■ 決勝のカードは名古屋 vs 福岡プレーオフの準決勝の2試合目は名古屋グランパスとジェフ千葉の対戦になった。2週間前に行われた41節の試合はアウェイの千葉が3対0で完勝している。7連勝中の千葉はノリに乗っているので「千葉が有利なのでは?」と考える人が多かったが後半に4ゴールを奪った名古屋が4対2で逆転勝利。福岡が待つ決勝の舞台への進出を決めた。今年のプレーオフの決勝戦は3位の名古屋と4位の福岡の顔合わせになった。
前半からやや名古屋ペースで試合は進んだが前半47分にCKからFWラリベイが決めて千葉が先制に成功する。思い通りのサッカーができなかった千葉にとって大きな先制ゴールに思えたが後半16分にMF田口のゴールで名古屋が1対1の同点に追いつくと後半21分には千葉のキーパーのGK佐藤優のクリアミスを突いたFWシモビッチが決めて2対1と逆転と成功する。FWシモビッチは後半41分にもゴールを決めた。
後半45分にFWラリベイのPKで千葉が1点差に迫ったが後半51分にFWシモビッチがPKを決めてダメ押しの4点目を奪った。スタメン起用されたFWシモビッチはハットトリックの活躍でヒーローになった。千葉にとっては2失点目が悔やまれる。大きく飛び出してきたGK佐藤優の頭でのクリアが中途半端になるとFWシモビッチは無人のゴールに流し込んだ。シーズン中も何度か見られたキーパーのミスが致命傷になった。