清水エスパルス→ 2018年はFW北川航やMF金子翔やDF立田など若手が躍動して8位と健闘した清水は就任2年目となるヤン・ヨンソン監督の元、上位進出が期待されたが開幕から低迷した。11節を終えた時点で2勝7敗2分けで勝ち点「8」。11試合で11得点/27失点という成績だと「途中退任となるのも仕方がない。」と言える。篠田監督が就任したが監督交代後は17試合で8勝6敗3分けで勝ち点「27」。11位まで浮上した。
今シーズンもJ1の残留争いのレベルは高い。以前は『J1残留のために必要とされる勝ち点は「38」』と言われたが16位のチームがすでに勝ち点「31」を獲得していることを考えると勝ち点「38」では足りないだろう。昨シーズンは勝ち点「41」の磐田が16位になって参入決定戦に回ったが少なくとも勝ち点「41」は必要である。10勝12敗5分けで勝ち点「35」の清水は残り6試合で少なくとも2勝はしないといけない。
得失点差が「-20」とJ1でワーストレベルであることを考えると勝ち点「42」は欲しいところである。残り6試合を2勝3敗1分け以上で乗り切りたいが降格圏に低迷していた時期が長かったことを考えると「よく持ち直した。」と言える。篠田監督は福岡のときもFC東京のときも途中就任だったが指導者としての能力はまずまず高い。不調だったチームを立て直す能力に関しては日本人の指導者の中ではトップクラスである。
16位のチームとの差が「4」なのでまだ安心はできないがここ最近の戦いぶりを考えると何とか「J1残留」は果たせるだろう。夏に日本代表のFW北川航がラピード・ウィーンに移籍したのは痛手だったがベテランの域に入って来たMF河井がトップ下で活躍中。エースのFWドウグラスは不整脈の影響で出遅れたが24試合で12ゴールを挙げている。J1の得点王に絡んでおり、得点源として絶大な存在感を発揮している。