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只今58種

 ギンモクセイが香り始めたトンボ王国。見頃を迎えたツリフネソウ群落では、蜜を求めるホシホウジャクたちが気忙しく行き来しています。

  _W9A8809ハナショウブ池2021・9・18トンボ王国 _W9A9548ギンモクセイ2021・9・22 _W9A9686ツリフネソウ&ホシホウジャク2021・9・27トンボ王国
   ハナショウブ池  ギンモクセイ ツリフネソウ&ホシホウジャク

 2週間遅れの稲刈りを終えた水田保護区はシオカラトンボのお祭り会場となり、スイレン池横の水路ではイトトンボたちがしのぎを削っています。

  _W9A6092稲刈り2021・9・5トンボ王国水田保護区 _W9A6073シオカラトンボ♂2021・9・5トンボ王国水田保護区 _W9A7234シオカラトンボ警護産卵2021・9・11トンボ王国水田保護区
  稲刈り後の水田保護区  シオカラトンボ♂  同 警護産卵

  _W9A8201アオモンイトトンボ羽化直後♀2021・9・13トンボ王国 _W9A7317ホソミイトトンボ羽化直後越冬型♂2021・9・11トンボ王国 _W9A8629モノサシトンボ♀2021・9・17トンボ王国
 アオモンイト羽化後♀ ホソミイト越冬型羽化後♂ モノサシトンボ♀

  _W9A8365コフキヒメイトトンボ交尾2021・9・15トンボ王国 _W9A7988コフキヒメイトトンボ産卵2021・9・13トンボ王国  _W9A7356アオモンイトトンボ♂捕食(コフキヒメイトトンボ未成熟♀)2021・9・11トンボ王国
 コフキヒメイト交尾 同 産卵 アオモンイト♂捕食(コフキヒメイト♀)

  _W9A7327アオモンイトトンボ同色型♀捕食2021・9・11トンボ王国 _W9A5616シオカラトンボ♂捕食(ベニイトトンボ♂)2021・9・3トンボ王国ロウ _W9A9156ハグロトンボ産卵2021・9・20トンボ王国池田川
アオモンイト♀捕食(モノサシ♀)シオカラ♂捕食(ベニイト♂)ハグロ産卵

 トンボ王国では毎シーズン、60種以上のトンボ確認を最低目標にしていますが、今シーズンの記録種は23日確認のノシメトンボで58種目となりました。今シーズン未発見で、今後発見の可能性が高いナツアカネとキトンボを確認できれば、今シーズンもめでたくノルマ達成ということになります。実は今シーズン、盛夏の長雨も祟ってカトリヤンマが見つかっておらずノルマ達成は黄信号でしたが、7月のオオギンヤンマと今月15・16日に飛来を確認できたアメイロトンボに救われました。

  _W9A8750ネキトンボ♂2021・9・18トンボ王国WWFジャパン池 _W9A9905ノシメトンボ♀2021・9・23 _W9A8524アメイロトンボ♂探雌飛翔2021・9・16トンボ王国ヒメガマ池
   ネキトンボ♂    ノシメトンボ♀    アメイロトンボ♂

  _W9A8438オオテントウ2021・9・16トンボ王国ライオンズの森下 _W9A9904ツクツクボウシ♂2021・9・23 _W9A8804ツクツクボウシ♀捕殺2021・9・18トンボ王国右手湿地保護区
   オオテントウ    ツクツクボウシ♂   同 ♀捕殺  

 周辺の水辺でも秋の赤トンボの産卵が活発化、今冬、周辺の樹木を大伐採して風通し良好となった四万十川のトンボ池では早くもアオイトトンボの産卵が始まりました。

  _W9A8781マユタテアカネ連結産卵2021・9・18トンボ王国 _W9A8424リスアカネ連結産卵2021・9・16四万十市 _W9A7101ネキトンボ連結産卵2021・9・11黒潮町
マユタテアカネ連結打泥産卵リスアカネ連結打空産卵ネキトンボ連結打水産卵

  _W9A7214ノシメトンボ♂2021・9・11四万十川トンボ池 _W9A0808アオイトトンボ連結産卵2021・9・26四万十川トンボ池 _W9A8336ギンヤンマ連結産卵2021・9・15四万十川トンボ池
   ノシメトンボ♂ アオイトトンボ連結産卵 ギンヤンマ連結産卵

 画像はすべて、クリックすると拡大します。




  


  
by 杉村光俊  at 13:54 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

失われた盛夏

 早くもヒガンバナが咲き始めたトンボ王国。

  _W9A5823ヒガンバナ2021・9・4トンボ王国水田保護区 _W9A5815ヒガンバナ2021・9・4トンボ王国水田保護区 _W9A3018チュウダイサギ2021・8・24トンボ王国
   ヒガンバナ     ツリフネソウ  帰還した?チュウダイサギ

 思いがけない8月中の長雨で夏のンボ観察・撮影はメロメロでした。ようやく22日頃から晴れ間が広がるようになり、夏のトンボたちの活動が再開されましたが、当然撮影スケジュールは例年並みとはまいりません。加えて、新型コロナウイルス5度目の感染爆発で遠出もままならず。以下、大慌てかつ近場での撮影成果です。

  _W9A3817チョウトンボ♂&スイレン池2021・8・28トンボ王国 _W9A3811チョウトンボ♂受光量調節2021・8・28トンボ王国 _W9A0450コシアキトンボ♂なわばり争い2021・8・9トンボ王国
        チョウトンボ♂        コシアキトンボ♂争い

  _W9A2127ベニイトトンボ♂捕食&ベニコウホネ2021・8・18トンボ王国右手湿地保護区 _W9A1774アオモンイトトンボ♂捕食(クロイトトンボ羽化直後♂)2021・8・16トンボ王国 _W9A1664アオモンイトトンボ同色型♀捕食(コフキヒメイトトンボ未成熟♀)2021・8・15トンボ王国
 ベニイトトンボ♂捕食  アオモンイト♂捕食  同 同色♀捕食

  _W9A3213オニヤンマ♂探雌飛翔2021・8・25トンボ王国右手湿地保護区奥 _W9A2891オニヤンマ産卵2021・8・23トンボ王国右手湿地保護区奥 _W9A2267ハネビロエゾトンボ♂なわばり飛翔2021・8・19トンボ王国中央
 オニヤンマ♂パトロール  同 産卵     ハネビロエゾトンボ♂

  _W9A3391ハグロトンボ♂小競り合い2021・8・26トンボ王国池田川 _W9A3034ハグロトンボ警護産卵2021・8・24トンボ王国池田川 _W9A1752コフキトンボ夏期黒化型未成熟♂2021・8・16トンボ王国池田川
  ハグロトンボ♂小競り合い 同 警護産卵  コフキトンボ夏型♂

  _W9A3799シオカラトンボ♂捕食2021・8・28トンボ王国 _W9A2790キイトトンボ連結産卵2021・8・22トンボ王国 _W9A2809ベニイトトンボ連結産卵2021・8・22トンボ王国
シオカラトンボ♂捕食 キイトトンボ連結産卵 ベニイトトンボ連結産卵

  _W9A4000ミルンヤンマ♂休止2021・8・28トンボ王国本谷奥 _W9A3957ネアカヨシヤンマ♀休止2021・8・28トンボ王国白ケ谷 _W9A4375マルタンヤンマ♀休止2021・8・29トンボ王国右手湿地保護区奥
  ミルンヤンマ♂休止   ネアカヨシヤンマ♀ マルタンヤンマ♀
  
 夏のトンボが活動を再開する中、秋の赤トンボも早々に動き始めました。

  _W9A3009マユタテアカネ♂2021・8・24トンボ王国右手湿地保護区 _W9A2996リスアカネ♂2021・8・24トンボ王国右手湿地保護区 _W9A4366ヒメアカネ♂捕食2021・8・29トンボ王国本谷奥
   マユタテアカネ♂  リスアカネ♂     ヒメアカネ♂捕食
  
 ほぼ諦めていた今夏の」ウチワヤンマ産卵。29日になって、ようやくモノにすることができました。

  _W9A4314ウチワヤンマ交尾2021・8・29トンボ王国 _W9A4325ウチワヤンマ産卵2021・8・29トンボ王国 _W9A3285ミルンヤンマ産卵2021・8・25トンボ王国本谷奥
   ウチワヤンマ交尾  同 産卵      ミルンヤンマ産卵
  
 大繁茂していたヒシが突如として消滅した、最下流の四万十川トンボ池。チョウトンボ姿を消す一方、タイワンウチワヤンマが目立つようになっています。

  _W9A4298四万十川トンボ池2021・8・29四万十市鍋島 _W9A4295タイワンウチワヤンマ♂2021・8・29四万十市鍋島 _W9A4846タイワンウチワヤンマ♀卵塊作り2021・8・31四万十市鍋島
  四万十川トンボ池  タイワンウチワヤンマ♂ 同 ♀卵塊作り
  
 市内の渓流に通ってオジロサナエの産卵を狙っていますが、再び晴れマークのない予報が続いています。

  _W9A4854オジロサナエ♂2021・8・31四万十市上古尾 _W9A4860オジロサナエ産卵飛翔2021・8・31四万十市上古尾 _W9A2729ウスバキトンボ連結産卵2021・8・22四万十市中村四万十町四万十川河川敷
   オジロサナエ♂   同 ♀産卵飛翔   ウスバキトンボ連結産卵
  
 スキをみてのぞいた行きつけのタイドプールでは、キビナゴとミナミハタンポが群れていました。

   _W9A3046ミヤコキセンスズメダイ2021・8・24黒潮町 _W9A3061キビナゴ2021・8・24黒潮町 _W9A3096ミナミハタンポ群れ2021・8・24黒潮町大方浮津
  ミヤコキセンスズメダイ  キビナゴの群れ ミナミハタンポの群れ

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by 杉村光俊  at 16:44 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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