真庭忍軍とは、小説「刀語」に登場する架空の忍者集団である。作中での役割はかませ犬。三話にて確定。
真庭忍軍といいにくいことから、とがめと七花にはまにわにと略されて呼ばれている。良いですね、良いですね、良いですね。
実は、四季崎の一族の活動によって生まれた、凍空一族や相生忍軍と同じく、本来の歴史には存在しなかったはずの可能性。
風貌は、各々名前にちなんだ服装をしてコスプレとか言うな全身に鎖を巻いている。この鎖は武器や防具代わりらしい。
歴史は戦国時代以前から続く暗殺専門の忍者集団。長らく、一人の頭領を中心としていたものの、個性の強い忍者達(というか性格破綻者達)によって集団行動はそこまで重視されていなかった。作中でも、虫組以外派閥が機能していない。そこで、物語開始より二百年前の戦国時代末期に当時の頭領である、当時の真庭鳳凰の発案によって鳥組、獣組、魚組、虫組、の四派閥十二頭領制に移行。これにより、地理的に近く、ために長くに渡り対立していた相生忍軍を滅ぼすことに成功する。
旧将軍の治世を経て、尾張幕府による太平の世が来ると暗殺専門であった真庭忍軍は他の忍者集団と違い、衰退を始める。人格破綻者の忍者達を生かし、戦乱の世には適した十二頭領制も、個人主義により組織としての体をなさなかったために、太平の世には不適だったことがこれに拍車をかけた。物語開始より二十年前となる大乱の直前にはすでにかなり困窮していたらしい。それでも、真庭毒組と呼ばれる者がいる限り安泰といわれていたが、飛騨鷹比等が起こした大乱の際、この者達が飛騨鷹比等に揃って引き抜かれたことで衰退は決定的となる。(第零話・虚刀「鑢」)
物語開始の一年前には、ついに餓死者が出てきたため、もはや限界と考え、変体刀蒐集の依頼を好機と捉えた。変体刀は国をも買える。真庭忍軍十二頭領が一人、真庭蝙蝠がとがめとの共闘によって涙磊落から絶刀「鉋」を奪うと、とがめを裏切り絶刀「鉋」を持ち逃げし、真庭忍軍は里ごと幕府から離反。このことによってとがめは一度窮地に陥る。また、幕府の隠密班もこれにより信用を失った。ちなみにこの時点での幕府の記録によると真庭の里に暮らしていたのは総勢五十名ほど。滅ぼされた直後の相生忍軍の残党ですら百名程度だったらしいので、確かに滅亡寸前である。
真庭忍軍は頭領一人一人で刀を集めること、刀によって得られた取り分は得られた刀の多寡によって定めること、しかし得られた刀が無くとも分け前は貰える事、刀を全て集めるまで新・真庭の里には戻らないことを決め刀集めを開始した。
しかし、その後、とがめが虚刀流、鑢七花を雇うことになり、流れが変わる。真庭忍軍は敵対勢力や変体刀の所有者に敗れていく。
第一話で、刀の毒に当てられた真庭蝙蝠が鑢七花に敗れる。
第二話で、下酷城の城主、宇練銀閣に真庭白鷺が敗れる。
第三話で、三途神社の長、敦賀迷彩に真庭喰鮫が敗れる。
第四話で、鑢七実に虫組頭領、 真庭蟷螂、真庭蝶々、真庭蜜蜂が敗れる。
第五話で、真庭鳳凰がとがめと同盟を結ぶ(とがめ視点では一時休戦)。
しかし、第六話で、真庭狂犬により解消。さらに狂犬は鑢七花に殺され、同盟締結のため、真庭川獺が、真庭鳳凰に殺される。
第八話にて、真庭海亀が殺される。
第九話にて毒刀「鍍」を手に入れるも、真庭鴛鴦が左右田右衛門左衛門に敗れた。
第十話および第十一話にて真庭鳳凰と左右田右衛門左衛門が戦った際、真庭人鳥の間違いから、真庭鳳凰が毒刀「鍍」により四季崎記紀に精神をのっとられ乱心。その後、四季崎記紀にのっとられた真庭鳳凰は伊賀にあった新・真庭の里を試し切りのために壊滅させた。また、真庭人鳥が左右田右衛門左衛門に敗れ、最後に乱心した真庭鳳凰も鑢七花によって倒された。
これにより、真庭忍軍は滅亡の運びとなった。
家鳴将軍家御側人十一人衆の一人、真庭孑々は先祖が真庭忍軍の抜け忍である。真庭忍法足軽を使っていた。
作者の作品、真庭語は戦国の頃の真庭忍軍の頭領に関する物語が載っている。続編マダー?
掲示板
19 ななしのよっしん
2020/01/18(土) 09:37:36 ID: 2D7rpbHSOo
6巻でも七実本人が凍空一族との戦いについて「まとめて来てくれて楽だった、一人ずつだったら負けてた」って言ってたしな
20 ななしのよっしん
2022/03/13(日) 22:14:57 ID: jYbo4/k2Ql
真庭狂犬の双頭の犬=オルトロス=居るとロス=居ない方が強いという言葉遊びよ
21 ななしのよっしん
2023/05/13(土) 12:02:08 ID: FrP47nwwFy
白鷺の忍法は感覚を逆にする忍法で彼の言葉が普通に聞こえて来る頃には術中にハマっている……という妄想をした。
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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