コンサドーレ札幌→ ペトロヴィッチ監督になって2年目の札幌は「クラブ史上初のACLの出場権獲得」を目指している。残りは8試合になったが11勝9敗6分けで勝ち点「39」。7位に位置する。3年連続でのJ1残留はほぼ確実と言えるが3位の横浜FMとの差は「9」。31節に横浜FM戦(A)を控えているが残り8試合で9差なので「3位でのACLの出場権獲得」はかなり難しくなってきた。「4位でのACL出場」が現実的な目標になるだろう。
天皇杯でベスト8に進出した鹿島が「J1のリーグ戦で3位以内に入って、かつ、天皇杯を制する可能性」というのは決して低くはない。川崎Fや広島やC大阪や大分などとの4位争いになるが何とか4位に食い込んで吉報を待ちたいが長きに渡ってJ2でもなかなか勝てない時期が続いたことを考えると残留争いに巻き込まれることもなくJ1で上位争いに参加できている現状は幸せである。すっかりJ1に定着しつつある。
オフにFW都倉が流出して期限付き移籍だったMF三好も抜けたので「2人の穴」が心配されたがFW鈴木武蔵とMFアンデルソン・ロペスがしっかりと穴を埋めた。五輪代表のMF岩崎がほとんど試合に絡めずに伸び悩んだのは誤算だったが後半戦はFWジェイもコンスタントに活躍しており、MFチャナティップを中心とした攻撃陣は「J1屈指の破壊力を持つ。」と言える。アウェイで清水に8対0で大勝した試合は圧巻だった。
26試合で44得点というのはJ1で4番目となるがとにかく攻め手が豊富なチームである。いろいろなところからチャンスを作っていろいろな選手がゴールを決めることが出来る。FW鈴木武蔵とMFアンデルソン・ロペスが9ゴール、FWジェイが8ゴールを挙げているが、CBのDF進藤がチーム4位となる5ゴールを挙げている点も目に付く。また、DF福森晃も2ゴール6アシストを記録するなど左右のCBは強みになっている。