セレッソ大阪→ 尹晶煥監督が退任してロティーナ監督を招聘したC大阪はオフにチームの顔だったMF山口蛍(神戸)とFW杉本健(浦和)が流出した。さらには尹晶煥監督の元で類まれなユーティリティー性を発揮して2冠達成に貢献したMF山村和(川崎F)も抜けたので不安視する声は多かったが26節を終えた時点で13勝9敗4分けで勝ち点「43」。上位争いに参加している。クラブ史上4度目となるACLの出場権獲得のチャンスがある。
9節を終えた時点では2勝5敗2分けで勝ち点「8」。13位と出遅れたが10節以降は17試合で11勝4敗2分け。ハイペースで勝ち点を積み上げており、23節から4連勝中。勢いに乗っている。21節はFC東京にアウェイで0対3で敗れて22節はホームで鳥栖に逆転負け。2連敗を喫したが4連勝を達成して挽回に成功した。東京Vでの2年間も5位と6位。J2で好成績を残したロティーナ監督はC大阪でも結果を残している。
昨今のJリーグは「スペイン人ブーム」が巻き起こっている。スペイン人選手が激増しており、スペイン出身の監督も増えているが、スペイン出身の監督は意外と成功者が少ない。神戸のリージョ監督などは志半ばでチームを去ることになったがロティーナ監督は東京VでもC大阪でも十分な結果を残している。右肩上がりのシーズンになっていることを考えると「ACLの出場権を獲得しても不思議はない。」と言える。
62才というロティーナ監督の年齢を考えると「1年での勇退の可能性」はゼロではないと思うが普通に考えると続投だろう。ただ、東京Vを離れるときに「長期政権になることはあまり好まない。」と本人がコメントしているので続投となった場合でも2020年がC大阪での最終年になる可能性はかなり高いと考えられる。集大成のシーズンになる可能性は高いと思うが「悲願のリーグタイトル獲得」が最大の目標になるだろう。