川崎フロンターレ鹿島以来でJリーグ史上2チーム目となる3連覇を目指した川崎Fだったが過去2年間とは違って苦しい戦いが続いている。上位進出が期待されたACLはGL敗退。日本勢の中では、唯一、決勝T進出を逃したことで批判を浴びた。「リーグ戦に集中できる環境になったこと」で3連覇の可能性が高まったかに思えたが「7月末から6試合勝ちなし」と躓いた。26節を終えた時点では11勝4敗11分けで勝ち点「44」。4位に位置する。
「わずか4敗のみで4位」というのは決して悪い成績ではないが優勝候補と言われていたチームであることを考えるとやや物足りない成績である。首位のFC東京との差は「8」。残り8試合で「8差」は限界ギリギリの勝ち点差になるがFC東京はラグビーのW杯の影響で、しばらくの間、アウェイ戦が続くことになる。それを考えるとの3連覇の可能性はまだあると言える。31節に行われる鹿島戦(A)が大一番になるだろう。
3位の横浜FMとの差は「4」。ACLの出場権争いも注目される。J1を2度制覇した川崎FにとってACLは最も欲しいタイトルの1つになる。2年連続でGLで敗退しているが今年もACLの出場権を確保して来シーズンのACLでリベンジしたい。33節が横浜FM戦(H)になるのでこの試合も大一番になるだろう。強豪との対戦を多く残しているので大変なスケジュールになるが「ライバルを直接叩けるチャンスがある。」とも言える。
ACLの出場権を獲得できるのか?でオフの補強も大きく変わってくるが補強ポイントは誰がどう考えても右SBになる。オフにDFエウシーニョが退団してDFマギーニョとDF馬渡を獲得。攻撃力のある実力者2人を獲得できたので「DFエウシーニョの穴は何とか埋まりそうだ。」と思われていたがともになかなか川崎Fのサッカーにフィットできず。レフティのDF車屋やDF登里を右SBで起用する試合も何試合かあった。