トルコに対し表裏ある政策を推進するギリシャ
Steven Sahiounie
2022年9月16日
Strategic Culture Foundation
ギリシャはPKKをテロ組織と指定している、ISISと同じ分類だ。それにも拘わらず、ギリシャは隣国の何千人もの男性、女性と子供を虐殺したある集団を守り保護している。
9月10日、2隻のギリシャ沿岸警備隊の船が公海を航行中の国際乗組員が乗ったトルコ貨物船に発砲した。「アナトリアン号」はトルコ北西部のボズジャ島沖で攻撃された。
トルコはこの攻撃による犠牲者を報していないが、即刻調査を要求した。トルコの沿岸警備隊船二隻が現場に到着した後、ギリシャの船は去った。
ギリシャ沿岸警備隊は、トルコから出発し、ヨーロッパ亡命を求める経済移民を降ろすことで良く知られている密入国ルートであるギリシャのレスボス島沖で疑わしい行動をしていたと考えて、船に銃弾を発射したことを認めた。
攻撃中に乗務員の携帯電話で撮影された映像が約1ダースの発砲音を記録し、船のブリッジに命中した弾の穴を示している。トルコは攻撃は「国際法規則無視」だと述べた。
トルコとギリシャは何十年もの緊張後、新たな論争に巻き込まれている。歴史的な敵国同士は隣国でNATO加盟国だが、今地中海での領空通過、エーゲ海の諸島、海上境界線と沖合のエネルギー源から生じる困難な問題に直面している。
9月5日、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はギリシャがエーゲ海で非武装の島を占拠したと主張し、トルコは対応して行動する用意ができていると恫喝した。エルドアンはトルコが「ある晩突然攻撃する」かもしれないとギリシャに警告し、軍事行動の可能性をほのめかすエーゲ海上での継続的なトルコ戦闘機への嫌がらせに、ギリシャは「高い代償価格」を支払うだろうと補足した。
9月12日、トルコのフルシ・アカル防衛大臣がアンカラに対するアテネの「不誠実な」外交政策を非難し、「善意で行なわれた我々のあらゆる努力にもかかわらず、不幸にして、我々の隣人ギリシャは毎回何らかの挑発的な主張で緊張を増し続けている。我々はこれを防ぐため最善を尽くす。」と付け加えた。
ギリシャがトルコ・ジェット機にレーダーでロックオンした際、アカルはギリシャを敵対的な行動のかどで非難し、不適切な行動と呼んだ。彼はトルコ・ジェット機へのいやがらせに言及し、国際法で領空は領海に依存すると強調し、占拠した島を装備しているギリシャは国際法にも違反していると付け加えた。
非武装化条約下にあるトルコ海岸近くの島を武装するのに加えて、アカルは8月23日にトルコ・ジェット機がNATOの任務で飛行している際、ギリシャがクレタ島に配置していた防空システムによって恫喝された事件に言及した
アカルは「我々は言う。あなた方が望む時いつでも、あるいは我々が行こう」と言って論争を平和に解決するための交渉テーブルに着こうとギリシャに外交の手を伸ばした。
来たる2023年6月のトルコ大統領選挙が現在のドラマで役割を果たしていると一部の政治評論家は言う。彼らはエルドアンが世論調査で劣勢だと言い、仇敵に対する愛国的緊張を刺激すれば彼の支持率を引き上げられるかもしれない。
ギリシャ当局はトルコとの軍事衝突の可能性を警告し、彼らはギリシャ経済にとって極めて重要な観光地であるロードスやコス島などの東の島を守っていると主張している。
「私はトルコ大統領による最近の声明は不適切だと思う。だが我々は外交ルートを常に開けておく」と9月11日、ギリシャ首相キリアコス・ミツォタキスが言い、10月プラハで予定されているEUサミットで、会談の機会があるだろうと補足した。
益々攻撃的なトルコ当局の話を公式に非難するよう求め、緊張が公然の論争にエスカレートしかねないと示唆して、最近NATO、EUと国連にギリシャは手紙を書いた。
ギリシャのニコス・デンディアス外務大臣はウクライナに言及し、トルコとの対立は、ヨーロッパで、もう一つの戦争になる危険があると警告した。
パリで話して「夜に来ると言う連中を、誰が適切な本当の権力を持っているかが分かる日光の中で待っている。」とミツォタキスは言って、トルコに警告した。
エルドアンはエーゲ海でトルコを外して取り決めるいかなるエネルギー資源プロジェクトも阻止しようと努めており、東地中海でエネルギー共有合意でトルコとキプロスを含む協定を望んでいる。欧州理事会Asl? Ayd?nta?ba?によれば、欧州理事会対外関係の上に、エルドアンは「ギリシャとの物理的対決を求める」ことについて短く止まるだろう。
EUは声明を発表し、最近の面接でのトルコのMevlutCavu?o?lu外務大臣によるコメントは、その島の若干に対するギリシャの主権に疑いをさしはさんで、反生産的であって、そして3月23日からの欧州理事会と24-25の6月2021インチの結論で電話されて東の地中海で段階的縮小の努力を否定する、他方2022年2月に組織は「これらの島に対するギリシャの主権は疑いがない。」と述べた。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領はパリでミツォタキスとの会談中論争に仲裁に入り「この戦略的提携は東地中海の不穏状態を許すまい。」と言った。
「両方の国が一緒にもっと強い」とマクロンが、「我々は完全にギリシャの主権を支持する」と付け加える一方で、言った。
パリ会談の主な問題は10月6日と7日にプラハで非公式評議会に先行してEUでエネルギー危機と共通基盤の捜索だった。ギリシャとトルコの沖合エネルギー資源論争はしっかりと来たる会談のアジェンダに論争を課した。
Akarはギリシャがトルコについて第三者に不平を言い、「表裏政策」と呼んだとコメントした。彼はトルコの政権と職業の下で同じく北半分を持つ政治的に分かれた島キプロスに言及した。彼はトルコが田舎のそしてトルコのキプロス人を守ると付け加えた。トルコとキプロス両方が地中海で沖合のエネルギーリソースを求める。
トルコは、70年間NATOのメンバーであることに加えて、アメリカ同盟国と描写されたこともあった。だが、アメリカ軍がテロ集団を打倒しようと努力していた間、ISISを支持していることが判明し、アメリカとの関係は緊張した。
アメリカ-トルコ関係は低迷状態で、エルドアンはロシアのプーチン大統領に頼り、さらにワシントンを怒らせたロシアとの主要な軍事取引を完了した。エルドアンは他の選択肢を持っていることを示して、ロシアとアメリカをお互い競争させるのを楽しんでいる。
2022年3月に始まり、ギリシャのラブリオ・キャンプで4カ月間テロリストとして養成された後、Husamettin Tanrikuluがトルコで逮捕された。彼は6月にテロを実行するためトルコに戻ったが、PKKテロ集団の要請でトルコ都市を攻撃する計画を知っていた親類から警察に内報されたため逮捕された。
トルコのスレイマンSoylu内務大臣はテロリストを隠したと言ってアテネをしばしば非難し、キャンプ・ラブリオはPKKの避難所で訓練拠点だと警告した。ギリシャ放送局StarNewsはキャンプ住民がPKKへの関与を認めていたことを明らかにした。
PKKはアメリカ、イギリス、EU、トルコや全ての西欧諸国にテロ組織指定されている。彼らは40年以上にわたり40,000人以上の人々の死に責任がある。
キャンプ・ラブリオではマスト高くPKK旗が掲げられている。ギリシャはPKKをテロ組織と指定しており、ISISと同じ分類だ。しかもそれにも拘わらず、ギリシャは何千人もの隣人の男女や子供を虐殺した集団を守り保護している。ギリシャはトルコに対し表裏ある外交政策を進めている。
記事原文のurl:https://strategic-culture.org/news/2022/09/16/greece-follows-a-two-faced-policy-toward-turkey/
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