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雨、間に合わず

 5月27日に梅雨入りしたとされる四万十地方。干上がりかかっていたアオイトトンボ生息地・四万十川トンボ池は、願いもむなしく降雨を待つことなくほぼ完全に干上がってしまいました。今シーズン、同地で確認されたアオイトトンボの羽化数は僅かに3頭、極めて厳しい状況になってしまいました。ただ、観察史上最高の羽化数だった昨シーズンには、同地から飛び立ったと思われる多数の個体が、トンボ王国を含むいくつかの水辺に分散していたので、これらの子孫が里帰りしてくれることを祈るばかりです。

       _Q4A0078四万十川トンボ池201   _Q4A0079四万十川トンボ池201
       干上がる直前のトンボ池・すでにヤゴの姿はない

 一雨を得てようやく見ごろを迎えたトンボ王国のハナショウブ。スイレンの方も咲きまくりなので、例によって「花のあるトンボ写真」を狙ってみました。

_Q4A0357ハナショウブ2013・5 _Q4A0599ハナショウブ2013・5 _Q4A0359ハナショウブ2013・5 _Q4A9970コフキトンボ♀+ハナ
             見ごろ迎えたハナショウブ       +コフキトンボ♀

   _Q4A0345コフキヒメイトトン  _Q4A0326コフキヒメイトトン  _Q4A0404モノサシトンボ連結
  コフキヒメイト♂+スイレン   同 産卵       モノサシ産卵+ヒメコウホネ

 春のトンボが姿を消していく中、夏のトンボが登場してきました。初夏のトンボは、生殖シーズンの最盛期を迎えています。

   _Q4A0386エゾトンボ♀羽化201  _Q4A0286チョウトンボ♂♀羽  _Q4A0759コシアキトンボ♂201
   チョウトンボ羽化後♂♀   エゾトンボ♀羽化     コシアキトンボ♂

   _Q4A0610オオシオカラトンボ  _Q4A0589オオシオカラトンボ  _Q4A9981ヤブヤンマ産卵飛翔2
    オオシオカラトンボ♂    同 産卵         ヤブヤンマ♀

   _Q4A0582サラサヤンマ産卵201  _Q4A0401ヤマサナエ産卵2013  _Q4A0403ヤマサナエ産卵2013
    サラサヤンマ産卵            ヤマサナエ産卵

_Q4A0406ハナミョウガ2013・5 _Q4A0405ウツボグサ2013・5・ _Q4A0383クサガメ2013・5・29 _Q4A0075キチョウ交尾2013・5
 ハナミョウガ     ウツボグサ  クサガメ         キチョウ交尾

 ところで、学遊館のトンボ館とさかな館に挟まれた空間に、以前ニッポンバラタナゴの繁殖に利用していた壊れかけの桶を放置しているのですが、これがベニイトトンボの楽園と化しています。連日多数の羽化と、産卵を見ることができます。さらに、マルタンヤンマの羽化殻もポツポツ…

_Q4A0765ベニイトトンボ♂♀ _Q4A0762ベニイトトンボ♂♀ _Q4A0775ベニイトトンボ連結 _Q4A0772マルタンヤンマ羽化
ベニイトトンボ生息地?  同 ♂♀羽化      同 連結産卵 マルタンヤンマ殻

 足摺周辺では、ミナミヤンマの羽化が始まりました。ただ個体数は年々減少の一途。イノシシの食害も懸念されるところです。なお、小形種のシコクトゲオは昨シーズン並みの羽化が見られます。

_Q4A0239ミナミヤンマ生息地2 _Q4A0562シコクトゲオトンボ _Q4A0231ミナミヤンマ羽化殻2 _Q4A0738ミナミヤンマ♀濃条2
 足摺岬の渓流  シコクトゲオ♂羽化 ミナミヤンマ羽化殻  同 濃条翅型♀

 梅雨入り前日の26日、ネーチャーフォト研究会有志数名と共に九州荒らし?をしてきました。宮崎県北部と大分県南部でムカシヤンマをメインにオグマサナエ、ヤクシマトゲオ、アサヒナカワ褐色翅型、ニホンカワトンボ淡橙色翅♂♀、アオハダを撮影しようというものでしたが、早朝のオグマはすでにオフシーズンだったようで、代わりに3頭のシカと多数のクロスジギンヤンマが出迎えてくれました。続くヤクシマトゲオは「なわばり」♂こそたくさん見られたものの、生殖シーズンにはまだ少し早過ぎるようでした。さらに、先ず間違いナシと目論んでいたニホンカワとアオハダは、生息地のヨシ原が広範囲にわたって除去されていて(河床浚渫!)、完全にアウト、アサヒナカワ褐色翅型のみ少数が見つかっただけでした。ただ、曇りのち雨との予報であきらめていたムカシヤンマでしたが、実際には曇り時々晴れというお天気となり、産卵まで見られたのはラッキーでした。「日頃の行いの良さ」の賜物だったかも…

   _Q4A0088シカ2013・5・26宮崎  _Q4A0101クロスジギンヤンマ  _Q4A0147ムカシヤンマ生息地2
    警戒する3頭のシカ   クロスジギンヤンマ♂   ムカシヤンマ生息地 

   _Q4A0136ヤクシマトゲオトン  _Q4A0182アサヒナカワトンボ  _Q4A0204ムカシヤンマ産卵201
    ヤクシマトゲオ♂     アサヒナカワ褐色翅♂   ムカシヤンマ産卵

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by 杉村光俊  at 17:11 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

ピンチ

 5月に入ってからの少雨で、四万十川のトンボ池が干上がりかかっています。同地は高知県内では数少ないアオイトトンボの生息地で、このまままだと1週間足らずで枯渇してしまいそうな水たまりの中に、羽化を目前に控えたヤゴたちが、アメリカザリガニ、ウシガエル幼体、ドジョウなどと共にひしめいています。22日にようやく3頭のヤゴが羽化してきましたが、池の水が干上がってしまうまでに、どのくらいの数が羽化できるのか、同地でのアオイトトンボ存続は正に時間との闘いとなっているのです。そんな中でも、ホソミイトトンボだけは産卵活動を続けています。

_Q4A9571四万十川トンボ池201 _Q4A9705アオイトトンボ終齢幼虫2013・5・23四万十町トンボ池 _Q4A9597アオイトトンボ♂羽 _Q4A9610ホソミオツネントン
 四万十川トンボ池  アオイトトンボ終齢幼虫 同 ♂羽化  ホソミオツネン産卵

 25日にハナショウブまつりを控えているトンボ王国。サラサヤンマが最盛期となり、ウチワヤンマの羽化も始まりました。肝心のハナショウブは、まだ1分咲きにも届いてない感じですが、当日までには2~3分咲きくらいになりそうです。咲き始めはやたらと早かったのですが…

_Q4A9616スイレン池2013・5・ _Q4A9617ハナショウブ2013・5 _Q4A9618ハナショウブ2013・5 _Q4A9619ハナショウブ2013・5
 スイレン池                  ハナショウブ各種

_Q4A9707キイロサナエ♂2013・5・23トンボ王国 _Q4A9023サラサヤンマ産卵201 _Q4A9714タベサナエ産卵2013・5・23トンボ王国 _Q4A9622ウチワヤンマ羽化殻2
 キイロサナエ♂    サラサヤンマ産卵  タベサナエ産卵 ウチワヤンマ羽化殻

 5月下旬はアオヤンマにヒメクロサナエ、アオサナエにミナミヤンマと、見たいものが目白押しの繁忙期です。

_Q4A9141オオミズアオ2013・5 _Q4A9161アオヤンマ交尾2013 _Q4A9719シコクトゲオトンボ♂2013・5・23四万十市大名鹿 _Q4A9634ヒメクロサナエ♂201
オオミズアオ+アオヤン交尾(日高村)シコトゲ♂(四万十市) ヒメクロ♂(梼原町)

 こんな状況下にも関わらず21日、各地で危機的状況が伝えられているホンサナエの安否確認のため高松市に。幸い少数の♂に出会うことができましたが、ついでにと思っていたニホンカワトンボはすでにシーズン末期の様子で、証拠写真程度の撮影しかできませんでした。

   _Q4A9418ホンサナエ♂201  _Q4A9445ホンサナエ♂201  _Q4A9473アオサナエ♂2013・5
             ホンサナエ♂             アオサナエ♂

   _Q4A9492ニホンカワトンボ橙  _Q4A9491ニホンカワトンボ橙  _Q4A9462ニホンカワトンボ透
          ニホンカワトンボ橙色翅型♂        同 透明翅型♂

   _Q4A9479ニホンカワトンボ透  _Q4A9449ミヤマカワトンボ交  _Q4A9451ニホンカワトンボ生
 ニホンカワトンボ透明翅型♀  ミヤマカワトンボ交尾   生息環境 

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by 杉村光俊  at 18:41 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

湿地保護区大賑わい

 学遊館前庭のサツキが見ごろとなり、ハナショウブの開花数も50輪近くになっています。

_Q4A7860シャリンバイ2013・5 _Q4A8930サツキ2013・5・16あきついお _Q4A8456ハナショウブ+ヨツボ _Q4A7919スイレン(薄ピンク
 シャリンバイ       サツキ        ハナショウブ  スイレン(薄ピンク)

   _Q4A8133オオヤマトンボ産卵2  _Q4A8544コフキトンボ産卵201  _Q4A8392セスジイトトンボ連
    オオヤマトンボ産卵    コフキトンボ産卵   セスジイトトンボ連結産卵

 このところの晴天続きで空気が乾燥、山林に囲まれた湿地保護区は活動の場を移してきたトンボたちで大賑わい、羽化が確認できないままだったサラサヤンマも、所定の場所で活動を始めています。

_Q4A8033湿地保護区2013・5・ _Q4A8013ショウジョウトンボ _Q4A7970ショウジョウトンボ _Q4A8028オオイトトンボ連結 
  湿地保護区     ショウジョウトンボ♂+ベニコウホネ オオイトトンボ連結産卵

_Q4A8478クロスジギンヤンマ _Q4A8465ヤマサナエ未熟♂201 _Q4A8369ベニイトトンボ未熟 _Q4A8372ベニイトトンボ未熟
クロスジギンヤンマ産卵  ヤマサナエ未熟♂  ベニイトトンボ未熟♂  同 ♀

   _Q4A8495ヤマトシリアゲ2013  _Q4A8824ジュウシチホシハナ  _Q4A7846クサガメ2013・5・11
    ヤマトシリアゲ    ジュウシチホシハナムグリ   クサガメ   

   _Q4A7929ハラビロトンボ交尾2  _Q4A8894ハラビロトンボ産卵2  _Q4A8863ハラビロトンボ♂産
    ハラビロトンボ交尾    同 産卵         同 ♂産卵警護

   _Q4A8000サラサヤンマ♂なわ  _Q4A8917ハラビロトンボ産卵2  _Q4A88482013・5・16トンボ王
         サラサヤンマ♂なわばり飛翔        同 交尾

 引き続き、激減著しい5種の追跡調査で記録地を回っています。今回はタベサナエ狙いで四万十町と、フタスジサナエもセットで見られる愛媛県某所に出かけたものの、余りの暑さ(だと思いますが…)でタベサナエは姿を見せず。仕方が無いのでグンバイトンボやフタスジサナエなどに付き合ってもらいました。

_Q4A8150グンバイトンボ生息 _Q4A8188シラン2013・5・13四 _Q4A8214トサシモツケ2013・5 _Q4A8212トサシモツケ2013・5
グンバイトンボ生息地    シラン                トサシモツケ

_Q4A8182グンバイトンボ♂201 _Q4A8160グンバイトンボ連結 _Q4A8163グンバイトンボ連結 _Q4A8196グンバイトンボ連結
 グンバイトンボ♂        同 連結            同 集団産卵

   _Q4A8351フタスジサナエ♂201  _Q4A8342フタスジサナエ♂201  _Q4A8354フタスジサナエ産卵2
            フタスジサナエ♂            同 ♀

 佐田の沈下橋ではヒメサナエの羽化が終盤となり、早くもオジロサナエの羽化が始まっています。ちなみに、ヒメサナエの羽化は四万十市口鴨川の岩田川で最盛期を迎えています。

   _Q4A8688オジロサナエ♂羽化2  _Q4A8697オジロサナエ♂羽化2  _Q4A8700オジロサナエ♂羽化2
                  オジロサナエ♂羽化

   _Q4A8775ヒメサナエ♂羽化連  _Q4A8816ヒメサナエ♂羽化連  _Q4A8821ヒメサナエ♂羽化連
  鴨川のヒメサナエ♀羽化   同 ♂羽化         残念な個体

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by 杉村光俊  at 17:36 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

朗報

 カキツバタが満開のトンボ王国で、早くもハナショウブの開花が始まっています。9日までに10数輪開花、当地では5月10日以前の開花は記憶にありません。25日には地元婦人会による出店や、生きもの探しゲームなどが楽しめる「ハナショウブまつり」が予定されていて、例年この時期には2~3部咲きなのですが、今年はいい感じになるかもしれません。

_Q4A7521カキツバタ2013・5・ _Q4A7523カキツバタ2013・5・ _Q4A7758ハナショウブ2013・5 _Q4A7551ハナショウブ2013・5
           カキツバタ                   ハナショウブ

 トンボの方は、やっぱり例年並みで、9日にキイトトンボがお目見えしました。一方、老いが目立つようになった春のトンボたちは、次々と晴れ舞台から退場しています。

   _Q4A7766キイトトンボ未熟♂2  _Q4A7772モノサシトンボ未熟  _Q4A7761タベサナエ♀溺れ201
   キイトトンボ未熟♂  モノサシトンボ未熟♂+コガクウツギ タベサナエ老熟♀

   _Q4A7520マルバウツギ2013・5  _Q4A7530トサオサムシ2013・5  _Q4A7542ミドリガメ2013・5・
    マルバウツギ       トサオサムシ       ミドリガメの子ども

 いまや四万十川を代表する観光地となった佐田の沈下橋。数日前から、その周辺で「清流を旅するトンボ」ヒメサナエが盛んに羽化しています。その数たるや、気付かない観光客に踏み潰された個体も見られるほど。羽化は6月上旬まで続きますので、この地を訪れた際には「足元注意」でお願いします。

   _Q4A7574ヒメサナエ羽化場所-  _Q4A7683ヒメサナエ♀羽化201  _Q4A7572ヒメサナエ♂羽化201
    佐田の沈下橋       ヒメサナエ♀羽化     ヒメサナエ♂羽化

   _Q4A7699ヒメサナエ♀羽化(  _Q4A7714ヒメサナエ♀羽化(  _Q4A7719ヒメサナエ♀羽化(
  ヒメサナエ♀羽化連続(定位)   同(休止)     同 (腹部抜き出し)

   _Q4A7724ヒメサナエ♀羽化(  _Q4A7741ヒメサナエ♀羽化(  _Q4A7756ヒメサナエ♀羽化(
    同(翅の伸長)      同 (腹部の伸長)    同 (完了)         

 今年初めて、四万十市から委託を受けたトンボ類の調査で、近年激減著しい5種の追跡も行っています。その一つがオオイトトンボで、1980年代までは「高知県のイトトンボ」といえば本種のことと思えるほど数多く見られた種類でした。ところが現在、確実な繁殖地はトンボ王国を含め僅かに3ヶ所だけ。そのうちの1ヶ所が日高村鹿児の日下川調整池ということで8日、出向いてきました。幸いフタスジサナエとアオヤンマも含め健在振りを確認することができました。

    _Q4A7644オオイトトンボ連結  _Q4A7642フタスジサナエ♂201  _Q4A7652アオヤンマ♂2013・5
    オオイトトンボ連結産卵   フタスジサナエ♂     アオヤンマ♂

 ついでに、新生息地になれる可能性ありと目をつけていた、整備されたばかりの同村沖名馬越調整池も調査してみたところ、予想通り沢山のオオイトトンボが水面を飛び交っていました。これで、現時点での高知県内オオイトトンボ生息地は4ヶ所ということになります。オマケに、同村では先の鹿児日下川調整池が整備された直後、1986年に1回だけ記録されていたムスジイトトンボの飛来も確認することができました。草原化が進めば、また行方不明になるのでしょうが…

   _Q4A7664戸梶川調整池2013・5  _Q4A7673ムスジイトトンボ♂2  _Q4A7662ムスジイトトンボ連
    馬越戸梶川調整池    ムスジイトトンボ♂     同(連結産卵)

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by 杉村光俊  at 16:23 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

初夏のトンボ登場

 少しだけ賑わった、トンボ王国のゴールデン・ウイーク。薄暗い林床でギンリョウソウが神秘的な姿を現し、老いが目立ち始めた春のトンボたちを尻目に、ヤマサナエ、コヤマトンボなど初夏に活動するトンボたちの姿が目立ち始めています。

_Q4A7178カキツバタ池2013・5 _Q4A6826楷ノ木2013・5・2ト _Q4A6627ギンリョウソウ2013 _Q4A6961ヤマサナエ未熟♂201
 GWのトンボ王国  ようやく芽吹いた楷ノ木 ギンリョウソウ ヤマサナエ未熟♂

_Q4A6859トラフトンボ♂2013 _Q4A6963トラフトンボ産卵201 _Q4A7411コフキトンボ♀2013 _Q4A7443オオヤマトンボ♂201
 トラフトンボ♂     同 産卵に向かう♀  コフキトンボ♀ オオヤマトンボ♂

_Q4A7473モートンイトトンボ _Q4A6830モートンイトトンボ _Q4A6951モートンイトトンボ _Q4A7470モートンイトトンボ
 湿地保護区     モートンイトトンボ♀捕食 同 交尾   同 産卵 

_Q4A7189ヨツボシトンボ♂201 _Q4A7217クロイトトンボ連結 _Q4A7225クロイトトンボ連結 _Q4A7365モノサシトンボ未熟
 ヨツボシトンボ♂      クロイトトンボ♂+連結産卵   モノサシトンボ未熟♂

   _Q4A6670コヤマトンボ♀羽化2  _Q4A6672コヤマトンボ♀羽化2  _Q4A7483セスジイトトンボ♂2
            コヤマトンボ♀羽化           セスジイトトンボ♂

 今春お目見えしたばかりのトンボ学生服池でも、オオイトトンボやハラビロトンボなどがさっそく生殖活動を始めています。

   _Q4A6885ハラビロトンボ交尾2  _Q4A6903アジアイトトンボ産  _Q4A6914オオイトトンボ連結
    ハラビロトンボ交尾   アジアイトトンボ産卵  オオイトトンボ連結産卵

 まだカキツバタが咲き誇る中、気の早いハナショウブがつぼみを膨らませています。そして、なぜかミゾソバの花も…

_Q4A7384ヨツボシトンボ♂201 _Q4A7401タベサナエ♂2013・5 _Q4A7484.gif _Q4A7367ミゾソバ2013・5・5
カキツバタ+ヨツボシ♂  同+タベサナエ♂  ハナショウブ  ミゾソバ

 ゴールデン・ウイーク中、大阪、愛知、愛媛と相次いで来訪されたネーチャーフォト研究会メンバーの案内で、連日のムカシトンボ詣でとなっていました。肌寒さが残る日々でしたが、毎回ムカシトンボたちの熱い歓迎?を受け、皆さん「それなり」の作品をゲットされたようです。やはり「情けは人のためならず」で、私自身もムカシトンボは無論、アサヒナカワトンボやダビドサナエなどでも、思いがけず「それなり」の作品をゲットさせて頂きました。なお、ネーチャーフォト研究会では、随時新メンバー募集中です。

   _Q4A6735ムカシトンボ♂なわ  _Q4A7266ムカシトンボ♂なわ  _Q4A6968ムカシトンボ♂なわ
         ムカシトンボ♂なわばり飛翔         同 なわばり争い

   _Q4A6922ムカシトンボ産卵201  _Q4A6915ムカシトンボ産卵201  _Q4A7108ダビドサナエ産卵201
    ムカシトンボ♀       同 産卵         ダビドサナエ産卵

   _Q4A7092アサヒナカワトンボ  _Q4A7116アサヒナカワトンボ  _Q4A7050アサヒナカワトンボ
    アサヒナカワトンボ♂探雌飛翔と争い   同 ムカシトンボとの小競り合い

   _Q4A7231アサヒナカワトンボ  _Q4A7026アサヒナカワトンボ  _Q4A7032アサヒナカワトンボ
   アサヒナカワトンボ連結   同 交尾         同 産卵


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by 杉村光俊  at 18:30 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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