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【J1・J2・J3】 12段階の個人別の戦力補強の評価 (2019年・夏の移籍市場) (その12) | | |　

111人目： DF 金井貢史 (名古屋グランパス→サガン鳥栖)　・・・　A-

→　昨夏に横浜FMから名古屋に移籍。左SBで起用されて印象的なゴールを連発したが今シーズンはDF吉田豊が加入した影響を諸に受けてJ1では3試合の出場のみ。DF太田宏も加入したので「今夏、チームを離れる可能性は高い。」と思われていたが、2013年と2014年に所属した鳥栖への移籍を決断した。左右のSBは補強ポイントだったのでいい補強と言えるだろう。意外性を持った選手で得点力に期待したい。

112人目： FW 北川柊斗 (モンテディオ山形→ギラヴァンツ北九州)　・・・　B-

→　名古屋U18の頃から注目を集めてきたアタッカー。2018年に山形に加入してJ2で17試合に出場しているが本職のポジションではない左WBでプレーする機会も多かった。さらなる飛躍が期待された2019年はJ2で2試合の出場のみ。力を出し切れずに北九州に期限付き移籍となった。180センチとサイズに恵まれているのでいろいろな形でチームに貢献できる。2トップの一角になるのか？サイドハーフになるのか？

113人目： FW 和田凌 (FC琉球→鹿児島ユナイテッド)　・・・　C+

→　千葉U-18から阪南大に進んで2018年にFC琉球に加入。初年度からJ3で22試合に出場して7ゴール。J3制覇に貢献したが今シーズンはFW鈴木孝が加入した影響で出番は限られた。勝手知ったる金鍾成監督が率いる鹿児島に完全移籍となったがFW鈴木孝が流出して「さあ、これから。」というタイミングでの移籍はFC琉球にとってはショッキングである。動きの量は多くないがゴール前で仕事が出来るストライカー。

114人目： DF 田村友 (モンテディオ山形→ザスパクサツ群馬)　・・・　B-

→　高さとパワーを兼ね備えた逸材として福岡大の頃から注目を集める存在だった。福岡でも潜在能力の高さを披露したが2017年の浦和への移籍がキャリアを大きく狂わせた印象。浦和では出場機会を得られず、戻って来た福岡でもほとんど試合に絡めず。山形でもチャンスは限られた。186センチ/89キロという恵まれた体格で潜在能力は高い。自身初となるJ3の舞台で試合経験を積んでJ2昇格に貢献したいところ。

115人目： MF 武富孝介 (湘南ベルマーレ→浦和レッズ)　・・・　C+

→　昨オフに浦和から湘南に期限付き移籍。「期限付き移籍の期間は2020年1月31日まで」と発表されているがパワハラ問題で揺れる湘南を飛び出してきた浦和に復帰することになった。ストレートに「パワハラ騒動で今後が不透明な点が移籍の理由」とコメントしてプチ炎上しているが心情的には理解できる。ただ、浦和ではほとんど出場機会がなかったので浦和に戻った方が立ち位置的には厳しくなると推測できる。

116人目： MF 高宇洋 (ガンバ大阪→レノファ山口)　・・・　A-

→　5月のトゥーロン国際大会のときに初めて五輪代表に招集されてボランチの位置で活躍。評価を高めたがG大阪では6試合の出場にとどまった。東京五輪出場のためにはアピールが必要な状況だったがこのタイミングで山口行きを選択。攻守両面でチームに貢献できる選手なので山口は「いい補強が出来た。」と言える。霜田監督の人脈を生かした補強と考えられるが山口はJ1所属の有望株を借りるケースが多い。

117人目： FW 榎本樹 (松本山雅→ザスパクサツ群馬)　・・・　C-

→　前橋育英高出身なので高校時代を過ごした群馬県に戻ることになった。高卒1年目の今シーズンはカップ戦で4試合に出場しているがJ1でのプレー機会はなかった。186センチとサイズに恵まれた選手でありながら動ける選手なので能力的には高いが群馬の攻撃陣は好調。層も厚いのでJ3とは言っても出場機会を得るのはかなり難しいだろう。前橋育英高の2年生のときの選手権の決勝で決勝ゴールを決めている。

118人目： FW 高橋大悟 (清水エスパルス→ギラヴァンツ北九州)　・・・　B+

→　2018年に神村学園高から清水に加入したがルヴァン杯での出場のみ。J1でのプレー機会はなかった。小林監督とは入れ違いになるが小林監督時代の2017年に清水への入団が決まっているので、当時、彼の獲得に大きく関係していると思われる。163センチなので小柄な選手であるがテクニックがあってアイディアも豊富。若手の多い北九州で出場機会を得て成長したい。能力は高いので面白い補強と言えるだろう。

119人目： MF 椿直起 (横浜Fマリノス→ギラヴァンツ北九州)　・・・　B+

→　年代別代表で活躍して来たドリブラー。プロ1年目の今シーズンはルヴァン杯で2試合に出場しているがJ1での出場機会はなかった。印象的なのは2017年のU-17W杯の本大会になる。キレ味鋭いドリブルを駆使して大きな存在感を発揮した。左サイドでボールを受けて仕掛けるプレーが得意。FW高橋大と同様で北九州は面白い若手を獲得できた。攻撃的なポジションなのでゴールやアシストといった結果を残したい。

120人目： MF 新井瑞希 (カターレ富山→東京ヴェルディ)　・・・　A-

→　浦和ユース出身。SVホルンでプレーしてSC相模原に加入。わずか半年で富山にステップアップの移籍を果たした。J3では屈指のドリブラー。「J3の中では屈指の有望株」だったのでほとんどのJ2のクラブが関心を寄せていたと思うが今シーズンは低調。力を出せていなかった中、東京Vに期限付き移籍となった。東京世代で将来性の高い選手。永井監督のスタイルに合いそうな選手を獲得できたと言える。

表1. プレーヤー別の移籍の評価 (2019年の夏の移籍市場)

分類	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
分類	クラブ名	0	4	6	8	14	7	6	0	2	0	0	0	0
J1	札幌
	仙台				1	1	1
	鹿島			1		1
	浦和		1					1
	東京				1
	川崎F									1
	横浜FM		1	1	1		1
	湘南			1				1
	松本					1	2	2
	清水					2	1
	磐田			1		4
	名古屋					1
	G大阪		2		1		1	1
	C大阪					1
	神戸			1	2	1
	広島					2
	鳥栖			1	1		1			1
	大分				1			1
分類	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
分類	クラブ名	0	4	7	17	14	6	7	5	0	0	0	0	0
J2	山形					1	1
	水戸		1		2				1
	栃木SC			1		2	1		1
	大宮					1
	千葉				1
	柏				3	1	1
	東京V			1	2	1
	町田				2
	横浜FC			1		1
	新潟						1
	金沢					1
	甲府					1			1
	FC岐阜			2	1			1
	京都			1				1
	岡山			1				1	1
	山口				1			1
	徳島				1
	愛媛FC					1
	福岡		1		2		1
	長崎		1		1
	鹿児島					2	1	1	1
	FC琉球		1		1	2		2
分類	クラブ名	S+	S-	A+	A-	B+	B-	C+	C-	D+	D-	E+	E-	？
分類	クラブ名	0	0	0	2	5	7	4	2	1	0	0	0	2
J3	八戸
	岩手						1							2
	秋田
	福島
	群馬				1		1		2
	YS横浜
	相模原				1		1	1		1
	長野					1		1
	富山					2
	藤枝						2	1
	沼津							1
	鳥取						1
	讃岐
	北九州					2	1
	熊本
	合計	0	8	13	27	33	20	17	7	3	0	0	0	2