レバノン

2024年12月 9日 (月)

シリア崩壊

2024年12月8日
Moon of Alabama

 なぜこのような速さで、このようなことが起きたのか私はまだ完全には理解できていない。  
シリア政府、アサド一族の50年にわたる支配に衝撃的終焉- AP通信、2024年12月8日

 ベイルート(AP通信) — 反政府勢力の突発的攻撃が政府支配地域を駆け抜け、10日間で首都に侵入したことで、シリア政府は日曜早朝崩壊し、アサド一族による50年にわたる統治に衝撃的終止符が打たれた。

 シリア国営テレビは、バッシャール・アサド大統領が打倒され、刑務所に収監されていた全ての被拘禁者が釈放されたとする男性集団のビデオ声明を放映した。

 シリアのモハメド・ガジ・ジャラリ首相は、政府は反政府勢力に「手を差し伸べ」、暫定政府にその機能を引き渡す用意があると述べた。

 「私は家にいて、外に出ていない。これは私がこの国に属しているからだ」とジャリリはビデオ声明で述べた。午前中に事務所に戻って仕事を続けると彼は述べ、シリア国民に対し公共財産を傷つけないよう呼びかけた。

 アサド大統領が逃亡したという報道に彼は触れなかった。
 タクフィリ派テロリストとの戦いの最中、そして戦いの後、シリアは厳しい制裁を受けていた。シリア東部の主要資産はアメリカ管理下にあった。イスラエル空軍はシリア軍事インフラを意のままに爆撃していた。シリアは陥落寸前だった。

 レバノンで偽の停戦協定が締結されるとすぐ、トルコはタクフィリ派「シリア反政府勢力」をシリアに向けて放った。多くは外国人だった。彼らは非常によく武装し訓練されていた。彼らには(映像)暗視装置、ドローン、大砲、スターリンク通信や有能で専門的な指揮官がいる。

 シリア・アラブ軍は当てにならないことが判明した。部隊の中には姿を消した者もいた。圧力を受ける前に急いで撤退するよう命じられた者もいた。指揮官層にどれほどの人が潜入したり賄賂を渡されたりしたのかは疑問だ。

 過去数ヶ月、シリア同盟国のイランとロシアは反体制派とアサド政権間の妥協点を探ってきた。結局、バッシャール・アサドの頑固さを両国は克服できなかった。両国は罠にかけられていると感じ、それに引っかかるのを拒否した。

 シリアは今や崩壊しそうだ。報復として多くの血なまぐさい行為が起きるだろう。大勢の人々が避難を求めるだろう。

 「抵抗枢軸」は主要連結棒を失った。イランとレバノン間の物流は極めて困難になるだろう。

 だが、抵抗は続くだろう。

 私の目に留まったツイートをいくつか紹介する。

ドナルド・J・トランプ @realDonaldTrump - 2013年9月5日 23:17 UTC
シリアのテロリストは自らを反政府勢力と称し、罪を免れているが、それは我々の指導者たちがあまりにも愚かだからだ!

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Mark Sleboda @MarkSleboda1 - 2024年12月8日 4:27 UTC
シリアよ、安らかに。なんと早いのか。欧米/トルコ情報機関は、シリア軍と行政のほぼ全員を買収/買収/脅迫し、ひたすら撤退させ、シリアの石油と小麦に対する制裁と占領によって経済はひどく荒廃し、国家は抵抗できなかった。

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asad abukhalil أسعد أبو خليل @asadabukhalil - 16:17 UTC · Dec 7, 2024
数日前、バシャル・アル・アサド大統領に対し、枢軸が崩壊しつつあるとロシアが警告し、モスクワが承認したシリア反体制派との和解を促したとアル・アフバール紙のイブラヒム・アミンは書いた。アサド大統領は拒否した。エルドアンはアサド大統領と和解しようとしたが、アサド大統領は拒否した。彼が何を期待していたのか分からない。

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ダン・コーエン @dancohen3000 - · 2024年12月8日 2:51 UTC
シリア革命など存在しない。CIAが主導する反革命があるだけだ。両者は同じように聞こえるが全く正反対だ。

 宗教的少数派に対する憎悪で団結しトルコとイスラエルの支援を受けたジハード主義傭兵の競合する集団に、シリアは主権を奪われた。人類にとって暗い日だ。

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アロン・ミズラヒ @alon_mizrahi - 2024年12月8日 5:06 UTC
我慢して聞いてほしい。もし欧米諸国が、ロシアとイランがこれを広範囲にわたる長期にわたる流血の争いに変えて、疲れ果て、イランを弱らせて致命的打撃を与える計画に備えることに賭けているのなら、プーチン大統領がその餌に食いつかないのは理にかなっているだろう。そしてシリアを、自分の頭痛の種ではなく、欧米の頭痛の種にするのはどうだろう。シリアにおける利害と敵対関係の迷路をアメリカに進ませよう。

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asad abukhalil أسعد أبو خليل @asadabukhalil 16:17 UTC · Dec 7, 2024
私はシリア政権について良いことを言ったことは一度もない(そしてハフィド・アル=アサドの時代以来、政権を賞賛する言葉を書いたり言ったりしたこともない)が、シリアについて語りながら、シリア、レバノン、イラク、リビアの国家と社会を破壊するイスラエルとアメリカの計画について語らずにいられるだろうか? 政権がいかに醜悪なものであれ、アメリカとイスラエルは、それをもっと悪いものに置き換えられる。リビアとイラクを見ればわかる。アフガニスタンで、余にも嫌悪すべき政権をアメリカが樹立したため、人々はタリバンの方を好むようになった。

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マイケル・トレーシー @mtracey -· 2024年12月8日  5:59 UTC
現在シリアで権力を掌握しているハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)は、2018年5月17日にアメリカ国務省により特別指定国際テロ組織に指定された。この指定がいつまで続くのか、その「上限と下限」はどれくらいだろう?
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/12/syria-falls.html#more

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 Judging Freedom
AMB Craig Murray: Syrian Rebels & the CIA-Israel Connection 1:53
 Alex Christoforou Youtube
Damascus falls. Erdogan rules over Syria. Notre Dame globalist gathering. Trump-Elensky handshake 34:54
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
米国教授「アサドの崩壊をどう考えるか」、アサド政権倒したのはHTS大シリア解放機構。イスラム国の分派。アサド政権を支援してきた露、イラン、レバノンのヒズボラはいずれも困難に直面しシリア支援の余力なし。HTSはシリア内戦に注力。対米攻撃には参画していない。」トルコ資金提供

2024年10月15日 (火)

レバノン爆撃で、ヒズボラを更に強化するイスラエル



ルーカス・レイロス
2024年10月9日
Strategic Culture Foundation

 今レバノン社会はヒズボラに加わり、シオニスト占領との戦いに加わり始めている。

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 どうやら、一種の「ガザ 2.0」をレバノンで推進するとイスラエルは決定したようだ。シオニスト政権による最近の残忍な攻撃は、ヒズボラとの進行中の戦争で民間人を殺害するのをイスラエル当局が躊躇しないことを明確に示している。ネタニヤフ政権にとっては、たとえ無実の民間人であってもレバノン人とパレスチナ人全員正当な標的だ。

 ポケベルを使った不当なテロ攻撃や最近のベイルート空爆は、ガザで使ったのと同じ戦略を、レバノンでもテルアビブが利用する用意があることを示している。この戦略は国際法や軍事倫理の基本原則を一切尊重せず、軍・民間両方の標的を攻撃し、無差別に市民を殺害するものだ。

 この種の戦略をイスラエルが頻繁に選択する理由は数多くある。第一の理由は、シオニスト政権の軍事的な弱さによる。欧米諸国のプロパガンダで言われていることに反し、軍事的に、イスラエルは大きな弱点を抱えている。これは当然ながら地理的状況によるものだ。動員能力の低い小国で、地元住民が戦争に備えていない事実も考慮すると、イスラエルは従来の方法では紛争に勝てないことを恐れている。このため、政権は繰り返し無差別攻撃政策を選択し、民間人を全滅させ、敵を社会的、道徳的に不安定化させて、対称的な紛争を回避しようとしている。

 同じ意味で、イスラエルは過激思想に強く動かされる政治エリートが支配する国であることを理解する必要もある。イスラエルを支配する連合は、文字通りイスラエル社会の外にいる人を人間とさえ見なさない狂信者の一派に支えられている。実際は、イスラエルは原理主義狂信者が率いる国家プロジェクトで、たとえばISISが国家樹立に成功した場合に起きることと、さほど変わらない現実だ。これがイスラエルの意思決定者が全てのパレスチナ人とレバノン人(およびイラン人)を正当な標的と見なす理由だ。彼らにとって、アラブ人(とペルシャ人)は人間ですらない。

 結局、ヒズボラとの全面的地上戦を回避するため、あらゆる手を尽くしたいとイスラエルは考えている。この戦争に勝つのは不可能だと、シオニスト連中はわかっている。なぜなら、この地域のほとんどの正規軍より軍事力に優れたシーア派民兵は、この地での戦闘経験があり、2006年より更に屈辱的な敗北をテルアビブに与えるために必要な手段を全て備えているためだ。そのために、イスラエルは多数の兵士を南部に派遣する代わりに、少数の特定部隊だけ派遣し、犠牲者を最小限に抑え、実際の紛争地域外の標的、たとえばベイルートへの爆撃を拡大することに焦点を当てている。

 イスラエルにとって主な問題は、この種の戦略が容易に罠になりかねないことだ。シオニスト政権は、一般レバノン人を殺害し、非シーア派民間人を標的し、ヒズボラの闘争を一層有名にしている。主流メディアに騙される欧米世論とは反対に、レバノンは非常に多文化的な社会で、様々な社会的、宗教的集団があり、政治的立場も異なることが多い。ヒズボラは主に南レバノンのシーア派の政治的利益を代表しており、正統派キリスト教徒の強い支持を受けている。一方、東方典礼カトリック教徒(レバノンでは比較的多数派)とスンニ派イスラム教徒の間では、状況は、さほど似ておらず、歴史的にイスラエルを支持する人が多い。例えば、レバノンのカトリック民兵は過去の戦争でシオニストの利益を守るため自国民を攻撃し、既にイスラエルのために戦ったことがあるのを想起する価値がある。

 最近、ヒズボラはレバノンで益々人気と勢力を増しており、高レベルの政治や国家決定への参加を増している。ヒズボラはレバノン国民の間で人気が高まっており、シーア派政党から、レバノン社会全体を代表する政治勢力へと移行しつつある。一般レバノン人をイスラエルが攻撃すればするほど、レバノン社会はヒズボラを支持し、シオニスト政権に対する武力戦闘政策を支持するようになっている。

 言い換えれば、民間人を殺害することで、ヒズボラが正しいことをイスラエルはレバノン国民全員に明らかにしているのだ。レバノン国民全員が自分たちがイスラエルの標的だとはっきり認識しているため、シオニストの第五列が今後レバノンで影響力を持ち続ける可能性は非常に低い。まもなく、レバノンのキリスト教徒とスンニ派のほぼ全員が、シーア派と同じようにイスラエルを敵とみなすようになるだろう。

 イスラエルはこの措置によって軍事的大成功を収めるどころか、シオニスト計画に対抗してレバノン社会を団結させ過激化させる過程を更に加速させるだけだ。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/10/09/by-bombing-lebanon-israel-will-further-strengthen-hezbollah/

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 The Chris Hedges Report
Extermination Works. At First.

Israel will continue its mass killing to achieve its immediate goals, but in the long run the blowback from its genocide will doom the Zionist state.
Chris Hedges
Oct 14, 2024
 軍事オタクの国際事情知らず。木を見て森を見ず。
 UIチャンネル 第555回は必見。彼がアメリカに提出した論文の日本版を読みたいもの。
「石破新政権、『アジア版NATO』の支離滅裂!」 高野孟×鳩山友紀夫  1:21:30

2024年10月14日 (月)

イスラエル、アメリカ人ジャーナリストを投獄、国連平和維持部隊に発砲、ベイルートを爆撃、更に多くの子供を殺害、等



 かつては、アメリカ帝国が世界中で関与している個々の悪事について個別に記事を書くことができた。だが最近では、できるだけ多くの悪事に触れるために、一日一回の記事に大量の悪事を詰め込む必要性を益々感じている。

ケイトリン・ジョンストン
2024年10月11日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 かつては、アメリカ帝国が世界中で関与している個々の悪事について個別に記事を書くことができた。だが最近では、状況を把握するため、できるだけ多くの悪事に触れ、1日1回の記事に大量の悪事を詰め込む必要性を益々感じている。

 先週のイランによるイスラエルへのミサイル攻撃について現地で報道していたアメリカ人ジャーナリスト、グレイゾーンのジェレミー・ロフレドをイスラエルは逮捕した

 ロフレド容疑者に対する容疑には「戦時中に敵を支援し、敵に情報を提供した」ことが含まれるとイスラエル・ニュースメディア「Ynet」は報じており、同僚のグレイゾーン記者キット・クラレンバーグが指摘している通りイスラエルでは死刑に処せられる可能性がある。



 さらにグレイゾーンは声明で、イスラエル警察が記者を「機密性の高い治安施設内またはその付近へのミサイル落下位置を公表し、敵に知らせて将来の攻撃に役立てる目的で、重大な治安違反の疑いで」拘束していると正式に明らかにした。

 ロフレドのミサイル攻撃に関する報告には、イスラエル国防軍のネバティム空軍基地での爆発映像や、イスラエル諜報機関モサド本部近くにミサイルが着弾した場所の映像が含まれている。イラン・ミサイルがCIA本部の真横に着弾し、外国人ジャーナリストであっても、この大ニュースについて報道するのをアメリカが死刑で禁じたらどうなるか想像してほしい。

 興味深いことに、同じことが他の外国報道機関に報道されているが逮捕者は出ていない。ジャーナリストのダン・コーエンがツイッターで指摘した通り、 PBSニュースのニック・シフリンの報道でもモサド本部近くの爆発現場の映像が取り上げられているが、シフリンは逮捕されていない。おそらくロフレドが特に注目されているのは、この特定の事件での彼の仕事よりも、グレイゾーンがイスラエルの嘘と犯罪行為について報道しているからだろう。

 本稿執筆時点で、ロフレドはまだ投獄されている。

 他のニュースでは、イスラエルによるイランへの「大規模攻撃」についてアメリカとイスラエル両政府が合意に近づいており、大規模戦争を引き起こす恐れがあるにもかかわらず、この大規模エスカレーションが起きるのをバイデン政権は認めているとAxiosが報じている

 「イスラエルが間もなくイランに大規模攻撃を仕掛けることをバイデン政権は認めているが、特定標的への攻撃が地域戦争を劇的にエスカレートさせる可能性があるのを懸念している」とAxiosのバラク・ラビドは書いている。

 国連調査委員会は、イスラエルが「医療従事者と医療施設への執拗で意図的攻撃」を通じてガザの医療制度を組織的破壊のかどで、イスラエルを「皆殺し」と非難している

 「イスラエル治安部隊がガザ包囲を強め、治療のためガザから出る許可を制限しながら、医療従事者を故意に殺害、拘束、拷問し、医療車両を標的にしていたことを報告書は明らかにした」と国連報道発表に記されている。「これらの行為は、故意の殺害と虐待、保護された民間人の財産の破壊という戦争犯罪や絶滅という人道に対する罪にあたる。」

 もしも過去の行動が信頼できる指標なら、アメリカはこれら非難を否定し、イスラエルは即座に国連を反ユダヤ主義で非難するはずだ。

 イスラエル軍は木曜日、レバノン南部の国連平和維持軍に繰り返し発砲し、国連職員二名が攻撃された塔から転落し負傷した。過去一年にガザ地区で国連人道支援職員数百名をイスラエルは殺害しているが、レバノンの国連暫定軍にまで攻撃を拡大したことは、イスラエルの犯罪行為リストに新たに重大な一件を加えたことになる。

 ベイルート中心部の人口密集住宅街へのイスラエル空爆により、少なくとも22人が死亡し、少なくとも117人が負傷したと報じられている。

 ガザ地区の民間人が避難している学校をイスラエルは空爆し、少なくとも28人殺害した。報道によると、いつも通り多くの女性や子どもも含まれている。アルジャジーラは、遺体が判別不能なほど引き裂かれているため、死者の身元確認や数えるのに苦労していると報じている。過去24時間でガザ地区の他の場所で更に数十人殺害された。

 そして昨日論じたニューヨークタイムズ報道が、イスラエル軍がガザ地区全域でパレスチナの子どもの頭を日常的に意図的に銃撃しているまた証拠に更に加わった。これが起きている証拠はあまりに多く、現時点では誰も正当に否定できない。

 今日アメリカ国務省は記者会見を開かなかったが、理解できる。もし私がアメリカ政府と同盟諸国の行動を正当化する責任を負っていれば今日も記者会見はしたくないだろう。

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 画像は、The Grayzone YouTubeチャンネルのスクリーン ショット。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/10/11/israel-jails-us-journalist-fires-on-un-peacekeepers-bombs-beirut-kills-more-kids-etc/

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「彼が触れるもの全て黄金に変わってしまったという神話のミダス王のように、アメリカが触れるもの全て死んでしまう」という書き出しで始まる。
America’s Midas Touch

2024年10月13日 (日)

新しい中東の「産みの苦しみ」はアメリカが望むものではないかも知れない

2024年10月5日
Moon of Alabama

 FTのエドワード・ルース記事  
ネタニヤフはバイデンをいかに「凌いでいるか」アーカイブ
 中東から抜け出したいとアメリカ大統領は望んでいた。だが、この地域の混乱は選挙に影響を与え、彼の実績を定義しかねない。

 「ワシントンでのゲームのやり方を、大半のアメリカ政治家よりもネタニヤフは良く知っている」と元イスラエル外交官で現在ハアレツ紙コラムニストのアロン・ピンカスは言う。「そして、バイデンを圧倒している」。
...
 過去一年、数え切れないほど多くの機会に、ワシントンと一つのことに同意しているように見えながら、実際ネタニヤフは逆のことを行ってきた。ガザ停戦と人質解放の条件をめぐる論争であれ、ヒズボラとの21日間停戦の最近の試みであれ、そのたびにバイデンは無力に見える。「『ちょっとした秋の湿気に我々は苦しんでいる』とバイデン政権は言っているようだ」とピンカスは言う。「ちがう、これは季節の湿気ではなく、あなたの全身にネタニヤフが小便をひっかけているのだ。
 これはしばらくの間、メディア・キャンペーンの一般的主題だった。「ナタニヤフはバイデンを圧倒しており、哀れなバイデンは何もできない。」

 私はそう思わない。ホワイトハウスからペンタゴンに一本電話すれば、アメリカからイスラエルへの補給飛行は中止される。補給が絶えず行われなければ、イスラエル空軍は数時間以内、いや数日以内にガザ、ヨルダン川西岸、レバノン、シリア、イエメンへの爆撃作戦を中止せざるを得なくなる。

 ところが、国防総省に電話する代わりに、バイデンやアントニー・ブリンケンやブレット・マクガークやアモス・ホッホシュタインを中心とする中東チーム全員が、イスラエルに作戦拡大を促している

 2006年のブッシュ政権時代のネオコンのように、現地の戦略的状況を永久に変えるだろう「新たな中東の産みの苦しみ」を連中は望んでいる。  
舞台裏では、イスラエルのレバノン作戦は、歴史を決定づける瞬間、つまり今後何年にもわたり中東をより良い方向に変える瞬間だとホッホシュタインやマクガークや他のアメリカ国家安全保障担当高官らは言っている。

 連中の考え方はこうだ。レバノンにおけるヒズボラの最高指揮系統をイスラエルが壊滅させ、同組織の能力を著しく弱体化させ、ヒズボラを代理勢力および連中の権力の投影者として利用していたイランを弱体化させた。

 ここ数日で国内政治の対立はいくらか解消されたようで、月曜日にはジョー・バイデン大統領とアメリカ高官がホワイトハウスに集まり、現地状況について協議した。この紛争は、脆弱ではあるが、レバノンや、この地域におけるイランの影響力を低下させる機会になる可能性があることに大半の関係者が同意した。
 このことから得られる結論は、ネタニヤフはバイデン政権が望んでいることをほぼ正確に実行しているということだ。

 戦略的状況は変化するかもしれない。だが、それはバイデンとネタニヤフが期待しているような形にはならないだろう。

 二日前、イスラエルに向けてイランが発射した200発のミサイルのほとんどがイスラエル防空網を突破し、高精度で標的に命中した。高価な航空機が数機損傷したが、負傷者は出なかった。イスラエルのエネルギー施設に対する同様の攻撃は、今後数ヶ月から数年にわたりイスラエルの機能を麻痺させる恐れがある。イスラエル国防軍兵舎やイスラエルの人口密集地に対する攻撃は大量の死傷者を出す恐れがある。

 攻撃直後、カタールのドーハで、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領はサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン・アル・サウド外相と会談した。  
新華社通信によると、サウジアラビア外相はイランとの関係を発展させる決意を表明した。

「我々は両国間の相違を永遠に終わらせ、友好的兄弟国として問題解決と関係拡大に努めたい」とサウジアラビア外相は述べた。

 ガザ地区とレバノン地区へのイスラエル「攻撃」と、同地域での紛争拡大の試みにより、西アジアは「非常に微妙で危機的な」状況にあると彼は強調した。状況を管理し、地域の平穏と平和の回復に貢献するイランの知恵と判断力をサウジアラビアは信頼していると彼は述べた。
 昨日、テヘランでイラン最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師が金曜礼拝を行った。欧米メディアはほとんど取り上げなかったが、彼の説教は主にアラビア語で行われ、礼拝全体がアルジャジーラを通じてアラビア語テレビ生中継で放映された。

 これは、もはや湾岸諸国がイランに敵対しておらず、スンニ派とシーア派の宗教的分裂がほぼその力を失った新たな中東だ。

 すると、かつてのアメリカ同盟諸国のうち残っているのは一体誰だろう? アメリカがイラン攻撃を計画している時に、この地域で一体誰に支援を要請できるのか?

 アメリカとイスラエルの作戦全体は「レバノンと、この地域におけるイランの影響力を低下させる」のに本当に役立ったのだろうか? これを継続すれば、そうなるのか?

 イスラエルに対抗する戦線を強化し、中東内外でイランの立場を強化したというのが私個人としての印象だ。

記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/10/the-birth-pangs-of-the-new-middle-east-may-not-be-the-ones-the-us-has-wished-for.html

ガーセム・ソレイマーニー将軍の勝利:抵抗枢軸の罠にはまったイスラエル



ルーカス・レイロス
2024年10月4日
Strategic Culture Foundation

 シオニスト政権に対する長期戦戦略は、抵抗勢力に好ましい成果を生み出している。

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 2020年、イラクでドローンを使ったテロ攻撃で、イランのガーセム・ソレイマーニー将軍を米軍が暗殺した。この作戦の目的は:歴史上最も偉大な軍事思想家の一人、死後4年を経てイスラエルが陥った罠を作った主な責任者ソレイマーニー排除だけだった。

 ソレイマーニーは単なる軍人ではなく戦略家であり交渉者でもあった。おそらく「戦争外交官」と呼んでも過言ではなかろう。秘密作戦、諜報活動、特殊部隊戦術の専門家、ソレイマーニーは「抵抗枢軸」として知られる反シオニスト組織ネットワークを活性化させた人物だ。

 イスラムと反シオニストのさまざまな運動間の宗教的、民族的、イデオロギー的相違を乗り越え、様々な派閥を統合してイスラエルに対する共同戦略をソレイマーニーは策定した。この戦略は明らかに、イランを中心としており、イスラエル占領とその地域代理勢力との戦いにおいて、イスラム共和国に主導的役割を与えた。しかし枢軸成功の鍵の一つは、まさに大幅に分散化された本質で、連合の全ての行動に対するイランの厳しい管理なしに、メンバーの行動の自主性を保証しているのだ。

 抵抗枢軸はシリアで勝利を収め、ヒズボラとイラン革命防衛隊(IRGC)の支援を受けた複数の民兵組織がISISや他のイスラエル代理組織を打ち破った。当時、ソレイマーニーの軍事外交上の成功は非常に大きく、ISISのようなより危険な集団との対立時、クルド民兵組織(歴史的に欧米諸国の支援を受けている)との対話さえ可能だった。

 ソレイマーニーの存在はイスラエルにとって存在の脅威とみなされ、アメリカのシオニスト・ロビーが標的暗殺作戦を推進するきっかけとなった。だが大きな問題は、明確な戦略を持つイデオロギーの強い集団や国に対して、標的暗殺は、ほとんど効果がないことだ。ソレイマーニーの死は枢軸諸国を解体したわけでなく、むしろイラン周辺の民兵組織を更に結束させた。その中には、歴史的にシーア派とワッハーブ派間で勢力争いに苦しんできたパレスチナのスンニ派民兵組織も含まれる。

 今日パレスチナ抵抗運動に対するイランの大きな影響力を否定できる人はいない。だが、この過程こそ、まさにソレイマーニーが実現した外交同盟の結果だと知る人はほとんどいない。パレスチナ政党の歴史全体を通じてイランに最も近いハマス指導者で、パレスチナの聖戦主義者とシリア政府間の和平に責任を負っていたイスマーイール・ハニーヤを殺害して、枢軸国の不安定化、つまりイランの影響力を低下させ、パレスチナにおけるワッハーブ派ロビーの拡大もイスラエルは望んだが、周知の通り、それは実現しなかった。

 同様に、当時ヒズボラ指導者だったハッサン・ナスララを殺害して、再び枢軸を不安定化し、主要シーア派準軍事組織の指導部を解体し、それにより集団内の組織的危機を煽る可能性をイスラエルは企てた。シオニストの予想に反し、指導者暗殺にヒズボラは何の衝撃も示さず、占領に対する取り組みの上で更に組織化され自信を深めただけだった。

 テルアビブは標的暗殺をやめないだろう。イランの最近の攻撃に対する報復として、他のイラン著名人に対する暗殺が実行される可能性は十分ある。イスラエルのこの手法は、ソレイマーニー将軍が鋭く認識していた、イスラエル政権の特徴、すなわちイスラエルには全面戦争に突入する能力がないことに起因している。

 欧米諸国で広く信じられている「イスラエル無敵」という神話と裏腹に、テルアビブは地理的制約から生来の弱点を抱えているのだ。標的殺害政策は、イスラエルが敵を心理的、組織的に不安定化させ、長期にわたる軍事衝突を回避するために考案された。兵士や資源を継続的に補充する能力がなく、非常に無防備な標的を抱えた実に狭い国イスラエルは、大規模戦争を恐れている。そして、これこそ、まさにソレイマーニーの判断だった。

 抵抗枢軸を創設して、このイラン人将軍はイスラエルを永遠戦争に追いやった。平和はいつまでたっても訪れない。イスラエルがハマスや他のパレスチナ民兵を倒しても、北部にはヒズボラやシリア民兵が残る。海上戦線では、イエメンが占領下パレスチナ全域で船舶を拿捕し、戦略目標を攻撃し続けるだろう。イラクでは、いかなる時も抵抗戦線は作戦を中止するまい。そして結局、これらの敵を全て倒したとしても、依然、中東最大の軍事大国イランとテルアビブは対峙しなければならない。イランはイスラエルと異なり、人口が多く、領土も広大で、資源も豊富で、複雑な山岳地形に守られている。

 言い換えれば、抵抗枢軸の存在はイスラエルにとっての死刑宣告だ。ソレイマーニーの戦略は、長期にわたる戦争を引き起こし、国家構造を回復不能な状態にまでシオニスト政権を弱体化させることに重点が置かれていた。イスラエルが国家として存続できなくなり、非武装かつ非民族国家(ユダヤ人とパレスチナ人の共同体)を創設し、アパルトヘイトを終わらせる交渉条件を受け入れざるを得なくなる時が来るだろう。さもなければ、何年も続く戦争で、イスラエルの全資源が破壊され、取り返しのつかない移民危機が生まれ、何百万人もの国民が中東から永遠に逃げ出すことになるだろう。

 標的暗殺は効果がなく、これら犯罪による影響を克服できるほど抵抗組織が政治的に成熟していることにイスラエルは気づき、イラン攻撃で受けた屈辱の後、ヒズボラが望んだ通り、ついに陸路レバノン侵攻を決定した。最初の報道で、数十人の侵略者をシーア派民兵が待ち伏せ殺害し、まさに戦略的惨事であることが示された。同時に、イエメン人やパレスチナ人や他の抵抗集団による攻撃も続いており、もし彼が反撃すれば、イスラエルは更に激しい攻撃を受け、その結果、政権崩壊につながる可能性があると知りながら、ネタニヤフはイランから圧力を受け続けている。

 イスラエルはソレイマーニーの罠に陥っている。シオニスト政権は永続戦争に突入しており、そこから逃れるには国家としての存在を放棄するしかない。

記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/10/04/general-qassem-soleimani-wins-israel-falls-into-the-trap-of-the-axis-of-resistance/

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 ミアシャイマー教授、著書『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策』以降の変化について語る。
Prof. Mearsheimer REVEALS How Israel Exercises Total CONTROL over the US Foreign Policy 32:12
 『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策 上・下』は副島隆彦訳、2007年10月17日刊。絶版? 古書は定価の約二倍。

 Dialogue Worksで 下記対談を見た。
Alex Krainer: Is Israel's Economy on the Brink of Collapse? 52:23
  孫崎享氏メルマガ題名
ハマスのイスラエル攻撃から一周年。一年前、学生はイスラエルのガザ侵攻に反対し。野営地設定など各種抗議活動を展開.一周年に際し、デモ等予測し、大学当局は規制を強化。これもあって、一年後の現在、大学は比較的穏やかに推移(POLITICO)

2024年10月12日 (土)

イランとの戦争が近づく中、ガザとレバノンでの虐殺



ガザでの大量虐殺と民族浄化の活発化、レバノンでの新たな絶滅作戦の脅威、そしてイランとの想像を絶する恐怖の直接戦争への加速。

ケイトリン・ジョンストン
2024年10月9日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 イスラエル国防軍は爆弾を投下し複数病院に避難命令を出し狙撃ドローンで民間人を攻撃し民間人を包囲して何万人もの人々に南へ移動するか死ぬかの選択を迫り、イスラエルは長年計画していたガザ北部の民族浄化を開始した模様だ。イスラエルは、ジャバリア難民キャンプに退去を命じるビラを投下し退去しようとする人々を射殺していると報じられている。

 昨年10月7日以来、ガザでおよそ100回の10月7日攻撃をイスラエルは行っている。ガザ地区でボランティア活動を行った多数のアメリカ人医療従事者が、イスラエルの猛攻撃による実際の死者数は11万8000人以上と推定する公開書簡に署名しバイデン大統領に送った。同時期にレバノンでもイスラエルは約2回の10月7日攻撃を行っており、レバノンでのイスラエルによる死者2100人の大半はここ数週間で発生している。

 ガザとレバノンの両方でイスラエルの残虐行為が激化する中、ベンヤミン・ネタニヤフ首相はレバノン国民に宛てた声明を発表し「ガザで見られるような破壊と苦しみにつながる長期戦争の奈落の底に陥る前にレバノンを救う」ため何とかヒズボラを倒す必要があると訴えた。

 何ヶ月もガザを破壊したようにレバノンも破壊するとイスラエル当局は言っている。昨年12月、「レバノンの誰もが、ガザの地図、航空写真をベイルートの航空写真の上に置き、自分がそこでこんなことが起きてほしいと思っているのか自問できる」とイスラエルのヨアブ・ギャラント国防相は述べた。今やネタニヤフ首相自身がそう言っている。

 注目すべきは、ネタニヤフ首相の声明が英語で行われ、英語字幕がついたことだ。これは実際はレバノン国民への呼びかけではなく、欧米諸国が見るためのプロパガンダだった。レバノン国民が自国の破壊を阻止するためヒズボラに対して武器を取るとネタニヤフ首相は思っておらず、レバノンに対して既に計画していることを正当化するための物語を作り上げているに過ぎない。

 そしてアメリカはイスラエルに前進を促している。火曜日、バイデン政権はもはやヒズボラとの停戦を支持しておらず「ヒズボラの能力を弱めるイスラエルの取り組みを支持する」とマシュー・ミラー国務省報道官が報道陣に述べた。二週間前、政権はガザでの停戦も事実上断念したとCNNが報じた

 そして、イランについてさえ、我々はまだ話していない。米軍当局がイスラエルのイラン攻撃計画に直接参加すること、イスラエルが攻撃を開始すればイラン軍に対して米軍独自の空爆を開始する可能性について話し合っているとNBCニュースは報じている

 イスラエルの次の攻撃にアメリカが加わるかどうかは別として、イスラエルによる更なる攻撃に対し報復するとイランは既に明らかにしており、イランが反撃すれば攻撃を激化させ、おそらくイランのエネルギー・インフラを攻撃し始めるとイスラエルは明言している。これが全面戦争に発展する可能性が高まっているが、そうなればアメリカがイスラエルを防衛することは避けられない。

 Axiosとイスラエル情報機関内部のバラク・ラビドは、バイデン政権がイスラエルの好戦的行動にいかに苛立ちを募らせているかについて新たな記事を発表した。Axiosの典型的なやり方で、イランとレバノンに対するイスラエルの軍事作戦計画にホワイトハウスが「益々不信感を抱くようになっている」と報じているが、バイデン政権の典型的なやり方で、そのアメリカ情報筋は、何が起ころうともアメリカは「イスラエルの自衛に協力する可能性が高い」と認めている。

 11月のアメリカ選挙で誰が勝利しても、イスラエルとともに地獄の底へ向かう道を進む決意をしているようだ。

 カマラ・ハリス副大統領は、バイデン政権によるイスラエルへの大量虐殺的支援を擁護し、政権がイスラエルに与えている武器は「イスラエルが自衛することを可能にする」と60 Minutesのインタビューで述べた。またアメリカ最大の敵だと彼女はイランを名指しした

 ザ・ビュー出演で、ハリスは、バイデン大統領とどう違う行動を取っていたかと聞かれ「思い浮かぶことは何もない」と答えた。その後「ジョー・バイデンと私の違いは何かと聞かれたが、違いの一つは、私の内閣に共和党員を迎えることだ」と付け加えた。

 トランプの方が優れていると皆様が誤解しないため言うが、先週、前大統領はイスラエルはイラン核施設を攻撃すべきだと述べ、バイデン政権はこの点で十分積極的ではないと批判した。

 金曜日の選挙イベントで「(バイデンに)イランについてどう思うか、あなたはイランを攻撃するつもりかと彼らは尋ねた」とトランプは述べた。「すると彼は『核施設を攻撃しない限りは』と答えた。それこそ攻撃したいものだろう? 彼はその点間違っていると思うと私は言った」

 トランプが平和主義者だとまだ言う人は全くの愚か者だ。このような発言はジョン・ボルトンやリンジー・グラハムなどワシントン最悪の戦争屋連中の発言と完全に一致する。

 とにかく、それが今我々がいる場所なのだ。それがアメリカ帝国が我々を導いている軌道だ。ガザでの大量虐殺と民族浄化が活発に行われ、レバノンでは新たな絶滅作戦の脅威があり、イランとの想像を絶する恐怖の直接戦争が加速している。

 これら精神異常者連中を止めなければならない。

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画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/10/09/slaughter-in-gaza-and-lebanon-as-war-with-iran-approaches/

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2024年10月11日 (金)

イランとイスラエル:勢力の均衡と可能性

ヴィクトル・ミーヒン
2024年10月7日
New Eastern Outlook

 イランの報復攻撃を受けて、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は独自の戦争、つまりテヘラン政権を倒す戦争を始める可能性がある。当然、この戦争はアメリカの支援や資金や最新のアメリカ技術を用いて行われることになるだろう。

 イランとイスラエル:勢力の均衡と可能性

 欧米メディアの経験豊富な専門家の分析から判断すると、イランは狡猾で悪意のあるネタニヤフ首相が仕掛けた罠に陥ったのだ。一連の壊滅的で屈辱的な攻撃に対し、何カ月も何もしなかったイラン人は、ヒズボラ幹部の斬首と、テヘランでハマス指導者の一人を殺害される結果に終わった。だが、イラン政権は10月2日にイスラエルにロケット弾を発射して「焼身自殺」した可能性があると欧米メディアは報じている。この攻撃は実際に危害を加えることを狙ったもので、それは必然的に復讐心に燃えるイスラエルの報復攻撃を招くに等しい。現段階では、双方で強硬派が主導権を握っているのは明らかだ。この行為は「緊張緩和を目的とするエスカレーション」など存在しないことを示している。あるのはエスカレーションだけだ。外交の可能性は明らかに閉ざされつつあり、次に何が起きるかは政権最後の日々にある老齢アメリカ大統領にかかっている。

 イランの新たな戦術

 10月2日のイランの攻撃は、テヘランによるイスラエル直接攻撃として二度目の攻撃だった。一度目は4月で、イランは約300発のミサイルとドローンを発射した。これら兵器はそれほど効果的ではなく、イスラエルのアイアン・ドーム防空システムは、アメリカやイギリスやヨルダンの軍と協力し、その多くを迎撃した。これは芝居で、多くの人がそう理解していたが、今回は違った。ミサイルの数はイスラエルによれば約180発と少なかったが、イラン兵器庫でも最も近代的なものので、音速の5倍の速度の極超音速ファッタフ1ミサイルだった。インターネットに投稿された携帯電話の動画には、信じられないほどの速度で空を飛ぶミサイルが映っている。それでも精度はかなり低く、空中で爆発しなかったものは無人地域に落ちた。イスラエル報道機関が皮肉を込めて指摘している通り、唯一の犠牲者はガザ地区出身のパレスチナ人労働者で、ヨルダン川西岸の砂漠の道路を横断中にロケット弾の尾部に当たって死亡したとされている。だがイスラエル国防軍は攻撃を受けた基地の写真を一切公表していないが、アメリカ・メディアが公開しており、軍事施設が大きく損傷し破壊された様子が写っている。つまり、イスラエル当局が伝えようとしているほど単純なことではないのだ。

 アメリカ軍が行ったことは、吸血鬼のような動物的な権力奪取するシオニスト政権の信じられないほどの犯罪に対する最小限の罰に過ぎなかった。

 イラン最高指導者、アリー・ハメネイ

 イランによる攻撃直後、首相官邸が公開した動画で「イランは今夜大きな過ちを犯し、その代償を払うことになる」とネタニヤフ首相は述べた。強硬発言の裏には、そして確実にネタニヤフ首相が言いたかったのはそういうことだったが、決断力の欠如、あるいは少なくともためらいの瞬間があった。弾道ミサイルの第一波がイスラエルに向かっていた時、イスラエル内閣はエルサレム近郊のバンカーで会議を開いていた。イスラエルの報復攻撃がどんな形を取るべきか決定しないまま議論は終わったと報じられた。ネタニヤフ首相や他の当局者が、まずバイデン政権と相談したいと望んでいたため最終計画は合意に至っていないとイスラエル・メディアは知らされた。イランとの紛争が本格的な戦争にエスカレートした際、ためらうことなく絶え間ない爆弾供給、更にイスラエル当局が「作戦支援」と呼ぶものでアメリカが確実に支援してくれるようにイスラエルはする必要があるのだ。

 イスラエルを守っているアメリカ軍事力

 米海軍は中東に二隻の空母と、最新誘導ミサイルを搭載した多数の艦船を派遣している。アメリカ戦闘爆撃機はヨルダンに拠点を置いており、いかなる地域戦争にもハシミテ王国は参加しないとアブドラ2世国王が何度述べても、事実は頑固にその逆を証明しており、国防総省が彼にイラン爆撃許可を求める可能性は低い。任期最後の数日間に中東で地域戦争が勃発するのをジョー・バイデンは望んでいないようだが、そのような戦争が避けられないなら、彼はイスラエルがそれに勝つようにしなければならない。イスラエルは中東を自国に有利に、欧米諸国の利益になるように変えつつある。イランやヒズボラやハマスが破壊されないにせよ、大幅に弱体化するのをアメリカは喜ぶはずなのだ。何よりまず、これはイランに当てはまる。ネタニヤフはアメリカを引きずり込むのに成功するかもしれないし、最高地位での彼の長い実績は、アメリカ大統領に挑戦する事実に特徴づけられてきた。ビル・クリントンはビビと初めて会った後、激怒した。「一体彼は自分が何様だと思っているんだ? 超大国はどの国だ?」

 それにもかかわらず、アメリカはイスラエルが同国を狙うイラン・ミサイルを撃墜するのを支援するとジョー・バイデン大統領は述べた。この発言は、南レバノンへのイスラエル侵攻への報復として、イスラエルの様々な標的に、イランがミサイルを発射したとイスラエル国防軍(IDF)が発表した後になされた。IDF攻撃についてアメリカは警告し、イラン・ミサイルをイスラエル軍がアロー2とアロー3ミサイル防衛システムで撃墜するのに十分な時間を与えたと報じられている。「これはイスラエルと米軍の高い軍事力を示している」とバイデンは述べた。「これはまた、我々が予想した大胆な攻撃を予測し、防御するためアメリカとイスラエルが注意深く計画していることも示している」。そして彼はいかなる曖昧さも許さない厳しい言葉を付け加えた。「確実に、アメリカ合州国は、イスラエルを全面的に、全面的に、全面的に支持している」。

 イランの砲撃後、同地域の米軍に対し、イスラエルに向けたイラン・ミサイルが更に発射された場合、迎撃し撃墜するようバイデン大統領は命じた。この動きは、同盟国を守るため、アメリカがあらゆる作戦に積極的に関与する中、状況が急速にエスカレートしていることを浮き彫りにしている。この危機に対応して、ホワイトハウスは緊急会議を招集し、カマラ・ハリス副大統領とアメリカの対応を調整する国家安全保障チームのリーダーらが出席した。攻撃に対するイスラエル防衛を支援する準備をアメリカは「積極的に」進めていると報じられている。迫り来る攻撃は最近のものより大規模な可能性があるとあるアメリカ高官がロイター通信に語った。最近、イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相とアメリカのロイド・オースティン国防長官が協議を行い、イランの脅威に対抗するための共同準備について話し合った。

 中東に追加部隊と戦闘機をアメリカが派遣することを国防総省は確認した。F-15、F-16、F-22、A-10戦闘機中隊を含む数千人の追加部隊が同地域に派遣される。この派遣は、状況が更に悪化した場合、イランとのより広範な紛争が発生する可能性に備えるためのものと広く見られている。

 揺るぎなく公正なイランの立場

 パレスチナ人とレバノン人を含む全ての人々は侵略者から保護される権利があるとイスラム革命指導者アヤトラ・セイェド・アリ・ハメネイ師は述べ、昨年10月7日のハマスによるイスラエル南部への攻撃は「完全に正しい決定」だったと指摘した。ベイルート南部への大規模空爆の結果、レバノンのヒズボラ指導者サイェド・ハッサン・ナスララとレバノン駐在イラン軍事顧問アバス・ニルフォルーシャン准将をイスラエル政権が暗殺してからちょうど一週間後に彼の声明が出された。7月31日にテヘランで殺害されたヒズボラ指導者、首席軍事顧問、ハマス政治部門代表イスマイル・ハニヤ暗殺への報復として、革命防衛隊がイスラエル軍の拠点や諜報センターに180発以上のロケット弾を発射した3日後に、彼の声明が出された。

 昨年10月から始まったこの地域での悪意あるイスラエルの行動について、「イラン国民の敵は、パレスチナ、レバノン、イラク、エジプト、シリア、イエメンの人々の敵と同じだ」と彼は語り、イスラエル政権に対しイスラム諸国が共同で「特別」措置を取ることを提案した。

 また、イスラエルに対するイランの軍事行動は「完全に合法かつ正当」であるとし、イランは侵略者に対する措置を「急ぐことも躊躇することもない」と彼は示唆した。「イスラムの保護に関する規定、イラン・イスラム共和国憲法、国際法に基づき、血に飢えたシオニスト政権を処罰するためのイラン軍の行動は完全に合法かつ正当だ」と指導者は述べた。過去二回の対イスラエル作戦は、必要な時には、イランがイスラエル政権に立ち向かえることを証明した。信者に向けた演説の一部で、指導者はアラビア語でイスラエルを「陰険で、根拠がなく、人為的で、不安定」な政権と呼び、全てアメリカ支援のおかげでかろうじて存続していると述べた。

 更に、イスラエル政権による虐殺を前にして抵抗枢軸は後退することはなく、勝利を収め、イランは他の国々とともにこの目標の実現に貢献する。「イラン・イスラム共和国は、この点に関していかなる義務も断固、着実に果たす。義務を果たすのを我々は躊躇したり、急いだりしない」とアヤトラ・アリ・ハメネイ師は述べた。

ビクトル・ミーヒンは、ロシア自然科学アカデミー客員。オンライン誌New Eastern Outlook独占記事。

記事原文のurl:https://journal-neo.su/2024/10/07/iran-israel-a-balance-of-power-and-possibilities/

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 Dualogue Works 最新対談は興味深かった。
Alex Krainer: Is Israel's Economy on the Brink of Collapse? 52:23
 圧倒的に優位な側が、毒ガスを使う理由などあるだろうか?

 日刊IWJガイド
「英国の企画立案でウクライナが実行犯の化学兵器使用の偽旗作戦が発覚! ロシアが察知し、英国政府の発表1日前に偽旗作戦を予告!」2024.10.11号

はじめに~英国の企画立案でウクライナが実行犯の化学兵器使用の偽旗作戦が発覚! しかし作戦はすでにロシアに察知され、英国政府の「ロシアがウクライナに化学兵器使用」の発表1日前に偽旗作戦を予告され、英国政府はロシアの予告通り、政府一丸で猿芝居を打っている! 日本の大手メディアは、英国の発表だけを報道して、偽旗作戦をアシスト!

2024年10月10日 (木)

アメリカとイスラエルの戦争挑発に対する批判を積極的に検閲するメタ



メタが所有する両プラットフォームが、アメリカが支援するイスラエルによるガザとレバノンにおける残虐行為に対する私の批判を検閲し続けているため、私はInstagramとFacebook両方から追放される危険にさらされている。

ケイトリン・ジョンストン
2024年10月7日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 メタが所有する両プラットフォームは、ガザとレバノンにおけるイスラエルのアメリカ支援による残虐行為に対する私の批判を検閲し続けており、その過程で私のアカウントに検閲を課すため、私はInstagramとFacebook両方から追放される危険に曝されている。

 FacebookとInstagram両方が、私がTwitter(または皆様がなんらかの名で呼んでいるもの) に投稿した私の投稿スクリーンショットを削除した。  
イランは私の敵ではない。ヒズボラやハマスやフーシ派も私の敵ではない。私の敵は中東に悪夢をもたらし、計り知れない恐怖の大規模な新たな戦争を始めようとしている欧米帝国主義者と彼らの犯罪仲間イスラエルだ。
 この検閲の理由として、FacebookInstagramどちらも「我々が危険と定義する人物や組織のシンボルや賞賛や支持を、あなたは共有したり、フォローしたりしたようです」と述べている。

 この削除に対する私の異議申し立ては「危険な個人や組織に関する当社のコミュニティ規定にこの投稿は従っていない」として却下された



 数時間後、インスタグラムは同じ理由を挙げ、レバノンとヒズボラに関する2番目の投稿を削除した。それは次のような、より長いツイッター投稿のスクリーンショット2つだった。  
ヒズボラはレバノン人に過ぎない。彼らが侵略的で異質な存在であるかのように「レバノンをヒズボラから解放する」という言い方があるが、彼らはイスラエルと欧米諸国がもたらした不正と虐待から自然に生まれた完全に現地の戦闘部隊なのだ。

 帝国の言論歪曲装置は常にこれを行う。ある国に及ぼしたい暴力を正当化するため、標的国の他の国民から、殺害したい人々を切り離そうとして、帝国は言論を利用する。彼らは、自分の利益と対立する特定の政府やある国の中の分子を排除したいため「テロリスト」やら「邪悪な独裁者」やら「政権」について口走り始め、自分に服従しない国を攻撃し、人々を殺害しているだけではないかのように見せかけるのだ。

 もし連中が殺したい人々を、その国から切り離すことができれば、その人々を殺害することを、そこに属さない勢力から解放する英雄的行為として連中は描ける。連中がもし人々にそれを信じさせることができれば、自分たちの利益のためでなく、攻撃している国の利益のために、連中は人々を殺しているのだと人々に信じさせることができる。

 だが、それは文字通り常に彼ら自身の利益のためだけに行われる。それは文字通り常に嘘だ。
 ご覧のとおり、これら二つの投稿は、Meta本拠地の国アメリカの外交政策に対する批判にすぎない。Metaは言論を規制するためアメリカ政府と密接に協力してきた膨大な実績がある

 これは政府による検閲と区別がつかない。アメリカ政府が敵を「テロリスト」と指定し、アメリカ法を遵守するため、それらの敵に対するアメリカの戦争に対する批判をシリコンバレーの巨大プラットフォームが検閲しているなら、シリコンバレーの企業代理人を使ってアメリカの戦争挑発を批判する言論をアメリカ政府が検閲しているにすぎない。

 ここしばらく、イスラエルとアメリカが支援する残虐行為を批判する発言の検閲をMetaは強化してきたが、同社が「シオニズム」という言葉に対して漠然とした新しい検閲プロトコルを導入すると七月に発表した直後から、検閲の急増が逸話的に明らかになった。その動きの後、イスラエルのガザでの大量虐殺行為に関する自分たちの投稿がFacebookで予期せず削除されたとアーロン・マテジョナサン・クックタドグ・ヒッキーといったアメリカ外交政策批判者たちが報告し始めた。

 また、7月には、イスラエルを批判する私の記事の一つもFacebookから削除され、Facebookはそれを復活させるのを拒否した。これは、昨年10月以来Facebookが私のアカウントに課してきた他の検閲行為に続くもので、全てアメリカが支援するガザでのイスラエルの残虐行為に対する私の批判が原因だった。

 昨年11月、Facebookは私のページからTwitterのスクリーンショットをFacebookが削除した。そこには「あなたはおわかりでないようだが、ハマスは人間の盾を使用している。非常に高度な人間の盾で、近くにハマス・メンバーがいないような類いのものだ。戦闘員が0%の100%人間の盾で、最も安全な盾だ」と書かれていた。

 昨年1月、Facebookは下記内容投稿を削除した。  
「ハマスがなかったら世界はもっと良くなることに我々全員同意できるだろうか?」と誰かが尋ねた。

 これは、パレスチナ人に強いられた物質的状況から自然に生まれたものでなく、外部からパレスチナに押し付けられた侵略的な異質の存在とハマスをみなす場合のみ意味をなす類の質問だ。支配権力に十分に抑圧され、暴力的に迫害されている人々の集団がいる場合、傷口から血が流れるのと同じくらい確実に、支配権力に対する暴力的反対を人々は見るようになる。

 もしハマスが10年前に完全に排除されていたら、今日別の名前でイスラエルに対する暴力を組織するパレスチナ人集団が存在していたはずだ。もしハマスが明日完全に排除されたら、数年後にはイスラエルに対する暴力を組織するパレスチナ人集団が存在するはずだ(もちろん、これが全て終わった時に、パレスチナ人が残っていると仮定して)。もし誰かが私を絞め殺そうとしたら、どこかの時点で、私は彼の目をえぐり睾丸を潰そうとするだろう。人間が十分な実存的圧力にさらされると、まさにそういうことが起きるのだ。

 ハマスがいない方が世界は良くなるかと問うのは、コートなしでアラスカが良くなるかと問うのと同じくらい無意味だ。アラスカにコートが存在するのは、地域の物質的条件の自然な結果で、アラスカ住民にとってその物質的条件が続く限り、必然的にコートが存在するのだ。

 ハマスがなければ世界はより良くなるか問うのではなく、ハマスを不可避にする状況がなければ世界はより良くなるか問うべきだ。




 これらは全て世界最強の政府とその同盟諸国の外交政策を批判する自明の政治的発言だ。だが、アメリカ外交政策に対する私の批判をこのプラットフォームが頻繁に削除しているため、私のページは現在「危うい状態」に指定されており、ログオンするたびに「ページを失わないでください。コミュニティ規定違反が更に数回発生した場合、ケイトリン・ジョンストンを永久に失う可能性があります。誰もそんなことを望んでいません。同意できない侵害に対し異議を申し立てることで協力ください。だが、より重要なのは、ルールに従ったコンテンツを共有するよう努めることです。」という通知を受け取るようになった。

 Facebookのページ・ステータス・セクションには「あなたのページはコミュニティ標準に従っていないため制限されています。我々の判断が常に正しいとは限らないことは承知しています。したがって我々の判断が間違っていると思われる場合、我々の判断に異議を唱えると、場合によっては、制限を解除してもらうことが可能です。」と表示される

 これら制限を取り消そうとする私の試みは拒否されている



 Metaはアメリカ帝国主義の言論統制の巨大な道具であるため、これら全てを詳細に文書化することは重要だと思う。Facebookの全世界のユーザー数は驚異のユーザー30億人、Instagram のユーザー数は20億人だ。アメリカ寄りの言論を検閲することが世界中の人々のコミュニケーションに与える影響は、いくら強調してもし過ぎることはない。

 この仕事を始めた頃から、世界最強力で専制的な権力構造を私は力強く批判し、帝国主義的言論管理者が私の影響力を弱めるために働いてきた様々な方法を記録することに力を入れてきた。2017年以来、私はFacebookでアルゴリズムによる制限を受け、TikTokでは永久禁止されており新しいアカウント検閲に会い続けている。更に私より大きな発言力を持つ何人かの評論家が私のため介入してくれるまで、Twitterも禁止されていた

 言論を支配する者は世界を支配し、インターネット上の情報操作は、アメリカを中心とする帝国の、その狙いのための主要計画だ。我々全員が愚かで鳴き声を上げる羊の群れになるまで、この嫌な連中は満足するまい。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/10/07/meta-is-aggressively-censoring-criticism-of-us-israeli-warmongering/

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 大本営広報部国際報道は見ないがMacgregor氏YouTubeは拝聴している。

 Judging Freedom
COL. Douglas Macgregor: Israel After a Year of Slaughter 28:12
 今朝の孫崎享氏メルマガ題名
AP[人工知能の先駆者がノーベル物理学賞を受賞、受賞者ヒントン氏は「私たちよりも賢いものを手に入れることがどのようなものか、最終的には私たちよりもインテリジェントなシステムが制御を握るようになるのではないかと心配しています。御不能になる脅威に心配する必要があります。」
 日刊IWJガイド
「新しい事実が明らかになっても裏金再調査やる気なし!『これは裏金隠し解散だ!』(野田立憲民主党代表)あの杉田水脈議員も公認か!?」2024.10.10号

■はじめに~新しい事実が明らかになっても、裏金再調査やる気なし! 党首討論で、石破茂総理のメッキがどんどんはがれる!「言行不一致」からただの「大嘘つき」に!「これは裏金隠し解散だ!」(野田佳彦立憲民主党代表)あの杉田水脈議員も公認か!? 非公認で当選した議員は、当選後公認すると石破総理は明言! 選挙は禊ではない! 裏金作り・脱税疑惑の罪は消えない!

■NATO、EU内は対ロシアをめぐって分裂状態!(その1)ウクライナのシュミハリ首相は、東欧諸国にウクライナ経由で供給されているロシア産石油と天然ガスの契約はもう延長しないと、スロバキアのフィツォ首相に通告! その背景にあるのは、欧州委員会の圧力だった! 表向きは「ロシアがウクライナ経由のパイプラインから利益を上げることは許さない」というが、スロバキアは他のEU諸国経由で5倍の通過料金を上乗せして支払うという茶番劇! 実はウクライナも、ロシア産資源の通過料収入を失いたくない!? フィツォ首相は、紛争が終わればロシアとの関係改善に全力を尽くすと明言!

2024年10月 9日 (水)

中東でこれらの恐怖を生み出すのを支援する欧米メディア



イスラエルのために嘘をつき情報を操作してきたマスメディア関係者全員が今の状況への道を切り開いたのだ。

ケイトリン・ジョンストン
2024年10月4日

 この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。

 アメリカとイランは戦争寸前だ。イスラエルとアメリカはイランへの大規模攻撃を計画しており、バイデン自身がよイラン石油施設攻撃を行う可能性があると言っている。「個別的自制」の時代は終わったとイランは今や述べており、アメリカとイスラエルがエスカレーションを強め続ければ、全力で戦う覚悟だ。

 ヒズボラ指導者ハッサン・ナスララをイスラエルが暗殺する直前、彼がイスラエルと21日間の停戦に合意していたニュースが浮上する中、アメリカが支持する空爆で、イスラエル国防軍はレバノン民間人を虐殺し続けている。アメリカはこの合意を知っていたと報じられている。

 そして、もちろん、イスラエルはガザで依然毎日何十人もの民間人を虐殺し続けている。ガザ地区でボランティア活動をしていたアメリカ人医療従事者99人が目撃した恐ろしい出来事を詳細に記した大統領に提出した公開書簡を公開したが、この猛攻撃による現在の死者数は118,908人を超えると推定している。

 そして歴史のこの転換点において、欧米諸国が支持するこのような残虐行為が起こり得る政治環境への同意を作り出し、我々をここに導くのに貢献した欧米諸国の報道機関を正しく評価するのは良いことの筈だろうと思う。

 イスラエルのために嘘をつき、情報を操作してきたマスメディア関係者全員が、この状況への道を切り開いたのだ。

 10月7日のイスラエル人死者を、それ以前とそれ以降のアラブ人の死者より遙かに重視してきた評論家や記者連中。

 「ガザの子ども、銃弾に当たる」という受動的な見出しを載せた編集者全員、殺害に対するイスラエルの責任を隠蔽しようと企んでいる。

 首を切られた赤ん坊や集団レイプに関する残虐行為のエセ・プロパガンダを本当のニュースとして無批判に報道した全員。

 イスラエル国防軍とイスラエル政府の主張を無批判に繰り返すだけで、イスラエルが確認しない限りパレスチナ人の主張を報道するのを拒否する人々。

 パレスチナやレバノンやイランについてアメリカ当局者が吐き出す嘘や歪曲報道に関して、強制的に問うことを怠っているワシントンの記者全員。

 阻止するのを意図的に拒否しているイスラエル戦争犯罪について、バイデンがいかに怒り、動揺しているかを報じるニュース記事に見せかけたホワイトハウスの報道発表を報じる全員。

 ガザの飢餓や病気を、イスラエルによる意図的な包囲戦の必然的結果ではなく、ある種の自然災害であるかのように報道する連中。

 誰も殺さず、イスラエル軍事施設だけ狙うイラン・ミサイルを、イスラエルが毎日行っている民間人虐殺より恐ろしく重大なことだと考える人々。

 「ハマスが運営する保健省」という言葉を無批判に繰り返す人々。

 ヒズボラを無批判に「テロ組織」と呼ぶ人々。

 イスラエルの犯罪行為を絶え間なく弁護し、更なる攻撃性を支持するよう欧米諸国に促してきた著名論説コラムニスト連中。

 イラクとシリアのヒズボラやフーシ派やシーア派民兵を記者たちは「イランに支援されている」と呼ぶが、イスラエル軍を「アメリカに支援されている」と決して呼ばない。

 イスラエルの大量虐殺への自発的で積極的参加者ではなく、受動的で消極的目撃者としてバイデン政権を、描くことに協力する全ての人々。

 ウクライナ侵攻をロシアが「特別軍事作戦」と呼んだのを嘲笑した後、イスラエルのレバノン侵攻を「限定的な地上作戦」と呼んだ全ての人々。

 イランやロシアなどの国々が同じようなことをすれば、レバノンでのポケベル爆破事件や暗殺事件を極めて高度な諜報活動による英雄的業績と称賛した人々全員大声て悲鳴を上げるだろう。

 イスラエルの残忍性に反対するのは、社会における「反ユダヤ主義」の蔓延を示すものだという誤った言説を信じるのに協力する人々全員。

 我々が中東で目にしている恐怖に対する国民の同意をでっち上げるのに協力したマスメディア職員全員、暴力を物理的に実行している連中同様そこで起きていることに責任がある。

 連中が、爆弾を投下し、ミサイルを発射したも同じだ。

 連中が、パレスチナの子ども全員の頭を撃った狙撃銃の引き金を引いたも同じだ。

 連中が、パレスチナ人囚人の肛門に自ら鉄の棒を挿入したも同じだ。

 欧米諸国報道機関のプロパガンダは、イスラエル軍自体と同じくらい欧米諸国が支援しイスラエルが犯している残虐行為を維持するのに不可欠な存在だ。

 この精神病質的言論操作者連中をいくら軽蔑しても軽蔑し過ぎることはない。
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 画像はCNNのYouTube チャンネルからのスクリーン ショット。(公正な利用)

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/10/04/the-western-media-helped-create-these-horrors-in-the-middle-east/

私の敵はイランではない。私の敵は欧米帝国だ。




ケイトリン・ジョンストン
2024年10月6日

物語マトリックスの端からのメモ

この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)



 イランは私の敵ではない。ヒズボラやハマスやフーシ派も私の敵ではない。私の敵は、中東に悪夢をもたらし、計り知れない恐怖の大規模な新たな戦争を始めようとしている欧米帝国主義者と彼らの犯罪仲間イスラエルだ。



 ヒズボラはただのレバノン人だ。彼らが侵略的で異質な存在であるかのように「レバノンをヒズボラから解放する」という表現があるが、彼らはイスラエルと欧米諸国がもたらした不正と虐待から自然に生まれた完全に現地の戦闘部隊だ。

 帝国の言論歪曲装置は常にこれを行う。その国に及ぼしたい暴力を正当化するため、殺害したい人々を、標的国の他の人々から切り離そうとして、帝国は物語を利用する。連中は、自分たちの利益と対立する特定政府や国内分子を排除したいので「テロリスト」や「邪悪な独裁者」や「政権」について口走り始め、ある国を攻撃し、服従しない人々を殺害しているだけでないかのように見せかける。

 連中が殺したい国民を、国から切り離せれば、その殺害行為を、そこに属さない勢力から解放する英雄的行為として連中は描けるのだ。もし連中が人々にそれを信じさせることができれば、連中は自分たちの利益のためではなく、攻撃している国の利益のために、人々を殺していると信じさせることができるのだ。

 だが、それは文字通り常に彼ら自身の利益のためだけに行われる。それは文字通り常に嘘だ。



 「ガザでの戦争犯罪調査」と題した重要な長編調査番組をアルジャジーラは新たに発表した。これは非常にお勧めだ。イスラエルの残虐性と残忍さの最も強力な証拠の一部は、イスラエル兵自身が撮影した映像だ。このドキュメンタリーの中で、アルジャジーラは多くの兵士を特定し、名前を挙げている。

 イスラエルはおそらく、これに対する報復としてアルジャジーラを更に激しく攻撃するだろう。



 私はレバノン人作家リナ・ムンザーの次の一文を読んだ。「昨年最も痛ましい認識は何だったかをどのアラブ人に尋ねてみても、こうだ。我々の非人間化が余に深刻なので、世の中で以前と同じように機能するのは不可能だと気がついた。」

 これは最近私がよく考えていることだ。アラブ人は西洋から完全な人間として見なされていないというメッセージは、あまりにはっきり、否定しようもなく心に突きつけられており、それを見ないようにするのは不可能なはずだ。彼らは、これを学んでいる他国の単なるよそ者ではない。彼らは我々の隣人で同僚で友人で、我々の共同体の知り合いだ。そして彼らは、自分たちの命がここで西洋人やユダヤ系イスラエル人の命と同等に扱われていない山のような証拠を目にしながら毎日、白人西洋人と交流しなければならないのだ。

 イスラエルを支持したり、何も問題ないかのように振る舞ったり、アラブ人の命を気にかけるアメリカ人を「単一論点有権者」と呼んだり、デモでヒズボラの旗を振る人に大声で叫んだりしながら、イスラエルによるレバノンでの虐殺に、ほとんど注意を払わなかったり、イスラエルがガザに与えてきた遙かに酷い破壊を一年無視した後、10月7日の1周年記念日を厳粛に祝う準備をしたりしている我々を彼らは見ている。

 それで一体どれほど打ちのめされるだろう。一瞬一瞬、それで一体どれほど頭を悩ませるのだろう。過去一年、毎日のように自分の非人間化に打ちのめされた後で、我々私の社会の人々と交流するのはどれほど不快なことだろう。

 最悪だ。実にひどい。この社会はとんでもなく病んでいる。



 反アラブ人種差別は、この一年で10万人を超える人々の殺害につながり、反ユダヤ主義は、一部の人々の感情を傷つけた。社会が再びユダヤ人を絶滅収容所に集め始める可能性は0.0%だが、欧米諸国やイスラエル同盟諸国がアラブ人を完全な人間とみなしていないため、現在ガザとレバノンで何千人ものアラブ人が虐殺されているのは100%現実だ。

 反ユダヤ主義を、社会における大きな差し迫った脅威として描くことにイスラエル支持者は大きく依存しているが、連中が示すものに最も近いのは(A) 親パレスチナ運動または (B) 昨年のハマス攻撃のいずれかを指摘することだ。これらはどちらも反ユダヤ主義ではない。ハマス攻撃は、ユダヤ人だからではなく、彼らが植民者なので、植民地化された人々が植民地主義者に必死に反撃しようとしたものだった。抑圧者がたまたまユダヤ人なのはパレスチナ人のせいではない。親パレスチナ運動は、大量虐殺への反対と人権支持で構成されている。

 それ以外に反ユダヤ主義が大きな脅威だと示唆するものとして人々が指摘できるのは、時折のヘイトスピーチや、たまに精神異常者がシナゴーグを襲撃する事実だけだ。これらは、反アラブ人種差別によって可能になっている中東で見られる大量虐殺に比べれば大海の一滴に過ぎない。これらは決して同等ではない。全く比較にならない。

 反ユダヤ主義を反アラブ人種差別より大きな懸念、あるいは同等かそれに近い懸念だと感じさせる唯一の方法は、自分が人種差別主義者になることだ。反ユダヤ主義という比較的小さな懸念を、ガザやレバノンで毎日行われている虐殺や残虐行為と少しでも比較できるようにするには、アラブ人の命はユダヤ人の命より遙かに価値が低いと見なさなければならない。

 民主党はトランプ政権時代にはナチスとファシズムの脅威について叫び続け、バイデン政権時代にはガザで大量虐殺を犯し、ウクライナでナチスに武器を与えるのは構わないと主張し続けている。

 イスラエル擁護者連中は、その多くが事実として偽りとわかっていることを信じているふりをしている点で独特だ。空爆や狙撃兵や包囲戦で、イスラエル国防軍が民間人を故意に標的にしているのを連中は知っているが、ハマスとヒズボラだけを標的にしていると信じるふりをしているのだ。イスラエルが根深い人種差別と虐待の国だと連中は知っているが、イスラエルをアパルトヘイト国家と呼ぶことは反ユダヤ主義の誹謗中傷だと信じるふりをしているのだ。赤ん坊が焼かれたり首をはねられたりしていないと連中は知っているが、イスラエルに犯してほしい残虐行為を正当化するため、そう信じているふりをしているのだ。ジェレミー・コービンが反ユダヤ主義者でないと連中は知っているが、親パレスチナ左翼を権力の座から遠ざけるため、そうだと信じているふりをしているのだ。

 もちろん、連中がそうしていると、あなたが言えば、連中はあなたを嘘つき、反ユダヤ主義者と呼ぶだろう。だが連中は、それが真実だと知っており、それが真実だと、あなたも知っていることを知っている。だが、とにかく連中は偽りのたわ言を信じているふりをし続けているのだ。

 最も影響力ある評論家や政治家から一般市民に至るまで、イスラエル支持者連中は、この嘘を続けるため驚くべき団結力を発揮している。私が思いつける最も良く似た例は、親たちが団結してサンタの存在を信じているふりをしていることだ。だが連中は子どもの魔法の空想を生かし続けるためでなく、民族浄化と侵略戦争のためにそうしているのだ。

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画像はAdobe Stockより。

記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/10/06/my-enemy-is-not-iran-my-enemy-is-the-western-empire/

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Matt Hoh : Does the White House Want a Middle East War? 26:55
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米大統領戦接戦継続、全米世論ではハリスリード(48.9対46.8)、但し賭けでは逆転トランプリード(51.1対47.6)。米国は州毎に選挙人割り当てられ、勝者が全ドリ。投票人予測ではトランプ281、ハリス257、ペンシルバニアが互角で最重要区。
 日刊IWJガイド
「ウクライナ東部ドネツク州の要衝ウグレダルが陥落! ロシア側に有利に! 元米国防副次官ブライエン氏は、ゼレンスキー政権の危機を警告!」2024.10.9号

■はじめに~10月3日、NATOが10年かけて構築した、ウクライナ東部ドネツク州の要衝ウグレダルが陥落! 訪米中のゼレンスキー大統領は支援を求める上で「印象が悪い」と撤退要請を却下し、陥落後になって撤退を認め「兵士の命を優先した」と嘘八百! ウクライナ東部と南部の間にあるウグレダルの陥落で、ドネツク州・ザポリージャ州の戦線はロシア側に有利に! 元米国防副次官スティーブン・ブライエン氏は、ゼレンスキー政権が揺らぐかもしれない(原文は「ゼレンスキー政権は相当のストレスにさらされているようだ」)と警告!

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