■ 日本では主流となる中規模スタジアム多くの観客を収容できる巨大スタジアムの中では埼玉スタジアム・豊田スタジアム・吹田スタジアムあたりが「日本屈指のサッカースタジアム」と言える。いずれもアクセス面に関しては優れているとは言えないが、大きな不満はアクセス面くらい。試合の観やすさ・試合中の雰囲気などは最高級と言える。特に埼玉スタジアムは日本代表のビッグマッチの大半が開催されるので「日本代表にとっての聖地」になりつつある。
一方、J1ライセンス取得の条件の1つが「収容人数:15,000人以上」ということもあって日本では15,000人~20,000人規模のスタジアムが主流となる。Jリーグのクラブで3万人あるいは4万人の観衆を常時集めることが出来るだけのサポーターを抱えているのは浦和くらい。巨大スタジアムを使用する場合は空席が目立ってしまうので15,000人~20,000人程度のスペックが大半のクラブにとって最も手ごろと言える。
2万人前後を収容できる出来るスタジアムは「中規模スタジアム」と言われるが、この中で日本屈指言えるのは仙台市にあるユアテックスタジアム、千葉市にあるフクダ電子アリーナ、鳥栖市にあるベストアメニティスタジアムになるだろう。ユアテックスタジアムは1997年、フクダ電子アリーナは2005年、ベストアメニティスタジアムは1996年にこけら落としが行われているので1993年のJリーグ開幕以後の話である。