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2024-11-27

職場で生き残れるか不安がある(地方公務員) part.1/2


地方公務員として勤め始めて30年以上になる。きっかけは、高校卒業して1年ほどプー太郎をしていたところ、祖父の紹介で関東地方にある市役所受験することになった。

まだ19才の頃であるバイクを乗り回したり、タバコを吸ったり、酒も飲んだし、新宿クラブで不良と群れたり、その他やんちゃをしていた。

祖父が「このままだと孫の将来が危ない」と心配してくれたのだと信じているし、今でも感謝している。毎年墓参りに行っている。

まり勉強しなかったが、筆記試験集団面接試験はスルッと通って、最終面接でも面接官とウマが合った。会話は終始スムーズに進んだ。

祖父が私を売り込んでくれたのか、今にして知る術はない。しかし、そうなのだと思う。今でも、東京都内市区町村役場では、試験実施前の時点で合格が決まっている(※特に高卒枠)ような子が存在する。

地元が大好きであるとか、地元の名士のご子息とか、中高生時代役場トップから認められるような成果を出した子達である。ここまで行くと、堂々と高校推薦で採用すればいいのに――と思う子が多い。

私はそんなレベルじゃなかったが、当時は公務員は人気がなかった。地元から推薦があった子を採用するというのは、どこの地方役場でもそうだったと思う。あと数年遅かったら採用されなかった可能性が高い。



実は、不安がある。年齢を重ねる度に膨らんでいく。若い頃はこんな感情はなかった。本当にいい時代だった。

実際、地方公務員になって更生を果たすことができた。やんちゃ自分から卒業できた。甘っちょろい自分に、社会人としての振る舞いやマナーを叩き込んでくれた。こんな私でもちゃん教育してくれた。

この組織は『上』から命令絶対である公序良俗法令常識や慣習に関係なく、命令には従わねばならない。法令順守の場面が圧倒的に多いのだが、人間の屑にならねばならないこともある。

何十年も前の話だと、画材屋で買った油紙を擦って擦って擦って、いわゆる市長副市長印鑑(個人名の決裁印)を偽造して、過去事務ミス修正せねばならないことがあった。その時の上司は、やり方だけを私に説明して、具体的な指示はしなかった。

若かりし頃の私は、実際にそれらをやり通した。起案行為漏れていた件で決裁文書を事後作成したり、国庫補助金事業に係る請負契約書を後付けで作ったりした。組織のためだと信じていた。こうしなければ、国や都庁お金返還せねばならなくなる。ならば仕方がない。組織を守るためだ。

税の更生処分のことで裁判沙汰に発展した時には、法廷事実と違うことを言ったりもした。いわゆる偽証だが、自分だけじゃなくほかの職員も同じことをしていた。組織を守るためなら、これくらいの罪は許されると考えていた。

この時代、国や都庁職員だって偽証をやっていたのだから、全国どこでもこれくらいはやっている。裁判だってわかっている、あの人達組織に雇われて裁判執行しているのだから。俺達と同じサラリーマンである。そんなことを、若い頃の自分は思っていた。

後悔がない。と言えば嘘になる。今は罪悪感がある。過去に戻れるなら――あんなことをしなければよかった。



さて。上の言う事に従っていれば結果が悪くても大丈夫。下の者は責任を取らなくていい。それが公務員組織原則である

そのうえで、公務を正常に行っていくために、予算人員にも常に余裕があって、いざという時に即時対応できるようになっている。

さらに、リスクを取らざるを得なかった職員を守るために、身分保障という大事ルールもある。この原則は今後何百年経とうが消えないだろう。

そして、厳しい現場や、難しい調整は多々あるものの、長年頑張った職員には、一番ヒラの職員でも退職金は二千数百万円が支給される……。

そんな時代がずっと続くと思っていた、そういう時期が自分にもあった。若気、いや中年の至りである。ここ数年まで、差し迫る危機に気が付かなかった。わが国の公務組織はずっと安泰だと思っていた。少なくとも私の時代はセーフだと。

[JobQ Town] ※参考URL別に読まなくてもいい

地方公務員は将来性はやばい?今後公務員未来は明るいのか解説

https://job-q.me/articles/15320

流れが変わりつつある。

変化の要点は、3つある。法令予算人員である。今、私が特にヤバイと感じているのは「人員」だ。最初の2つは手短かに説明する。

1つめの法令だが、要点は……世の中の発展に伴った社会の変化のスピードである

地方公務員というのは、正直サラリーマンに毛が生えた存在である(特別権力関係否定)。民間勤めのサラリーマンと同じである。実際、労働基準法の大半が適用される。

だが、国家公務員はそうはいかない。あの人達は、国単位責任をしょっている。特にキャリア官僚がそうだ。社会の変化に対して迅速に対応しつつ、法律政令通達を作り、地方に対して【指示・指導命令・助言】を行う必要が常にある。

近年話題の分野だと、少子高齢化自然災害リスク社会全体のデジタル化・感染症対策犯罪の高度化、まあこんなところか。数年前だと、新型プリウス流行った頃に、国民1人あたり10万円の給付が決定した。あれも内閣府によるスピード決定だったが、給付の実務をやることになった市町村役場阿鼻叫喚地獄と化した……。

経験が少ない業務で混乱しがちだったのは致し方ない。が、国の事務要領が推奨する手続きに従って実務を行ったところ、給付ミスが相次いだのは記憶に新しい。キチンと組織レベルで熟考をした地方自治体だと、「うん、アナログの方が絶対にいい!!」という正しい結論に達することができた。が、国の意見鵜呑みにした自治体デジタル関係不具合ヒューマンエラーデザインミス阿鼻叫喚となった。

日本というのは元々、分権の社会である江戸時代までは、いわゆる封建制(※中世封建制とは違うみたいだが)スタイルで、幕府あるいはその時の最強組織が国を統治していた。

明治政府になって、ヨーロッパ列強を見習って中央集権でいこうとなったものの、それが失敗であることが判明し、現在のような封建制に近いやり方――国の法律に従いつつ、地方政府が国防警察以外の統治を行うという手法確立している。

だが、それは大昔の話である。今のようにテクノロジー進歩すると……議論を経ずとも正しい知識手法が即座にわかるとか、連絡通信物理的・技術的なハードルが下がると、中央集権スタイルでも国家運営可能になる。

今がまさにそうだ。どんな行政分野でも、国が施策事業のやり方のパッケージをあっという間に作ってしまい、メール一本で地方に通知通達する仕組みになっている。正面から逆らうのは難しい。地方政府は連邦制国家ではないし、国に運営上の財布を握られている。身動きが取れない。

具体的には、○○分野の行政プランを作るとか、イントラ行政間で統一するとか、人員配置を市民100人当たり○人にするとか、税金その他をクレカQR決済に対応しろとか、現場仕事民間委託しろとか、現業職採用するなとか、やりたい放題で指示や指導が飛んでくる。

地方分権が進んでいる!という異論はあろうが、あれは国や県にとって旨味のない業務市区町村押し付けている面が大きい(※特に維持管理系が多い)。天下り既得権関係する業務委譲してくれない。それでいて、市町村合併・協定や、実入りの薄い許認可事務など、自分達が得するもの瞬足押し付けてくる。

2つめの予算だが……少子高齢化に伴って、自治体に入ってくるお金は減り、出ていくお金が増える。うちの役場予算編成も危機感が生じている。

新規事業財政部門がほぼ落とすし、新しい公共施設建築トップ命令でないと不可能に近い。公共設備を修繕するための予算がないから、業者に無理を言わねばならない。消耗品費の予算ゼロになる部署が増えている。事務用品は自腹で買うか、昭和後期の先輩方のモノを使う必要がある。

正直、金がないとどうにもならない。業者発注した支払分とか、市民への生活補助のサービス実施できない。以前は、予算上・契約上のテクニックによりカバーできていた。今は不可能に近い。

3つめの人員だが、こちらが本題である。正直、1と2はベジタブルに等しい。

数十年前に比べて、いわゆる問題のある職員が増えている。激増ではないものの、確実に増えている。

ざっと数年分を思い返すだけでも、こんなところだ。

上司から指導を受けても完全スルー。間違ったやり方を続ける

・同僚から信用がないことを告げられても、「どうでもいいです。人生優先順位が低いです」

・勤務中に罵詈雑言(「ぶっ殺すぞ」「なんだお前はっ!!」「駆除するぞ」など)

業者市民に平気で嘘をつく。自分仕事を押しつけて減らすため

・市主催美術展への作品提出に来た障がい者が帰った後、様子をマネして周りのウケを取る

思い出そうとすれば、あの10コ以上は余裕である関東圏内役場でこうなのだからもっと田舎の方にいくと、さらに忌まわしい事態になっているだろう。

こういう職員跋扈することで、まともな職員退職に繋がっていく。今は転職市場が発達しているから、30代でスキルを身に付けた職員が毎年十人くらいは職場を去っていく……退職理由の中に、問題のある人間に対して甘すぎるという意見が確実にある。

正直、そういう職員飲酒運転とか、暴行障害とか、そういう事案を起こしてくれるとありがたい。良心の呵責なく免職処分を発することができる。

実際、上記のような言動をする職員に対して有効な手立ては……2024年現在、「ない」と言っていい。更生を待つしかない。更生率は2割に満たない。

こうした対処のしようがない問題職員が増加している。その中で、どうしても救いようのない職員に対してのみ相当厳しい措置が取られる。【後述】

※どうしても見切れるため一旦切って投稿する。私の環境だと5000~6000文字限界のようだ。

(続きです)

https://anond.hatelabo.jp/20241127220228

2024-11-16

斎藤元彦が選挙に落ちたら兵庫県の殿様気取りがただの無職になるんだが

あい自己評価の激高人間はただのプー太郎になった自分を認められず発狂するんじゃないだろうか

兵庫政治家になれなかったらもうどこでも無理だろうし

2024-09-17

風俗行ったら20万ぼられた話

確か2010年くらいの出来事

地方高校卒業してなんとなく地元農業法人就職するも、仕事がきつすぎて1週間で腰を壊して就業困難になり退職。その後数年間は実家寄生し、申し訳程度の日雇いバイトをこなしてなんとなく生活を維持していた頃。東京に進学した仲の良い同級が成人したのを記念にささやかな同級会を開くというので、なけなしの貯金を叩いて東京に向かった。

初めての東京ゴミゴミしていて、人ごみをかき分けて進むだけで気分が悪くなりそうだった。日付の変わる前に同級会は解散し、俺はあてもなく新宿歌舞伎町をひとり歩いていた。その日の宿は決めてなかった。計画性がなく、なんとなくひとりで東京を歩いて感じてみたいと思ったのだ。

当時の歌舞伎町路上で様々なキャッチが横行しており、風俗キャバクラ、怪しげなバー、陽気に突然握手を求めてくるやたらとガタイのいい黒人。今となっては怖いし近寄る気持ちも起きないが、当時の俺には全てが新鮮だった。酒も入って陽気になっていたし、ひとりで大都会しかも深夜に歩いているという田舎者特有の謎の高揚感もあった。次々と声をかけてくるキャッチに逐一応対し、世間話なんかもした。

「お兄さん、AV女優とヤりたくない?」とひとりの紳士が言う。

どんな娘がいるのか聞きただすと、様々な女優名前を挙げ、ここだけの話売り出し中の◯倉まなちゃんも在籍しているのだとか。

親切で礼儀正しい紳士は、俺に3万円ポッキリでAV女優とヤれて、そのまま泊まって行ってもいいと言った。

俺はなかなか良い話だと思った。そう、俺は馬鹿だったのだ。そしてあまり世間知らずで、童貞だった。

気前よく紳士にその場で3万円を渡し、程なく歩いた雑居ビルに案内され、どうみてもヤクザしか見えない受付の男に場所代請求された。キャッチ人間にすでに支払ったことを伝えたが、何かと理由をつけて支払わなければ部屋に通さないと言う。すでに3万円支払って引けなくなっていた俺は、まあそういうこともあるのかなと思い渋々現金を支払った。何より早くヤりたかった。

通された部屋は、二畳分くらいのスペースにネカフェ同然の仕切りにシャワーが付いているだけの構造で、部屋というにはあまりに粗末であった。無論寝具は無くとても泊まれ場所には思えなかった。その時点でだいぶ不安を覚えたが、AV女優とヤれるという一筋の希望を胸にドキドキしながら嬢を待った。

程なくなかなかに年期の入った嬢が登場した。化粧が濃くて部屋の暗さも相待ってよくわからない。少なくともその時点で自分の思い描いていた理想とはほど遠い状況に置かれているのは疑いようが無かった。

言われるままに服を脱がされ、シャワーを浴びさせられる。女性の裸を見ることもおっぱいを触ることも初めての経験だったが、自分の置かれた状況が不安すぎてよく覚えていない。嬢は床にストレッチに使うマットのようなものを敷き、プレイを始める前にとんでもない金額請求してきた。確か15万円(税別)くらいだったような気がする。

俺は混乱し、キャッチ人間にも受付の人間にもお金を支払ったこと、入店する前にキャッチに払った金額プレイ代も宿泊代も含まれているとの説明を受けたこと、そしてそんな金は持っていないことを全裸のまま半泣きで話した。嬢は、しょーがねーなという感じで「うちは高級店なんです。お兄さんも悪いのに捕まっちゃったね。」といったニュアンスのことを言ったと思う。

初めての東京で、暗い雑居ビルの一室で、全裸で床に正座しながらマット越しに全裸の女から法外な金額請求される。部屋の外にはどうみてもヤクザの男が受付にいて、ゴネたら何をされるかわからない恐怖。俺は自分運命を呪った。

田舎最低賃金で地道に働き、初めて得た自分の金。プー太郎自分を気遣って、育苗ハウスビニール掛けのバイトを紹介してくれたおっさん、畑の草刈りで3,000円くれた近所の爺さんの顔が走馬灯のように頭を巡り、彼らが汗水垂らしてコツコツと働いた金が最悪の体験と共に泡となって消えていく現実。暗い雑居ビルの一室で、全裸で涙を流し、どうすることもできない自分が悔しく、たまらなく情け無かった。

その後のことはよく覚えていない。プレイは口でしてもらったはずで、セックスはできなかった。プレイの後は一刻も早くこの地獄のような部屋から脱出したい一心で、帰り際の受付のヤクザクレカできっちりと請求された金額を支払った。

キャッチについていってはいけないこと

風俗は怖い。東京も怖い

全裸は人の判断力を奪う

という教訓を得たが、高すぎる授業料だった。

この一件で懲りたと思いきや、セックスへの憧れを捨てきれない俺は性懲りなく上京するタイミングで何度か試みた。しかし、総じてあまり良い思い出がない。事前によく調べて優良店を選択していれば、もう少しマシな体験ができたのだろうか。

数日前に童貞ソープに行け増田が言っていたので、これを機に誰にも言えない黒歴史放出してみた。童貞は事前によく調べて、この教訓を生かしてほしいと切に願う。ついでに以前書いて、全然まれなかった風俗体験記を晒す。どうか俺の後悔と行き場のない童貞の魂を供養してやってほしい。

出張先でデリヘル呼んだ話

https://anond.hatelabo.jp/20200218090643

2024-07-21

無職タイミーをする

就活に挫いて適応障害医者に言われた無職、元気になってきたのでタイミーを始める。

今日飲食店の皿洗いしてきた。学生時代アルバイトしていた店よりも暇で、あたふたすることがなかった。なんとか3時間働けた。

思えば半年ぶりくらいに労働をした。実家にいるのでなんとかなっているが(プー太郎)、それでも危機感はある。

正社員になることが怖かったのかな、それでもずっと非正規じゃ親が死んだらいきていけないよな。

単発バイトということもあり、パニックになったり、頭が固まったりすることがなかった。

もう、その事実だけで安心している。

まぐれだったのかもしれないけど、人の目を気にして何も出来なくなるような症状や急に涙が出無くなっただけで、嬉しい。

タイミーじゃなくてとっととバイトでもしないとな。

店長が誘ってくれたから、考えてみる。

2024-06-14

旅行に行きたい

旅行に行きたい気分あるし

有給20日あるから少し使わなきゃいけないんだが(病院フレックス対応できる

候補が思いつかない

でもどこかにいきたい。

昼は観光して、安いドミトリーに泊まって、その辺のラーメン食べて

買える前に地元温泉銭湯にでもよって、最終日だけ少し豪勢なものたべて

いつもと違う空気を吸って、見たことのない地平を見たい

北海道宗谷岬の方向と網走方面は行ってない

東北:残っている候補岩手?でも土日で十分な気も

関東:ここ住まい茨城県ぐらいしか残ってないがここ行く料金で大阪行けるんだよね…

静岡目的地が何も浮かばない。ホビーフェスタ?

名古屋名古屋めしを食べによりたいが土日で十分

岐阜氷菓を思い出して、前々回いった。風光明媚でした

関西:前回奈良大阪に行ったけど、まだまだ目的地は設定はできそう。兵庫神戸しかいってない

中国:こっから行く難易度が少しあがる。強いて言うならしまなみ海道

九州福岡だけいった。飛行機必須領域になるが行ってみたいところは多いが、車必須なので少し考える

海外:前回は台湾(3回目)。さすがに避けたいので候補として安いので有力。

タイカンボジアマレーシア中国(3回)、トルコドバイは行った。

全部楽しかったが露のプー太郎さまのおかげでサーチャージが跳ね上がっておいそれといけない。

ふぁっきゅーなのだ。料金を無視するならオーロラ見たい。

あとサクラダファミリアを完成前に見に行くか、完成後に見に行くかで悩み中

というか金のこと考えないなら世界を見てみたいな。

話はそれたが現実路線(興味と金銭の折衷)でいうとベトナムミャンマーあたりだろうか

今日帰ったらチケット金色々見てみるか

この文章読んだ方はなんかおすすめのとこあったら教えてくだされ

2024-04-28

anond:20240428121051

明確なストレス因があるし適応障害っぽいけどな。

社長恨み節を書いてるってことは退職したの?

あ、いちばん最初無職プー太郎って書いてるから退職したのね。

転職回数が多すぎるし、他責してるし、そこまで真面目にも思えないけど、自分では自分のことを真面目だと認識してると。

自分うつ病だった

千葉県出身東京都在住、既婚、27歳。

無職ニートプー太郎

自分は真面目に生きてきた。

他人に優しく、自分に厳しく。

父親からの教訓は「警察のお世話にだけはなるなよ」。

まあ、父親はよく車の速度違反警察のお世話になっていたが。

高校まで公立学校に通い、四年制大学に入った。

本当は専門学校へ通いたかったが、父親の猛反対を受けて四年制大学に仕方なく入った。

(今は大学で良かったと思っている。)

前述した通り、自分は人に優しい。

学生時代他人が嫌がるような作業も、進んで行なった。

大学生の時は、じゃんけん学祭委員長に選ばれた同級生が泣いているのを見て、可哀想だと思い、自分が代わりに委員長になった。

自分他人感謝されるのが好きなのだ

自分犠牲にしてでも、他人には楽しく過ごしていてほしいと、大げさではなく思う。

大学卒業後は中小アパレル企業へ入り、販売員として働いた。

お客様には毎日感謝言葉をいただける仕事で、とても充実感があったが、安月給に耐えられず3年で退職した。

4年付き合った恋人24歳で結婚し、結婚式を挙げた。

結婚式の準備は、忙しいパートナーに代わり主に自分が行なった。

結婚した後は、父親に紹介してもらった大手会社で働いた。

月給も悪くなかったが、大手会社特有空気感に馴染めず1年半で退職した。

パートナーに紹介してもらった社長のもとで働くことになった。

その社長オフィスは、元々住んでいた場所からかなり遠くにあったので引っ越した。

人生が変わる、好転するはずだとその時には信じていた。

オフィスには、自分母親の年齢と近い女性が既に働いており、社長とその女性の2名で事業を行なっていた。

自分はその女性サポートとして採用をされた、はずだった。

その女性は、自分入社してすぐにいなくなった。

1ヶ月でいなくなった。

まり社長自分2名で事業を行なうことになったのだ。

前提条件と違う、と何度も何度も何度も悩んだ。

直接社長にも伝えたこともあった。

(今思えば自己主張が苦手な自分がこんなこと言うなんて、相当だと思った。)

それでも真面目に働いた。

社長の考え方、理想のすがた、事業未来など全てを理解しようと努力した。

社長は50代。

自分20代

理解しようと思っていても、理解出来ないことが殆どだった。

自分意見を言えば、言い返される。

自分の考え方を言えば、否定される。

自分のやり方でやれば、やり直しを要求される。

それでも真面目に働いた。

今までやったことのなかったオフィス事務作業を1ヶ月で覚えた。

話を分かってくれない客先にも、めげずにメールを返した。

全く自分関係のないようなクレーム電話対応をした。

退勤時間が近づいても、「早急に書類作成してくれ」と言われれば、2時間残業した。

オフィス掃除毎日やった。

備品が足りなくなれば、スーパーに買いに行った。

備品のもの洗濯も行なった。

好き嫌いが多い社長のお昼ご飯毎日買った。

本当に全部やった。真面目に働いた。

自分だけでいくつの部署をかけもちしているのかと疑問に思うくらい、全部やった。

仕事の日の朝が起きれなくなった。

仕事中に突然、動悸がするようになった。

大好きだった音楽映画を楽しめなくなった。

常にイライラして、パートナー八つ当たりをした。

気持ち悪くなるまで過食した。

うつ病だった。

うつ病になったのだ。

自分は真面目に生きてきたのに、うつ病になった。

…真面目に生きていたから、うつ病になったと言われた。

信じたくなかったが、うつ病と診断される症状9項目のうち8項目に当てはまっていた。

最後の項目、「死にたいと思うか。死ぬ方法を探すか。」は傾向が見られるので△と言われた。

初めの1ヶ月はひたすら死んだように寝た。

食欲も湧かないので、服薬のために食事をするような感じだった。

そして現在、2ヶ月目。

意欲があり、何でも前向きになった。

好きな音楽映画も楽しんでいる。

お出掛けも楽しい

まりハイにならないように気を付ければならないと、担当医に言われた。

かに楽しんだ後は疲れがドッと来る。

(疲れやすいのは、うつ病の症状のひとつだそう。)

どんなに好きで楽しくても、程々にしている。

治療には2年かかると言われているが、自分自分らしく戻れるのが楽しみで仕方がないので、あまり嫌悪感はない。

早く自分に戻りたい。

自分が大好きだった自分に。

最後に。

自分ボロボロにした社長へ、早く不幸が降り注ぎますように。

終わり

2024-03-01

生産者より消費者重要から給付バラマキしろという謎理論

それだとプー太郎乞食移民を導入してそいつらにナマポ払ったら経済成長することになっちまうんだよなあ

んなわけあるかと思うんですが…

2024-01-23

anond:20240123212442

空白12年なので靴の予算は5000円です(キリッ

ちなみにプー太郎の俺にピッタリと言うことで買ったプーマトランスポート(amazonで4000円)な

ワークマンウォーキングシューズってどうなんだろう

2024-01-12

資産額とかの話は置いといて

当社の定年は60歳。

60過ぎて雇用延長で1〜2年ほど働いてた人が、「ちょっと早めに辞めるね〜」と退職した。

退職祝いの会で、55歳の先輩が「あー私も60まで待たずにそろそろ辞めたい!」って愚痴ってた。

 

昔は定年が55歳だったらしいじゃん。

から56〜60で働いている人がもしいれば、頑張ってるなーって印象だったのかな。

今は、やめたら次に働くあてもないのにニートとかプー太郎みたいな見られ方するのかな。

65〜70歳定年が当たり前な時代になったら、60歳で辞める人はどう思われるんだろう。

2023-10-23

anond:20231023223547

いちいち断片情報を追うのもめんどくさいし何より登場人物が魅力的じゃないだろ

性根の腐ったプー太郎が悪いことして事件に巻き込まれても面白くないんだよ

普通の人が普通のことしてるのに歯車が掛け違いして悪い方向に行くみたいなのが良いんだよ

2023-10-21

40代男性に「働きもしないで、プー太郎男」などと言った男女3人を名誉棄損の疑いで逮捕真実を言っただけで名誉を棄損するつもりはなかった」

ここの住民逮捕されそうやな

2023-10-19

「働きもしないプー太郎男」で逮捕出来るのか

これで逮捕出来るなら日本国民ほとんど逮捕じゃん。

被害者加害者20年間くらい間柄が険悪だったらしいけど、どうやって逮捕まで漕ぎつけたんだろう。この超有能弁護士名前を知りたい

2023-09-16

捻じ曲げられなかった自分とは

ワイの家、ヒステリーママモラハラパパで

家族5人全員が精神科通いの過去を持つ家庭なんだよね。

 

今は弟がプー太郎43歳なのと姉がアムウェイにドハマりしてる以外はまあまあ平穏な家庭なんだけど、

両親にボコボコにされなかった場合の俺ってどんな人間だったのかなってちょっと考えちゃった。

まあどうせ大して変わらんかね。

2023-03-11

anond:20230311185547

今ってそのどうでも良い職業を作り出してでも仕事をしないといけないわけじゃん。社会の仕組み的に。

そうじゃなくて、完全に仕事をしなくても社会が回る状態プー太郎が世のスタンダードになる時代はこないかなって

2023-01-03

自分語り2022年の振り返り

匿名ダイアリーっていいね

思う存分自分語りしても身バレしないし、本音を書けるのがいい。というわけで赤裸々に自分語り2022年の振り返りをする。

高校卒業して、しばらくプー太郎して、一念発起して大学入って、またプー太郎して中退した。これが2022年3月

この時点での貯金額は84万(大学時代のバイト代

最終学歴高卒、今年30歳になるのにまともな職歴もなく5月学生アルバイターからフリーターに転身した。

実家を出て、一人暮らしをはじめた。

月の収入28万 ボーナスはない

そこから毎月13万円貯金して、15万円でやりくりして生きてみた。

家賃光熱費などの固定費6.5万、食費1.5万、美容費が2万、現金貯金1.5万、自由に使える現金3.5万

たまに足も出るけど、でも貯金を大きく崩すことはなく、それでいて友達遊んだり楽しめた

大学卒業した段階で趣味のウェイトが軽くなったので、趣味の出費がなくなったのは大きいかもしれない

(単純に大学生の頃より労働時間が増えて、趣味に費やす時間と体力が減った)

2022年12月31日貯金額は157万円。一年間で73万貯められた。現金貯金ほとんど手をつけなかったので10万ほど溜まった。

大きな出費もあったなかでよう頑張った方だと思う。

趣味で得たスキルを活かした副業も始めたので、今年は200万貯めるのを目標にしようと思う。

それと、自分の将来についてちゃんと考えよう。この働き方もあと10年が限界だろうし、何か正社員になれる仕事を探さなければ・・・

もうひとつ、体のこと。

大学中退したのは鬱になって外に出られなくなってしまたかなのだけど、思いっきり休んで少なくとも鬱は寛解した。

ただ長いこと引きこもりをしていたせいで、体重が55→90になってしまった。(身長160cm)

(この一年で、でなく大学に入って途中で鬱になり、頑張る時期と引きこもる時期を交互に繰り返し、数年単位で太った)

自宅のトイレの便座がバキッッ!!!っと音を立てたのをきっかけに痩せようと思いダイエットスタートした。

1/3時点の体重86kg。一年で70kgになりたいな。

わたし自身のこと。

結婚願望はない。なぜなら20の時に結婚してすぐに離婚たから。幸いにも子供はいない。

2011 19歳 高校卒業してプー太郎

2012 20歳 金持ちの30歳と結婚

2016 24歳 性格が合わず離婚

2018 26歳 一念発起して大学進学

2020 28歳 コロナ禍で鬱になる ひきこもり

2022 30歳 休み休み大学に通うも限界が来て中退

2023 31歳 今これを書いている

多分一生一人だし、自分のケツを拭えるくらいの貯蓄はあるといいな、と思う。

結婚に焦らないのはメンタルにもいいな。バツイチ結婚経験しているし、憧れもない。

まとめ

一年間で頑張りたいこと

貯金200万円(副業含)

ダイエット86→70

・もう少し将来のことを考える

(たくさん休んだらまた大学に入ってもいいような気はしてきた)

覚えてたら1月の振り返りもする がんばれ自分

2022-12-29

anond:20221229120852

お前は二流

一流は特定したあとにそいつ仕事先とかに通報すること

どれだけ酷い扱いを受けても守秘義務を守らないほうが悪い、報いを受けるのは告発

嫌な職場から離れられるよ!良かったね!その代わりお前はプー太郎だけどなぁ!!

2022-11-11

昔のことだが、○したいお客さんがいた


ちょっと聞いてくれ。

数年前のことだ。うちは日中~夜まで飲食店をやってるんだが、とあるお客さんがいた。今でも記憶にこびり付いている。話させてほしい。気持ちの整理をつけるためにも。お客さんの立場である増田民あなたも感じることがあるかもしれない。

当時、とある田舎一級河川沿いのエリア食事メインのお店をやっていた。おでんに、蕎麦に、刺身に、唐揚げとかポテトサラダとか、野菜のお浸しとか、居酒屋に近い。コの字型のカウンターと、座敷がふたつだけある。

いつもは俺と、アルバイト(男2、女2)のうち最低1人が一緒に働いている。平日は暇なんだが、週末になると忙しい。北にある政令指定都市の方から会社学校帰りの人が流れてくる。

それで、店内が八割方埋まって、スーツ姿のリーマンとか、会社名入りの作業服を着てる人とか、数人連れの大学生とか専門学生でわいわいとした雰囲気になる。

うちの料金は安い。はっきりいって安い。鳥貴族に毛が生えた程度だ。元実家土地でやってるからな。

そんな中で、ひときわ目立つお客さんがいた。最初に会ったのは平日の夜だった。その時間帯は、アルバイト女子大生接客を任せて追加分のおでんを仕込んでいた。

格子枠の扉をガラガラと開けて、その人が入ってきた。外身は白っぽい作業服だったかな。時期は初秋で、作業服の下にはシャツネクタイが覗いていた。銀色ネクタイピンも。

「ん!?」と思って顔を見ると、アァと納得がいった。あなた人生で何度か見たことがあるのではないか。圧倒的なオーラの持ち主を。その人の目を見ただけでわかった。

ぎらぎらとしているようで、どこかあどけない感じもして、しかし落ち着いている。只者じゃない。修羅の目だ。多くの物事と戦ってきたに違いない。人生の重みは表情に出る。

見た目は30過ぎかなと思ったが、こういうのに年齢は関係ない。繰り返すが、苦難の日々は顔に刻まれる。

アルバイト女子大生(Nさん)が彼のところに向かっていた。見たことのない笑顔で「いらっしゃいませ」と言っている。屈託のない様子で「初めてですか?」とも。

当時、コロナ流行っていない。その人(S氏)は「どこに座ったらいいですか」と言ってたっけ。Nさんに「お好きな席にどうぞ」と言われて、俺がおでんの仕込みをしているカウンターの前に座った。ほかの客はほぼいなかったと記憶している。

唐突に会話が始まった。

「涼しくなってきましたね」からスタートして、好きなお酒から、好きなアテに、この周辺でおススメの居酒屋に、S氏の仕事の話など。盛り上がった記憶がある。暇な日だったのでNさんも会話に入っていた。ルンルン(死語)な気分でS氏と話をしていた。

やがて、S氏は自分とNさんにそれぞれ1杯おごって、約一時間ほどいて帰って行った。その時はいい人だなぁと思っていたけど、Nさんがいつまでも嬉しがっている様子を眺めていて、ちょっと思うところがあった。

その日の営業が終わって現金を数えている時も、Nさんは心なしか嬉しそうだった。気のせいかとも思ったけど、やはりそんな気がした。

「なあ、今日はうちに寄っていくか」とNさんに聞いたら、「朝から講義がある。ごめん」とだけ返ってきた。

Nさんとは付き合ってまだ半年で、気持ちが通いきっていないのもあった。何かに負けたような気がして悔しい思いがした。



それからSさんは、月に何度かお店に来るようになった。

実際、いいお客さんだった。小一時間もしないうちに帰るのだが、その間に最低でも三~四千円は落としてくれる。自分の酒肴以外にも、店員がいたらみんなにジュースお酒をおごってくれる。

短い時間ではあったが、いろいろ話をして盛り上がったのを覚えている。店の十周年記念の時はシャンパンを空けてくれたっけな。

金持ってるだけじゃなくて、人柄もよかった。今でも思い出す。懐かしい記憶だ。

ある時だった。S氏が初めて来店して三ヶ月くらいか。夜九時頃の店内で、残業帰りのS氏と俺とNさんで話が盛り上がって、S氏のグラスが空いたところだった。「じゃあもう帰ります」ということで、クレジットカードを受け取った。それで、コの字のカウンター卓の奥でクレカ機械に読み込ませていた。

ふと声がして、お客さんの注文かなと思ってホールを見ると、S氏がNさんと携帯電話の番号を交換しているところだった。

「今度、ご飯行こうな」「はい!」という声が調理スペースの方まで響いてきた。そのタイミングで俺は、決済処理を終わらせてふたりのところに向かった。何事もなかったようにしてS氏は、Nさんからコートを着せてもらって入り口に向かった。

普段スタッフに見送らせているのだが、俺も一緒に入り口へと向かった。S氏を見送ると、彼は歩いて自宅の方に向かった。姿が消えたのを確認した。

電話番号、交換したんか」とNさんに聞くと、「うん。何度もしつこくって」という返答があった。ご飯、行くのか」と聞くと、「多分いかない」と返ってきた。

訝しい感じがして、でも問い詰めることもできずに、そのまま調理スペースに入ろうとしたところで、ほかのお客さんから注文の呼び出しがあった。



ここまで言ったらわかるだろ。ある程度は。

核心的なところを言うと、それから二ヶ月後だった。S氏とNさんが、お店からおよそ10km離れた政令市にある百貨店の休憩所で一緒にメシを食っているのを見た。ちょうど食べ終わるところだった。

ハンバーガーか、クレープか、たこ焼きか。よく見えなかったが、百貨店内のどこかでテイクアウトしたものだろう。Nさんは綺麗な恰好をしていた。華美ではないけど、暖かそうな秋冬用のワンピース風……あれはなんというのだろうか、女のファッションはわからない。

清潔感のある装いだった。茶色の小さい鞄を肩から下げている。どちらも、俺とのデートで付けているのを観たことはない。いや、鞄の方は多分ある。

それで、ふたりが立ち上がって、時計宝石を売ってるエリアへと階段を降りて行ったところで、俺はそのまま地下街に向かった。当初の予定どおり、常連さんにサービスする用の特別食材を買って帰った。

俺がNさんとデートする頻度は、2~3週間に一度だった。あの子看護大学に通っていたから忙しかったのもあるし、俺自身お金を貯めている最中金欠だったのもある。

セックスはしたりしなかったりだ。割合までは覚えていないが。あの光景を見てから、次にNさんと会ったのは二日後だった。あのワンピースみたいなのは着てなかった。簡素恰好だ。部屋着というわけではないが。

あの百貨店の近くの河原町通りやアーケードを一緒に歩いて、食事をして、猫カフェに行って、映画を見て、近くにあるホテルに入った。

あの時の俺は必至だったと思う。いや、必死だった。「愛してる」とベッドの中で何度も言った。伝えた。本当は、叫んでいたかもしれない。Nさんもベッドの上でいろんな動きをしたり、いろんなことを言っていた。

でも、Nさんは行為最中特別な何かをするでもなく、普通調子だった。普通セックスだった。30分で終わった。いや、なんかもうわかっていた。そんな気がしていた。



「別れよう」と言われてはいなかったが、Nさんと会う頻度が落ちていった。次にデートするまでに一ヵ月以上かかることもあった。

S氏がお店に来る頻度も落ちていった。さすがに計測はしてないが。S氏は素直に凄い奴だと思っていた。いい大学を出てるし、いい会社で働いてるし、偉ぶったところもないし、自己中に感じることは稀にあったが、よくいえば決してブレない。

俺は高校を出てない。子どもの頃から勉強が嫌で嫌でしょうがなくて、それで進学から逃げて、17才の頃までは完全なるプー太郎で、親に叱咤激励されて伏見の小料理屋でアルバイトを始めて、滅茶苦茶に厳しい毎日で、それでも料理作るのが楽しくなっていって、中年差し掛かった頃に両親が死んで、相続した土地家屋改装して今の店にした。長かった。

でも、やっぱり真の人格ってものがあるよな。S氏は、スタッフ飲み物をおごってくれなかった日は一度としてない。店員が男だろうが女だろうが、必ず一杯は出してくれた。俺はほかの店に飲みに行っても、可愛げのある女の子店員しかお酒は出さない。

S氏は、はっきりいって『上』の人だと思う。Nさんの件さえなければ。これで俺より五つ以上も年下なんだから笑えてくる。

そんなこんなで、半年も経つ頃には諦めがついた。ある日、お店でS氏と話していた。それで、ふいに聞かされてしまった。

「先日、Nさんのお父さんに会ったんですよ」

だってさ。キツイ。当時の俺にはキツかった。Nさんへのデートの打診を3回続けて断られていた。そういうことだったんだな。

俺の中で何かが切れた音がした。少年時代に読んでいた漫画ジョジョだったと思う)で、「切れた。僕の中の大事ものが……」といった台詞があった。当時は、そんなわけねーだろと苦笑していたが、ジョナサン気持ちがわかったかもしれなかった。本当に、心や体の『糸』が切れると、抵抗する気すら起きなくなる。ただ、沈んでいくだけ。

Nさんのことは諦めた。

それから二ヵ月くらいか。鬱々とした気持ちで過ごした。どうしようか。悔しい。畜生。どうすることもできない。でも、やっぱり悔しい。畜生だな、本当に。いや、くっそ。悔しいんだよ。でも、感じない。心がマヒしているみたいだ。本当は悔しいって思いたい。

俺の大事な女を取りやがって。くそくそくそ!! あいつさえ、あいつさえいなければ。畜生!! ○してやりたい。



暗い気分にさせてごめんよ。もうちょっとで終わる。あれは四年と少し前のことだ。初夏の頃だった。大きい台風が迫っていて、すごい雨だったな。うちの店はそれでも営業していた。開店当初から決まっているのだ。どんな雨風が来ても絶対に店を開けてやると。

そういう時にうちに来るのは、決まって大雨対応で疲れ切った近所の人か、ほかの店が閉まっているために流れてきた飲み客だったりする。

土曜日の深夜だった。S氏が疲れ切った様子で店に来た。スタッフはみんな上がらせていて、俺しか店に残っていない。彼は「いや、疲れましたよ。何時間か寝たら、また職場まで出発です~」といったことを告げて、メニューを手に取ろうとしていた。

増田さん。外の雨、すごいですよ」

「ええ、すごいですね」

「殴りつけてきますね。人生で最強の雨かもしれません」

「二十年前もこんなんがあったんですよ」

「本当に? 自分、このへんの生まれじゃないんで詳しくなくて」

「大雨の対応って。樋門(※排水ゲートのようなもの)の面倒でもされてはるの?」

「そんなものです。そうだ、せっかくですから一緒に外に出てみませんか。ある意味記念です」

「ほな行ってみましょ」

そんな具合で、店から歩いて一分ほどのところにある鴨川(のさらに南の支流)のほとりまで来た。家屋家屋の間に雑草だらけの小道が通っていて、そこから川の方を向いた崖地に辿り着いた。

真下を見ると、葦やら雑木やら上流からの堆積土やら、いろんなものが流れ着いている。見た目の悪い場所だった。今は河川の底を拡げる工事が進んで、もっと綺麗になっている。

俺は傘を差していて、S氏は簡易なヤッケを装備している。真っ暗な世界の中で、唯一の明かりが頭上の頼りない水銀ランプひとつだけだった。今は、2人で濁流を真上から見ている。ここから飛び降りたとしたら、数秒もかからないうちにドボンだろう。それほど水嵩が増している。水の色は見えない。

下流はとんでもないですね」

Sさん対応してるのは市内やろ。そこもこんな感じ?」

「ここよりはマシですね。護岸が整備されてるんで」

「こないな時期に大雨の対応はしたくないでしょ」

「はははは。まあそうですね。でもね、しっかりしないといけないんでね。結婚もするんで」

俺は何も言わずに、彼の方に寄った。

「危ないよSさん。下がって」

その時、殴りつけるような雨が降ってきた。風も強い。S氏は、身を屈めるようにして風雨から身を守っていた。すると、ふいに彼が鴨川の方を向いたっけ。しみじみとした寂しい背中だった。

Sさん」と声をかけると、いまだに彼は増水した河川を見下ろしていた。風がまた吹いてきた。強い風だった。

……数分が経って、俺は雑草だらけの小道の途中にいた。後ろをサッと振り返った。誰もいなかった。雨の音がうるさい。

そのまま、雑草だらけの小道をザクザクと踏み分けて行って、店の方まで戻った。お客さんが来ていないことを確認して、ラジオで大雨情報を聞いて、誰も来ないだろうという個人的確信が強まっていった。

そそくさとお店を閉めると、自分の家まで原付に乗って帰った。



特にオチがなくて申し訳ない。誰かが悲しい思いをしてるとか、嬉しい思いをしてるとか、そういうことでもない。

お店は今も普通営業している。あれからすぐにNさんは店をやめてしまったが、そこは腐っても京都府内だ。別のアルバイトに「いい子いない?」と聞いたら、新しい子が面接に来た。幸いにも、Nさんと同じくらい朗らかで明るい雰囲気の子だった。今でもお店で働いていて、辞められたら困る人材に成長している。

ずっと思っていた。苦しかった時期のことを話したいと。あの日を境に肩の荷が下りて、心と体が軽くなって、ゆっくり眠れるようになった。すっきりした気分だった。今ではのびのびと働くことができている。

これを書いていて辛いと思う時もあったが、筆をしたためてよかった。増田のみんなが幸せでありますように。

2022-09-24

エンジニアってプー太郎職業だよな。

自分もそうなんだけど

エンジニアじゃなければ奇人変人みたいな人ばっかり。

最近駆逐されたかと思いきや意外といる。

2022-09-22

anond:20220922142504

ぱよぱよちん左翼、略してパヨク

ぴえん左翼、略してピヨク

プー太郎左翼、略してプヨク

ペラペラ左翼、略してペヨク

誰かポヨク考えて

2022-09-18

anond:20220918101714

横だけど多分両方社員がいない会社だと思う

俺の友達も親金持ちプー太郎だけど、親に不動産買ってもらって節税のために法人設立して

書面上は社長(笑)になってる

から多分なんもしてない

2022-08-04

GoogleFacebook億万長者のTechLead氏

Googleテックリードでその後Facebook転職キャリア順調かと思いきや副業でやっていた面接対策塾での面接問題公開などが問題となり解雇されプー太郎をしているTechLead氏ですが日本人女性結婚していたんですねえ。TechLead氏の親との同棲を始めるだなんだで奥さんと揉めて奥さんブチ切れて子供を連れて日本帰国、当然離婚もしてTechLead氏を完全シャットアウトしてしまいました。そんなTechLead氏が2週間前に来日、息子クンを探す旅に来たようです。息子クンと再会することはできたのでしょうか?

2022-05-01

anond:20220501102634

信頼関係にこだわる理由がわからないな

通常の人間では通常あり得ない思考回路をしているヒロインとあり得ない反応と思考回路をしているヒロインの周りの人間たちの集団が、エロい男の欲求を満たすための空間を作り出すファンタジーであって

お金に言い換えればいいのかな?

プー太郎主人公のために、キャラクター主人公との信頼関係を築いて、主人公強盗ではないのに、なんだかんだ理由をつけてはお金差し出してくれちゃうマンガだよあれは

2022-03-05

ロシアプー太郎

うちの親父がニュース見て「ロシアプー太郎が!」って怒ってた

ロシアプー太郎は、何万人もいるだろうな、と思った小春日和

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