fc2ブログ

ヤンマ・シーズン到来

 猛暑の上旬とは打って変わり、10日以降はぐずついた空模様が続いています。ただ、いつもなら7月下旬から8月中旬に行っている「林探訪」は7月上旬から開始、早くもそれなりの成果が上がっています。また、黄昏飛翔もすでに本番入りの様相です。

  IMG_3007ミルンヤンマ羽化直後♀2024・7・6 IMG_2696コシボソヤンマ未成熟♂2027・7・5 IMG_6687コシボソヤンマ未成熟♀2024・7・8
 ミルンヤンマ羽化後♀ コシボソヤンマ未成熟♂ 同 未成熟♀

  IMG_2631サラサヤンマ老熟♂2024・7・5 IMG_2330マルタンヤンマ未成熟♀2024・7・4 IMG_2572マルタンヤンマ♀2027・7・5
  サラサヤンマ老熟♂ マルタンヤンマ未成熟♀ 同 成熟♀

  IMG_6785ネアカヨシヤンマ♂2024・7・9 IMG_2801ヤブヤンマ♂2024・7・6 IMG_6855ハネビロエゾトンボ♂2024・7・9
  ネアカヨシヤンマ♂   ヤブヤンマ♂   ハネビロエゾトンボ♂

  IMG_6577カナブン2024・7・8 IMG_6807ヒグラシ♀2024・7・9 IMG_6575ムラサキツバメ2024・7・8
   カナブン      ヒグラシ♀      ムラサキツバメ

  IMG_2224ネアカヨシヤンマ♂黄昏摂食飛翔2024・7・3 IMG_3100マルタンヤンマ♀黄昏摂食飛翔2027・7・7 IMG_6902ネアカヨシヤンマほか黄昏摂食群飛20274・7・9
  ネアカヨシヤンマ♂  マルタンヤンマ♀   黄昏摂食群飛

 一方で、暑過ぎる水辺のトンボ撮影はついつい疎かになりがちですが、とりあえずウチワヤンマやヤブヤンマなどの産卵は押さえました。減少傾向のモートンイトトンボは何とか7月2日まで2オスの生存が確認できましたが、8月中旬まで見ることができた往時を思えば手放しで喜ぶことはできません。

  IMG_3179ウチワヤンマ産卵2024・7・7 IMG_3191ウチワヤンマ産卵2024・7・7 IMG_2352ギンヤンマ連結産卵2024・7・4
        ウチワヤンマ産卵       ギンヤンマ連結産卵

  IMG_6554ウチワヤンマ♂2027・7・84&チョウトンボ♂ IMG_2370チョウトンボ♂逆立ち2024・7・4 IMG_2956ベニトンボ♂2024・7・6
 ウチワヤンマ♂&チョウトンボ♂チョウトンボ♂  ベニトンボ♂

  IMG_7143タイワンウチワヤンマ♂2024・7・14 IMG_7010ヤブヤンマ産卵2024・7・12 IMG_2147モートンイトトンボ♂2024・7・3
  タイワンウチワヤンマ♂ ヤブヤンマ産卵  モートンイトトンボ♂

  IMG_1961コシアキトンボ羽化直後♀2024・7・1 IMG_6882シオカラトンボ♂捕食2024・7・9 IMG_2414コオニヤンマ半成熟♂2024・7・4
 コシアキトンボ未成熟♀ シオカラトンボ♂捕食 コオニヤンマ半成熟♂

  IMG_3262ハマボウ2024・7・8 IMG_6748チャワンバス2024・7・9 IMG_6749青スイレン2024・7・9
   ハマボウ      チャワンバス     熱帯スイレン    

 トンボ外の昆虫も多くの種で減少傾向が感じられます。小人数での整備作業では、放置林や放棄耕作地の増加と温暖化の進行による自然環境荒廃のスピードに勝てません。2005年から継続中のトンボ王国内1シーズン60種以上のトンボ類確認も年を追って難しくなっていますが、とりあえず今シーズンは7月16日現在で53種となっています。

  IMG_1590キンモンガ2024・6・26トンボ王国中央 IMG_1994ナガサキアゲハ♂吸蜜&コオニユリ2024・7・1 IMG_6898ハンミョウ2024・7・9
   キンモンガ ナガサキアゲハ&コオニユリ ハンミョウ 

 画像はすべて、クリックすると拡大します。




  
by 杉村光俊  at 16:30 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

カテゴリー
検索フォーム
リンク
このブログをリンクに追加する
プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

最近の記事
月別アーカイブ
最近のコメント
RSSフィード