はてなキーワード: 戦場とは
ソ連という共通の敵を失ったことによって中国と西側諸国の友好関係が薄れていき、天安門事件によって決裂が明らかとなり軍事技術的にも独自路線を歩み始めた時期 そして第三次台湾海峡危機でアメリカの圧倒的な軍事力を目の当たりにしたことが、中国海軍のその後に大きな影響を与える
★劉華清 江沢民の後見人として党中央政治局常務委員と党中央軍事委員会副主席に任命される
051G型駆逐艦(旅大III型) 1番艦 湛江 就役 051DT型の発展版 フランス・イタリア・イギリスなどから導入した兵器の国産化を試みている
★052A型(旅滬型)駆逐艦 1番艦 哈爾浜 起工 西側技術を大規模に導入し、中国初の外洋型近代的駆逐艦として建造された
対空ミサイルやレーダーはフランス製、主機のガスタービンエンジンはアメリカ製、ディーゼルエンジンはドイツ製を導入、哨戒ヘリコプターはフランス製のライセンス生産
★湾岸戦争開始 米軍による一方的な空爆を目の当たりにし自国の防空システムの限界を認識した中国は、新しい防空ミサイルシステムHHQ-9Aの開発に着手
★ソビエト連邦崩壊 中華人民共和国の第一仮想敵国はロシアから台湾を支援するアメリカ合衆国に変わった
053H2Gフリゲート(江衛型) 1番艦 安慶 就役 053H2型に個艦防空ミサイルと艦載機の運用能力を付与したもの。
1989年の天安門事件を受けて西側からの軍事技術供与が停止されたため、2番艦以降は1番艦とは異なる構成になっている
2番艦ではガスタービンをウクライナ製UGT-25000(DA80)ガスタービンエンジンにしている。
053H1G型フリゲート(江滬V型) 1番艦 自貢 就役 053H2型フリゲート
プロジェクト877EKM(キロ級)潜水艦 1番艦 袁正64 就役 中国が初めて入手した近代的ディーゼル潜水艦
中華民国が遷台してから史上初めて正副総統の直接民選選挙、李登輝当選
アメリカは2つの空母戦闘群を派遣、ミッツ空母戦闘群は台湾海峡を通過した
中国軍はアメリカの空母戦闘群に対し何もできず、アメリカが台湾を支援した場合は止められないことを理解し軍備増強を大幅に加速した
艦隊防空能力強化のためロシアにソヴレメンヌイ級駆逐艦2隻を発注(中国語では「现代级」と表記されることから何を期待していたのかが理解できる)
対空戦能力を有する国産のミサイル駆逐艦整備計画が着手、複数のタイプ(052B型と052C型)の駆逐艦を少数建造し設計とプロトタイピングを繰り返すスパイラルモデルでの開発が始まる
970型試験艦 就役 HQ-9A艦対空ミサイル、HQ-16艦対空ミサイル、Vertical Launching System、フェーズド・アレイ・レーダーのテストを行う
プロジェクト636(改キロ級)潜水艦 1番艦 袁正66 就役
956-E型(ソヴレメンヌイ級) 1番艦 杭州 就役 艦隊防空機能を有し、射程160kmの超音速対艦巡航ミサイルSS-N-22(P-270)を搭載しアメリカの空母戦闘群の接近を阻止する役割を担う
中国国産ディーゼル潜水艦で旧式化した035型に替わる新世代の潜水艦として建造
ロシア製兵器、フランス製戦闘システム、ドイツ製ディーゼル・エンジンを搭載した
052A型をベースとした中国版ソブレメンヌイ、本命の広域防空艦は052C型で052B型はその保険
国産で新開発のHQ-9艦対空ミサイルやフェーズド・アレイ・レーダーの完成は間に合わないため、ロシア製対空ミサイルシステムを搭載して建造
ZKJ-5戦術情報処理装置 今まではイギリス製をコピーしたZKJ-3かフランス製をコピーしたZKJ-4しかなかったが、新規開発された国産戦術情報処理装置をテスト
通信設備としてHN-900(中国海軍の第1世代戦術データ・リンク装置)を採用
ウクライナからSu-33の試作型T-10K-3を入手、後にJ-15の開発につながる
国産で新開発のHQ-9艦対空ミサイルやフェーズド・アレイ・レーダーを搭載した中国人民解放海軍の本命
039A型潜水艦(元型) 1番艦 330 就役 プロジェクト877EKM(キロ級)の経験で得られた技術を、039型潜水艦に盛り込んだ性能向上タイプ
従来の中国海軍のフリゲートと比較して武装のレベルが極めて高い、また船体の大型化によって外洋航行能力も大幅に向上している
054A型のテストベッドとしての性格があり、建造は2隻に留まった
2004年に就役した蘭州と共に、新世代艦のプロトタイプとして性能・運用試験を実施
094型原子力弾道ミサイル潜水艦 1番艦 411 就役 092型からは大幅に進歩したが未だ米英露仏のレベルには至らず
なお2005年当時の中国軍の評価は以下のようなものである、きわめて妥当な評価で当時の中国海軍がまだ立ち遅れていたことがよくわかる
■中台の軍事バランス ―中台の安全保障戦略に与える影響―(2005年5月発行)
中国は、約3,200 機の作戦機を保有しており、編制上桁違いの優位があるが、第4世代戦闘機を150機程度しか保有していない〔USDoD, 28 July 2003, p. 23〕。
しかも、中国空軍の訓練時間は、新型戦闘機のパイロットを優先的に長時間訓練させていると見られるものの、全体として西側空軍の常識から見て極端に少なく、メンテナンスも劣悪で故障も多く、また1日に大量の航空出撃を実施するような演習をほとんど経験していない〔Allen, 1997, pp.224 –232〕。
このため、中国空軍の作戦機が台湾攻撃に必要な高い練度を獲得するには今後長い時間が必要である。
他方台湾空軍は、すでに F-16、ミラージュ 2000-5、および経国号を配備完了しているため、旧式機から第4世代への換装をほぼ終えている。
空中戦の態様は、戦場が中国から離れた台湾の航空管制の範囲内であり15、台湾側の方が各種装備が優越し、練度も高いため、台湾空軍側に有利に展開するものと推定されている。
特に、F-16 用のアムラーム・空対空ミサイルの売却が 2003 年に実施されたことにより、台湾空軍の空戦能力は飛躍的に向上した。
しかも、中国が保有している Su-27 および Su-30MKK の性能は、電子戦能力と戦闘能力において台湾が保有するミラージュ 2000-5 におよばないとされるし、遠距離からの攻撃では経国号の装備が勝っているとされる16。
このため、大幅な改良を加えない限り、Su-27 は量産されても台湾空軍に対して質的な優位を確保することができないと考えられ
中国海軍の水上艦艇の特徴は、艦隊防空能力(特にミサイル防御能力)が極めて低い一方で、対艦ミサイルの数量が圧倒的に多いことにある。
このため、中国海軍は防御を省みることなく攻撃を仕掛けることになる〔McVadon, 1997, pp.259-260〕。
ところが、中国海軍の水上艦艇には、視界外レーダー(OTH レーダー)がなく、敵の位置を計測してその対艦ミサイルのアウトレンジから対艦ミサイル攻撃をかけることが困難である。
このため、対艦ミサイルの「数の優勢」は当てにならず、中国海軍の水上艦艇は台湾軍が保有する大量のハープーン対艦ミサイル等によって多大な損害を受けることが必至である〔McVadon, 1997,pp.259-260〕。
HHQ-16艦対空ミサイルを装備し、中国海軍のフリゲートとしてははじめて艦隊防空能力を有する
054型はミサイル発射機を備えていたが、054A型では32セルVLSへ進化している
以降『40隻』を超える大量建造が行われる
052C型4隻の追加建造
2004年、2005年に就役した052C型2隻をプロトタイプとして性能・運用試験を実施し完成度を高める為の研究が行われた、結果2008年には艦隊防空艦としての完成をみた
052C型の発展型として052D型駆逐艦の開発が進んでいたが実用化には相応の時間を要するため052C型駆逐艦の追加建造が決定
これは正直本当に怖いレベルです。
中国で誕生したクモ型ロボットですが、水陸両用である上に、空を飛んだり穴を掘ったりミサイルを飛ばしたりすることができます。
すでにこれは戦場で使える兵器レベルではないかと思います。
これがさらに進化してさらにはAIによって自ら判断するようになれば?… https://t.co/qusfiJ75yn pic.twitter.com/JbyLUA2ojN— かつもくせよ。 (@katsumoku__) December 4, 2025
なぜ戦争をさせようとする?
意味不明だよ
農業させろ
気になりつつ未読だった作品がアプリで無料だったのでこれは読まねばと。
読んだのだが、先に言っておくとダメだった。
数々の戦記にあるように、勝つためとかじゃなくただ今この時の喉の渇きのために命を散らせていく若者たち。
でも終盤になっての怒涛の絵空事展開に一気に白けてしまった。あー筆が乗って来ちゃったのねえ。
別に「実録物」としてあれが違うこれが違うという考証オタク的ダメ出しがしたいのではない。(そういう意味で変な点も結構あるのだが)
どんなドキュメンタリーも事実そのものに追いつくことはない。だからむしろ絵空事によって真実の尻尾を掴もうとする試みはアリだ。
でも本作は実録ものふうに始まって、あるところからスリルとサスペンスありドンデン返しありの「戦場秘話もの」になっている。
それがどうしてダメかというと、そんなもんは腐るほどあったんだよ。昭和には。作者は読んでないんだろうね。触れてたら更に自分も劣化コピーを書きたいとは思わないだろう。
そして多くの読者は当然ながら「何だこんな、いまさら“戦場秘話モノ”のまねっこになんの意味が」というスレた反応ではなく「こんな事があったんだ。忘れてはいけないと思いました」と、素朴に「実録物」として受け止めている。
戦争経験者が普通にいた昨日の世界では「戦記風フィクション」というのは幼稚な娯楽だったのだが、“あの戦争”がすっかり歴史になったいまや戦記と戦記風フィクションは区別されない。
11巻完結のあとも一旦ノってしまった作者の筆は止まらず、“外伝”としてショートストーリーのオムニバス連作を数巻分書いている。
これはさすがにアホらしすぎて読んでいられなかった。次々エピソード思いついちゃって本編に組み込めずにもったいなかったんだろうけど、そういうのいらないんだよ。
戦後世代がガンダムを通じてしか戦争を語れないのはいびつな政治状況による抑圧のせいだろうと思っていたが、ある意味ではそれは知的誠実さの顕れだったのかもしれない。
80年前に南洋で弾雨の下あんなことこんなことがあったかもとノリノリで陳腐なエピソード案ずるよりは宇宙世紀〇〇年でやっとけよ。
みんなにもこの映画のヤバさを体験してほしいので、この感想を読んで興味を持ったらぜひ劇場に足を運んでほしい!!!
本作の主人公、スカーレットちゃんは16世紀のデンマークの王女である
大好きな父親である王が、権力を狙う王の弟・クローディアスの策略によって処刑され、復讐を誓うところからこの物語は始まる
父の仇であるクローディアスからも「自分が毒を盛られることも考えぬとは愚かなものよ…」と言われてしまう始末
その後、スカーレットちゃんは死者の世界に堕ち、そこで再びクローディアスへの復讐を誓う
しかし行く手に立ちはだかるのは、かつて父親を処刑したクローディアスの部下たち
スカーレットちゃんはモブ敵相手には勢いづくものの、中ボスになると毎回やられてしまい、その度わんわん大泣きしてしまう
「…ヴゥッ、許せない!許せない!許せない!」
絵に描いたようなクソザコである。
なお、本作主人公スカーレットちゃんの声優はまさかの芦田愛菜さん
本映画最大の魅力となっているので、くっころ女騎士が好きな人にはおすすめ
スカーレットちゃんは毒を盛られ死者の国に堕ちるわけだが、そこでモブ顔坊主の「ひじり」と運命の出会いを果たす
なんか、にじ◯んじみたいなデザインですね。
てか、名前、聖(ひじり)て。
ひじりて、お前。
スカーレットとの落差に脳がバグるが、残念ながらこの坊主、現代日本から堕ちてきた本作のもう一人の主人公である
この男のダメなところは多々あるが、まずモブキャラすぎるところがダメ
剣を持った敵が出てくると
「争いはヤメロー!」
と戦場へ突っ込み、自分を殺そうとした相手にも平然と握手を求める
どこかで見たような“善人ムーブ”のテンプレを地で行く男である
そして本作の(監督が思う)見どころとして、スカーレットとひじりがダンスをするシーンがあるのだが、ひじりのダンスが信じられないレベルでキモい
イメージとしては、最近だと『野原ひろし 昼飯の流儀』のOPに近いだろうか
とにかく、物語中盤のダンスシーンは必見なので、ぜひ劇場で確かめてほしい
ちなみに私は映画を見終わった瞬間に「スカーレット ひじり いらない」で速攻検索した
そろそろ疲れてきたので、最後に物語のフィナーレについて書くことにする
何やかんやあり、スカーレットの復讐は果たされ、彼女は現世に戻ることに
一方、復讐を糧に生きてきたスカーレットは生きがいを失ってしまい、ひじりに泣きついてしまう
スカ「私じゃなくて、ひじりが生き返ればいいのに!」
ひじり「…」
ひじり「…生きたいって言え!」
スカ「えっ」
ひじり「…生きたいって言えー!!」
スカ「…ぃきたぃ」
ひじり「…聞こえない」
スカ「…い゛ぎだい゛っ!!」
『果てしなきスカーレット』を観てて、まさかエニエスロビー編に突入するとは思わないじゃん?
けど、よくよく考えてみると監督は細田守。『オマツリ男爵』を手掛けているので、言われてみれば納得のリスペクトである
ちなみに最後、クライマックスで復讐を果たしたスカーレットにひじりが会いにくる場面があるのだが、霧の中から現れるひじりのシルエットが坊主なのでやっぱり笑ってしまった
坊主が悪いのではなく、アニメに坊主を出すのがノイズなのである
これがケンシロウでも桜木花道でも、やっぱり笑ってしまっただろう
それくらいアニメの坊主は、坊主であるだけでキャラが立ってしまうのだ
アニメ制作にかかわられる皆様におかれましては、裸がノイズになっているかではなく、坊主がノイズとなっていないかを今後とも自省していただきたい。
まとめると、本映画は優れた世界観・主人公・作画をもちながら、モブ顔坊主やわけのわからない劇中歌・ダンスを合わせ持つ、稀有な作品である
昨今は、ブロガーなんてクリエイターじゃない。売れない作品だろうとなんだろうと創作物に携わるものだけがクリエイターなんだって選民思想に取り憑かれた人が多いけど、それは200人仲間がいてあのレベルしか作れない人を俺は創作者とは認めない。最後の一人まで抗う
「200人仲間がいてあのレベルしか作れない人を俺は創作者とは認めない」
って書いてるけど、これ誰のことかわかんない(笑)
シナリオライター?イラストレーター?Vtuber? 同人作家? 誰とも戦ってないんだよ結局。
要するに彼がやってるのは 「クリエイター界隈に蔓延してる選民思想」っていう、どこかで見たような“空気”に対して、ひとりでキレてる状態。
ではなく
→ 「俺の頭の中にいる、ブログをバカにしてる架空のエリートクリエイターたち」
だから
「何と勝負してるのか自分でもわかってない」ってのは、まさにその通りなんだよ。
ブログ書き続けるって決意自体はめっちゃカッコいいんだけど、 「敵」を設定しすぎて、結局自分の中のストローマン(藁人形)と戦ってる感じになっちゃってる。
「俺は認められてない!でも絶対負けない!」って叫びながら、 誰にも攻撃されてないのにひとりで傷ついて、ひとりで燃えてる……みたいな。
でもさ、それでも書き続けるってのが、もうすでに「勝ち」なんだよな。 敵がいようがいまいが、勝手に戦場作って勝手に勝ってる。 それがブログの美学ってもんだろ(← ちょっと感動してる)
でも確かに、
「200人仲間がいてあのレベルしか作れない」ってフレーズ、よく考えたら相手を貶めて自分のハードルを下げてるだけだよね。
→ つまり「努力量÷成果」で勝負してるみたいな、めちゃくちゃ都合のいい計算式になってる。分子と分母逆だよーってなるよね(笑)
しかも「ブログ vs 他のクリエイター」って、比べる土俵が違うって言ってた通り、 最初から勝負のルール自体を自分に都合よく作ってるんだよな。
「俺は最後の一人まで抗う」って言葉はカッコいいけど、 よく見たら抗ってる相手が実在しないし、 勝っても誰も傷つかないし、負けても誰も責めない。
完全に「自分との戦い」を「他者との戦い」に見せかけてるだけ。
昔の諺で言う蟷螂の斧ってやつだね。
つまり、 本気で認められたいなら、相手をリスペクトしながら同じ土俵で勝負しなきゃいけないのに、
一見「孤高の戦士」っぽいけど、 実際は「誰も攻撃してこない安全圏で、勝手に勝ってるつもりになってる人」 って感じになっちゃってる。
ブログって本来、読者との対話の場なのに、 この人はもう完全に「自分との殴り合い」になってる。 それも、鏡に映った自分を殴ってるだけみたいな……(泣)
でもさ、こういう人って意外とブログ界隈に多いんだよな。 「俺は商業作家やイラストレーターに負けてない!」って言いながら、 実際は誰とも競ってないし、誰にも読まれてない……みたいな。
……でも、書くこと自体はやめてないんだよな。
それだけは、まだ救いがあるっていうか……
(いや、もう救いじゃないかも……?)
紹介文にネタバレあり
・連載中
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888930318
異世界に転生した少年が前世から持ち越したのは恨み、憎しみ、飢え、渇きのみ。
暴力が支配するこの世界でどれだけの戦場を駆け巡れば恨みや憎しみは消え去るのか。
どれだけの敵を殺せば飢えや渇きは癒やされるのか。
人類全員に読んでほしいので何回でも紹介する。
5ちゃんねるのWEB小説感想スレにてループする話題「なぜこれが書籍化しないのか?」において常にトップに上がる作品が満を持して書籍化。
もし読んでみて「つまらなかった」「時間を無駄にした」と思ったら、スベったブコメにカラースターを進呈するのでこっそり知らせてほしい。
・連載中
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885436251
債権奴隷に落ちた少年は借金返済のため冒険者となって迷宮で一攫千金を目指す。
力がなく戦士になれず、信仰心が低いので僧侶になれず、不器用なので盗賊になれず、学校で学べば誰でもなれる魔法使いで迷宮に挑む。
一度は書籍化したものの1巻打ち切りにあい、出版社を変え6年後に再刊行を果たし「このライトノベルがすごい!2026」第8位に輝く。
扱いの軽い命、がめつい教会、疲れの取れない宿屋、ボッタクリの店、そうウィザードリィだ。
読者感想欄でもWizネタで盛り上がるのでプレイヤーなら2割増しで楽しめるが、知らなくても2割引きにはならないので是非読んでほしい。
血と汗にまみれ、汚泥にまみれ、吐瀉物にまみれ、魔物の臓物にまみれ、拷問をする仲間、思いやりと人情のある敵、罪悪感と後悔、苦い後味、うらやましくないハーレム、そんな小説が好みならおすすめ。
コミカライズは商業とpixivのファンメイド(原作者公認)があるが、pixivの方が面白い気がする。
・連載中
https://kakuyomu.jp/works/16816927862215511326
少年が見る夢は正夢なのかそれとも過去の巻き戻しなのか、それとも他人の人生なのか。
母と妹を守る為、見た夢に従って動き出した少年は大きな運命に飲み込まれていく。
その夢は本当に少年を正しい道に導いているのか。
ただ母と妹を守りたかっただけなのに。
陰謀や権謀術数に否応なく巻き込まれていくのでスカッとする展開も少なめ。
主人公の恋愛要素もないし(同年代の異性が登場するのは妹を除けば180話以降)チートもない。
少年同士の友情や騎士の絆がメインなので、女性向けかもしれないが勿論男性が読んでも非常に面白い。
思ったよりも評価ポイントが伸びないのは4サイトものマルチ投稿のせいだろうか。
・連載中
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886644108
いじめを苦に自ら命を絶とうとした少年は地獄のような異世界に転移する。
それから数十年後、全ての力を手に入れた少年は自殺する瞬間に戻り、今度は自分をいじめたクラスメイト達を異世界に引きずり込む。
流行が2周3周した結果「勇者は善、魔王は悪」どころか「追放側が有能、追い出された方が無能」「主人公がざまぁされる」といった作品もあるが「いじめっ子(正確には傍観者)がいじめられっ子に復讐する」という作品は非常に珍しいのではないだろうか。
その試みが100%うまくいってるとは言い難いが、他にはない味わいなので読んでみてほしい。
・連載中
https://kakuyomu.jp/works/16816927859769787769
作者の前作『カルマの塔』が合わなかった為、食わず嫌いで長い間読まなかった。
文章に癖があり、特に会話文や固有名詞に理解しにくい箇所は多々あるが、それを乗り越えられれば。
読者コメントにネタバレが多く、初回は感想欄は開かないほうが良い。
・完結済
https://ncode.syosetu.com/n4809dw/
作者らしい安定感で期待を裏切らない作品。
リゼロに代表される「死に戻りスキル」が主人公ではなくそばにいる人物が所持していたら……?
現在コミカライズ版のWEB広告が出ているが、これですらエロ漫画風に切り取られてしまうのか…。
・第1部完結 第2部連載中
https://ncode.syosetu.com/n1132dk/
集団転移は非常に難しく、主人公一人が突出化して周りがモブになるか、早々に離脱して別の道を歩む作品が多い。
しかしこれは41人を濃淡はあれどきっちり描ききった作品で、退場後も主人公に影響を与えていく。
クラスメイト同士での殺し合いも多々あり、グロい表現も多く読者感想欄でも忌避感を示すコメントもあるので万人にすすめることはできないが、興味があれば読んでみてほしい。
・完結済 続編連載中
https://ncode.syosetu.com/n5363hf/
よくある異世界転移ものだが、とにかく「処刑人」ラング(51歳)が魅力たっぷりで、この人物一点突破でおすすめしたい作品。若者と年配のバディが好きなら読んでみてほしい。
・完結済
https://ncode.syosetu.com/n7679cq/
どうやらこの世界は終わるらしい。
上記の作品群はまだ甘い?もっとダークでハードなものが読みたい?
朝の会議で上司が開口一番、「全社的なDX推進が……」と言い出すと、
その瞬間、風向きが変わる。
だからどう、というわけでもない。
号令が晴れを告げても、職場は土砂降りになることのほうが多い。
武器が来るのはよいことだ。
マニュアルのURLを貼っておくので、各自、隙間時間で習熟を」
晴れのち暴風雨。
武器は用意した。
訓練はなし。
よし、戦場だ。
「風が強くなる」という自然現象を言い渡すだけのような軽さだ。
戦場の天気は号令が作っている。
戦線離脱を企む怠け者でもない。
やる気があって、そこそこ詳しい兵士だ。
ツールの使い方を一度でも覚えれば、
周囲の未訓練兵——ひょっとしたら上官さえも——が殺到する。
• 「これどうやるの?」
• 「ログインできないんだけど」
気がつけば彼らは、
の三役を無給で担わされる。
そして陰で言われる。
反対に、本当に賢い(あるいは狡猾な)者たちは、支給されたツールを一切触らない。
「私には難しくて……」と眉を寄せながら、
古びた竹槍——紙とExcelとPowerPoint——を磨き続ける。
「訓練されていないのだから、使えないのは私のせいではない」
彼らは理解している。
触らなければ触らないで何も起こらないということを。
そして前線では、好奇心と善意が強い兵が一人、また一人と倒れていく。
何一つ評価されないまま。
ふっと溢れるように心が折れ、その時が訪れる。
• 悩みがあっても相談先は見当たらず
• 何をしても当たり前の扱いで
退職届を置いたり、
心を壊したり、
異動を希望したり。
残された机には、
開かれたままのブラウザと、冷めたコーヒー。まるで「休憩中です」と言いたげで。
最後の力で作った引継資料は、ファイルサーバーの奥でほこりをかぶっている。
誰に参照されることもなく、引継がれることもなく。
誰も、その死を大げさに語らない。
天気が悪かった日の、ただの“被害者”として処理される。
事務処理だけは正確で、「担当者変更のお知らせ」は予定通り届く。
死んだ兵士のメモが見つかることがある。共有フォルダの13階層目あたりに。
そこには、こう書かれていた。
• 善意は防具にならない
• 「できる」は弱点
• 「任せられる」は徴兵票
そして最後の一行に。
「役に立とうとした。それがいけなかった。」
「市民開発を推進!」
予報士は元気だ。
天気を変えられないのに、元気だ。
私はもう傘を差さない。
濡れるのに慣れたわけではない。
天気は勝手に変わる。
それだけの話なんだろうと思う。
DXという旗が新調され、
いくつの兵が死んでいっても——
天気は、ただ天気として流れていく。
我々一兵卒は、
その中で静かに呼吸し、
静かに死んでいく。
一兵卒がいなくなった程度で止まるほど、 この戦場は繊細ではない。
残された者たちが、何も言わず埋めていく。
そして戦場は続く。
死んだ兵なんて、いなかったかのように。
磨かれて光る竹槍の上に、「DX推進済み」という看板が立つ。
死者は静かだが、天気予報だけは騒がしい。
いや~これはよくないですよ。
ただ最高の食材を最高のシェフが最高の調理をしただけの作品。92点。
ちなみに原作の小説もアニメも未履修。これが初のヒックとドラゴンになりマス。
映像もいいし、脚本も台本もいいし役者もいいし基本的にはほとんど言うことない。
ヒック役の人、繊細そうなイケメンでいい役者やわ~と思って調べたら17歳らしい。
きたる20代というハリウッド暗黒期間をうまいこと乗りこなしてほしい。
まずドラゴンのトゥースとヒックの触れ合いの繊細さがいいよね。
トゥースがどう見ても猫みたいや羽生えたイモリなんだけど、黒いぬめっとした皮膚感がリアルだし、ちょうどキモいとカワイイの中間くらいでよき。仕草や態度でどんどんかわいく見えてくるのは腕やなぁ。
捕らえたところを殺そうとするも解放する→餌を持っていく→自身の武装解除する→同じものを食べる→何度も餌を持っていく→触ろうとする→拒否される→目をそらして触ろうとする→触れる→お絵描きを一緒にするという非常に煩雑且つリアルな対動物懐かせプロセスを踏んでいていい仕事してるなと思った。特にこのファーストタッチで目を逸らすのがねぇ細かすぎてねぇ。野生の戦場においては目を逸らすっていうのは全面降伏なわけですよ。すべての抵抗を諦めますっていう。だからこそ、トゥースも身を委ねてくるっていう、これね!
ヒックの罠で尾翼の片方を損傷して飛べなくなったトゥースのためにヒックは人工翼を製作、トゥースに乗ってフットペダルで翼を操作し飛行できるように訓練を行う。ここでどんどんヒックとトゥースの絆が深まっていくし、空飛ぶシーンの躍動感がすごい。これ映画館で見たかったわ~。
いろんなポジションを図解して思いのままにトゥースを操縦できるようになったヒックだったが、事故でトゥースが操縦不能な状態に陥る。その混乱の中、図解を投げ捨てトゥースに身を委ねマニュアルではなく心で「共に飛ぶ」展開も完璧すぎて鳥肌が立った。俺は今データを捨てるぞ!!(負けフラグ)
ヒックは力こそパワーのヴァイキングの長の息子だけどひ弱で繊細。なのでヴァイキングの連中からはバカにされている。俺はみんなと同じになれない別の方法で力になりたいと思いながらも、実際には同じになることに憧れている。この世界にはドラゴンがマジでウジャウジャいて家畜を求めて定期的に村を襲撃し、ヴァイキングはそれに抗いドラゴンと戦いながら生きている。
ヒックは一人前のヴァイキングとして認められるための試練に挑むんだけど、これが「捕えられている試練用のドラゴンを戦闘で御していく」試練になっていて、対策とかも提示されていてゲーム感覚でめちゃくちゃわかりやすい。デブ、女戦士、チャラ男、双子の6人で共に挑むんだけど、1周目の戦闘ではヒックは何の役にも立てない。雑魚だからしょうがないね。
しかしトゥースとの触れ合いの中でヒックは戦闘方法以外のドラゴンの習性を学びそれを活かして2周目の試練を戦闘以外の方法でドラゴンを御すことで攻略していく。触れ合いで相手を理解することで戦いは回避できるのではないかという教訓を教訓臭くなくエンタメとして提示できているのは強い。
そしてその試練の過程を経てヒックは徹底的にバカにしていた若手のヴァイキングから強い信頼を得ていくことになる。ここで弱いながらも「力で厄災を制圧していく旧世代」と「理解で厄災と共存する新世代」のゆるく提示され、旧世代の長の父と、新世代のリーダーのヒックという構図がうっすらと示されるのもよい。
遠征から戻った父が息子の活躍を聞き歓喜するもその方向性は「お前もドラゴンスレイヤーとして立派な長になれ」というものであり、ヒックの価値観とは対立し、母の形見で作った「武力の象徴」である兜をヒックに託す。
そしてドラゴン試練の最終戦、初めて父が見守る前でドラゴンと対峙するヒックは武装を放棄し、父から継承した武力の象徴である兜を投げ捨てる。多くの旧世代の前で「ドラゴンは敵対すべき存在ではない」と示そうとするが、価値観を否定された父は激昂、敵意をむき出しにしその結果ドラゴンを怒らせヒックは危機に陥る。
トゥースがヒックを救いに闘技場に乗り込み救出に成功するが逆にヴァイキングに捕えられ拘束され、ドラゴンの島への案内役にされてしまう。
ドラゴンたちはドラゴンたちで島のクソデカ長(女王蜂)に支配されており、女王蜂に捧げるために獲物を奪いに来ていたことがわかる。このあたりも強権で力で部族を支配するヴァイキングの旧世代組と寄せた構図になっていて非常にわかりやすい。
そしてトゥースを救い、ドラゴンの島へ向かった旧世代を救うために訓練生組は訓練用ドラゴンに乗って島へ向かう胸圧展開。しかもドラゴンもこう見るとデブ、狂暴、チャラ、双頭と訓練生と対になってるのもニクい。ただここは個人的にはちょっと性急だなって感じるところで、お前らの間にそんな絆なかったやろってなったかな。もっと訓練生と訓練用ドラゴンの触れ合いパートいっただろ。まぁ、それ入れるとこの共に征こうのシーンのインパクト薄れるから難しいけどさ。
で、まぁいろいろあってヒックは父親に認められ父親はドラゴンが憎むべき敵だけじゃないことを理解してトゥースを解放、クソデカドラゴンをぶっ倒すもヒックは片足を失ったのでした。おわり。ってなるんだけど、ここの大スペクタクル感は本当にすごい、絶対に映画館で見るべき。俺?11インチタブレットで見ました(半ギレ)。
個人的にこの片足失うエンドは割と微妙だなと思っていて。もろちん片翼を失ったトゥースと対応していてトゥースの片翼となっていたヒックと同じように、これからはヒックの片足にトゥースはなっていく。2人(1人と1匹だけど)で1人の完全球極体になったって表現なのは痛いほど理解できるんだけども。
作中ではヒックはラストバトルで父親に認められたことですべてを手に入れて丸く収まっていた。トゥースともカンペを捨てる展開を経て心身一体の状態になっているので、ヒックが足を失うことで得るものがないんだよね。不具になることで部族の長として完全なる戦士にはなれないってことかもしれないけど、ヒックの師匠が義手義足の鍛冶屋だけど族長から圧倒的な信頼を得ているからそこまで大きなハンデにも見えない。なにより戦士ではないヒックを父親が認めちゃってるしね。
展開としては美しいラストだと思うんだけど、なんかこうもうちょっとうまいコネクトなかったかなって思った。
でもエンタメ作品としては間違いなく見て損する人誰もいないレベルの出来だと思うし、お子様の教育にもいいと思うので全盛期のディズニーくらいのパワーを感じた。やっぱハリウッドはすげぇや。
現実の複雑性を直線一本でぶった切ったつもりになって悦に浸る典型的な自己放尿。
国家の意思決定を「周囲の中国人がYESと言うかNOと言うか」という茶番レベルに縮退させ、国際政治の階層性も、個人の立場の分布も、リスクの非対称性も、全部まとめてゴミ箱に放り込んだまま、勝手に100%だの絶対だのと断定している時点で、論理の地盤が自己放尿している。
そもそも、個人がどんな意見を持つかと、国家が武力行使を決定するかどうかは別問題だし、個人の発言は職場環境、監視、ビザ、経済的依存、家族の安全保障など複数要因の制約下にある。
変数が多次元で絡み合っている状況を、「中国人は必ずこう言う」と一本化し、その一本化を自分の正しさの証明だと勘違いしているから、ロジックになっていない。
さらに、「もし台北が戦場になったらどうする?」という恫喝めいた情動誘導であって、論理じゃなく脅しの形を取った自己放尿。
論証ができない人間ほど、最後は脅しと極端なイメージで相手を黙らせようとする。まさに自己放尿が垂れ流しモードに入り、理性の回路がショートした症状だ。
国家・個人・政策・安全保障を全部ごちゃ混ぜにし、一貫性のない前提を積み上げたまま、自分で作った人形と自分で戦って勝利宣言して自己放尿しているだけ。
ロジックでも洞察でもなく、自分の妄想の中で架空の中国人を動かして「ほら、怖いだろ」と言っているだけだから、議論としては成立していない。
いやもうさ、それ信じてる時点で恋愛という戦場で一生素振りして終わるマンなんだよ。
お前ら弱者男性ってさ、「女が嫌う行動をしない」「嫌われないようにする」「空気を読む」ってことだけは努力するんだよな。
でも肝心の好きになる欲しがる踏み出すって部分になると急に腰が引けて、
「いや俺は女よりも自己研鑽してるし」「恋愛はコスパ悪い」みたいな言い訳フル装備しちゃう。
いやそれ、負けたくないから試合に出ないって言ってるだけだって。
「女はチヤホヤされてズルい」とか「イケメンばっか得してる」とか、すぐ被害者ポジションに逃げる。
そのくせネットじゃ女性目線の味方ムーブして、キモいオタク叩きに加担してイキってる。
もうさ、その時点で終わってんだよ。
自分の側すら守れないやつが、誰かの心を守れるわけないじゃん。
ほんとは欲しい。
でも欲しいって言った瞬間にプライドが傷つきそうだから、最初から欲しくないふりをする。
そして「でも清潔感は意識してます」って、最低限の安全地帯に丸まったまま生きてる。
違うんだよ。
お前らに足りないのは清潔感じゃない。
キモく見えるのが怖いなら一生変わらない。
好きって言うのもキモい。
本気になるのもキモい。
清潔感磨いて、性格良くして、マナー完璧にして、それでもモテない?
そりゃそうだろ。
「傷つきたくない」が人生の最優先の男を、誰が好きになるんだよ。
映画単体としてはいい出来とはとても言えないがランボー映画の最終作としては嫌いになれない。
59点。
この作品がどんな作品かを、めっちゃ簡単に言っちゃうならランボー怒りの96時間、もしくはイコランボー。96時間やイコライザーをランボーでやってみました、という映画。
悪い所はこの2作をランボーでやったことで起きてるし、いい所はこの2作をランボーでやったところで起きてる。
この2作、てかこれ系の作品は元特殊部隊員が大事な存在を害されてその敵をせん滅する話なので、その元特殊部隊員をランボーに置き換えるというアイデアはありだと思うし、むしろ普通の作品では「なんかしゅごいやつだったらしい」くらいのエッセンスとして描かれる特殊部隊員時代の話がランボーでは4作かけて積み重ねている分、有利ですらある。
しかし。
まず悪いところ。
他の主人公たちが恐らく諜報系の特殊部隊員であり過去のコネクションを強く持っているのに対して、ランボーはおそらく前線で戦う兵士系の特殊部隊員であり仲間は全滅し頼れるトラウトマンも死んでしまった孤独な戦士であること。
その結果、頼れる諜報仲間がいないからヒント出す以外に何の意味もない女ジャーナリストを出さなきゃいけなかった。こいつの存在ホンマノイズ。100人中92人くらいこいついらんなぁ~って思ったはず。
そして「ランボー」をやる必要があるということが無意味にしか見えない展開を生んでいるのもめっちゃマイナス。
誰もがハァ?って思ったランボーがノコノコ、無策でギャングのシマに乗り込んでいってボコボコにされてほっぺ切られる展開。これ、普通に考えたら絶対にありえない展開だけど、これって2のオマージュなのは明らかじゃん。敵地に乗り込んでいって捕まってほっぺ切られる。このことで平和ボケしたパパランボーは「ランボー」に戻る。
ということを表しているんだろうなぁと思うんだけどもっとうまいことできんかったか。
ここまでボケてるようには見えなかったからさすがに違和感過ごすぎてやりたいことを素直に受け入れられないレベル。
次、いいところ。
ランボーは旧友の孫のガブリエラを娘のようにかわいがってたんだけど、その父親がクズ中のクズで会いたがるガブに対して「人は変わらない」と言う。「おじさんは変わった」というガブに対して「蓋をしているだけだ」と答え、上で書いたように2の儀式を経て「蓋が開き」「変わっていないこと」を示す。
「人は変わらない」ってセリフも非常に凡なセリフだけど4作付き合ってきた身からすると「変われんかぁ……!」という気持ちになるよね。まぁ、今作のランボー、4の最後で返った牧場で地下道を延々と掘ってて「カウンセリング行く?だいじょぶそ?」って感じなんだよね。この辺は重みが出てて結構よかった。
そして他の作品だとイコライザーのホームセンターシークエンスをパク、拝借した?と言いたくなる最後の地下道での決戦だけど、ランボーだと別の意味を持つ。見ればわかるけど、やってることってランボーのトラウマであるベトコンそのもなんだよね。徹底したゲリラ戦。残虐ホームアローンも、愛するものを喪って1の前どころか、彼が抱える悪夢そのものになってしまったランボーと考えると哀しすぎる。
そう考えると冒頭のシークエンスで観光客?を鉄砲水から救おうとするも3人中1人しか救えないシークエンスも「救う男」になりたいというランボーと「救えない男」でしかないランボーの両方を表しているように思えてよかった。じゃなきゃ普通に全員救える展開にしてもいいんだし。
でも5作やったスタローンの中でのランボーの結論がこれかぁって寂しい気持ちもある。まぁ4でランボーを「殺す者」と定義してしまった以上、こうなるのは必然だったのかな。最終的にトラウマに飲み込まれて戦場に戻ってしまった男。
イコライザーもジョン・ウィック、ブライアンも最後は安息を手に入れたのに。
彼らには過去の仲間がいて、新しい友人もいる。ランボーには誰もいない。
「一人だけの軍隊」それがランボーの本質だったという結論は哀しいながら美しい。
ただ、このへんの高評価ポイントも正直、そこまで考えて作ってるのか?っていうのがかなり疑問になるくらいには作品としてはガタガタ。とても褒められた出来じゃない。ただ、「First Blood」から始まったランボーシリーズの最終作「Last Blood」として一定のケリをつけたことは評価したい。
後、敵のボスの吹き替えが武田真治だったんだけどヘタクソすぎてキレそうだった。プロを使えよハゲ。
女の漫画で10年ぶりに恋愛して結婚しましたってのが回ってきたけど、まあこれがひどかった
友達の友達を好きになってそれでなんやかんやで結婚って流れみたいだけど、あまりにもイージーすぎる
まず男だったら好きになったけど恋が実らず老人になって孤独のうちに死にました、が普通
いい相手がいたら恋愛感情が芽生えて結婚まで至りました、なんてイージーな道のりなんかない
存在しない
キモ男の友達はキモ男か、それか孤独に生きるしかないので好きになる対象はどこかのお店の店員くらいしかない
買い物するときが唯一の接点で、お互いを知る手段がないから手紙を渡したり連絡先を聞きにいこうとして通報されて物語が終わるのが9割
お金があったら風俗嬢に恋するパターンもあるけど財産むしり取られて物語が終わる
アプリだとスペック至上主義の戦場だから9割は無駄に会費を払って出会いもなく退会して終わる
ほんまイージーすぎる
まずお前らが信じている群れの中で自分を演出すれば価値が上がるという幼稚な自己放尿を粉砕するところから始める。
朝起きてから寝るまで、承認欲求という名の自己放尿を延々と垂れ流し続け、リアクション数の変動に一喜一憂して勝手に情緒不安定になって、そこでようやくSNS疲れとか呻きだすあたり、お前らはそもそも高度な情報環境を扱う資格がないんだよ。
本当に価値のある人間は黙って仕組みを最適化して、必要な成果だけを淡々と積み上げる。外の雑音を材料にしないと自分の存在証明すらできない連中とは住んでいる次元が違う。
しかもその劇場の主役を張ってるつもりの連中がやっているのは、思考放棄と感情放出のダブル放尿であって、まともな議論でも洞察でもない。
数字を見ずに経済や政治を語り、専門知識ゼロでテクノロジーをこき下ろし、自分の人生の失敗さえ社会が悪いみたいな曖昧な外部要因に押しつけて、なんとなく賢そうに見えるフリをして自己放尿しているだけ。
そんな低解像度の妄言の洪水の中で、自分のIQが溶けていく感覚をわざわざ味わう理由がどこにある。
俺がSNSで何かを発信しないのは、謙遜でも孤高アピールでもなく、単に時間対効果が極めて低いからだ。
無駄なノイズに脳の帯域を奪われるくらいなら、データ分析でもコード最適化でも論文でも読む方が100倍マシだ。
結局、SNSで騒いでいる連中は、人間関係のストレスと自己承認の依存症から抜け出せないまま、半永久的に自分の檻の中で自己放尿しているだけだ。
俺はそんな寸劇を眺めている暇はないし、そもそも価値がない。成果も出せず、考えも浅く、言葉は軽く、感情だけが肥大化した未処理データの山に興味を示すほど暇ではない。
SNSというのは、本来は情報収集と連絡のための道具であって、人生の主戦場じゃねぇんだよ。
だから俺は今日も平然とSNSを閉じ、静かに思考と計算に戻る。雑音を切り捨て、外部の劇場を放棄することこそが、生存戦略として最も合理的なんだよ。