コンサドーレ札幌 A-in
FW ジェイ (←元ジュビロ磐田)
MF チャナティップ (←ムアントン・ユナイテッド)
out
DF 永坂勇人 (→水戸ホーリーホック) ・・・ 期限付き移籍
FWジュリーニョ (→怪我のため抹消)→ J1リーグは7月29日(土)に再開するがこの試合から夏の移籍市場で獲得した新戦力を起用することができる。18節を終了した時点で15位と残留圏ギリギリの15位に位置する札幌にとっては勝負の後半戦になるが、2015年のJ2の得点王であるFWジェイ(元磐田)の獲得に成功した。ここに来てエースのFW都倉の得点が止まっているが空中戦において無類の強さを誇るFWジェイとFW都倉の2トップは相当に強力である。
2016年シーズンの「敵陣での空中戦勝率」はFWジェイが68.6%でJ1で1位。一方のFW都倉は64.8%でJ2で1位。敵陣での空中戦勝率は「50%を越えたら優秀」と言える数値なので脅威の空中戦勝率を誇る2人の2トップというのは対戦相手からすると厄介である。今シーズンの札幌は「3-3-2-2」を採用するケースが多くなっているが、FW都倉とFWジェイの2トップは迫力満点。J1の中でも有数の2トップと言える。
ポジティブに考えられる数字を挙げると「90分あたりのクロス数」が16.7本。これはJ1の18クラブの中で4番目となる。さらにクロスCBP/90分を見るとFW内村が5位、MF田中雄が7位、FWジュリーニョが11位、MF石井謙が14位、MFマセードが16位、FWヘイスが30位、DF福森晃が36位。FWジュリーニョは怪我のため登録が抹消されているが、「クロスからチャンスシーンを演出できる選手が多い。」と言える。
「ゴール前で仕事のできるストライカーがいると得点力が増大する可能性がある状況」なので190センチのFWジェイの獲得は極めて効果的と考えられる。問題はコンディション面。年齢的な問題もあって磐田時代と比較して力が落ちている可能性は十分に考えられる。また、気難しい性格として知られている選手で、運動量は少ない。FWジェイのマイナス面を誰がどのようにしてカバーするか?も注目に値する。
また、「タイのメッシ」と言われるMFチャナティップもチームに合流した。チャンスメーカー系の選手なのでトリプルボランチの右か左で起用される可能性が高いが、中盤の構成力アップに貢献する可能性はある。他には出場機会に恵まれていなかった若手CBのDF永坂を水戸に貸し出すことになった。複数の不安要素を抱えているのは間違いないがとにもかくにもFWジェイを獲得できたのは大きい。高評価に値する。
ベガルタ仙台 C+in
MF 古林将太 (←名古屋グランパス) ・・・ オファーを出している。
out
FW パブロ・ジオゴ (アトレチコ・ミネイロ) ・・・ 期限付き移籍期間の満了→ 18節を終えた時点で6勝9敗3分けで勝ち点「21」。13位に位置する。14位の甲府や15位の札幌との差は「5」。16位の大宮との差は「6」。現時点では残留争いのグループに巻き込まれていないが、現在3連敗中。全く油断の出来ない立ち位置である。21試合で22得点/35失点。C大阪や鹿島やG大阪や浦和といった攻撃力の高いチームと対戦した時に大量失点するケースが多くて失点数はワースト2位となる。
「失点数を減らすこと」が最大のテーマになるが今シーズンの仙台は攻撃型のチームに仕上がっており、リスク覚悟で打ち合いの展開を繰り広げるケースが多くなっている。守備のことを意識しすぎると持ち味である攻撃的な良さを発揮しにくくなるのでバランスが重要になってくるが、期限付き移籍だったMFパブロ・ジオゴは契約期間の終了でチームを離れている。今シーズンはJ1のリーグ戦では出場機会が全くなかった。
プロ1年目から左WBのレギュラーポジションを獲得して、通算のクロスCBPがJ1の全選手の中で最高の数字を残しているMF永戸が怪我のため長期離脱。全治6か月と診断されているので今シーズン絶望となった。WBの補強が最優先テーマになったが、風間監督になって出場機会を失っているDF古林(名古屋)に関心を寄せている。2016年は「90分あたりのクロス数」がJ1で27位。右足のクロスに定評がある。
MF古林は右サイドの専門家で、MF永戸は左サイドの専門家であるが、MF中野嘉やMF蜂須賀は左右両サイドをどちらも遜色なくこなせるタイプなので「左サイドの専門家のMF永戸の穴埋めを期待して右サイドの専門家のMF古林に関心を寄せる。」ということに対しては特に違和感は感じない。右WBにはベテランのMF菅井も控えており、MF古林を獲得できると左右のWBはまずまず充実したメンバー構成になる。
現時点で本格的に残留争いに巻き込まれているわけではないので今夏に仙台が積極的な動きを見せる可能性はあまり高くなかった。なので「大きな動きが少ない。」というのは想定内であるが、やはり、ここまで失点数が非常に多いのでチャンスがあれば即戦力クラスのCBの獲得にも動きたい。ボランチやシャドーやCFは主力になることが期待されていた選手がまずまずのプレーを見せているので補強の優先度は低い。
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