サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

最近のエントリー (20記事)

　2025/01/16 　【J1：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)
　2025/01/13 　【J2：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：56名)
　2025/01/14 　【J3：順位予想】 2025年の順位予想バトルの参加者・募集中 (参加者数：10名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【J1編】今オフの補強の中間評価～13位：浦和レッズ、14位：京都サンガ、15位：アビスパ福岡～ | | |　

※　2022年12月21日(水)の夜の時点

15位：アビスパ福岡　・・・　C-

→　慌しいオフになっている。主力のFWフアンマ・デルガド(→長崎)、MFクルークス(→C大阪)、DF志知(→広島)が流出したのは当然のことながら痛い。34試合で29得点のみ。2022年の総得点はJ1最少だったが武器を持った3人が抜けて攻撃力DOWNが心配される。さらにFWルキアンに対しても「京都が獲得に乗り出している。」と報じられたが京都はすでに多くのCFを獲得している。京都行きはないと思われる。

中でも31試合で4ゴール3アシストだったが終盤戦に活躍して「J1残留」に貢献したFWフアンマ・デルガドが流出したのはショックが大きい。湘南や京都も獲得に乗り出したので争奪戦に発展したが古巣とは言ってもJ2の長崎への移籍を選択したのは驚きだった。フォワード陣は34試合で10ゴール2アシストのFW山岸祐の残留は確定。J3のFC今治から復帰してJ1での出場機会がなかったFW東家は契約満了になった。

加入が決まったのはFW佐藤凌(東京V)、MF紺野(FC東京)、DF亀川(横浜FC)、GK坂田(いわきFC)の4人。ここまでに加入が決まった選手の顔触れは決して悪くない。プレーヤーとしてのタイプは異なるが同ポジションで起用されると思われるので「FW佐藤凌がFWフアンマ・デルガドの穴をどこまで埋められるのか？」、「MF紺野がMFクルークスの穴をどこまで埋められるのか？」が2023年の福岡の注目点になる。

DF志知が流出した左SBはDF松原后(磐田)が獲得候補に浮上したがDF亀川の復帰が決まった。2015年～2017年まで福岡で主力として活躍した実績がある。長崎時代の末期は怪我もあって出番が減少したが2022年はJ2で35試合に出場した。DF亀川は運動量と守備が持ち味なのでDF志知とはタイプが異なるが「左SB/WBのレギュラー候補の筆頭」と言える。個人昇格のGK坂田は正キーパー争いに絡みたい。

14位：京都サンガ　・・・　C+

→　熊本との参入決定戦で何とか引き分けてJ1残留を果たした京都は入れ替えの激しいオフになっている。FW大前(→未定)、MF武富(→甲府)、DF本多(→神戸)などが契約満了。9ゴールを挙げたものの5月以降は不発だった38歳のFWピーター・ウタカも退団となった。現時点で加入が決まったのは新卒の選手を除くとFWパトリック(G大阪)、MF平戸(町田)、FW木下(水戸)、DF三竿雄(大分)、FW一美(徳島)など。

FWパトリック以外の4人はいずれもJ2のクラブからの加入となる。個人昇格となるがJ2屈指のアタッカーであるMF平戸を獲得できたのは大きい。2022年も38試合で9ゴール10アシストと活躍した。満を持してJ1に挑戦する。Jリーグ屈指のプレイスキッカーなのでセットプレーのゴールは増えるだろう。FW木下もJ2で38試合で12ゴールと結果を残した。FW一美は25試合で7ゴール。2019年以来の京都復帰となる。

目立つのはCFをたくさん獲得している点。FWピーター・ウタカは抜けたがFW山崎凌とFW豊川は残留が確定。FWイスマイラの動向ははっきりしないがU-21日本代表のFW木村勇(関西学院大)の加入も決まっている。基本は「4-1-4-1」 or 「4-1-2-3」なのでCF系の選手に用意されたポジションは1つだけ。FWパトリック、FW山崎凌、FW豊川、FW一美、FW木村勇の5人で1つのポジションを争うのは効率的ではない。

もちろん、FW豊川やFW一美はウイングの位置でもプレーできるがアンバランスな補強になっているのは否めない。曹貴裁監督は良くも悪くも強い信念を持った指導者なので「柔軟に今いる選手に合わせたシステムやスタイルを採用する指導者」ではない。GK上福元(→川崎F)とDF荻原(→浦和)が退団したのも京都にとっては痛い。名前のある選手はたくさん獲得できたが効果的な補強はできていないように思える。

13位：浦和レッズ　・・・　C+

→　「3年計画の3年目」で9位に終わった浦和はリカルド・ロドリゲス監督が退任してポーランド出身のスコルツァ監督を招聘した。リカルド・ロドリゲス監督は当初は続投の予定だったが秋以降に大差で敗れる試合が続いて一気に求心力を失った。新監督を招聘して新しいスタートを切ることになったがオフの動きはあまり多くない。正式に発表された移籍のニュースは少なくて良くも悪くも静かなオフになっている。

加入が決まったのはFW高橋利(熊本)とGK吉田舜(大分)の2人。ともにJ2からの個人昇格になるが前者は今オフの移籍市場の注目選手だった期待のストライカーになる。フォワードはFWキャスパー・ユンカー、FWブライアン・リンセン、FWアレックス・シャルクに加えてFW興梠(札幌)の復帰も確定。1年前と比べると層は厚くなったがベテランや怪我持ちの選手が多い。自身の憧れのクラブで重宝される可能性はある。

FW興梠以外ではDF荻原(京都)もレンタル復帰となったが逆に徳島からレンタル移籍中だったMF岩尾は完全移籍での獲得が決定した。リカルド・ロドリゲス監督が退任してMF岩尾の去就は注目されたが買取に成功した。一方、2021年の夏に獲得したMF江坂(→蔚山現代？)は退団が濃厚。DF岩波(→アル・サッド？)も退団が有力となった。CBのレギュラーだったDF岩波の穴を埋める選手を獲得しないといけない。

加入1年目の2022年は怪我のため長期離脱したDF犬飼の完全復活に期待がかかるが新戦力の候補としてU-21ノルウェー代表経験があるDFマリウス・ホイブロテンの獲得が噂されている。身長は184センチ。左利きというのも武器になる。続報を待ちたいところである。他に注目されるのはGK鈴木彩の動向になる。GK西川の控えとしてはGK牲川がいてGK吉田舜も獲得したので修行に出しやすい状況になっている。

投票

　・2022/12/22 　【J1編】今オフの補強の中間評価～16位：名古屋、17位：川崎F、18位：神戸～
　・2022/12/23 　【J1編】今オフの補強の中間評価～13位：浦和、14位：京都、15位：福岡～
　・2022/12/23 　【J1編】今オフの補強の中間評価～10位：札幌、11位：新潟、12位：横浜FM～
　・2022/12/24 　【J1編】今オフの補強の中間評価～7位：柏、8位：広島、9位：C大阪～
　・2022/12/24 　【J1編】今オフの補強の中間評価～4位：G大阪、5位：横浜FC、6位：鹿島～
　・2022/12/25 　【J1編】今オフの補強の中間評価～1位：鳥栖、2位：湘南、3位：FC東京～