アメリカとイスラエルの戦争挑発に対する批判を積極的に検閲するメタ
メタが所有する両プラットフォームが、アメリカが支援するイスラエルによるガザとレバノンにおける残虐行為に対する私の批判を検閲し続けているため、私はInstagramとFacebook両方から追放される危険にさらされている。
ケイトリン・ジョンストン
2024年10月7日
この英語記事の朗読を聞く(朗読:ティム・フォーリー)。
メタが所有する両プラットフォームは、ガザとレバノンにおけるイスラエルのアメリカ支援による残虐行為に対する私の批判を検閲し続けており、その過程で私のアカウントに検閲を課すため、私はInstagramとFacebook両方から追放される危険に曝されている。
FacebookとInstagram両方が、私がTwitter(または皆様がなんらかの名で呼んでいるもの) に投稿した私の投稿のスクリーンショットを削除した。
イランは私の敵ではない。ヒズボラやハマスやフーシ派も私の敵ではない。私の敵は中東に悪夢をもたらし、計り知れない恐怖の大規模な新たな戦争を始めようとしている欧米帝国主義者と彼らの犯罪仲間イスラエルだ。この検閲の理由として、FacebookとInstagramどちらも「我々が危険と定義する人物や組織のシンボルや賞賛や支持を、あなたは共有したり、フォローしたりしたようです」と述べている。
この削除に対する私の異議申し立ては「危険な個人や組織に関する当社のコミュニティ規定にこの投稿は従っていない」として却下された。
数時間後、インスタグラムは同じ理由を挙げ、レバノンとヒズボラに関する2番目の投稿を削除した。それは次のような、より長いツイッター投稿のスクリーンショット2つだった。
ヒズボラはレバノン人に過ぎない。彼らが侵略的で異質な存在であるかのように「レバノンをヒズボラから解放する」という言い方があるが、彼らはイスラエルと欧米諸国がもたらした不正と虐待から自然に生まれた完全に現地の戦闘部隊なのだ。ご覧のとおり、これら二つの投稿は、Meta本拠地の国アメリカの外交政策に対する批判にすぎない。Metaは言論を規制するためアメリカ政府と密接に協力してきた膨大な実績がある。
帝国の言論歪曲装置は常にこれを行う。ある国に及ぼしたい暴力を正当化するため、標的国の他の国民から、殺害したい人々を切り離そうとして、帝国は言論を利用する。彼らは、自分の利益と対立する特定の政府やある国の中の分子を排除したいため「テロリスト」やら「邪悪な独裁者」やら「政権」について口走り始め、自分に服従しない国を攻撃し、人々を殺害しているだけではないかのように見せかけるのだ。
もし連中が殺したい人々を、その国から切り離すことができれば、その人々を殺害することを、そこに属さない勢力から解放する英雄的行為として連中は描ける。連中がもし人々にそれを信じさせることができれば、自分たちの利益のためでなく、攻撃している国の利益のために、連中は人々を殺しているのだと人々に信じさせることができる。
だが、それは文字通り常に彼ら自身の利益のためだけに行われる。それは文字通り常に嘘だ。
これは政府による検閲と区別がつかない。アメリカ政府が敵を「テロリスト」と指定し、アメリカ法を遵守するため、それらの敵に対するアメリカの戦争に対する批判をシリコンバレーの巨大プラットフォームが検閲しているなら、シリコンバレーの企業代理人を使ってアメリカの戦争挑発を批判する言論をアメリカ政府が検閲しているにすぎない。
ここしばらく、イスラエルとアメリカが支援する残虐行為を批判する発言の検閲をMetaは強化してきたが、同社が「シオニズム」という言葉に対して漠然とした新しい検閲プロトコルを導入すると七月に発表した直後から、検閲の急増が逸話的に明らかになった。その動きの後、イスラエルのガザでの大量虐殺行為に関する自分たちの投稿がFacebookで予期せず削除されたとアーロン・マテやジョナサン・クックやタドグ・ヒッキーといったアメリカ外交政策批判者たちが報告し始めた。📢BREAKING📢 @Meta will ban the use of the term ‘Zionist’ as an antisemitic proxy for ‘Jews’.
— World Jewish Congress (@WorldJewishCong) July 9, 2024
The announcement is a much-needed advancement in our ongoing fight against online antisemitism and hatred.
By recognizing and addressing the misuse of the term 'Zionist,' Meta is…
また、7月には、イスラエルを批判する私の記事の一つもFacebookから削除され、Facebookはそれを復活させるのを拒否した。これは、昨年10月以来Facebookが私のアカウントに課してきた他の検閲行為に続くもので、全てアメリカが支援するガザでのイスラエルの残虐行為に対する私の批判が原因だった。
昨年11月、Facebookは私のページからTwitterのスクリーンショットをFacebookが削除した。そこには「あなたはおわかりでないようだが、ハマスは人間の盾を使用している。非常に高度な人間の盾で、近くにハマス・メンバーがいないような類いのものだ。戦闘員が0%の100%人間の盾で、最も安全な盾だ」と書かれていた。
昨年1月、Facebookは下記内容の投稿を削除した。Damn, Facebook really is cracking down hard on anti-Israel speech. I didn't even say the word "Zionist" in that post. pic.twitter.com/ACsTQEkrym
— Caitlin Johnstone (@caitoz) July 11, 2024
「ハマスがなかったら世界はもっと良くなることに我々全員同意できるだろうか?」と誰かが尋ねた。
これは、パレスチナ人に強いられた物質的状況から自然に生まれたものでなく、外部からパレスチナに押し付けられた侵略的な異質の存在とハマスをみなす場合のみ意味をなす類の質問だ。支配権力に十分に抑圧され、暴力的に迫害されている人々の集団がいる場合、傷口から血が流れるのと同じくらい確実に、支配権力に対する暴力的反対を人々は見るようになる。
もしハマスが10年前に完全に排除されていたら、今日別の名前でイスラエルに対する暴力を組織するパレスチナ人集団が存在していたはずだ。もしハマスが明日完全に排除されたら、数年後にはイスラエルに対する暴力を組織するパレスチナ人集団が存在するはずだ(もちろん、これが全て終わった時に、パレスチナ人が残っていると仮定して)。もし誰かが私を絞め殺そうとしたら、どこかの時点で、私は彼の目をえぐり睾丸を潰そうとするだろう。人間が十分な実存的圧力にさらされると、まさにそういうことが起きるのだ。
ハマスがいない方が世界は良くなるかと問うのは、コートなしでアラスカが良くなるかと問うのと同じくらい無意味だ。アラスカにコートが存在するのは、地域の物質的条件の自然な結果で、アラスカ住民にとってその物質的条件が続く限り、必然的にコートが存在するのだ。
ハマスがなければ世界はより良くなるか問うのではなく、ハマスを不可避にする状況がなければ世界はより良くなるか問うべきだ。
これらは全て世界最強の政府とその同盟諸国の外交政策を批判する自明の政治的発言だ。だが、アメリカ外交政策に対する私の批判をこのプラットフォームが頻繁に削除しているため、私のページは現在「危うい状態」に指定されており、ログオンするたびに「ページを失わないでください。コミュニティ規定違反が更に数回発生した場合、ケイトリン・ジョンストンを永久に失う可能性があります。誰もそんなことを望んでいません。同意できない侵害に対し異議を申し立てることで協力ください。だが、より重要なのは、ルールに従ったコンテンツを共有するよう努めることです。」という通知を受け取るようになった。
Facebookのページ・ステータス・セクションには「あなたのページはコミュニティ標準に従っていないため制限されています。我々の判断が常に正しいとは限らないことは承知しています。したがって我々の判断が間違っていると思われる場合、我々の判断に異議を唱えると、場合によっては、制限を解除してもらうことが可能です。」と表示される。
これら制限を取り消そうとする私の試みは拒否されている。
Metaはアメリカ帝国主義の言論統制の巨大な道具であるため、これら全てを詳細に文書化することは重要だと思う。Facebookの全世界のユーザー数は驚異のユーザー30億人、Instagram のユーザー数は20億人だ。アメリカ寄りの言論を検閲することが世界中の人々のコミュニケーションに与える影響は、いくら強調してもし過ぎることはない。
この仕事を始めた頃から、世界最強力で専制的な権力構造を私は力強く批判し、帝国主義的言論管理者が私の影響力を弱めるために働いてきた様々な方法を記録することに力を入れてきた。2017年以来、私はFacebookでアルゴリズムによる制限を受け、TikTokでは永久禁止されており、新しいアカウントも検閲に会い続けている。更に私より大きな発言力を持つ何人かの評論家が私のため介入してくれるまで、Twitterも禁止されていた。
言論を支配する者は世界を支配し、インターネット上の情報操作は、アメリカを中心とする帝国の、その狙いのための主要計画だ。我々全員が愚かで鳴き声を上げる羊の群れになるまで、この嫌な連中は満足するまい。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/10/07/meta-is-aggressively-censoring-criticism-of-us-israeli-warmongering/
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大本営広報部国際報道は見ないがMacgregor氏YouTubeは拝聴している。
Judging Freedom
COL. Douglas Macgregor: Israel After a Year of Slaughter 28:12今朝の孫崎享氏メルマガ題名
AP[人工知能の先駆者がノーベル物理学賞を受賞、受賞者ヒントン氏は「私たちよりも賢いものを手に入れることがどのようなものか、最終的には私たちよりもインテリジェントなシステムが制御を握るようになるのではないかと心配しています。御不能になる脅威に心配する必要があります。」日刊IWJガイド
「新しい事実が明らかになっても裏金再調査やる気なし!『これは裏金隠し解散だ!』(野田立憲民主党代表)あの杉田水脈議員も公認か!?」2024.10.10号
■はじめに~新しい事実が明らかになっても、裏金再調査やる気なし! 党首討論で、石破茂総理のメッキがどんどんはがれる!「言行不一致」からただの「大嘘つき」に!「これは裏金隠し解散だ!」(野田佳彦立憲民主党代表)あの杉田水脈議員も公認か!? 非公認で当選した議員は、当選後公認すると石破総理は明言! 選挙は禊ではない! 裏金作り・脱税疑惑の罪は消えない!
■NATO、EU内は対ロシアをめぐって分裂状態!(その1)ウクライナのシュミハリ首相は、東欧諸国にウクライナ経由で供給されているロシア産石油と天然ガスの契約はもう延長しないと、スロバキアのフィツォ首相に通告! その背景にあるのは、欧州委員会の圧力だった! 表向きは「ロシアがウクライナ経由のパイプラインから利益を上げることは許さない」というが、スロバキアは他のEU諸国経由で5倍の通過料金を上乗せして支払うという茶番劇! 実はウクライナも、ロシア産資源の通過料収入を失いたくない!? フィツォ首相は、紛争が終わればロシアとの関係改善に全力を尽くすと明言!
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