2011/06/26
晴れ間ねらい
曇り勝ちの日々となっています。この時期はやっぱり、短い晴れ間をねらってミナミヤンマChlorogomphus brunneus costalisの生息地に車を走らせてしまいます。夏至も過ぎましたが、ここにきてようやくミナミヤンマ本番を迎えた感じです。ただ、ほとんどの産地で放棄田が増加、未熟成虫のエサ場減少に加え、幼虫が暮らす渓流の上空が繁茂した樹木に覆われるなど生息環境は悪化一途、個体数も激減しています。
ミナミヤンマ摂食群飛 同 淡条翅型♀ 元水田(黒潮町)
田んぼといえば、そこを生活の場としているアキアカネSympetrum frequensなど赤トンボの仲間も全国的に減少しています。もちろん、日本の田んぼ全てがなくなっているわけではありません。正確にいえば、気候変化すなわち温暖化によって、水田の中切時期が早まっており、稲作の「ついで」では赤トンボたちが育ち難くなっているのではないか、とも推察しています。もう少し詳しく言うと、気温によって成長が左右されやすい植物に対し、気温よりも日長によって成長が左右される傾向が強い昆虫の生態差も、全国的赤トンボの減少に拍車をかけているような気がしているのです。この際は食料生産だけではなく、昆虫や魚類の育成用水田エリアというものも考えていく必要がありそうです。閑話休題。
ミナミヤンマのついでに、ヒメサナエSinogomphus flavolimbatusやエゾトンボSomatochlora viridiaenea、クロヨシノボリなど撮影できました。また、道中のあちこちでベニトンボTrithemis auroraの姿を見かけるようになっています。
ヒメサナエ♂ エゾトンボ未熟♀ ベニトンボ♂
ベニトンボも見られる清流 クロヨシノボリ
スイレン・シーズンとなったトンボ王国では、ベニイトトンボCeriagrion nipponicumが盛んに羽化しています。
トンボ王国・スイレン池 チョウトンボ♂ コフキトンボ産卵
ベニイトトンボ♂羽化 同 羽化後♂ ヤマモモ モンキアゲハ
四万十川トンボ池ではアキアカネやホソミオツネントンボIndolestes peregrinusがたくさん羽化しています。
四万十川トンボ池 アキアカネ未熟♂ ホソミオツネントンボ羽化後♂
画像はすべて、クリックすると拡大します。
ミナミヤンマ摂食群飛 同 淡条翅型♀ 元水田(黒潮町)
田んぼといえば、そこを生活の場としているアキアカネSympetrum frequensなど赤トンボの仲間も全国的に減少しています。もちろん、日本の田んぼ全てがなくなっているわけではありません。正確にいえば、気候変化すなわち温暖化によって、水田の中切時期が早まっており、稲作の「ついで」では赤トンボたちが育ち難くなっているのではないか、とも推察しています。もう少し詳しく言うと、気温によって成長が左右されやすい植物に対し、気温よりも日長によって成長が左右される傾向が強い昆虫の生態差も、全国的赤トンボの減少に拍車をかけているような気がしているのです。この際は食料生産だけではなく、昆虫や魚類の育成用水田エリアというものも考えていく必要がありそうです。閑話休題。
ミナミヤンマのついでに、ヒメサナエSinogomphus flavolimbatusやエゾトンボSomatochlora viridiaenea、クロヨシノボリなど撮影できました。また、道中のあちこちでベニトンボTrithemis auroraの姿を見かけるようになっています。
ヒメサナエ♂ エゾトンボ未熟♀ ベニトンボ♂
ベニトンボも見られる清流 クロヨシノボリ
スイレン・シーズンとなったトンボ王国では、ベニイトトンボCeriagrion nipponicumが盛んに羽化しています。
トンボ王国・スイレン池 チョウトンボ♂ コフキトンボ産卵
ベニイトトンボ♂羽化 同 羽化後♂ ヤマモモ モンキアゲハ
四万十川トンボ池ではアキアカネやホソミオツネントンボIndolestes peregrinusがたくさん羽化しています。
四万十川トンボ池 アキアカネ未熟♂ ホソミオツネントンボ羽化後♂
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