を離れていた。中央のやや左サイド寄りでボールを受けたが慣れたポジション(立ち位置)ではなかったことが災いしたのか、GK後藤雅へのバックパスがミスになってしまった。
スピードのあるバックパスだったのでそのままゴールに入りそうな状況だったが咄嗟の判断でGK後藤雅は手でボールを処理した。バックパスを取られることは覚悟した上で失点の阻止を優先したがこれでレッドカードが出された。山形はその後の80分以上を10人で戦うことになったが後半のアディショナルタイムに失点をして0対1で敗れた。勝ち点「1」まであと少しのところに迫っていたが守り切ることは出来なかった。