※ 2022年10月1日(土)の時点。
コンサドーレ札幌→ ミシャ体制になって5年目となる札幌も残留争いに巻き込まれている。GK菅野が怪我で離脱した時期に失点が積み重なって29試合で45失点。総失点は磐田に次いでJ1でワースト2位となる。ミシャ体制の1年目となる2018年はJ1で4位と「クラブ史上最高順位」を達成したが2019年は10位、2020年は12位、2021年は10位、今シーズンは30節を終えた時点で11位となる。4年連続で2桁順位になる可能性は高い。
もちろん、なかなかJ1に定着できなかった札幌にとって「2017年~2021年まで5年連続でJ1残留を達成している。」というのは高評価に値するが、やはり、2018年に4位になったことを考えるとここ数年の成績はやや不満足である。タレント力を考えると「J1残留で満足している選手やサポーター」はいないだろう。残りは5試合となったが1日でも早くJ1復帰を確定させることが出来るとオフの動きは取りやすくなる。
5年目となるミシャ体制はマンネリ化が進んでいる。広島時代も浦和時代もマンネリ化に陥って特に浦和時代の2017年は途中退任となった。「新戦力を獲得したとしてもミシャのサッカーに馴染むまで時間がかかる。」と言われるケースは多いがペトロヴィッチ監督は個人としてならびにチームとして結果が出なくなっても自らが信頼している選手をそのままレギュラーとして固定するケースが多い監督である。
「積極的に新戦力を発掘しようとするタイプの監督ではない。」という点が広島でも浦和でも札幌でも時間が経つにつれてチームがマンネリ化する一番の要因だと思うが昨オフに四方田監督を横浜FCに引き抜かれているので「後釜になりそうな監督」は現状ではおらず。良くも悪くも「ミシャと心中するしかない状況」である。四方田監督は横浜FCで好成績を残したので早期の札幌復帰は考えられない状況になった。