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はてなキーワード: サークル参加とは

2024-12-05

anond:20241201202854

話題になっていたこれを読んだけど、納得する部分と「そうじゃないんだよなあ…」という部分とがあった。

文学フリマ出展してみんな本当に楽しいですか?

https://anond.hatelabo.jp/20241201202854

◯「あそこに集ってるのはみんな『書きたい人』であって『読みたい人』ではない

一部では当たっている。この間の39はスペース数が1500、来場者が14967人。来場者にはサークル参加の人たちも含まれているので純粋な「買い専」の人は2/3もいない。これを少ないと見るか多いと見るか。

でもリアルイベントの楽しさは「交流」でもあるし、売ってる本がつまらなければ買わなければいいだけの話だろうと思う。それだけのコストを払う「付き合い」の価値があるか。

◯「そのコミュニティしか通用しない価値観」みたいなもんだけ先鋭化

これはコミケとかティアとか評論同人イベントでも思うのだけど、結局話題になってそれなりに売れる本ってそれなりの切り口と目線必要になる。

から手掛けている人は実は本業出版業だったりして(フリー編集者だったりライターだったり)商業ではできないけど同人ならある程度ペイできるし、という感覚でやっている人が結構いる。文フリも年々、独立系書店や本格的な流通をやってるリトルプレスだったり、小さな出版社の参加が増えている印象。そうなると同人誌全体のレベルボトムアップする分、「素人情熱だけで作ったもの」は見向きもされなくなる。結局、「好きなものを作って売るのは自由だけど、“売れる”ためには別の努力必要だよね」という現実の話なんだよね。だから個人的には先鋭化というよりは「売れる本と売れない本が2極化していく」になるのではと。

ちなみに評論系界隈だと、最近は「コミケだと売れない」という話をよく聞く。固定客以外が他の専門イベントに流れてるんだろうけど、長く続いてる分「場」が飽和したんじゃないかなと思っている。

自分文フリに参加している側だけど、本業出版系。「赤字にならない程度のコストで作りたいもの、かつイベントで売れるだろうと見込んだ本」を作るスタンス

売上は毎回40〜50冊くらい。ちゃんと儲けも出るように作ってるので、いい(副)収入?にはなってます

から個人的に思うのは、商業トレンドからは大きく乖離してはいかないのではと。なぜならあの場には「プロ」が多くいるから。

でも「作りたい人の純粋情熱の発露の場」ではなくなっていく可能性がある。そしてそうなるとイベントとしてはつまらなくなる可能性がある。そうなったとき文フリがどういうスタンスを取るか、かなあ。

2024-11-17

anond:20241116222849 需要があるかもしれないので書くコミケトイレ事情

一般サークルも参加したことのある自分男性参加者目線で書いてみる。

まず、鉄則として「会場で並ぶ前にホテルの前で用を足してこい」

これが大前提

そのうえで、まず「りんかい線トイレ

りんかい線でもよおしたら、東雲新木場は穴場。

東雲新木場まで行って一回降りてトイレに行く。

国際展示場駅トイレ男子用は大も小も混んでいる。大と小の列がごちゃごちゃになっていることもあるので、「大きい方ですか?」と声がけして列を統一してやると、結構すんなり小の方は用を足せる。

しかし大の方は待つ。20~30分は見たほうがいい。

さて、会場周辺の公衆トイレだが当然長蛇の列で使用も汚い。

用を足したくなくなることも多い。そして並んでいる。きつい。

更に東駐車場の簡易トイレ

もう夏は最悪。ひたすら臭い

逃げたい。用を足したくない。一旦ホテルに逃げ帰って用を足したこともある。

さらスマホやら財布やらを中に落とす悲劇もあるらしい。

から絶対トイレホテルで済ませたほうがいい。

開場したあとのトイレ事情だが、開場直後は、案外トイレは穴場。すんなり入れる。

そしてその後混んでくる。

サークル参加の開場前の場合トイレは並ぶ可能性はあるのだけれど、そこまで混んでない。数分待てば用を足せる。

帰宅トイレについては結構ガラガラ結構空いている。

開場後のトイレにはそこまで困った記憶がない。

勝負は開場前。待機列が動いたりする段階になってからトイレは大変である

はいものの、ここ最近は、目安の入場時間が遅くなり、始発で行く必要もないから、トイレ事情はだいぶ緩和されたかもしれない。

2024-11-06

同人イベ

コンテンツも立地も快適なイベントサークル参加してる。とある一般参加者がコンテンツに全く関係のない個人的愚痴をずっと喋っているので毎度「あの人来ても終始沈黙してくれ」と暗澹とした気持ちになる。

イベント参加にストレス解消の効果があるのは理解できるが、聞かされる方の身になってくれ。時間の使い方まちがってんぞ。

同人イベ

コンテンツも立地も快適なイベントサークル参加してる。とある一般参加者がコンテンツに全く関係のない個人的愚痴をずっと喋っているので毎度「あの人来ても終始沈黙してくれ」と暗澹とした気持ちになる。

イベント参加にストレス解消の効果があるのは理解できるが、聞かされる方の身になってくれ。時間の使い方まちがってんぞ。

2024-08-27

即売会に初めて参加したが後悔した

これまでネットに描いた漫画を載せて満足していたが、今回初めて夏コミサークル参加をした。

サークルとしての参加は、してよかったと思う。

フォロワーにも直接会うことができて楽しかった。

が、直接作者から同人誌を買うという行為が初めてで、これが駄目だった。

自分活動ジャンルゲームで、主人公の外見はメディアミックスによって違う。

ゲーム内では主人公の外見は出ないこともあって、同人誌で描かれる主人公ビジュアルも様々だった。

今回、直接作者から同人誌を買うことで、主人公ビジュアル自分に寄せている人がいることを知ってしまった。

主人公髪型、体型、服装などが明らかに自分を美化したものしか思えないのである

そう気付いてしまうと、なんだか気持ち悪くなってしまい、その作者の作品が読めなくなってしまった。

自分場合主人公ビジュアルはがたいの良い大男にしている(がたいのいい男とかわいいキャラクターの体格差が好きなため)。

が、自分自身はヒョロガリで、描く主人公ビジュアルとは似ても似つかない。

というか、自分に似せて描くなど考えたこともなかった。

なんで気持ち悪いと思ったのかもよくわからない。

俺の描くもの妄想だし、その作者の作品も等しく妄想なのに、急に気持ち悪くなってしまった。

そういう理由で、夏コミは楽しかったが、同人誌通販で買いたいと思った。

2024-08-09

初心者向け!同人イベントサークル参加する時のコツ

特にこだわらなければコミグラで印刷するのが一番安いのだが、少しマイナーイベントだと会場に搬入してくれないので、ヤマト発送(必ず指定した業者にしてくれるわけではないらしいので注意)にしてクロネコメンバーズから会場脇のコンビニに着くようにしていた

皆やるとコンビニが爆発するので真似しないでください

2024-07-29

anond:20240729132557

古めのデータにはなってしまうが

2010年コミケでの調査

https://www.comiket.co.jp/info-a/C81/C81Ctlg35AnqReprot.pdf


サークル参加:男34.8%、女64.2%

・男女別頒布物(複数回答)

男:漫画57.7%、小説11.8%、イラスト24.2%

女:漫画70.4%、小説31.9%、イラスト7.1%


一般参加:男64.4%、女35.6%

・購入した頒布物(複数回答)

男:漫画88.4%、イラスト62.8%、小説38.4%

女:漫画96.6%、イラスト43.0%、小説73.4%


ここからデータを元にした考察

計算方法が間違っていたらすまない


執筆者の男女割合

男女別頒布物の有効回答数が男11553、女21614のため

(小説も扱っているサークルの数[%]x有効回答数)より

男x小説は1363、女x小説6895となる

(頒布部数ではなく頒布サークルである点に注意)


よって小説を書く人は女性の方が多い

小説内での男女分布:男16.5%、女83.9%


購入者の男女割合

購入した頒布物の総数(分母)は示されているが男女比は示されていないため、ここでは仮に

平均購入金額x(小説の購入%/購入数の%合計)で1人当たりの小説購入金額を、それにx人数で総額を出す

男:28400x(38.4/353)=小説購入金額3086円/人

女:21865x(73.4/286.7)=小説購入金額5598円/人


一般参加男女比の有効回答数は男3221、女1780なので小説頒布規模は

男:3086x3221=994万円人

女:5598x1780=996万円人


よって1人当たりの購入額は女性の方が多いが規模としては男女で変わらないと言える

2024-07-01

anond:20240701103853

そら全年齢の統計なんかみたらそうだろ、単身一人暮らしと既婚子持ちや介護してる人らとでサークル参加ハードル同じなわけないだろ。

2024-05-13

anond:20240508192401

この増田女性向け同人イベントに行ったことがない、漫画を読んで想像で書いている男性では?と思ったので気になった点をメモしてみる。

  

アラサーになったことだし死ぬ前に一回参加しようかな”

  

若い女性が背伸びしてるのかもしれないけど25歳って言うほどアラサーか?

増田が本当に自分のことをアラサーだと思っているならただアラサーと書きそうなのに具体的な年齢を出していて違和感

  

“そんな夢や希望と共に20pのペラペラ漫画10冊を持って迎えた当日”

  

20pは漫画同人誌としては一般的ペラペラとは言いません… コピ本と言いたかったのか?

あとイベント参加を決意してからいきなりイベント当日に飛ぶけど 「部数は?お品書きやpopデザインは?ポスターは作る?」とか「自分で設定したとはいえ締め切りがキツイ」」 「新刊サンプルにいいねがついて嬉しい」 「イベント前にユーザーネームサークルNO.を入れるとジャンルの仲間入りしたみたいで嬉しい」とか初参加ならではの不安やワクワク感が全然書かれていないんだよね。

  

“あと会場がほんのり汗臭い

  

もっと暑い季節ならともかく5月スパコミってそんな臭いか?

増田が本当に女の子だったら「周りが臭いということは私も気付いてないだけで汗臭いのかも?」とまず心配にならんか?

毎年気温が上がってくるとカードショップカードゲーム大会に現れる異臭レベルオタク話題になるから「男オタクがそんなに臭いなら女オタクもそれなりに臭いのでは?」と考えた人が想像で書いた感がある。

  

“その後トイレ行くふりして他のサークルを眺めてみたけど”

  

いやトイレ行くふりなんかしなくても自ジャンルサークルなんだから堂々と物色すればいいじゃん。せっかく来たのに欲しい本はなかったのか?

作品主体イベントなのに最初から人の観察ばっかりで違和感がある。

  

一番気になったのが向かいサークルがずっと大声で下品な会話をしていたという点。会議室を借りてやるような個人主催オンリーならともかくビッグサイトなら向かいサークルとの間は数メートルはあるはず。10回に満たないくらサークル参加してるけど少なくとも私は向かいサークルの話してる内容まで聞こえたことはない。

そんなクソデカ大声で猥談をしてたなら増田以外にも気にした人がいるはずだし「開場前とはいえけっこうなトーンでR-18な話をしているサークルがいました。参加者には未成年もいるんだし自重してほしい…」みたいなツイートがバズって今頃当人炎上してるだろ。

  

それから容姿ヲチが好きそうなのに会場を練り歩いているコスプレイヤーへの言及が一切ないのが不思議

増田なら「さすがにレイヤー可愛い子が多い」とか「スタイルの悪いレイヤー推しキャラコスしてて嫌だった」とか書きそうなのに。

同人女の感情にはコスプレイヤーが出てこないからそこまで頭が回らなかったか

  

“でも文章下手とか性格悪いとかボロクソ言う割に服のダサさには反論できてなくて草”

  

そもそも同人誌即売会という一種お祭り会場に来ている人のファッション一般的にお洒落かどうかでジャッジするのが不毛じゃね?

例えば全身緑と紫でコーディネートしている女性がいたとして「今日イメージカラーが緑のキャラと紫のキャラCPプチオンリーがあるんです」って言われたらハアそうなんですねでしかないじゃん?

 

 

全体的に「女オタク下品臭いダサい=悪」 「悪しき腐女子文化に染まっていない眼鏡ちゃん=清楚=善」みたいな「若い女性が男性抜きで性欲を満たしていることへのやっかみ・揶揄」を感じる文章だった。

2024-05-11

同人イベント主催から見た女性向けイベントへの男性参加者についての話

anond:20240510142012

この話に関して書き手ではなくイベント運営してる側から少しだけ

まず、男性向け女性向けイベント、圧倒的に、圧倒的に圧倒的に女性向けイベントのほうがクレーム多いです

体感1020倍違う

男性向けは本当に犯罪レベルの時しか(売上ギった奴がサークル参加ででてるとか)クレーム入れてこないのもあるが女性向けは

男性が変な目で見ていた、男性徘徊していたなどの男性目撃情報(クソ多い)

サークル配置が気に入らない(めちゃ多い)

・◯◯っていうヤバい人が買い手・売り子・サークル主にいます・来ます情報(旬のジャンルだと毎開催1通は確実に来る)

が99%

そう、男性がいること自体クレーム入る事かなり多いんですよ現実問題として

そりゃね、やべー男いないとは言わないよ?実際つまみ出した事もあるし。

ただその場合って必ずその場で通報があるんだよね。

んでまあ連絡貰って行って確認したら大体自意識過剰が98%2%がマジモンって感じ

最近イベントってオンリー特に先鋭化と小規模化進んでるし、大規模イベは人の流れが早すぎて流れを止めるようなトラブルはすぐに分かるから

監視の目も行き届いてるしはっきり言って安全度合いは上がってる、でも上がってるけどクレームメールは一向に減らない


twitterでは男性サークル出展することを擁護するのが当然、って感じだけども

現実見ると普通に女向けイベントに男いるとか何考えてんの?って思ってる人は相当いますよって話。

2024-05-06

anond:20230127104052

生乾きの、あの臭いオタク人種特有現象だな…(ほとんど男性オタク

私自身、独身時代は(同人イベントサークル参加する程度の)いわゆるオタクだったのだが、

あの臭いは下記が原因なのではないかなと考える。


1. 洗濯機で服を洗った後、すぐに干さな

→(全員がそうだとは言わないが)怠惰メンタルを持つ人間が相当数いる


2. 生乾きのまま服を着て出かけてしまうことがある

主語が大きいが、男性オタクは定期的に服を買わない(女性オタクは服は定期的に買う)


どこかのエントリで「オタクは定期的に服を捨てろ」といった主旨の発言を読んだ記憶がするが、

個人的には かなり的を射た提案だと思う。煮沸消毒だとか、コインランドリー洗濯するなどの

面倒な方法で殺菌するのは、オタク男性には荷が勝ちすぎる方法かなと。

2024-04-26

関西民向け)東京遠征ガイド

世は東京一極集中時代

日本一オタクイベントコミケも、マイナージャンルオフイベも、なぜか東京しか開催されないのだ。

年3回程度東京に行くと考えてもバカ正直に新幹線に乗っているとお金が足りない。ので

私はせめて交通費だけでも安くしようとしていた。

スペック

京都住みJD。詳しいジャンルは伏せるがゲーム男性向けジャンルオタク

夜行バスで寝れるタイプ人間

取れるなら夜行バスを使え

まず移動手段候補として、

があげられる。

では次に、大阪新幹線新大阪)〜東京間(片道)として料金・所要時間比較しよう。

新幹線ひかりこだま)の自由席料金、新幹線こだま)の指定席料金についてはそれぞれのぞみ自由席ひかり指定席と同じ値段なので一部省略している。

新幹線の通常期・繁忙期の違いはこちら参照

https://www.jr-odekake.net/railroad/ticket/guide/express_tickets/limited_express03.html

手段値段時間
バス夜行4000〜10000円11.5時間
バス(昼行)3000〜5000円10時間
新幹線のぞみ/通常期/自由席13870円2.5時間
新幹線のぞみ/通常期/指定席14790円2.5時間
新幹線のぞみ/繁忙期/指定席14920円2.5時間
新幹線のぞみ/最繁忙期/指定席15120円2.5時間
新幹線のぞみ/閑散期/指定席14590円2.5時間
新幹線ひかり/通常期/指定席3時間
新幹線ひかり/繁忙期/指定席14920円3時間
新幹線ひかり/最繁忙期/指定席15120円3時間
新幹線ひかり/閑散期/指定席14590円3時間
新幹線こだま)/通常期/指定席4時間
飛行機5000円〜15000円1.5時間
鉄道(鈍行)89109.5時間

分かってはいたが、新幹線は高い。しかし速い。

この中でおすすめしたい順番は

バス夜行)>新幹線こだま)>新幹線のぞみ自由席)>バス(昼行)=飛行機鉄道(鈍行)

になる。

だっていから。

あとwillerのプレミアム会員は年3回以上乗る人は元取れるし最安値狙えるのでおすすめ

飛行機お勧めしない理由

飛行機格安を使えば安いが、空港までの所要時間が長いのでお勧めしていない。

関西だと空港関空伊丹神戸の3つが候補に上がる。

大阪関西空港の料金については

手段値段時間
特急はるか241047分
鈍行1160円約1時間
リムジンバス1350円約1時間

となっている。さらに、羽田or成田から目的地までの料金も追加される。

羽田東京

手段値段時間
鈍行510約45分
リムジンバス1000円約40分

羽田国際展示場

手段値段時間
鈍行800円約45分
リムジンバス800円約30分

成田東京

手段値段時間
鈍行1170円1.5時間
リムジンバス3100円約1.5時間

成田国際展示場

手段値段時間
鈍行1650円1.5時間
リムジンバス3600円約1時間

また、飛行機は出発時刻の1時間前に空港に着いておく必要がある。慣れている人は若干時間が短縮できるが、それでもその分所要時間が増えることは変わらない。

また、飛行機荷物制限がある。お土産戦利品など、場合によっては別で送る必要があることも飛行機お勧めしない理由になる。

昼行バスおすすめしない理由

昼行バス安いじゃん、どうしてここまでお勧め度が低いのかと思った人もいるだろう。

そんな人は一回乗ってみてほしい。きついから。大学生でもきつかった。

また、昼行バスは安いが 予定の前日が空いている、もしくは予定が夜にある前提となる。

そして(休憩はあるが)約10時間バスに閉じ込められる。日中時間をほぼ全てバスに閉じ込められていることになる。

夜行場合は寝ている間に移動するので体感時間は減るが、

そして前泊する場合は泊まる場所を確保する必要がある。

友達の家に泊まるなどしてお金を浮かせられることもあるが、誰しも友達首都圏に住んでいないため省略する。

新幹線派はぷらっとこだま検討

バスは体力がなくて乗れない、という方へ。

新幹線をより安く利用できる「ぷらっとこだま」というサービスがある。

https://travel.jr-central.co.jp/service/info/kodama/p1.html

GW年末年始お盆など一部除外期間はあるが、大規模イベント以外のジャンルオンリーなどには使える。

これはJR東海ツアーズの提供するこだま指定席が安く買えるサービスで、東京新大阪11210円。安い。

もちろん上の表にある通り4時間かるため、サークル参加場合は使えない(新大阪こだまの始発は7時54分)が、遅めの予定の場合には十分候補に入るだろう。

なお、前日までに予約が必要なのでご注意。

どうしても無理な場合にのぞみを使おう

交通費節約観点からすると、それでもどうしてもという場合にのぞみを使うことになる。

のぞみを安く乗る方法については検索するとたくさん出てくるのでそちらを参照してほしい。

また、学生は通常運賃学割適用できるのでぜひ学割を使おう。最近みどりの窓口めっちゃ混んでるけど。

空き時間の潰し方

ネカフェカラオケカフェ

朝はまねきねこが30分55円なのでおすすめ

何か書こうかと思ったけどいつもその辺を散歩して時間潰しをしているので特に描くことがなかった。

女性向け)メイクどうしてる?

上で夜行バスおすすめ!と書いたはいいが、女性場合は大きな壁が立ちはだかる。

メイクどこでするんだ」

その通り。増田は初めての夜行バスの時に大型連休はずれてるからと余裕をぶっこいていたら

VIPラウンジで長蛇の列に並ぶもアプリが入らず、

東京駅のトイレを歩き回り……という酷い有様で2時間を水の泡にした。(トイレパウダールームメイクをすることは推奨されていません)

めちゃくちゃ早く到着したのに国際展示場につくのは予定より遅れてしまった。まあ開場には全然間に合ったが。

高速バス メイク」などで検索すると各バスターミナルごと、近くにあるパウダールームなど紹介があるが、そこには基本いけないと思って良い。

土日はいつでも満タンだ。そもそも女子は1時間かけてメイクをするので、ちょっとあるパウダールームときではキャパが足りないのだ。

そこでネカフェカラオケお勧めしたい。

場所によっては暗いので女優ミラーなどの持参をお勧めする。

3時間高くても1500円程度で利用でき、ついでに時間潰しにも使える。

コテアイロンについては持参になるが、その辺りはロッカーしまうなどしてどうにかしたい。

夏コミの用意はどれくらい必要

交通費問題とは関係ないが、夏コミ日焼け止めを塗ってこないオタク特に男性)が多いので日焼け止めを塗ってほしい。その日の晩にお風呂できっと痛い目に遭うから

夏コミ過酷だ、というよく情報を耳にするが、実際のところどれくらい過酷なのか。

C102アーリー入場の経験から話すと、

冷凍させたスポドリ600ml*4

フェイスタオル2枚

・待機用折りたたみ椅子

日焼け止め(強めのもの

ミニ扇風機

で十分だった。

パンチすると冷える保冷剤・塩タブレットも持っていったが、使用することはなかった。

アーリー入場でも10時半にならないと入れないので、結構待つ。それなりの装備で行くことをおすすめしたい。

通常の午前入場の場合は入れるのがお昼になったりもするので、もう少し多めにスポドリを持っていくといいだろう。

フェイスタオルは被る用と予備の1枚ずつ。帽子を持っている人は持っていってもいいと思う。

ミニ扇風機は夏になるとダイソーで売っている。あると便利。手動のものより電動の方をおすすめしたい。同じくスマホショルダーの紐とストラップ用の紐をつけると方に扇風機が下げれるので良い。

ここまで長く書いてしまったが、「こうするともっと安くできるよ」などご意見感想あればぜひ。

2024-02-13

絵師コミケサークル参加しないものなんですかね?

絵師ってトラブル起こしがちな社会不適合者の傾向あるじゃないですか。

もし夢絵師が参加してたらコミケには社会不適合者が一定数見られることになるわけですが、まともな人しかいないですよね。

絵師コミケとは無縁ということなのでしょうか?即売会ではなくskebとかで稼ぐのが活動のメインってことなんでしょうか?

2024-02-05

葬送のフリーレンFANZA禁止について。言ったよね?

なんか流行ってるからって無茶苦茶してましたけど

名探偵コナンのR18はデータ販売しちゃだめなの!

から同じサンデーの葬送のフリーレンも駄目なの!

言ったよね。お母さん前に言ったよね?

もうあんたは何度言ってもわかんないんだから

年上の話はちゃんと聞いとくのよ!

売りたきゃサークル参加して紙でしなさい!

2024-01-12

anond:20240112164211

おおむね同意

あと元のツイート主含めて言及がないところといえば、コロナ前後で「サークル参加者向けのチケットが3枚→2枚に減ってる」ことかな。

いつもの3人で入れないしコミケはもういっか…となった人も知っている。グループ行動しがちな女子っぽいが…。

~C96あたりまでの東ホール一般入場前ホール内列形成については賛否もあるだろうが、

サークル活動してない人間にサーチケ3枚目を渡す代わりに大手サークルを買ってもらう…なんてのは女性向けでもよくあった。

そういう人間チケットが回ってこなくなると自分の買い物は赤ブーや通販で事足りるから行かなくなったんじゃないかな…。

コミケ女性けが相性が悪い話

https://togetter.com/li/2293203

この方はn=1としてC99の体験の話をしているけれど、C99に限らず直近のC103(冬コミ)まで参加して相性悪いよなあ、と思ったので書こうと思います

C99に矮小化してしまってるので、「あの回は特別で他のジャンルも似た感じだった」というコメント散見され、自分もそこを加味してしまうとよくないなあ、と思ったのと、

どう考えてもブコメ100字で足りないので。

書いているのはC100まで女性向けサークルサークル参加(と日によっては一般参加)、以後は一般参加のみの人です。

また便宜上女性向け・男性向けという呼び方を使い、比較として現在女性向けの主流である赤ブーブー主催イベントの内容を書いています

あくま個人見解であり、これもまたn=1の話というのは念頭に置いておいてください。

まず筆頭として「午後チケット」というもの女性向けと相性が悪すぎます

公式によると午後チケットの人は12時30分から入場とありますが、C103は午前チケット11時頃着の12時頃会場入りできたので、実際はもう少し後だったのではないか、と思います

Togetterコメントなどにもありますが、女性向けサークル撤収が早い傾向にあります

これは

・アフター(打ち上げ聖地巡礼等)がある

飛行機新幹線・家(子を預けている、帰省する等)の関係

特定ジャンルCPのみを買うので一般参加者が長居しない

という理由がよく挙げられますが(最後男性向けもそうじゃないかと思いますが)

・搬出で並ぶのが大変

というのもあります

マンレポでも「箱を持って並んでいたが台車に乗せてもらえて助かった」というのは鉄板投稿内容です。

https://www.comiket.co.jp/info-a/MR/mr.html

箱1個でも本(紙)がみっちり詰まっていると重たく、腕力のない女性は搬出大変です。それを抱えてずっと並ぶのは結構きつい。

コミケの搬出は並びます。この辺りも過去マンレポを参照してもらえると明白なんですが、閉会間際に出そうと思うと1時間は見込まないといけなかったです。

なので、早めに撤収し、列が出来る前に搬出してしまいたい、というのがあります

昔はウエストウイングもHakoBookもなく、翌週にある赤ブーブーのイベント搬入クロネコヤマトのみというものあり、長蛇となっていました。しんどかった。

赤ブーブーは現在セルフ出荷といって予め専用伝票を受け取り、それを貼った箱を搬出場に持っていって渡して完了というシステムがあります。すごく楽です。

長くなりましたが、「女性向けの場合撤収が早い為、一般参加者の中で午後チケットという選択肢は除外されてしまう」という話でした。

次いで一般参加者が多いというのがあります

それはそうだろう、と言われそうですが、赤ブーブーのイベント現在でも10時開始で遅くとも12時には一般待機列はなくなります

規模が小さいイベントだったけれども、一番早かった時は10時30分に一般待機列が解消していた記憶があります

コミケも以前は12時~13時頃にはフリー入場になっていたと思いますが、現在上記の通り午前チケット・午後チケット別で並ばなければいけません。

並んでも買いたい本があれば別ですが、女性向けサークル数も減ってる現在ではちょっと遊びに行く程度では参加がしにくくなっています

それならば通販を使って並ばず確実に手に入れたい、となってしまうのも道理です。

また、コミケ一般参加者は男性の方が比率が高いです。少し古い情報ですが、下記の資料が公開されています

https://www.comiket.co.jp/info-a/C81/C81Ctlg35AnqReprot.pdf

女性けが減った今では更に男性比率が増えているのではないかと推測出来ますが、それは一度おいておきます

もうこれはどうしようもないですが、それが参加者がほぼ女性の赤ブーブーのイベントと比べて忌避される理由になります

何故か。「男波」というものがあるからです。

個々の体格差問題ではなく、女性1000人より男性1000人の方が質量が大きいです。またパワーもあります

一般入場列が来ると机が揺れます。揺れるだけならいいですが、ずれます。机上の本が落ちます。押さえていても負けます

「走らないでください」と言われてもお目当てを目指して早歩きになるし、あちこちに方向転換することによってえらいことになります

また、一般参加で動くにも男波に揉まれると移動が大変です。容易に埋もれます。あとリュックが顔に当たります

それと抽選というのもコミケを避ける要因になっていると思います

ただでさえお盆年末なのでスケジュールのやり繰りが必要になるのに、当落が出るのは1~2ヶ月前です。

C103ですと12月30日31日の開催で1110日に当落が出るスケジュールでした。

シフト制の職の人はもうシフトの締切後かもしれないですし、遠方の場合は繁忙期なので新幹線飛行機ホテルを早く手配しなければなりません。

また、予約を万全にしておいても落選していたらキャンセルをして行かないということも充分あり得ます

一方赤ブーブーは基本先着順で、満了近くなるとSNSサイトで告知もあります。申し込めば不備などを除きスペースは用意されます

まり申し込んだ時点から参加に向けてのスケジュールなどのやり繰りが出来るのです。

スケジュールといえば盆・年末という日程がそもそも無理という人もいますジェンダーバイアスになりますが嫁仕事というやつです。

逆に「コミケは申し込みから日が長いかジャンルスパンが短い女性向けにあっていない」ということについては懐疑的です。

例えば2024年6月に開催される赤ブーブーのイベントがもうすぐ満了と告知されています

こちらは募集スペースが倍になってからの早期満了であり、特定CPジャンル)のみのイベントです。

https://twitter.com/AKABOO_OFFICIAL/status/1739187539360260448

https://twitter.com/AKABOO_OFFICIAL/status/1744545230106599600

ジャンルスパンについても昔は男性向けの方が短いと言われていた(「クール毎に嫁が変わる」など)ので、差はないと考えています

つらつら長くなりましたが、元々C99以前から女性向け参加者が減っていたところ、更に追い打ちとしてチケット制で更に減ったというのが個人的な意見です。

減ったのはサークル参加者が先か、一般参加者が先か、については不明ですが、因果スパイラルになって減っていっていることは確かだと思います

ではコミケはこのままでいいのか、ということについては個人的にはこのままでいいと思っていますし、今更女性向け参加者を増やすことは難しいでしょう。

かにコミケと赤ブーブーのイベントでは空気感も違いますし、評論系の同人誌などは後者ではあまりありません。

しかし、コミケは規模が大きくメディア露出などもしていますが、いってしまえば同人即売会の一つです。

先述の評論系ならば「文学フリマ」「おもしろ同人誌バザール」「コミティア」、さら特定ジャンルに絞れば「技術書同人誌博覧会」「めしけっと」などのイベントもあります

なんでも一強の時代というのは長く続きません。色々な同人即売会存在し、それぞれが盛り上がっていた方がいいのでは、と個人的には思います

(なお女性けが赤ブーブーの一強になっているのはちょっと懸念していますがそれはまた別の話)

2024-01-02

コミケの開場前行列対策をしてくれ

令和になってもひどすぎる。

古くからのサクチケ特権なのか利権なのか知らんが黙認されるべきではないでしょ、この問題

 ダミーサークル転売で入手した輩が増加し転売ヤーが入り込んでいるのはもう事実

サクチケを利用し人気サークルを巡りたいがために参加している人も、

極論かもしれんが「表現の場」へのコミケ理念に反している。

まぁ理念云々は建前だが、理想ではあるよな。

開場前行列なんか無くていいかサークル参加したい!って人がサークル参加すべきじゃないのか。

またチケット制、アーリーチケットの実装による一般参加者の保護の面もある。

夏の酷暑の中参加して開場前行列に買われて売り切れ~とか可哀そうでしかない。

実際、アーリーチケットの先頭付近でも買えない同人が出ている現状は正常とは言い難い。

「それがコミケ」とすませてしまうのは現代ではナンセンスだと思う。

から暗黙のルール?もう辞め時でしょ。

 そして度々この手の話題運営の準備集会とか連絡会でているのは知っているし

改善されていないのも理解している。

だが思い付きで対策を言えば、自サークルブース内にいないサークルチケット参加者は一度外に出し

そして開場までブース内の出入り禁止をすればいい。

何もサークルチケット参加者は他サークル同人を買うなとは言っていない。

一般参加者と同じ開場時間後に買いに行けばいいのだ。

ブース内にいないサークルチケット参加者を外に出すスペースがない?アーリーチケ入場待機列の前にスペースはあるぞ?

ブース内の出入り禁止管理人員不足コミケの拡大を考えている運営ならば目途がついているのでは?

サークルチケット=人気サークル同人が他の参加者より買いやすい、という現状が健全ではない。

サークルチケットは購入するためのチケットではないはず。

頼む。コミケの開場前行列対策をしてくれ。

 蛇足

サークル対策する事も可能だとは思う。「通販」してしまえばね。

でも権利問題なのかサークル主の信念なのか通販しない人気サークルも多い。

二次創作系とか難しいだろうと思うし、中の人系とかね。

まぁ今では「同人で飯食う」のが大分正当化されている部分も有るけども、

コミケ同人)で儲けを出したくない!」という古き良き同人活動をしている作家さんもいる。

そういった事情もあるとは思うし単純に通販する膨大な手間と時間問題もあるから

サークル対策させるのはなぁ・・・でもまぁ転売に狙われるのは後者と言うか(会場限定モノ)

それでも通販していただけると買えない多くのファンが喜ぶし、転売も減るからお願いしたいけども。

2023-12-31

【C103】サークル参加で隣ガチャに外れた話【コミックマーケット

数年ぶりにサークル参加しました。結論から言うと最悪でした。

こんなに治安悪化していたとは残念です。

隣のサークルさんは中堅かつ、売り子さんのガチ恋勢が多く、1日中スペースでお話会が開かれている状況。

当然その間にもお客さんが多数来るので結果的こちらのスペースにかなりの人数が食い込んできました...。

結果的に1/3~1/2のスペースが常時占領されている状態でした。

そもそも最初からスペースを少し多く取られていたのも気になりましたが、それ以上に途中でこちらにぶつかってきたり、頒布物に触れてくるのも大変ストレスでした。

途中でそれとなく伝えるべきだとは思ったのですが、単独参加だったため、常時お客さん(ガチ恋勢)が多数いる隣に文句を言うのは怖くて伝えられないままでした。

最後イベント握手会)まで開いていたため、もはや自分のスペースはあってないような物になり、泣く泣く早めに撤退しました。

数年ぶりの参加がこんな形になってしまい非常に残念です。

今回はサークル数を増やすためにサークル間の距離を詰めたとのことでしたが、こういう民度の方が他にも多数いるのでしたら大人しく以前の形に戻した方が良いと思います

(私の様な方が他にいなければ良いのですが…)

次回参加の際はアンケートにも記入させていただきますが、正直ああいサークルは滅べばいいと思います

恋愛がしたいならそういうお店に行けば良いのでは?

そもそも売り子が複数人いたので人員整理くらいしてください。

2023-12-11

同人女のノリが苦手な同人女

今まで旧TwitterPixiv漫画投稿したり、本作ってとらのあな頒布してた同人女だけどこの度初めてイベントサークル参加の申し込みをした。

サークル参加を踏まえて旧TwitterのTLを眺めてたら今まで気付かなかったことに気付いてげんなりしている。

いい歳した大人が「○○ちゃんに会えるの楽しみしてるね!」みたいなノリで差し入れ用意して…的な、同級生チョコ配る小学生女子みたいなはしゃぎ方してるのがすごく嫌だなと感じてしまった。

今のジャンルは年齢層が高く、40~50代のいい歳した子どもがいるような人たちが会場でキャッキャしてると思うと恐怖すら感じる。

以前コロナ禍前に買い専でイベント行った事はあるけど当時のジャンル若い子が多くてそういう光景も微笑ましいと思ってたけど、30代の私より上の世代の人がそういうノリで集まるのはなんかもうすごいと思う。

交流苦手でSNSはほぼ壁打ち、時々反応もらえたり通販で本買ってもらえるのが嬉しくてイベント参加申し込んだけどいざ現地に行ったらしんどい気がしてきた。

慣れ合う為の差し入れ選ぶ時間があるなら創作したいんだけど、こういう自分イベント向いてないのかな。

2023-12-07

コミケ大手サークル以外は厳しいのか

初めてはてな投稿する。

1年ぐらい前だろうか、この記事が色々と物議を醸してた

正直、もうコミケは大手サークル以外厳しいと思う

これが丸ごと全部正解だとは思わないが、自分の正直な感想を述べてみたいと思う。結論から言うと

コミケで壁サー以外が必ず厳しいわけではないが、雑な計算から考えると苦戦を強いられるだろう」

ということだ。

自分の経歴について

まず、自分のことについて触れておきたい。

45歳男、参加ジャンル同人音楽(オリジナルボカロ)、主にM3コミケに参加してる。歴は10年ぐらい。

コロナ少し前からの参加歴でいうと

M32019 2019年4月
C96 2019年8月
M32019 2019年10
M320202020年10
M32021 2021年4月
M32021 2021年10
M32022 2022年4月
M32022 2022年10
M320232023年4月
C102 2023年8月
M320232023年10

こんな感じ。M3では3曲500円の新譜を出して、20前後売れるぐらい。

コミケ合わせの新譜最近作っていなかったこともあってか、大体10ちょっとぐらい。

C96に関しては、それがなぜか18枚売れた。これは予想外だった。新設されたばかりの南館だったからか、とりあえず見てみようかと言う雰囲気参加者結構流れてきてたイメージ

このときは久しぶりに参加したコミケだと言うのもあって、閉会までいたが、閉会ギリギリまで試聴してみようという人がちらほら来てた。

大手サークルからしたら鼻で笑ってしまうような数字かもしれないが、自分としてはコミケというお祭りの「熱量」のようなものを再実感したイベントだったので印象的だったのを覚えている。

M32020は日程が変更になったこともあり参加を見送り、それ以降はコロナ禍になってしまたこともあり、制作枚数を絞って早めに撤収していた。2022年末までの各回の売れ行き枚数を書いておくと、こんな感じ。

M32019 2019年4月23
C96 2019年8月 18枚
M32019 2019年10 22枚
M320202020年10 14枚
M32021 2021年4月 13枚
M32021 2021年10 14枚
M32022 2022年4月 13枚
M32022 2022年1012

数は新譜・旧譜合わせた総数。

2023年に入り、海外ではコロナ収束したような雰囲気になり、日本でもGW明けにはコロナは5類に移行するなど報じられ、同人界においてもコミケが入場チケットつき・2日間開催という異例の形とはいえ復活し、盛り上がりを見せ始めた。

自分もそれに乗って久しぶりにコミケに参加してみようと思い、久しぶりにC102にも申し込んでみた。

その結果の枚数が、このような感じだった。

M320232023年4月20
C102 2023年8月 6枚←
M320232023年10 21枚

C102のところに注目してほしい。誤記ではない。新譜4枚、旧譜2枚で全部で6枚しか売れなかった。自分としては爆死も爆死である

久しぶりのコミケに参加できて嬉しかった・楽しかったというのもあるが、こみあげてくる悔しさと、何より「なぜ??」の気持ちが大きかった。

前後M3の売れ行きを見ていると、別に自分サークルが見向きされなくなったというわけでもないようだ。

(余談だが、コミケのショックからM3秋はどうなるのかと若干緊張した。幸い売れ行きはいつも通りで安心したが)

何故こうなった?

無論お金のために同人イベントに参加しているわけではない。が、何故C102ではそんなに枚数が落ち込んだのか。

コミケは久しぶりの参加のボカロサークルには手厳しい?そうとは思えない。

自分SNSでの告知が足りなかった?

当日の設営があまり目を引く感じではなかった?

コミケではレイヤーの売り子でもいないと誰も見向きもしてくれない?

考えられる理由はいくつもあるにはあったが、考えても答えはでない。答えは出ないが、C96では18枚売れたのが何故1/3にまで減ってしまったのか。気になった。

その一方で、SNSでは神絵師などのいわゆる壁サーを中心に「コミケの勢い完全に戻りましたね!」という言説がちらほらみられた。

本当にコミケの勢いが戻ったのであれば、何故自分のところは1/3にまで減ってしまったのか。

気になったのは、当日は売れ行きが悪かっただけではなく、試聴のために足を止めてくれるような人も少なかったことだ。この日も閉会まで粘ってみたが、参加者の方はと言うと終日足早に目の前を通り過ぎていくばかりで、こちらのスペースを見ようともしない人がほとんどだった。C96の時に感じた「熱量」みたいなものはどこに行ってしまったのだろうか。

こんな問題に答えが出るはずもないのだが、ふと気がついたことがあった。C96の前、C92に参加したときは13枚だった。これと比べても半分に落ち込んでいる。

しかし、それにしても数が変動しすぎてはいいか

コミケでの売り上げを抜き出すとこんな感じ。

C902016年8月 13枚
C92 20178月 13枚
C96 2019年8月 18枚
C102 2023年8月 6枚

そこではたと気がついた。

C102だけがおかしいのではなく、C96もおかしかったのでは?

C102とC96が通常のコミケと違った点にもしかしたら原因があるのかもしれない、そう考えてみると不思議と合点がいった。

そして違うことといえばそう、開催日数である

C96は4日間開催、C102は2日間開催である

データを集めてみる

準備会サイトにはご丁寧にも開催実績が全部載っており、そこに参加人数の情報もある。

参加者数の推移

C96は4日間開催だったが、一般参加者はバラけたわけではなく開催日数が増えた分だけ参加者も増えたことが見て取れる。

C90 53万人
C92 50万人
C96 73万人
C102 26万人

動きも枚数と似た動きをしている。ここら辺にヒントがありそうだ。

ここで、自分は仮説を立ててみた。

1. コミケに参加する人間はその日の予算の上限があり、これはコロナ前・コロナ後でも変わらない(コロナ中のことは分からない)。

2. 参加者は、ある開催日に自分目的サークルがたくさん参加していればその日に参加する可能性が高まり、少なければ参加する可能性が低くなる。

3. サークルはたくさんあれど、一般参加者は壁サーを優先的に回る。

どれも反論が来そうなものではあるが、大外れしていない、、、と思いたい。

1.についてはそのままである。年に2回のお祭りに軍資金を持って参加するときに、その金額糸目をつけないのがオタクというものではなかろうか。コロナ後の経済事情が厳しい人もいるとは思うが、そこまで変動していない気がする。

2.については、いわゆる「女性向けの日・男性向けの日」という概念拡大解釈したものだが、当然自分の目当てのサークルがたくさん参加していれば来たくなるというものである

3.については、最初通販が出なさそうな島中が初手として正しいと言う言説もあるが、結局のところ壁サーに行列ができることを考えるとやはり壁サーを優先して回るという考え方が一般的であると考えるのが自然だろう。

1.については有力な証拠は何も見つからなかった。

2.については、どのぐらい参加の可能性が変わるかと言うデータはなかったが、ジャンルごとの参加サークル数の情報ならあった。

C90〜C96のサークル

ジャンルコード別サークル数一覧(C90〜C96)と夏コミ告知

C100〜C102のサークル

ジャンルコード探検隊さんのツイート

自分が参加しているデジタル(その他)のジャンルだけを抜き出すと、以下のような感じ。

(☆は自分が参加したコミケ)

C901018 ☆
C91 1020
C92 948 ☆
C93 939
C94 1146
C95 1346
C96 1328 ☆
C97 1804
C98 864
C99 570
C100 488
C101 488
C102 472 ☆

そして自分が参加した回だけを抜き出すとこんな感じになる。

C901018
C92 948
C96 1328
C102 472

各回の1日あたりの参加者数を計算すると、こんな感じ。

C9017.7万人
C92 16.7人
C96 18.3万人
C102 13万人

また、各回の1日あたりの参加サークル数を計算すると、こんな感じ。

(本当はきちんと調べれば自分の参加した日の厳密なサークル数も分かるのだろうが、ここでは割愛)

C9011,300サークル(3日間で34,000)
C92 10,600サークル(3日間で32,000)
C96 10,600サークル(3日間で32,000)
C102 10.500サークル(2日間で21,000)

ここから先は推測でしかないが、例えばC96の18万人とC102の13万人では、見た目の数字以上に目的に違いがあるのではないかと思う。

雑な計算であるが、参加サークル割合に応じて一般参加者の目当ても違うとすれば、デジタル(その他)目当ての参加者は以下のようになる。

C90 15946
C92 14935
C96 22927
C102 5844

からどうだと言われれば本当にそれまでなのだが、雑な計算式でこれだけ差が出るのであれば、これが影響したと考えても不自然ではないだろうと個人的には思う。

特に、思った以上にC96にデジタル(その他)目当ての参加者が多そうだということ、つまりC96にはいわば「バフ」がかかっていたと言うことが言えそうだ。それと比べてしまうと、C102は苦戦を強いられるのも無理はない。

冒頭で紹介した記事でも「三分の一くらいになった」という記述があるが、むしろ1/3は健闘した方と言えるのかもしれない。

一方で、なぜ壁サーは全然その影響を受けずに、むしろコミケの勢い完全に戻った」などという話が出るのであろうか。

ここから先は雑な計算式すらないのだが、コミケはもともとコミックマーケット、つまり参加者同人誌を買いに来ている人が多いと言うことを考えると、参加者は仮説3. の、「何はともあれまずは壁サー、そのあとに自分の好みのジャンル」という傾向が強まったのではないだろうか。

これが正しいかどうかは根拠は全くないが、仮にこれが正しいとするならば、あの96で感じられた「熱量」のようなものがC102では全く感じられなかったのも少しうなづける。

少し乱暴結論になってしまうが、やはりコミケは「日本最大の同人イベントである点に強みがあり、2日間開催が続く限りは自分のような弱小サークルは売り上げとしては厳しい状況が続くのだと言えそうだ。

もちろん最初にも書いた通り、多くのサークル参加者同様自分お金稼ぎのためにコミケに参加しているわけではない。とはいえ丸一日参加して誰にも手に取ってもらえない、参加者熱量が感じ取れないイベントに毎回出続けるのもそれはそれで疲弊するものがある。

自分としては今後もM3には参加するつもりだが、コミケはまた数年はいいかなという気になっている。売り上げのこともあるが、それ以上にM3の方が参加者の「熱量」が感じられるからだ。閉会間際にどんなもんかなと試聴のために足を止めてくれる人、一度通り過ぎた後でしばらくしてからやっぱり気になるので戻ってきた人、とりあえず足を止めてどんな曲なのか質問してくる人。そういった場面が、M3では多く見受けられる、そう言う気がするからだ。

今後コミケがいつ3日間開催に戻るのか、あるいは南館もフル活用した4日間開催という狂乱のお祭りが実現するのか、同人歴の浅い自分には全くもって何も分からないが、もしそんな4日間開催が本当に実現した時には、是非ともまた参加したい、そう思っている。

余談

一方で、島中のサークルでも「今回自分史上最高の売り上げを記録しました!」みたいな話をちらほら聞くこともある。今回の仮説が全く当てはまらないわけであるが、そういうサークルさんには是非ともどんなポイントが功を奏したのかを分析してそれを教えていただきたいところである。真面目な話、そのポイント、喉から手が出るほど知りたい人も多い気がする。

2023-11-25

今の時代子供がいる働く母親が羨ましいって思う人いるのかな

4歳と2歳育てて正社員でひーこら働いてる共働き家庭なんだけどさ。

平日は朝から晩まで働いてるし、休日保育園休みから子供と一日中一緒にいる。

旦那は週6勤務なので土曜が1番地獄

保育園は預けられないし旦那もいなく実家遠距離義実家にも気安く行ける仲じゃない。

から晩までずーっとまともに会話も出来ない幼児と過ごしてると気が狂いそうになる。

これ専業主婦の人はほぼ毎日なんだよね?

私には無理だわ。ノイローゼなりそう。

という訳で自分の為に過ごせる時間趣味に使うまとまった時間ほとんどない。

独身の時は100%自分時間があった。

結婚しても子供がいない内も制約はほとんどなかった。

でも子供が産まれたら、1人で過ごす時間消滅した。減ったじゃなくて消滅したんだよ文字通り。

自分同人活動とかオタ趣味走ってる人なので下の子産後数年はそれ所じゃなくなったんだけど、最近少しだけ余裕が生まれたのでX見てたら久々に推しが現れるジャンルが出てきた。

で、推しが見たいけど無論時間の制約があるので夫の休日に何とか調整して育児に支障がない時間を狙って行った。

サークル参加も予め家庭の不和がないか念押して確認を重ねてようやく参加した。これらも子供が熱とか出したらおじゃんだけど。

そんな縛りだらけの中で何とか自分趣味を捻出してる。

美容院だって育休中赤子抱えて行けないから夫や姑にお伺い立てながら行ったよ。本当に辛かった。

正直しんどい

XのTL界隈では2桁到達してる人もいるし休日ずーっとTLにいてFA上げてる人とか見てると、すっごく羨ましく見える。

休日を完全に自分だけの時間に使えて、なんの制限もない自由があっていいなって。

だったら推し活やめてしまえばいいし極端を言えば離婚して親権配偶者に渡して自分養育費払いながら独身に戻れば好きなだけ活動出来るんだよな。

まりストレス溜まると考えちゃうけど私みたいなのが母親になるんじゃなかった。

今の時代女も正社員共働きは当たり前だし、結婚して出産しても働く世の中になってるけど、それでも今の若い女性はこんな目に遭ってでも子供欲しいって思えるのかな?

趣味を持ってる女性子供持たない方が不幸にならないと思うよ。

ちなみに自分子供産む気はなく、子供出来なかったら別にいいやと思ってたけど夫が2人欲しがってたので頑張った。一応夫は好きなので。

あと子供可愛いと思ってる。可愛いけど1日一緒にいると1人になりたくなるんだよね。2人ともママママママママ攻撃が止まらない。トイレ行く時間しか1人になれない。

早朝深夜寝てる時間創作やってるけど睡眠不足身体壊れそう。

から自分から子供積極的に欲しいとは思ってなかったんだよね。それもあるかもしれない。

2023-11-23

コミケに絵柄割れ厨(AI生成物頒布者)を出さな規定、多分もうある

コミケサークル参加条件のひとつに「オリジナル頒布物」という項目がある

ここでいうオリジナル一般的認識(≒一次創作)とは異なり、大まかに言えばサークル参加自身により制作しているという解釈である

規定の追加というより運用(但し書きとサークル抽選時の書類確認)で対処可能事象ではないか

2023-10-15

レズ寄りバイ腐女子になったけど何か違った

私もウマ娘とか鬼滅とか好きだしオタクだよ!イベントは、地方だしライビュがあればwくらいのぬるいやつで長年生きてきたけど、あるとき爆沼落ちしてガチ腐女子になり、月1で東京大阪遠征し、ピクシブに入りびたり、自分でも二次創作を楽しみ、即売会サークル参加して同人誌を売買するようになった。ウマ娘でも鬼滅でもないけど人気はめっちゃある所。

創作自体初めてだったが、拙くても自分好みに仕上げるセンスはあった。自作にドハマリしすぎて他の人の本そんなに読む気しないくらい。明らかに自分より上手い神々の本より自作が沁みる。自作からカタルシス萌え成功体験?を浴びまくったことで人生悪くない感が感じられ、元々もってた鬱傾向さえほぼ治った。

自作を気に入った理由は、自作内で、自分の性欲や愛欲、またはそのどちらでもないような内なる願望を自カプに仮託して叶えさせたからだろう。自カプへの愛を手がかりに、自分感性にそぐう作品を作って読むことができて楽しかった。

ところで、今いる自カプの腐女子の中で、なんか感性的にいって多数派になじめない感じがする。友達つくりたいとかじゃなくて、作品について、私の感性マイノリティからせっかく上手い他人作品がこんなにあるのにそこから私が得られる満足度が低い。しょうがないけどもったいないというか。なんでそんなに楽しめないのか考えた。

自カプは超王道カプだから世間一般的腐女子が集まっていると思われる。そんな一般的腐女子は、愛されたいというか、受が攻に情欲を向けられてるところを見て楽しみたいと考える人が多いように思われる。だから受は好きでも攻は誰でもいいという人も多い。左右固定と言っていても左は誰でもいい人が多い(それって単なる右固定じゃないの?)。

私は逆で、攻が情欲を向けて、受に受け入れられるところを見て楽しみたいと思うほう。攻に感情移入自己投影?をして受に受け入れられる想像萌えた結果受推しというか受に恋をして受グッズを買う。このタイプ腐女子って少なくない?

世間:AB好きだけどCBDBも好きだったり許せる。A受とB攻が地雷BAも苦手な人が多いが、好む人もいる。

自分:AB好きでCBDB地雷!A受けは許せるというかどうでもいい。BA苦手ではないけど好きでもない。

CBが正直はらわたが絞られるほど憎い。怖い!Aくん不器用から明るくて素直なCくんに負ける…!ぶっちゃけCBのほうが上手くいく…でもそうなったらAくんの気持ちはどうなるの!Bくん!Aくんを愛して!あ〜Bくん好き〜!Bくん!

全部逆カプにすると世間腐女子。Bに恋した女は大体逆カプ。

こうなった理由…多分きっとだけど私が若いからずっとレズビアン寄りのバイからだと思う。男とも付き合えるけど、ほんとは精神的にもエロい意味でも女だけが好き。で、思春期ノンケの女に恋をして、もう初めから受け入れてもらえなくて、受け入れられることに憧れて…かといってネットとかで女性恋人を探そうなんて積極性もなく…そんなだから、恋心を抱いたところで誰かに受け入れてもらえることなんて一生ないと思ってた。だから恋した相手に受け入れてもらうことに深い憧れがある。

女で、好意を受け入れられることに私ほど深い憧れを持つ者は多分少ない。だって現実知れば、女の好意は男からなら受け入れてもらえるから。女から好かれたら男は容易く受け入れる、まあそれは性欲と不可分で男自身も分けて考えない、私にはよくわからないものだけど。おそらくだが私は男の一般レベルよりは性欲が弱い。

女の人って、なんで男の人を好きになるんだろう?私が男を好きになった時は、受け入れられることに夢中になってラリっただけな気がする(相手を見ていなかったのに結果的には良い人としか縁ができなかったのは、生育環境に恵まれたからだろう。運が良くて助かった。現実で傷を受けすぎずに済んだからこそ情愛に対して夢を見続けることができ、創作ができて、自作に救われることができたから)。若い時恋バナとか興味なくて全部忘れたか最近ちゃんと聞いてみたら、みんながみんな私みたいではないと知った。男の色気とかちゃんとわかってる女が多かった。そりゃそうじゃなきゃ男アイドルホストなんて商売は生まれいか。でも私には女のほうが良く思える。全然ピンとこない。

そんな中で百合じゃなくBLに行った理由は二つ①二人の特殊関係性を身体性に関わらず好きだから②攻が内面女性的な面を持っているように見えたかBLでもいけた。そんな攻が受に不器用に甘える姿とやれやれって受が受け入れる姿が好き。

攻が羨ましい。心から恋をして、相手処女(※性別不問)に心も身体もまるごと受け入れられる体験をできる男がどれくらいいるのかな?いいなあ。来世は愛されるいい男に生まれて、恋した処女(※性別不問)に本当に愛されて初夜を迎えてみたい。相手からは何もしてくれなくていい、寝てるだけでいいから、最後はかわいく「好きだよ」って言ってほしい。全部妄想だけど。妄想の中で。

私の作品の人気がないのは言うまでもない。

2023-10-10

スケブおじさんに遭遇した

昨日とあるイベントサークル参加してたんだけど50代くらいのおじさんがやって来てサンプルペラっと捲って興味無さげに閉じて「スケブは受け付けていますか」と言ってきた いやお品書きに受け付けてませんって書いてるだろそっち見ろ

で、すみませんって断ったら横移動して隣のサークルサンプル適当に捲って全く同じセリフを言って断られてた 多分全サークルに声掛けてた

スケブおじさんは同一人物だと聞いた事があるけどもしかして本人だったのか?随分昔からいるらしいから本人ならもっと歳いってる気もするが

2023-10-05

二度名前を消されかけた馬鹿な私の話

これは仕事で疲れ切っていた若くて馬鹿な私が、云年越しの真実に打ちのめされる話かもしれない。

どこか嘘かもしれないし全部本当かもしれない。ただただやりきれない気持ちだけで書く。

この日記を一行でまとめると下記の通りだ。

業務時間外に書いた云十万字の小説権利が、一切自身になかったことを知った話、である

* * *

学校卒業後に就職したのは小さなさな編集プロダクションだった。執筆編集者がやるタイプ編プロだった。

ニッチな界隈の本を細々と出していた会社で、今はもう存在しない。

好みの分野を扱うことが多かったので仕事自体は楽しく、担当していた界隈がにわかに盛り上がったときは激務に次ぐ激務だったがかなりのやりがいを感じていた。

編集者のいいところは、自分の関わった商品本屋という身近な場所に陳列されて、しかも奥付に自分名前が載ることだと思う。

「私はこれを作ったんだ」という実感は激務を忘れさせるほどの麻薬だった。

会社はいろんなタイプオタクがいて、コミケサークル参加するような同人作家も在籍していた。

スタッフ創作であることは仕事に生かされ、それが会社の強みにもなっていた。

私もそんな創作者のひとりだった。小学生のころから二次創作小説を書いていたような、生粋創作する側のオタクだ。もちろんコミケサークル参加したことがある。会社でも小説を書くことは隠していなかった。

前述したとおりいろんなオタクが集まっているのはこの会社の強みであり、取引から面白がられていたので、何かとそれは話題にあがった。「あなたは何のオタクなの?」という感じの雑談から、私が小説を書くオタクであることは取引先にも知られていた。

ある日、上司に呼ばれて席まで行くと、「小説を書いてみないか」と言われた。

とある人の半生が面白いので、脚色を加えて小説にする企画があるのだが、書き手ライター)が見つからない。

そういえば御社小説を書く人がいたよね? ――と、取引からお声がかかったらしい。

素人の思い出話を物語として成立させるには、筆力のほかに構成力も必要になってくる。

小説が書けて、編集者視点も持っている人にお願いしたい、というのが私が選ばれた大まかな理由だ。

人生何が起きるかわかんねぇな」と思いつつ、正直先方の正気を疑ったが、特に断る理由もないので「自分でよければ」と答えた。

そして、企画が動き出した。

当時私は中堅の社員で、後輩の教育も任されており、わりと大きな継続企画も抱えていたので、まあそこそこ忙しかった。

そこそこ忙しくはあったが、後輩に任せられることは任せ、溜まりに溜まっていた有休を無理くり使い、執筆作業に当てた。

徹夜もよくしたし、午前中にネカフェ執筆して午後から出社、終電後まで働くみたいなことも多かった。

執筆はすべて業務時間外にしていた。これは単に会社にいると仕事が降って来るので落ち着いて書けないし、原稿料をもらうからには切り分けねばと思ったからだ。

会社を空けることが多くなり、雑用確認作業が頼みにくいと上司からはよく嫌味を言われた。

通常の仕事に加え、睡眠時間を削りながらの執筆、「自分で書くのだから」と資料作成・装画周りにも関わり、とんでもなく忙しくはあったがやりがいも楽しさも感じていた。

初稿が上がり、大勢の人の目が入り、製作も大詰めというときだった。

上司が、軽い調子でこう言ったのだ。「著名は原案者だけにするかも」と。

反射で「私の名前が載らないってことですか?」と尋ねると、「そういう案も出ている」と言われた。

忙しくて頭の回っていなかった私は、ただただ「そんな話が出ているのか」とショックで、会話はそれで終わりになったと記憶している。

デスクに座ったまま、ぽろっと言われたくらいのノリだったように思う)

その日の夜になってようやくだった、「いや、私の名前が載らないのはおかしくないか?」と怒りが湧いてきたのは。

前述したとおりこの本は、とある人物の半生を脚色して小説化するというものだ。

当然、この「脚色」は私の創作である些細な話題を膨らませてドラマチックにしたり、つなぎになるエピソード創作して物語を盛り上げた。

たとえば登場人物の紹介をするのに、設定にある特徴から勝手エピソードを作ったりした。

こうした追加エピソードについては、原案からも「まるで本人を知っているかのような描写で驚いた」とお褒めの言葉をいただいている。設定から妄想を広げるのは二次創作同人屋の得意分野だ。

そう、この小説は相当私の「創作」が含まれているのだ。それなのに何故、ゴーストライターにされてしまうのか。

怒りのまま、とはいえギリギリビジネス文章に落とし込んだ形で、私は上司出版社担当者にメールを書いた。

個人アドレスから送ってやろうかと思ったがそれはやめた。不審メールとしてはじかれたら元も子もないかである

要は「私の名を出さないのなら、創作部分をすべてカットする」という内容だ。原案者が著者なら創作部分は生まれなかったはずだから、という理論だ。

私のガチギレぶりにめんどくささを感じたのだろう。私のペンネーム原案者と併記されることになった。

ガチギレメールについて上司から小言をくらったが知ったことではない。私のやることなすこと気に食わない上司文句などすでに聞き飽きていた。

今思えば原案/著で記載されるべきだったのだろうが、この後の出来事を考えるとこの時からすでに事は動いていたのかもしれない。

その後無事本は出版されたが、ろくな広報はされなかった。

発売後、今度は社長に呼び出された。社長と総務の前へ、何事だろうと寝不足の頭で棒立ちになっていた。

印税についての話である

個人出版社契約でなく、会社出版社契約を結び、入金された印税の中から褒賞として私に支払う形にする、という通達だった。

当時二十代半ばの私は、この言葉意味をよく理解しないまま、印税がもらえるならいいかと了承してしまった。

ここがすべての間違いであったのだが、そんなことは当時の私が知る由もない。

その後、若い私にとってはそこそこの額の執筆料をもらったが、当然のことながら重版などかからなかった。

なんやかんやあってその数年後、いろいろ限界を感じた私は逃げるように辞職した。このままでは飼い殺される、という危機感が一番強かった。

同じ家に暮らす家族から最近顔を見ていないけど元気?」とメールが来るような日々だったのだ。

それなりに「できる社員」として取引先にも認められていたので、おかげで再就職比較スムーズに進んだ。

* * *

それから結構時間が過ぎたころ、なんと前述の本のメディアミックスが決まった。

私がそれを知ったのはネットニュースでだった。

起き抜けのTwitterTL巡回中、見覚えのあるタイトルが目に入って一気に目が覚めた。それは結構な規模のメディアミックスで、有名な人も参加するプロジェクトだった。

何事かと思って公式サイトに飛んで、さらに驚いた。

スタッフクレジットの「原作」欄には、原案者の名前しか書かれていなかったのだ。

とはいえ、今も同人活動をしている身としてはあまり名が売れてほしくない思いもあり(商業活動をしているわけでもない)、それについてはそこまで怒りも湧かなかった。

何よりかにより私が衝撃を受けたのは、原作欄に掲載された書影から私の名が消されていたことだった。

ぱっと見た瞬間、変だと思った。画像の一部に雑な加工の跡があったからだ。何故加工されているのか、よく見たら名前が消えている。そういう順番での認識だった。

なんだかんだ長く出版界隈に居座っているので、画像加工については見慣れている。本職デザイナーの手にかかれば、あたかも初めから存在していなかったような「画」を作れることも嫌というほど知っていた。

その書影の加工は、どこから見ても素人仕事で、スタンプツール連打したんだろうなって感じのものだった。私でももっとましに作れる。

加工者が誰であれ、私の名は意図的にその画像から消されたという事実に変わりはなかった。

少し前に好奇心から知財の本を読んでいた私の頭には、人格権翻訳権、氏名表示権などなどいろいろな言葉が浮かんでいた。名を消されたことに関する影響も危惧していた。

それと同時に、ずぅっと謎だったけれど、見ないふりをしていた疑問も浮かんでいた。

私の印税ってどうなっているんだろう。

前述したとおりこの本はほとんど広告が行われていなかったため、重版など夢のまた夢だと思っていた。だから、それまで考えないようにしていた。

メディアミックスされるとなると話は別だ。

この時私は打算的にものを考えていて、名前を消した理由を尋ねるところから入り、この本に関する私の権利について確認を取ろうと思っていた。

正しくない書影掲載したという非が向こうにはあるので、多少強気でかかって話を引き出せると思ったのだ。

微々たる額でも印税がもらえたら御の字だなと考えていたのだ。なんたって印税契約をしていた会社はすでに倒産していた。

小狡い私はこの問い合わせを、出版社ライツ部に送った。

担当部署に直で聞くのが手っ取り早いが、権利に関する問題であるし、内々で片付けられても困る。よそを巻き込んで大事にしてやろうと思ったのだ。

結果、私は惨敗することになる。

なんと、当時の担当者がライツ部に異動になっていたのだ。こんな偶然があるのだろうか。

午前の早い時間に送ったメールは、午後には返事が来ていた。

お久しぶりです!」の文字にくらくらした。

この本が出たのはもうずいぶん昔の出来事で、だから、当時を知る人がもう社内におらず、だから、私と連絡が取れず、だから書影から名を消していたのだろうと、そう思っていた。

問い合わせのメールには、連絡が取れないか名前を消したのだろうか、だとしてもこんな雑な方法で消すのはどうなのか。何故名前を消したのか理由を知りたい。権利にかかわる問題はらんでいる恐れがあるためライツ部に連絡をした。製作時も記名に関してひと悶着あったというのに残念だ。そんなようなことを書いた。

当時を知る人がいない前提の文面だ。

だというのにどうだ。その担当者は私が転職したあとも仕事のやり取りがあり、だから、私の連絡先は知っていた。なんなら携帯番号も知っている。

連絡しようと思えばいつでもできたはずだった。

返信には、非常に軽い調子でこう書かれていた。

「先方に間違った画像を送ってしまった(入稿のものだったのかも?)。今正しいものを送ったので即時修正されるはずだ。今後の重版に関しても名前が消されていることはないので安心してほしい」

あのずさんな加工画像を、製作過程画像だと言い切った。

製作に関わっていた私が、そんな画像存在しないことくらい知っているだろうに、そう、本当に軽い調子で書いていた。

誤魔化すつもりなのだ公式サイトに私の名を記載しないが故、書影との差異を出さないように雑に消したのだろう。バレないとでも思っていたのだろう。これだけ対応が早いということは、この人が本件に関する責任者なのだろう。

まり、あの時私の名を本から消そうとしていた担当者が、私の名を表紙から消したのだ。

大事にしたかったのにならなかった。この時点でもう打つ手はないなと感じつつ、「当時を知る人がいるとは心強い!」とよいしょしながら、本書の権利について尋ねた。

念のため最初からメール署名から電話番号を消していた。電話では余計なことを口走ってしま可能性があるし、丸めまれる恐れがあるからだ。諸々のことを文章として残しておきたかったのもある。

この時点ですでに、職務著作という言葉が頭をよぎっていた。簡単に言うと、業務制作した著作物の著作権は会社帰属するというものだ。

わざわざ業務時間外に小説を書いていたが、契約会社に委ねてしまった時点で私は著作権を放棄したことになっているのだろうなとほぼ確信していた。

とはいえ契約である会社はすでに倒産しているわけだし、そこはどうなっているのだろう。この際だからという気持ちでいろいろ疑問をぶつけてみた。

会社在籍中は印税の一部は会社から支払われることになっていると聞いたが、という話も伝えていた。

(誤魔化そうとしているのは明白だったので、雑な加工については「画像の送付間違い」ということで流した。一応修正前の魚拓は保存している)

結果、分かったことは以下のとおり。

著作権は原案者のみが所持、会社とは業務委託の契約しか結んでいない。

印税契約は元社長が持っている別会社が引き継いでいる。

はあ、つまりだ。

職務著作どころでなく、はじめっから私の権利は知らんところで放棄されていたのである

ずいぶん話が戻るが原案/著表記にしなかったのは、こうすると私が著作者として確立してしまうからだったのでは?みたいな気持ちもある。

こんなめんどくさい人間を絡めるといろいろやりにくいと思われたのだろう。事実暴れてしまった前例もある。

そしてこの本がいくら売れようと、印税が入るのは案件ノータッチの元社長の懐だ。

結局、知識のある人間が得をするのだ。悪いのは無知な私だ。目の前の仕事で目を回していて、いったん持ち帰るということができなかった、仕事に疲れ切っていた若くて馬鹿な私なのだ

いろいろ教えてくれたことに感謝はしつつ、とはいえ雑に私の名を消した恨みは募っていたので、最後っ屁のつもりでやり取りの最後はこう締めた。

本来書影に書かれている名が意図的に消されていると、『この消された人物は何者なのか』と無為な詮索にさらされる危険性がある。それが一番の懸念だった。もう二度とこのようなことが起こらないよう留意してほしい」

シンプル名前が消された怒りもあるが、この危惧もあった。メディアミックスに際して名を消された著者。もし、私がこのペンネーム商業活動をしていたとしたらどう思われるだろうか。

消されるだけのことをしでかしたのではないかと思われる危険性は高い。これは信用問題になってくる。

それに、今のネットの「面白そうなおもちゃ」に対する残虐性は認識しているつもりだ。自分が掘り出した“真実”を喧伝し、当事者炎上させる。何かあったら嫌だ、と身構えるのは致し方ないと思われたい。

とはいえ、これを読んでいるような人なら理解してくれるだろうが、出版社のこの手の人間には理解されないだろう。

それでも、もう二度とこんな雑に人の存在を消さないでほしい、という訴えは届いてほしかった。

* * *

若人よ、契約書を作れ。契約書を読め。

この件に関して、私は別に詐欺にあったわけでも、法を犯されたわけでもない。ただただ無知で、己の権利に鈍感だっただけだ。

手痛い授業料だと思っている。このエントリーは半ば逆恨みだし、書いてすっきりして忘れたかったのかもしれない。炎上させたいわけではない。

自分無知で痛い目にあった私ができるのは、二度と同じ過ちを犯さぬよう、そして後進たちが同じ轍を踏まぬよう努めることだけだ。

提案は一度持ち帰って調べろ、即決するな。とくに寝不足とき危険だ。

教訓として、とりあえずこの一連についてはいたるところで語っていきたい。

なんせ、私と出版社は(ついでに元社長も)、なんの契約も交わしていないのだから

ほんの少しだけよかった話をする。なんと印税をもらえたのだ。

印税契約譲渡した元社長の現会社から連絡があり、お小遣い程度の収入を得た。夢にまで見た不労所得である

連絡をくれたのが元総務の人だったので(元の会社上層部がそのまま現会社に移っていた)少し話をしたのだが、出版社担当者の話題は一切出てこなかった。私とその人がやり取りしたことは知らないようだった。出版社から入金があったので粛々と対応した、という感じだった。

献本は送られてこなかったので自分で買った。初版と第二版の年月日を見比べると渇いた笑いが漏れた。ずいぶん長い時間がかかったものだ。

メディアミックスについてはとくに興味も湧かず、とはいえ周囲から話題を聞くこともないので、爆死も盛況もしていないのだろう。

もう一回ぐらい重版からいかな、と思っているが難しそうだ。

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