2013/05/31
雨、間に合わず
5月27日に梅雨入りしたとされる四万十地方。干上がりかかっていたアオイトトンボ生息地・四万十川トンボ池は、願いもむなしく降雨を待つことなくほぼ完全に干上がってしまいました。今シーズン、同地で確認されたアオイトトンボの羽化数は僅かに3頭、極めて厳しい状況になってしまいました。ただ、観察史上最高の羽化数だった昨シーズンには、同地から飛び立ったと思われる多数の個体が、トンボ王国を含むいくつかの水辺に分散していたので、これらの子孫が里帰りしてくれることを祈るばかりです。
干上がる直前のトンボ池・すでにヤゴの姿はない
一雨を得てようやく見ごろを迎えたトンボ王国のハナショウブ。スイレンの方も咲きまくりなので、例によって「花のあるトンボ写真」を狙ってみました。
見ごろ迎えたハナショウブ +コフキトンボ♀
コフキヒメイト♂+スイレン 同 産卵 モノサシ産卵+ヒメコウホネ
春のトンボが姿を消していく中、夏のトンボが登場してきました。初夏のトンボは、生殖シーズンの最盛期を迎えています。
チョウトンボ羽化後♂♀ エゾトンボ♀羽化 コシアキトンボ♂
オオシオカラトンボ♂ 同 産卵 ヤブヤンマ♀
サラサヤンマ産卵 ヤマサナエ産卵
ハナミョウガ ウツボグサ クサガメ キチョウ交尾
ところで、学遊館のトンボ館とさかな館に挟まれた空間に、以前ニッポンバラタナゴの繁殖に利用していた壊れかけの桶を放置しているのですが、これがベニイトトンボの楽園と化しています。連日多数の羽化と、産卵を見ることができます。さらに、マルタンヤンマの羽化殻もポツポツ…
ベニイトトンボ生息地? 同 ♂♀羽化 同 連結産卵 マルタンヤンマ殻
足摺周辺では、ミナミヤンマの羽化が始まりました。ただ個体数は年々減少の一途。イノシシの食害も懸念されるところです。なお、小形種のシコクトゲオは昨シーズン並みの羽化が見られます。
足摺岬の渓流 シコクトゲオ♂羽化 ミナミヤンマ羽化殻 同 濃条翅型♀
梅雨入り前日の26日、ネーチャーフォト研究会有志数名と共に九州荒らし?をしてきました。宮崎県北部と大分県南部でムカシヤンマをメインにオグマサナエ、ヤクシマトゲオ、アサヒナカワ褐色翅型、ニホンカワトンボ淡橙色翅♂♀、アオハダを撮影しようというものでしたが、早朝のオグマはすでにオフシーズンだったようで、代わりに3頭のシカと多数のクロスジギンヤンマが出迎えてくれました。続くヤクシマトゲオは「なわばり」♂こそたくさん見られたものの、生殖シーズンにはまだ少し早過ぎるようでした。さらに、先ず間違いナシと目論んでいたニホンカワとアオハダは、生息地のヨシ原が広範囲にわたって除去されていて(河床浚渫!)、完全にアウト、アサヒナカワ褐色翅型のみ少数が見つかっただけでした。ただ、曇りのち雨との予報であきらめていたムカシヤンマでしたが、実際には曇り時々晴れというお天気となり、産卵まで見られたのはラッキーでした。「日頃の行いの良さ」の賜物だったかも…
警戒する3頭のシカ クロスジギンヤンマ♂ ムカシヤンマ生息地
ヤクシマトゲオ♂ アサヒナカワ褐色翅♂ ムカシヤンマ産卵
画像はすべて、クリックすると拡大します。
干上がる直前のトンボ池・すでにヤゴの姿はない
一雨を得てようやく見ごろを迎えたトンボ王国のハナショウブ。スイレンの方も咲きまくりなので、例によって「花のあるトンボ写真」を狙ってみました。
見ごろ迎えたハナショウブ +コフキトンボ♀
コフキヒメイト♂+スイレン 同 産卵 モノサシ産卵+ヒメコウホネ
春のトンボが姿を消していく中、夏のトンボが登場してきました。初夏のトンボは、生殖シーズンの最盛期を迎えています。
チョウトンボ羽化後♂♀ エゾトンボ♀羽化 コシアキトンボ♂
オオシオカラトンボ♂ 同 産卵 ヤブヤンマ♀
サラサヤンマ産卵 ヤマサナエ産卵
ハナミョウガ ウツボグサ クサガメ キチョウ交尾
ところで、学遊館のトンボ館とさかな館に挟まれた空間に、以前ニッポンバラタナゴの繁殖に利用していた壊れかけの桶を放置しているのですが、これがベニイトトンボの楽園と化しています。連日多数の羽化と、産卵を見ることができます。さらに、マルタンヤンマの羽化殻もポツポツ…
ベニイトトンボ生息地? 同 ♂♀羽化 同 連結産卵 マルタンヤンマ殻
足摺周辺では、ミナミヤンマの羽化が始まりました。ただ個体数は年々減少の一途。イノシシの食害も懸念されるところです。なお、小形種のシコクトゲオは昨シーズン並みの羽化が見られます。
足摺岬の渓流 シコクトゲオ♂羽化 ミナミヤンマ羽化殻 同 濃条翅型♀
梅雨入り前日の26日、ネーチャーフォト研究会有志数名と共に九州荒らし?をしてきました。宮崎県北部と大分県南部でムカシヤンマをメインにオグマサナエ、ヤクシマトゲオ、アサヒナカワ褐色翅型、ニホンカワトンボ淡橙色翅♂♀、アオハダを撮影しようというものでしたが、早朝のオグマはすでにオフシーズンだったようで、代わりに3頭のシカと多数のクロスジギンヤンマが出迎えてくれました。続くヤクシマトゲオは「なわばり」♂こそたくさん見られたものの、生殖シーズンにはまだ少し早過ぎるようでした。さらに、先ず間違いナシと目論んでいたニホンカワとアオハダは、生息地のヨシ原が広範囲にわたって除去されていて(河床浚渫!)、完全にアウト、アサヒナカワ褐色翅型のみ少数が見つかっただけでした。ただ、曇りのち雨との予報であきらめていたムカシヤンマでしたが、実際には曇り時々晴れというお天気となり、産卵まで見られたのはラッキーでした。「日頃の行いの良さ」の賜物だったかも…
警戒する3頭のシカ クロスジギンヤンマ♂ ムカシヤンマ生息地
ヤクシマトゲオ♂ アサヒナカワ褐色翅♂ ムカシヤンマ産卵
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動物・植物 - 生き物のニュース -
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