モンテディオ山形2019年は6位でプレーオフ出場を果たすと1回戦はアウェイで大宮に勝利。プレーオフの2回戦に進出したが徳島に0対1で敗れて2015年以来のJ1復帰を逃した。3年間指揮した木山監督がチームを離れて愛媛FCや京都で監督を務めた石丸監督を招聘。MF坂元(C大阪)とDF柳(仙台)が抜けたものの主力の流出は最小限にとどまったので「上位候補の1つ」と言われていたが24節を終えた時点で7勝9敗8分けとなる。
16位に位置するが6位の新潟との差は「8」。例年であれば「まだまだプレーオフ出場が狙えるポジション」になるが今シーズンは新型コロナの影響でプレーオフがなくなった。2位の福岡との差は「17」なので逆転するのは難しい。「2021年もJ2で戦うのは間違いない。」と言えるが就任1年目であることを考えると「石丸監督は続投する可能性が高い。」と言える。石丸監督にとっても「勝負の2年目」になるだろう。
24試合で26得点/26失点になる。8月中旬に守備の要であるDF栗山がアキレス腱を断裂して、9月末にはGK櫛引が左膝前十字靭帯断裂という大怪我を負った。GK櫛引はまだ離脱して間もないがDF栗山は10節以降は欠場が続いている。どちらも全治6か月と診断されているので「今シーズン絶望」の大怪我だったが24試合で26失点なので「DF栗山と(GK櫛引)を欠いている割には失点数はそこまで多くない。」と言える。
誤算は攻撃陣になる。昨シーズンはで38試合で12ゴールを挙げたFW大槻周が低調。22試合で3ゴールとなる。得点源として期待されたFWヴィニシウス・アラウージョはここに来てチャンスメーカーとしてチームに貢献するようになっているが19試合で1ゴール2アシストというのは期待を大きく裏切る成績である。MF山岸祐がチーム最多の6ゴールを挙げているが10月6日(火)に福岡への電撃移籍が発表された。