10位 : 四方田修平監督 (コンサドーレ札幌)→ 途中で長いトンネルに入って11節から痛恨の6連敗を喫したが17節で清水に勝利。何とか残留圏の15位で前半戦を終えることができた。16位の大宮との差は「1」なので全く油断はできないがとにもかくにも残留圏で折り返したことは一定以上の評価ができる。黒星が大きく先行しているが大半の試合は互角に近い勝負ができており、力及ばず最下位でJ2降格となった2008年や2012年とは全く異なる。
9位 : 渡辺晋監督 (ベガルタ仙台)→ 仙台というと手倉森監督時代は「堅いサッカー」のイメージが強かったが今シーズンは攻撃的なサッカーに取り組んでいる。17試合で22得点/32失点。打ち合いの試合が多くて面白い展開になるケースが多い。3バックを本格的に導入しているが機能性はまずまず。決定力不足はチームとしての課題と言えるがJリーグでは守備を重視するタイプのチームが増えているので攻撃的な仙台はかなり異質である。
8位 : 伊藤彰監督 (大宮アルディージャ)→ 17節の横浜FM戦(A)で敗れて再び降格圏に転落してしまったが就任後のリーグ戦は2勝1敗1分け。15節は新潟、16節は広島にいずれもアウェイで勝利するなど直接対決で勝ち点「3」を獲得したのは素晴らしい。結果も出ているが内容的にも優れており、残留争いに巻き込まれているチームの中ではもっとも状態がいいチームに挙げられる。うまくボールが回るようになって好守にスムーズなサッカーになっている。