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【海外サッカー】 U-18韓国代表の「トロフィー踏みつけ」と「放尿しぐさ」について | | |　

■　代表の話題が盛り沢山の中・・・。

欧州リーグの18-19シーズンが終了しつつあることもあって男女とも代表の活動が活発になってきた。影山JAPANが出場しているU-20W杯はポーランドで開催中。今夜の試合を持ってGLが終了する。U-22日本代表が参加するトゥーロン国際大会ももうすぐ開幕する。五輪代表の主力の多くはコパ・アメリカに招集されたのでトゥーロンに呼ばれた選手は「五輪代表定着を目指す選手」が中心になった。

U-16日本代表が参加するインターナショナルドリームカップ2019は6月12日(水)に開幕する。2003年生まれの選手が中心となる見込み。今年も仙台開催となった。そして何と言ってもフランスで開催される女子W杯が6月7日(金)に開幕する。高倉監督率いるなでしこジャパンはアジア王者として大会に参加する。前評判はあまり高くないが来年の東京五輪に弾みを付けるためにも上位進出が期待される。

フル代表も6月5日(水)と6月9日(日)に親善試合を控えており、6月中旬にはコパ・アメリカが待っている。約20年ぶりのコパ・アメリカ参戦になるが当時と今では世界の中での日本の立ち位置は大きく変わった。1999年当時はW杯で勝利した経験がなかったがあれから20年が経過して3度もW杯の決勝Tに進出している。1999年大会は0勝2敗1分け。力を出し切れずに終わったが今回はどんな戦いを見せるだろうか？

■　最も話題になっているのは・・・。

ここ最近のサッカー界は代表の話題で盛り上がっているが、今、最も大きな話題になっているのはU-20W杯のGL突破を果たした影山JAPANの活躍ではなくて、中国で行われたU-18世代の国際大会で優勝をした韓国代表の愚行になる。中国で行われた大会であり、U-18日本代表がこの大会に参加しているわけではないので「全くの部外者」になるが、日本国内で大きな話題になっており、炎上している。

いくつかのメディアの情報を整理すると「優勝セレモニーの後、韓国代表の選手がトロフィーを足で踏んだ。」、「トロフィーに向かって小便するふりをした選手もいた。」と報じられている。後者の方は実際に「小便するふりをした選手」が映った写真や映像を見ることが出来ていないので「どういう感じだったのか？」は分からないが、前者については「笑顔でトロフィーを踏んでいる様子」が写真で公開されている。

「U-18韓国代表の選手の1人が満面の笑みでトロフィーを踏んでいる写真」はインパクトが大きかったがこの写真ともに韓国代表の愚行が大々的にニュースとして報じられると中国人のサッカーファンが激怒して韓国に対する批判の声が殺到。結局、韓国チームの選手やスタッフが「中国の全国民」に向けて謝罪をしたが、「大会を主催した中国側は韓国チームの優勝を剥奪した。」と伝えられている。

この大会は「パンダ杯」と呼ばれている。同大会の優勝を剥奪されたとしても、何かが大きく変わるわけではないが、試合後のふるまいによって「優勝が剥奪される。」というのは珍しい。むしろ、サッカーに限らず、あらゆるスポーツにおいて「聞いたことがないレベルの話」になるが、『試合後のマナーが悪かったからといって「優勝」まで剥奪する必要はなかったのでないか？』という声も一部からは上がっている。

■　あらゆる方面に迷惑

いずれにしても異例なケースと言えるが、「頑張って勝ち取ったトロフィーを足で踏みつけること」ならびに「トロフィーの中に小便をするふりをすること」の意味は全く分からない。当然、日本と韓国では文化も考え方も常識も大きく異なるのが普通。どんな場合でも、どんな国が対象でも、極力、相手に合わせて物事を考えないといけないが、どちらの行為も日本人にはない感覚であり、心情を理解するのは難しい。

「主催者である中国の人たちを侮辱する意味があるのか？」、「自分たちよりも結果が劣ったチームならびに選手を侮辱する意図があるのか？」、「単なる征服感なのか？」すらよく分からないが、普通の高校生や大学生がやらかすことと(年代別代表とは言っても)国を背負って戦っているU-18韓国代表の選手がやらかすことの意味は大きく異なる。文字通り、彼らは国の代表なので立派なふるまいが求められる。

サッカーは世界ナンバー1の人気スポーツなので「その国の男子のサッカー代表」が「その国自体のイメージ」になることは多い。それほど責任は重くて、サッカーの男子の代表チームが何かをやらかしてしまうとその国全体のイメージダウンになる。「U-18韓国代表がやらかしただけでそのことを持って韓国人全体を悪く言うのはおかしい。」という主張も分からなくもないが広くは受け入れられないだろう。

大会関係者は「同大会からの韓国代表の締め出し」を示唆するなど中国側の怒りは大きいが、締め出しというのは、おそらく、パンダ杯やU-18韓国代表に限定されないだろう。中国国内で行われる大会にあらゆる年代の韓国代表は招待しにくくなるだろうし、このことは男子のみならず女子にも波及されるだろうし、(サッカーの影響力は大きいことを考えると)サッカー以外の競技にまで影響する可能性がある。

韓国代表が中国国内で開催される大会に招待されなくなる or 招待されにくくなるというのは韓国のサッカー界ならびにスポーツ界にとっては大きな損失である。あらゆる方面に迷惑をかける愚行と言える。直接的に愚行を犯した選手は数名のみだと思うがこれだけ周りにたくさんの選手やスタッフがいる中、「注意する人」や「止めようとする人」がいなかったのであれば強く批判されても仕方がないだろう。

　　→　2011/09/29 　韓国サッカーとは、どのように付き合っていくべきか？

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