「落ちこぼれ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 落ちこぼれとは

2025-01-10

コンサルが嫌われるのは納得いかないコンサル

コンサルの嫌われっぷりに辟易する。

コンサル虚業とか、自分たち経営をなんとかしろよ笑、みたいなコンサル叩きが横行している。

なんとなく人より高い給料を貰い、

突然現れて現場をかき乱すいけすかない人間想像しているのだろう。

みんな、コンサル本質をわかっていなさすぎる。だからコンサルを上手く使えない。

上手く使えていないかコンサルダメだという話になり、やんわりとしたヘイトに繋がっている。

コンサルとはなにか。

コンサルとは企業スパイです。

まり、他社の情報を他社に流す、これに尽きる。

俺は言ってくれれば同業他社事業計画書をほぼそのまま渡すよ。

お前たちが知りたいのは「他社で上手くいってるやり方を教えてくれ」だろ?

ちゃんスパイとして雇えばスパイとして情報垂れ流すよ。コンサルフィー貰ってんだから

なんでコンサルがわざわざ中途採用エリート会社から落ちこぼれカスどもを採用してると思う?

それはそいつからエリート会社情報抜くためだよ。

もちろんカスが知ってる情報なんて大したこといから、元肩書を使って色々やるんだが。まあそれはいい。

コンサルがなにか画期的システムを産んだことなんて一度もないんだよ。情報屋だからね。

それを理解して使ってくれないとこちらとしても困る。

あとは、現場不利益だが経営者がやりたいことを代わりに言うとか、金余ってる経営者の遊びで入れてるとかあるけど、そういうのはまあどうでもいいだろ。

とにかくさあ、みんなコンサルのこともっとちゃん理解して使おうよ!そしたら嫌いにならないよ!

2025-01-05

弱者男性強者女性復讐した話

 千切れかかった薄曇りの空の下、木造の古いアパートの部屋で、川端賢介(かわばた・けんすけ)は頭を抱えていた。狭い部屋の隅には紙くずが散らばり、机の上にはペットボトルカップ麺の空容器が乱雑に転がっている。アルバイトシフトを週に四回こなすだけでも精一杯で、残りの日は家に引きこもって何もしない。部屋のカーテンは閉め切られ、部屋の中はやや薄暗い。壁の向こうからは近所の子供が走り回る音や、誰かがテレビ大音量でつけている様子が聞こえてくる。その些細な音ですら、賢介には自分存在嘲笑する響きに思えてくる。

 かつては夢があった。大学に入った当初は、弁護士になりたいと思ったのだ。しか理想現実ギャップにすぐ打ちのめされ、受験勉強中途半端なまま途中退学。就職活動もうまく行かず、今のアルバイト暮らしをしている。自分が「社会落ちこぼれ」になってしまたことは認めざるを得ない。一方で、大学時代に同じサークル出会った女性がいる。彼女の名は比嘉優里子(ひが・ゆりこ)。彼女サークルの中でもリーダー存在で、いつも自信に満ち溢れ、まるで何でも手に入れることができるかのようなオーラを放っていた。

 優里子は、その明るい性格と優れたコミュニケーション能力武器に、大企業総合職入社し、今や順調にキャリアを積んでいるらしい。SNSを覗くと、華やかなパーティーに参加したり、出張海外を飛び回ったりしている写真がいくつも投稿されている。彼女の姿を見るたびに、賢介は胸の奥に黒い感情が渦巻くのを感じていた。「なんで俺ばかり……」という思いが、日に日に大きくなっていく。かつてサークルでほんの少し仲良くなった時期があったため、彼女成功が余計に妬ましく思えた。

 そんな折、ひょんなことから賢介は、SNS投稿された優里子写真を見て、あることを思い出した。大学2年の頃、サークル新人歓迎会二次会カラオケにみんなが行くときに、なぜか自分けが「ごめんね、席もう埋まっちゃったみたい」と断られたことがあった。当時は「仕方ないか」と思っていたが、あのとき中心になっていたのが優里子だった。後日、別のメンバーから「あのとき、優里子が“あの人いると空気が重くなるから外していい?”って言ってたよ」と、笑い話のように聞かされた。そのときは、ただ恥ずかしさと悔しさで頭が真っ白になり、「そうなんだ」と笑って流すしかなかった。その記憶が、今になって鮮明に蘇る。

 ――彼女は、陰で人を見下すようなタイプだ。

 ――人の心を踏みにじり、自分快楽や満足のためだけに周囲を利用している。

 ――だけど表面上は、誰にでも優しく礼儀正しく接する。だから多くの人が騙される。

 自分もその一人だったのかもしれない。無邪気に笑う彼女の姿が、いつの間にか脳裏で黒く塗り替えられていく。嫌悪感と羨望、そして劣等感が入り混じったやるせない感情。それが「復讐」という形で凝縮されていくまで、そう時間はかからなかった。

 その日もいつものようにアルバイトシフトを終え、コンビニで半額弁当缶チューハイを買って帰宅した賢介は、スマートフォンの画面に映る優里子SNSを眺めながらひとり考え込んでいた。

「どうやって復讐すればいい……?」

 彼女危害を加えるなど現実的には難しいし、そもそも暴力を振るう勇気すらない。だが、何らかの方法で“彼女から大切なものを奪う”ことができないか彼女に対して「仕返し」をする手段はないだろうか。

 そのとき、ある記事が目に入った。ある企業SNS炎上に関するニュースだった。社員プライベート発言が切り取られ、誹謗中傷が集中して、当事者退職に追い込まれたという事件SNSを使えば、世論簡単操作できる。もし優里子スキャンダルを世に広めることができれば……と、賢介は思いついた。

 しかし、彼女スキャンダルなど何も知らない。そもそも本当に「悪いこと」をしている保証もない。しかし、賢介にはひとつだけ心当たりがあった。大学3年の頃、仲の良かった友人から、あの優里子ゼミ教授不倫関係にあるらしいという噂を聞いたのだ。証拠もない、ただの噂話だった。だがもしそれを“事実”としてでっちあげることができたら……。

 その日は深夜まで、賢介はインターネット上での炎上事例やフェイクニュースSNS拡散手法などを徹底的に調べ上げた。何度も缶チューハイを口に運びながら、脳内で“彼女社会的に抹殺する”シナリオを組み立てていく。いつしか空が白み始め、鳥のさえずりが聞こえるころになってようやく、賢介は“準備”を整える決心をした。

 翌週、賢介はまず複数SNSアカウント作成した。男でも女でもない、あるいはビジネスマンを装ったり、女性OLを装ったり、学生を装ったりと、プロフィールを細かく設定した。次に、大学時代のサークルゼミの仲間をフォローし、タイムラインに溶け込めるように少しずつ発言を増やしていった。彼らがシェアしている記事に対してコメントを残したり、ニュース流行りのトピック無難意見を書き込んだり。

 一方で、別のSNSでは大学の裏アカウントを探し回った。そこには学生時代のうわさ話や、卒業後の同窓会の噂などが色々と書き込まれていた。優里子フルネーム検索すれば、過去に撮られた写真些細な情報が断片的に出てくる。その断片を拾い集め、賢介は少しずつ“フェイクの積み木”を組み上げていった。

 そしてタイミングを見計らって、複数アカウントから「あの優里子って、大学時代に教授不倫して単位もらってたって噂あったの知ってる?」と囁くように書き込み始めた。直接的な断定は避け、「らしいよ」「誰かが言ってた」「本当かは知らないけど」という曖昧言い回しで、火種をポツリポツリと落としていく。最初は誰も相手にしなかったが、何度か同じような書き込みが異なるアカウントから行われるうちに、少しずつ噂が広がり始めた。

 さらに、賢介は裏アカウントを使って、まるで「元ゼミ生」を名乗る人物が優里子教授の決定的な写真を持っているかのようにほのめかした。もちろん実際にはそんな写真など存在しない。しか曖昧文章で「以前、優里子さんが教授ふたりで深夜に研究室を出てきたところを見た」という“目撃情報”を投稿したり、他のアカウントから「そういえば卒業旅行キャンセルしてたのは、教授旅行に行ったとか?」とコメントをつけたりして、複数証言があるように見せかけるのだ。

 噂というのは恐ろしいもので、火種を絶やさない限り、どこかで燃え広がる。次第に、フォローの数が少ない裏アカウントでも、その書き込みを目にした人がリツイートスクリーンショット拡散していく。やがては大学OBOGグループにも届き、少しずつ「あの優秀な比嘉優里子が、実は……?」という疑惑が生まれていった。

 数週間後、賢介は満足感に浸りながら、アパートの部屋でSNSタイムラインを追っていた。匿名掲示板でも「比嘉優里子不倫単位を取った最低女」というスレッドが立ち、心ない言葉が書き連ねられている。その勢いはとどまるところを知らず、“噂が噂を呼ぶ”状態が加速していた。

「ざまあみろ……」

 内心でほくそ笑んだ。かつてパーティーでもSNS上でも脚光を浴びていた彼女が、今や不名誉な噂の的になっている。それは賢介にとって、大学時代に味わった屈辱を晴らすささやかな“仕返し”だった。優里子正義感あふれる投稿に、「説得力ゼロ」「偽善者」「自分のことは棚に上げて」などとコメントがつく様を見て、賢介は自分が強くなったような錯覚を覚える。

 しかし、いくら噂が拡散しても、実害がなければ彼女は痛くも痒くもないだろう。気の強い彼女なら、「そんなデマに動じないわ」と宣言し、むしろ毅然反論するかもしれない。実際、優里子SNSアカウントはしばらく更新が止まっていたが、新しい投稿が上がったときには、たくさんの応援コメントも寄せられていた。結局、噂に踊らされず彼女を信じるファンも多かったのだ。

「このままじゃ、まだ足りない……」

 賢介は次なる一手を考え始める。実害――たとえば、会社での信用や顧客との関係に亀裂が入るように仕向ければ、彼女キャリアは深刻な痛手を負うだろう。そこまでやるのかと自問しながらも、頭の中には「どうせやるなら徹底的に」という声が沸き上がっていた。

 それからというもの、賢介は優里子会社名を調べ上げ、その会社名前とともに「以前、不倫スキャンダルが噂されていた社員がいる」という書き込みを、ビジネスSNS就職活動系の掲示板に投下した。もちろん優里子名前は直接出さない。あくまで「ヒント」をばらまき、興味を持った人たちが「調べてみよう」と思うように誘導する。

 さらに巧妙なのは、賢介がわざと別の人物示唆するようなフェイ情報も織り交ぜたことだった。「〇〇商事女性社員でM・Hという人だ」など、デタラメ名前をいくつか挙げる。その後になって「あれは誤情報らしい。本当は比嘉優里子という社員」という流れを作ることで、最初にあった偽情報が訂正される形になり、逆に“本当の情報”だという信頼感を高めるのだ。

 噂はSNSからまとめサイトへ、まとめサイトから大手ニュース風の匿名ブログへと伝播していく。その過程で誇張や憶測が混ざり、いつの間にか「社内不倫で昇進している」「上層部を篭絡した悪女」などと書き立てられていた。もはや当初の大学教授との噂すら混線し、「彼女は昔から男を利用してのし上がってきた」という筋書きまで付け足されている。

 賢介はその様子を見届けながら、もはや半ば狂喜に近い感情を抱いていた。自分言葉が誰かを巻き込み、誰かがそれを信じ、さらに多くの人に伝えている。“弱者”だった自分が、こうして“強者”に打撃を与えられるという実感。それが彼の孤独な心を満たす唯一の悦びになっていた。

 やがて、SNS上では優里子を名指しする投稿が急激に増え始める。誹謗中傷コメントが飛び交い、会社にも問い合わせが相次ぐようになったらしい。それを示すように、優里子個人アカウントには「会社電話したけど?」「逃げんなよ」「暴露してやるからな」といった執拗メッセージが送りつけられていた。賢介は「ここまで来たか」と、どこか他人事のように画面を見つめる。

 するとある日、優里子SNSアカウントが非公開になった。続いて、彼女の友人たちが「優里子精神的に追い詰められてるらしい」「病院に行った方がいいかもしれない」と心配する投稿をしているのを発見した。ここで初めて、賢介は自分がやっていることの重大さを痛感した。もはや噂を広めるとかいレベルではなく、ひとりの人生破壊する行為に手を染めているのだ、と。

 しかし同時に、賢介の心の奥には「彼女が苦しんでいる」という事実への暗い快感が芽生えていた。「俺があの強気彼女を追い詰めているんだ」という優越感が、胸の中をぐつぐつと煮え立たせる。

 ――俺にだって、これくらいの力があるんだ。

 ――ずっと惨めだったけど、今は違う。俺の言葉ひとつで、あいつは奈落に落ちていくんだ。

 ある晩、賢介がいつものようにネットの反応をチェックしていると、見覚えのある名前を見つけた。大学時代に同じサークルだった友人・小峰だ。小峰はSNS上で「これはさすがに酷い。優里子に直接連絡を取って確認したけど、全部事実無根らしい。彼女名誉毀損で訴えることを検討している」とコメントしていた。

 名誉毀損――訴えられたらどうなるのだろうか。賢介の背筋に冷たいものが走る。自分がやってきたことは当然、罪に問われる可能性がある。しかし同時に、「誰がやったか特定できるはずがない」という妙な自信もあった。複数アカウントを使い分け、匿名投稿してきたのだ。しかも、あくまで「らしいよ」とか「噂だよ」と書いたにすぎない。そこまで簡単には追跡できないだろう、と。

 しかし、万が一ということもある。さらに、優里子法的手段に出るとなれば、彼女上司会社も本気で調査に乗り出すかもしれない。「疑わしきアカウント」に対して情報開示請求がなされれば、IPアドレスから身元が割り出されることもありうる。

 賢介は不安に駆られながらも、嘘だろう、そんなの上手くやり過ごせる――と自分に言い聞かせた。だが、なぜかスマートフォンを握る手が震えた。こんな気持ちは初めてだった。いつもならアルコール摂取すれば薄れる不安が、今回ばかりは煽られて大きくなるばかりだ。

 数日後、小峰から「久しぶりに話したいことがある」というメッセージが来た。学生時代はそこそこ仲が良かったが、卒業後はほとんど交流がなかった相手だ。どうやら、賢介が今どこで何をしているかは、小峰のほうも把握していないらしい。

 「このタイミングで俺に連絡してくるってことは、もしかして……」

 不安と警戒を抱えつつも、賢介は小峰の誘いに応じ、駅前喫茶店で会うことにした。平日の昼間だったため、人影はまばらだった。カフェの奥の席につき、ぎこちない様子で向かい合う二人。

 小峰は当初、大学時代の思い出話をするふりをしながら、少しずつ近況に話を移していった。どうやら彼は一般企業で働きながら、サークルOB会などを取りまとめる役をしているらしい。しばらく雑談が続いた後、小峰は急に真顔になって切り出した。

「優里子の件、知ってるか?」

「……ああ、SNSで色々言われてるみたいだな」

「正直、今までもちょっとした誹謗中傷なんかはあったけど、今回のはあまりにも悪質なんだ。で、優里子精神的に参ってる。裁判視野に入れて動き始めてるんだよ」

 そう言いながら、小峰はじっと賢介の目を見つめる。まるで「お前がやってることだろう?」と問い詰めるように。だが小峰はそれ以上は何も言わず、ただ「何か心当たりはないか?」と探るように続けた。

 賢介は動揺を抑えつつ、わざと素っ気なく答えた。

「いや、俺は知らないな。そもそも里子に昔からいい感情ないし、SNSほとんど見てないし……。そんな嫌がらせみたいなこと、わざわざやる動機もないよ」

 自分で言っていて、嘘臭さを感じた。しかし、小峰はそれ以上深追いしなかった。ただ、「そうか、もし知ってることがあったら教えてほしい。俺は、誤解や嘘で人が傷つくのは嫌だからさ」と言って、曖昧に微笑んだだけだった。

 小峰と別れたあと、賢介は駅前のコンコースをぶらぶらと歩きながら、頭の中で考えを巡らせる。小峰がわざわざ自分接触してきたのは、やはり“犯人”を探っているからではないかしかし決定的な証拠がなければ、自分を追及することはできないだろう。そう思う一方で、不安は拭えない。

「このまま、俺は逃げられるんだろうか……」

 後ろめたさと、復讐を達成するために奔走してきた興奮が入り混じり、心が不安定になっていく。

 結局、賢介はその夜からパソコンを開いても、優里子関連の情報収集や書き込みをする気が起きなかった。代わりにアルバイトを休んで酒量が増え、明け方まで起きては昼間に寝るという、ますます健康生活に陥っていく。何もかもが嫌になった。自分でも止められないままここまで来てしまったが、“復讐”という言葉は、もはや虚ろに響くだけだった。

 するとある日、いつもどおりアパートの狭い部屋にこもって缶ビールをあおっていると、スマートフォンが鳴った。画面には「小峰」の文字。嫌な予感がしたが、出ないわけにもいかない。

もしもし……」

「俺だ。突然で悪いんだけど、優里子入院した。心が限界だったらしい。……正直、原因を作った奴が許せない」

 小峰の声は怒りで震えていた。賢介は何も言えずに黙り込む。

「でな、俺はこのままじゃ黙ってられないと思うんだ。警察相談して、サイバー犯罪対策なんかも含めて捜査を依頼しようって話が出てる。会社も動いてるらしいから、情報開示請求なんかも時間問題だろう」

 脳がぐらぐら揺れるような感覚とともに、賢介は息が詰まりそうになった。ついに、もう逃げられなくなる。そう思った瞬間、彼は全身の力が抜けて床にへたり込んだ。

「……そうか」

 それだけ呟くと、小峰は最後に低い声で「もし、何か知ってるなら、今のうちにやめておけ」とだけ言って電話を切った。

 やめておけ――もう、やり続けること自体が無理だ。もはや罪悪感が勝っていて、賢介はこれ以上フェイクを撒くこともできなかった。だが、今さら何をどうすればいい? 彼女に直接謝って許しを乞う? そんなことをしても彼女ますます憎むだけだろう。

 翌朝、賢介は警察からではなく、思いがけない相手から連絡を受けた。なんと、優里子本人からメッセージだった。非公開になっていたSNSアカウントから、突然「直接会って話したい」という短文が送られてきたのである

「……どういうことだ……?」

 半信半疑のまま、賢介は指定された場所――大学近くの駅前カフェへ向かった。指定された時刻は夜の8時過ぎ。混雑する時間帯を外したのか、店内には数組の客しかいない。

 席に着いてしばらくすると、店の入口から見覚えのある女性が姿を現した。比嘉優里子――かつてのサークル仲間で、今や“噂”の被害者。その顔には明らかに疲労の色がにじみ、かつての凛とした雰囲気は薄れていた。

「……久しぶり」

 少しかすれた声で言う。賢介はどう反応すればいいかからず、黙って会釈した。二人がテーブルを挟んで向かい合う。彼女沈黙を破るようにゆっくりと口を開いた。

「私も気づいてた。あの噂、あなたがやってるんじゃないかって」

「……どうして」

大学とき、あまりしたことはなかったけど、あなたが私に抱いてた感情は分かってた。私のことをよく思ってなかったのは感じてた。今になって急にこんな悪質な噂が広がって、あのサークル関係の裏アカ書き込みを見ると、文章の癖とか表現が、なんとなくあなたに似てる気がして……。確信まではいかないけど、ね」

 賢介は言葉を失った。彼女がここまで鋭く察していたとは思わなかった。冷静に考えれば、自分しか知らないような細かいエピソードが混ざっていたのだから、勘づかれても不思議ではない。

「……申し訳ない」

 それ以外、言葉が出てこない。どんな理屈通用しない。ただ自分が虚勢を張り、彼女を傷つけようと目論んだ事実は消えないのだから

「一つ聞かせて欲しいの。どうしてここま

2025-01-04

小学生低学年の早生まれ遅生まれ問題ってどうやって解決するんだろうな?

ワイも1月まれ早生まれになるんやけど、

小学生の頃、算数がわからなくて難儀した記憶がある。

とくに1年生後半から2年生にかけてだったと思うんだけど、

あきらかにクラスの中の落ちこぼれの方に入っていてつらかったことをうっすらと覚えてる。

あのハンディは出来れば自分の子供に味あわせたくない。

2024-12-30

anond:20241230173701

性差はないッッッ!でも落ちこぼれは男ばかり」←この意見助長しそう

司法警察立法ほぼ男

完全なる男社会

男が落ちこぼれシステム作ってるのは男

男の中で追い詰められた男が

PTSD発症して女に攻撃性を向けるのは

 

頼んでもない男同士の戦いの

言いがかりをつけられる

迷惑しかない

anond:20241230132253

男を追い込んで男を殺すシステム作ってるのは男なのに

かつて男に追い込まれた恐怖から

しか叩けなくなった

ピヨ🐣ちゃんだと思うと哀れだが

 

男を追い込むシステム作ってるのも

女を追い込むシステム作ってんのも男だっつうの

 

そういう冷静な判断ができないか

どんどん落ちこぼれていくっていうなら哀れだけど

他人迷惑かけていい理由にはならないか

2024-12-21

大学受験マーチが一番コスパ悪い

アラサーマーチ卒だけど大学名だけで何とかなる事が無かった

異性関係とか就活関係とか学閥的なのも全部無い

年配の利害関係の無い人にちょっと評価されたり、何かの時に足切りされないってだけ

不利な戦いを強いられ続けるなら足切りされた方が良いんじゃないかと思うことも多々

想像してた以上に早慶との差を感じた20代だった

大学生活でも他大のサークルと絡む時早慶東大とかが多い、6大学だと特に

運動系だと早慶東大女子マネの数に笑った経験はみんな有ると思う

学問にしてもマーチ勉強してる人は5%くらい

でもマーチ未満は多分それ以下だろうから

プロ野球トライアウトとか独立リーグくらいのガッツがある人にはマーチいか

中途半端に頭が有るから上との差を理解してモヤモヤするのもマーチ卒の特徴だと思う

麻布競馬場の本でマーチの上澄み≒慶応落ちこぼれみたいな書き方だったけど共感する人多いと思う

受験生は頑張って早慶以上行くかテキトーにやって入れる大学行った方が良いよ

働くようになると学歴が活きる時が有っても"早慶以上"と"その他"くらいの感覚から

2024-12-16

anond:20241216104656

京大とかだと「試験さえ受かればいいよ」と「試験勉強量は保証されると思ってるけど落ちこぼれくんは出席して課題やってれば許したるで」の併用みたいな感じやったな

まあ法学の授業とかだと出席しないで単位とるのだいぶしんどいと思うけど

2024-12-09

郵便局CMみたいな生き方がしたかった

田舎郵便局員の話

慕われながらも地域住民顔馴染みになって、最終的に名も知れず引退するっていうやつ

子供の頃は小さいコミニティでもいいから、穏やかに生きたいと思っていたはずだった

大きなコミニティに憧れて、身の丈に合わない事をしようとして力足らずで落ちこぼれて、独り孤独に今を生きる

それでも憧れと過去の思いに縋って惨めったらしく生きる

子供の頃はどうせ大した人間にならないだろうと考えていた

土や岩のような人間から多分地味な生き方だろうなとも考えていた

変に知識を身につけなければ、堅実な道を歩んでいたのかも知れない…

子供の頃のほうが利口だったな…

2024-12-03

諦めなければ夢はかなう

ゴッホの絵を見てごらん

ゴッホ以外の画家は絵で飯を食えていた

まりゴッホ落ちこぼれだった

それが死後一番有名になっている

現世利益にこだわらなければ夢はかなう

成功しなかった人は夢破れて残念だが努力賞は心の中にあるだろう

2024-12-02

anond:20241202140207

社会には落ちこぼれた奴に受け皿や救いなんてないし、ガキみたいにそんな甘えた事を望むバカもいない

え、弱者男性自称してる人らはめちゃくちゃ望んでるじゃないっすか

いるのにいないって言うのはおかしくないすか

anond:20241202004518

お前みたいな無能、「女割」みたいなぬるま湯存在しない完全実力主義結果主義の男社会通用する訳ないから辞めとけ

そしてとりあえず整形して相手選ばず股開いてれば金にありつける女と違って男社会には落ちこぼれた奴に受け皿や救いなんてないし、ガキみたいにそんな甘えた事を望むバカもいない

2024-11-25

MENSAに入って5年、MENSA楽しいぞっていう話と、MENSAに憧れると辛いぞって話

MENSAに限った話じゃないんですけど、何らかの集団所属することを自己ブランディングに使おうとするとろくなことにならないよっていうお話

そもそもMENSAってお友達作りサークルなんですよね結局のところ

下ネタ人間関係ゲラゲラするよりも、好きなものの話とかでワイワイしたい人向けのサークルです それをなんかかっこよく上位2%のIQとか言ってるだけです

そもそも上位2%って大したことないんですよね 雑に言えば50人に1人ですよ しか日本国内じゃなくて国際的基準での2%ですよ

日本国際的にも教育高水準で、文字が読めない計算ができないって人は限りなく少ないです そんな国で国際標準IQテストをしたらまあ簡単ですよ

それを踏まえた偏見だけど日本大学生10人に1人はMENSAに入会できる程度の敷居だと思ってます

MENSAって結局のところ会員同士の横のつながりのコミュニティなんですよ そのへんは大学宗教みたいな縦のつながりのコミュニティと違います

まりコミュニケーションを取れるかどうかでMENSAの居心地は変わります

自分はすごく楽しんでます 自分進学校落ちこぼれるか落ちこぼれいかギリギリラインみたいな学生生活を過ごしてたので、「進学校受験合格する程度の頭の良さはあるけど、真面目に勉強するよりも遊ぶのが大好き」って人たちとよくつるんでました

MENSAってそういう人多いんですよ 特にイベントに参加する人たちって”遊ぶのが大好き”の部分が強いのでマジで楽しいです 高校の授業中にゲームダメージ計算してる奴らがたくさんいます 良い奴らだぞ

逆に言えば、受け身コミュニケーションを期待してるような人にとって何も起こらないです

高校同級生の知人もMENSA入ってたんだけど、そいつはすごい窮屈そうでした

なんなら”授業中にゲームダメージ計算してるような奴ら”がすごく楽しそうにしてるのに、”頭の良い自分”は孤独を感じるというギャップを感じたみたいなんですよ

その知人は、自分落ちこぼれないギリギリだった進学校で上位クラスの奴で、なんだかんだ話の合うからたまにつるんでた相手で違う大学行ってたんですけど、そいつからMENSAに入会したと会員証を見せてもらったんですよね

で俺は馬鹿から「なにそれおもしろそー 俺も受けよ」つって受けたのよ 馬鹿な俺でも入会できちゃったのよ

俺はMENSAはお友達作りサークルだと思ってるから、多少の入会テストがあっても人は多い方がたのしーじゃん?って考えをしてるので今のままでいいと思ってるけど、知人はMENSAもっと選民しないと駄目になるだの他の高IQ組織じゃないと価値がないだの言ってて、MENSAに限らないけど過剰な憧れって辛そうだよな

結局知人はMENSAに入って会員証を人に見せることしかしてないみたいで、”頭の良い自分”を見せるためのツールとしてMENSAを使ってるだけなんだよな

もう少し肩の力を抜いてほしいな

一緒に紙飛行機めっちゃ飛ばして遊ぼうぜ!再来週の土曜日10から市民センター体育館でまってるからな! 10人だから1人400円だぞ!

2024-11-24

anond:20241124151757

超高性能男の子以外出産されない未来がやってくる

この世代落ちこぼれ障碍者もいない、全員現役、全員優秀

圧倒的パフォーマンス国家繁栄の礎になります

ナルト見て思ったんだけど

やったか?→実は代わり身の術でした

落ちこぼれ→実は優秀なサラブレッド

実は俺がボス→やつは下っ端、実は俺がボス

あいつは悪→実は味方思いで自分が悪になることで助けた

みたいな、実は~~みたいな展開多いのに面白くて最高

2024-11-19

昔の漫画って主人公知的障害者予備軍っぽいの沢山居たよね

昔のジャンプとか沢山居たよね。悟空山下たろーくん、マキバオーとんちんかん奇面組とか。落ちこぼれ主人公の頑張りに励まされた人達って結構居ると思うんだよね。

時代の流れで明らかに知将っぽいキャラは居なくなっちゃったけど、日本人って予備軍多そうだしなあ。5人に1人位は居そう。どうしてんだろうねそいつ

2024-11-16

anond:20241116125542

本当に良かった

「僕ちゃん日本食べ物が好きなだけなの!やろうと思えば外国でも活躍できるの!」

とかバカみたいな言い訳してる甘えた落ちこぼれ論破できてスッキリだわ〜

anond:20241116125225

いや、結局多数の人はできてることをお前は出来なかった落ちこぼれってだけじゃん

無能

ゴミ

馬鹿w

2024-11-03

anond:20241103100858

でもよく考えると実は王女

悪い魔女に追われて平民に紛れてるみたいな方が多いか

落ちこぼれに見せて実は英雄の息子が多いジャンプ主人公のようだ

2024-10-16

モーニングから10作品選ぶとしたら

1. 『宇宙兄弟』(小山宙哉

宇宙飛行士を目指す兄弟の夢と成長を描いた感動作

2. 『島耕作シリーズ』(弘兼憲史

課長から社長まで昇進する島耕作人生サラリーマン社会を描く長編シリーズ

3. 『GIANT KILLING』(ツジトモ原作綱本将也

弱小サッカーチーム監督がチームを再生しようと奮闘するサッカー漫画

4. 『バガボンド』(井上雄彦原作吉川英治宮本武蔵』)

宮本武蔵の生涯を描いた歴史アクション大作。

5. 『グラゼニ』(アダチケイジ、原作森高夕次

プロ野球選手お金人生リアルに描いたユニークスポーツ漫画

6. 『クッキングパパ』(うえやまとち

主人公家庭料理を作るエピソードを中心に、心温まる日常を描く長寿料理漫画

7. 『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』(泰三子)

女性警官たちのリアル日常コミカルかつシリアスに描いた警察漫画

8. 『ドラゴン桜』(三田紀房

落ちこぼれの生徒たちが東大を目指す学園ドラマ

9.疾風の勇人』(大和田秀樹

戦後日本経済発展を描く政治エンターテインメント

10.『へうげもの』(山田芳裕

戦国時代を背景に、茶の湯を愛する武将古田織部生き様を描く歴史ドラマ

いやもっとあるだろ!と思うんだけど、思いつかない。

2024-10-15

anond:20241014214011

話題ちょっとズレるかもですまないが、社内評価イマイチって、面談とかで「もうちょい頑張って」と言われるってことなのか?

それとも周りに優秀な人が多くて、自分はそこまでできない落ちこぼれだーと単に思ってるだけ?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん