トンボ王国ミニガイド

「貧乏暇なし」生活が続いています。
カノコユリが涼やかな花を咲かせました。トンボ池はチョウトンボ天国と化しています。25日に開催された新親子トンボ捕り大会は好天に恵まれ、四国各地から集まった10組の元気な親子が20種余りのトンボを思い思いに追いかけていました。なお、捕獲されたトンボはチェックの後、元いた場所に放たれました。

　 カノコユリ　　　　　　　チョウトンボ交尾　　コフキトンボ♂　親子トンボ捕り大会

ショウジョウトンボやウチワヤンマが逆立ちを始めたので、例によって林巡りを始めました。ヤンマ類の集まりはまだ今ひとつで、やや高い所にマルタン♀やエゾなどが翅を休めていただけでした。
　　　　　　　　
　ホソミイトトンボ夏期型　　　　ギンヤンマ♂　　ショウジョウ+シオカラ　ウチワ
　　　
マルタン♀　林内のオオアオイト♂　昼寝？のアオバセセリ　眠りが浅いエゾトンボ

四万十川河口近くの溜池にアメイロが入っていました。今回は、何とか判別可能な画像を得たのみで、採集は叶いませんでした。老境入りしたオオギン数頭共々、まだ近くに居残っていそうですが。
最後にオマケ情報。去る7月24日の魚調査で、四万十川水系初となる南方種ミナミサルハゼが採れました。しかも成魚です。これで四万十川水系記録魚種は200の大台に乗りました。なお、アカメの子供もいました。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　アメイロトンボ♂　　　　　　　四万十川産ミナミサルハゼ


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思いがけず、ご無沙汰してしまいました。
来客の対応、夏休みの特別展や会誌の発行準備、果ては調査？採集で某所から大量に送られてきた生トンボの撮影と標本処理等等、全ポジションとは申しませんが、野球に例えるならピッチャーを含め、キャッチャーを除く大半のポジションを一手に受け持っているような感じで、6月下旬から睡眠時間3?4時間で頑張ってきましたが、さすがに限界を感じ、心ならずも本ブログ更新作業を割愛させて頂いておりました。
フィールド調査だけは極力時間を割いていたので、ネタはたっぷりながら、現在も危機的？状況から完全に脱しているわけではないので、報告は手短に。
先ず、梅雨明け宣言は出たようですが、ヤンマたちにその認識がないようで、一向に群れる気配もなく、黄昏の大空を自由気ままに飛び交っています。夏と秋の花が一緒に咲いているトンボ保護区の案内看板を、トンボ採り経験が乏しい人達向けにリニューアルしました。これで、「全然、トンボがいない」などという会話が耳に入らなくなればいいのですが・・・。

ネアカヨシヤンマ♀　マルタンヤンマ♀　ノカンゾウ　ミソハギ　シロバナサクラタデ
　　　　　　　　　
　　　　　　　　看板その1　　　　　　　　　看板その2　　　

とんぼ館中庭ビオトープでは園芸スイレンに交じって香川県産ミズアオイが開花しました。
　　　
とんぼ館ビオトープ　　ペリーズ・ベイビー・レッド　ミズアオイ　キイトトンボ♂捕食

オオギン狙いで通っている、四万十川河口近くの溜池で早々にスジボソギンヤンマを見つけました。スジギンとは思えないほど、えらく敏捷で、うまく撮れませんでしたが、モノは採れました。
　　　　　　
　　　　　　　　　　　コフキトンボ産卵　　　　　　　　　コシアキトンボ♂縄張り争い
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　タイワンウチワヤンマ♂　　　　　スジボソギンヤンマ

17日、内子町でトンボ観察会があったので、5月に整備作業のお手伝いをした西条市のハッチョウトンボ生息地まで足を延ばしてきました。幸い、新なビオトープにも多くの個体が見られ、とりあえずは一安心、といったところです。
　　　
ハッチョウトンボ生息地　　　　未熟♂　　　　　　　♂　　　　　　　　♀


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岩に染み入るニイニイゼミの鳴き声が心地よい？トンボ王国では、リョウブの花に多くの昆虫が訪れています。
　　　
　トンボ王国　　　　　ニイニイゼミ　リョウブ+アオバセセリ　+コウヤホソハナカミキリ

チャワンバスの花も咲き始めました。午後からは湿地保護区のタカネトンボ池でヒツジグサも楽しめます。キイロサナエもまだ頑張っています。6日朝、問題の鳥、ヒゲガビチョウがやって来ました。
　　　
チャワンバス　ヒツジグサ　　　　　　　キイロサナエ　　　　　　ヒゲガビチョウ

ムスジイトトンボが潜水産卵を見せてくれる河口近くのトンボ池や調整池に、オオギンヤンマが入ってきました。木陰では、アゲハの吸水行動も見られます。
　　　　　　　
　　　　　鍋島･トンボ池 　　　　　コフキトンボ♀ 　　　　ムスジイトトンボ潜水産卵
　　　 　　 　
　　　　　　　　　　　　　オオギンヤンマ♂ 　　　　　　　　　 ナガサキアゲハ

谷という谷で、オニヤンマの姿が見られるようになりました。コシボソヤンマもあちらこちらで羽化しているようです。
　　　 　 　　
オニヤンマ♂羽化(日高村) ♀(黒潮町) ♀(足摺) 　コシボソヤンマ♂羽化

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トンボ王国では、ヤブカンゾウ、ハンゲショウなど、夏の訪れを告げる花が咲き、雑木林にも多くの昆虫が集まってきました。ツバメの巣立ちも始まっています。
　　　
　ハンゲショウ　　　　　　ジュンサイ　ヤブカンゾウ　　　　　スイレン（ピンク）
　　　
ハラビロトンボ♂+モジズリ（ネジバナ）　ヒメアカネ♂羽化　　　ヤマモモ
　　　　　　　
　ヒカゲチョウ　　　　　　　　　　ノコギリクワガタ♂♀　　　　　　　　　　ツバメ

ミナミヤンマが舞う山地には、秋の赤トンボの姿が増えきました。
　　　　　　　
　　　　　　　　　　　コノシメトンボ未熟♀　　　　　　　　　　　ノシメトンボ未熟♂

以下は、交尾狙いでウロついている足摺半島で出会った動物たちです。
　　　
　ヒメハルゼミ♂　　ミルンヤンマ未熟♀　シロスジドウボソカミキリ　　ウリ坊


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