18位 : ジュビロ磐田→ 参入決定戦で東京Vに完勝して辛うじてJ1に生き残ったがオフの動きは積極的ではなかった。むしろ、かなり消極的である。「長期離脱したMFアダイウトンとMFムサエフが復帰して来たら大きなプラスになる。」という考え方はできるがギリギリのところで踏みとどまったチームであることを考えると積極的に動いた方が良かったと思う。ほとんど補強のニュースが流れなかったのでサポーターはヤキモキしただろう。
主力の流出がMF松浦(→横浜FC)くらいだった点は評価できるが新戦力はFW中山仁(山形)、MF森谷(川崎F)、MFロドリゲス(ティラスポリ)の3人のみ。近年のJ1のクラブでは珍しいほどの地味な補強にとどまった。名波監督がベテランを重視するタイプなので「若手の伸び悩み」を指摘されるケースが多くなっているが(今シーズンも出場機会に恵まれないだろう)若手たちを外に出さなかったのもやや不可解である。
17位 : ベガルタ仙台→ 近年はオフのたびに主力の流出に苦しんでいるが今オフも同様。難しいオフになった。2010年からずっとJ1で戦っているがクラブ規模はあまり変わらず。他の多くのクラブが順調に成長する中、クラブとしての成長が止まっているので移籍市場でも劣勢を強いられることがほとんどである。地方のクラブなので限界はあるがクラブ規模を大きくしないと「オフの移籍市場で苦労する。」という状況は変わらないだろう。
期限付き移籍だったMF野津田(→広島)、MF矢島慎(→G大阪)、DF板倉(→フローニンゲン)などは退団。MF奥埜(→C大阪)とMF中野嘉(→札幌)が流出したのも痛手である。FW長沢駿(神戸)やMF松下佳(神戸)を獲得できたのは良かったがMF道渕(甲府)やMF吉尾(横浜FM)などJ1では未知数の選手に期待をかけないといけないのはキツイ。充実しているWBの選手をたくさんかき集めたのは得策ではなかったように感じる。