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メダカの学校・開校ほか

6日と7日は久しぶりでトンボ池に浸かり、スイレン抜き兼イノシシによるところの観察道補修に汗を流しました。池の水が温んできたのか、あちらこちらでメダカが群れていました。
_MG_9600トンボ池2009・2・5.gif _MG_9602スイレン抜き2・6.gif _MG_9639メダカ2・6.gif 

突然ですが、話題をエンゼル・フィッシュに移します。トンボ王国の中に、「四万十川学遊館あきついお」なる、トンボと淡水・汽水魚に特化したフィールド・ミュージアムが建てられていて、この内、アカメなど四万十川水系産約120種などを飼育展示している「さかな館」の一角に繁殖コーナーがあります。口の中で子育てする魚や、泡で作った巣で子育てする魚など、物怖じしない性格に加えユニークな繁殖方法を見せてくれる魚ばかり約10種を紹介しています。夫婦揃って子育てする魚の代表としてエンゼルを展示していて、ちょうど今、ゴールデンと呼ばれる品種のペアーが子育ての真っ最中です。よく見ると子供たちの中にゴールデンダイヤと呼ばれる、ウロコがキラキラと輝くタイプの品種が混じっています。実は、この親カップルは今から3年近く前、ゴールデンの♂とゴールデンダイヤの♀から生まれた個体。つまり、メンデルさん提唱の「遺伝の法則」さながらの光景が、小さな展示水槽の中で展開されているという訳です。
IMG_9650繁殖コーナー.gif _MG_9557エンゼル育児.gif _MG_9538ダイヤモンド・エン.gif
                    育児中のゴールデン    ダイヤモンドの子供

なお、飼育担当さんによれば、近々ヨツメウオの孫も生まれそうとのことですが、こちらは改良品種がないので、肉眼による遺伝の法則検証はムリでしょう。

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by 杉村光俊  at 15:40 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
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イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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