僕の平和への思い

　多忙な中、寒気が遅い、やや風邪気味で、しばらくブログの更新が出来ませんでした。医者にかかるほどでないが、３日間、風呂に入らず、夕食を食べたらすぐ寝る、朝起きたら元気が出るのだが、仕事をこなして夕方家に帰ると寒気がして直ぐ寝る、そのような繰り返しです。

　何事も健康が気力・やる気を沸き立たせる原動力だと痛感しています。詳しく書く気力が今もないのですが、袋井市当局の市内ほとんどすべての施設利用料・使用料値上げ案に対し、２０日本会議反対討論の準備のため、可能な限り、該当する施設を訪問し、どのような人たち・グループが値上げの大きな英局を受けるのか調査活動をしています。

　もう少し調査してから、本格的な反対討論の読み上げ原稿作成にかかります。昨日は、国際交流協会の学用品リユースイベントがあり、土曜日の準備と合わせ、結構疲れました。こちらの活動も、元気と余裕が出来たらレポートを書くつもりです。

　日本原水爆被害者団体協議会が、ノーベル平和賞を受賞したことに喜んでいる。核兵器の犠牲者は自分たちだけにして、もう二度と核兵器で苦しむ人々が出ないようにしてもらいたい、核廃絶の長い運動が認められた。

　代表委員の田中さんのスピーチはとても良かった。世界の多くの人々に訴えが届いたと思う。しかし田中さん自身が語っているように、核兵器を持つことも使用することも完全に無くすのは、これからだ。

　核抑止論に依存する限り、核兵器は無くならないし、核の脅威も無くならない。日本政府やアメリカの核の傘を信奉する人々には、被爆者の想いが伝わっていないと思う。

　粘り強く、核で平和は守れない、戦争を抑止できない事実を広く訴えていくほかない。

　今日が間違いを記憶に残すべき記念日、対米戦争、同時にそれは世界を敵にする愚かな戦争に突入した１２月8日だ。天皇や軍部首脳らごく一部の権力者が決定を下し、その結果、戦争に駆り出された若者・戦争を支えるよう罠にかけられた庶民・諸外国の日本による戦争被害者、おびただしい人々が悲劇を被った。

　一部の権力者の決定が国家の命運・人々の命運に大きな影響を与えることに、改めて権力の暴走をどう食い止めるのかについて、考えたい。これは隣国・韓国の尹大統領の戒厳宣言・国会でそれを取り消した韓国国会の問題ともつながる。

　独裁国家なら１人の独裁者の決定が全てを決める。しかし立憲民主主義の形態をとっていても、憲法があっても、一部の権力者が決めたことが国を誤った方向に向け、多くの人が巻き込まれる。

　韓国は独裁者の戒厳令で散々国民は苦難を受けた体験から、民主主義を作り上げてきた。だから今回の非常事態も、国会がつまり民主主義がそれを阻止することができた。国会の外でも昨日は１４万人以上もの人々が集まり、尹大統領弾劾・即時辞任を叫んだ。

　一方、日本の現状を考えると、将来、本当に議会制民主主義がちゃんと機能するかどうか心配になる。今は独裁者はいない。しかし安倍政治の頃の日本は、安部一強の政治体制において、憲法を無視してどんどん解釈改憲という手法で、戦争ができる国に近づけてきた。多数を政権与党が握れば、それが可能であることを示した。

　自立した市民が韓国のように１０万人以上が国会を取り巻き、時には数十万人以上も街頭に出る経験は、残念ながら日本にはない！　権力の暴走をくい止めるのは、草の根民衆主義を地道に積み重ね、大切なことは・自分たちに関わることは自分たちが決める・関与する経験を、あらゆる場、それは地方自治の場、自治会の場、職場、学校、大学、市民団体などの場で、一つ一つ積み重ねる他ないと思う。