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トンボいない生活

 トンボいない生活が続いています。28日には、軽い積雪となりました。それでも、近所のウメとヤブツバキのつぼみがほころび始めました。キヌヤナギも、もうすぐ見ごろを迎えます。

_Q4A7676積雪2013・1・28トン _Q4A7702ウメ2013・1・28トン _Q4A7442ヤブツバキ2013・1・ _Q4A7447キヌヤナギ2013・1・
 積雪のトンボ王国    ウメ           ヤブツバキ       キヌヤナギ

 今シーズンのスイレン抜きもいよいよ佳境入り、一番広いスイレン池の作業が終わり、残る未作業池は4コとなりました。
明るさを取り戻した3ヶ所の湿地保護区ではヒキガエルの産卵が続いていますが、早いものは孵化が始まっています。
そんな中、ルリビタキがやってきました。幸せ運を運んでくれる「青い鳥」ならいいのですが…

   _Q4A7637スイレン抜き2013・1  _Q4A7440ヒキガエル産卵2013  _Q4A7433ヒキガエル産卵2013
    スイレン抜き               ヒキガエル産卵

   _Q4A7449湿地保護区2012・1・  _Q4A7239ヒキガエル孵化2013  _Q4A7451ルルビタキ♂2012・1
  湿地(モートンイト)保護区  ヒキガエル孵化      ルリビタキ


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by 杉村光俊  at 12:22 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

小さい春みつけた

 去る12日、再び強力な助っ人を得て、水辺を暗くし過ぎている樹木を伐採しました。谷奥のトンボ池はリスアカネも嫌がるほど暗くなっていましたが、見違えるほど明るくなり、傍らの渓流でオジロサナエの初記録も期待できそうです。伐採木の中から冬眠を邪魔されたシロスジカミキリが出てきました

_Q4A6072伐採2013・1・12トン _Q4A6083伐採2013・1・12トン _Q4A6094伐採2013・1・12トン _Q4A6097シロスジカミキリ201
              伐採作業                シロスジカミキリ     

 その谷奥の湿地保護区ではヤマアカガエルの孵化が始まり、モートンイトトンボの湿地保護区には見事なヒキガエルの卵紐が残されていました。

   _Q4A6077ヤマアカガエル幼体2  _Q4A6135湿地保護区2013・1・  _Q4A6131ヒキガエル卵紐2013
    ヤマアカガエル    モートンイトトンボ保護区   ヒキガエル卵紐

 トンボ王国で動きが見えるものは、相変わらず野鳥だけになっていますが、日溜りではポツポツ春の花が顔をのぞかせ始めています。

_Q4A6417ジョウビタキ2013・1 _Q4A6420ヒヨドリ2013・1・15 _Q4A6424ダイサギ2013・1・15 _Q4A6684ナナホシテントウ201
 ジョウビタキ       ヒヨドリ         ダイサギ  ナナホシテントウ

_Q4A6681ビワ2013・1・16トン _Q4A6671スイセン2013・1・16 _Q4A6675オオイヌノフグリ201 _Q4A6690サギゴケ20132・1・1
 近所のビワ     同 スイセン  オオイヌノフグリ    サギゴケ 

 オオキンカメムシが集団越冬している足摺岬のヤブツバキも見ごろを迎えつつあり、四万十川の柳林でもニホンミツバチが開花し始めた菜の花で蜜集めに余念ありません。

_Q4A6439ノラ猫2013・1・15足 _Q4A6474オオキンカメムシ201 _Q4A6450オオキンカメムシ201 _Q4A6516オオキンカメムシ201
出迎えてくれたノラ猫             オオキンカメムシ

   _Q4A6522ヤブツバキ2013・1・  _Q4A6869セイヨウアブラナ201  _Q4A6865ニホンミツバチ+セイ
    足摺岬のヤブツバキ   四万十川の菜の花と蜜を集めるニホンミツバチ

 次は越冬イトトンボを狙ってみます。



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by 杉村光俊  at 17:17 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

2012年トンボシーズン閉幕

 厳しい寒波に耐え、お正月越えを果たしたキトンボ♂1頭。1月6日を最後に、姿を見せてくれません。まだ元気そうだったので、野鳥などの天敵に襲われたのかもしれません。どうやら、これを持って2012年のトンボシーズンが閉幕したようです。なおベニシジミの方は、翌日7日まで姿を見せてくれました。

_Q4A4997キトンボ♂2013・1・ _Q4A5029キトンボ♂2013・1・ _Q4A5033キトンボ♂2013・1・ _Q4A5275ベニシジミ産卵?201
        6日まで姿を見せたキトンボ♂           7日のベニシジミ

 現在トンボ王国で動き回っているのはダイサギを中心とする野鳥のみですが、早くもキヌヤナギが芽吹いてきました。リフォームした湿地保護区にも、澄んだ水がたっぷりと溜まっています。

   _Q4A4976ダイサギ2013・1・6  _Q4A5952ジョウビタキ2013・1  _Q4A5278キヌヤナギ2013・1・
    ダイサギ          ジョウビタキ        キヌヤナギ

_Q4A5006湿地保護区2013・1・ _Q4A5009湿地保護区2013・1・ _Q4A5963ヨコヅナサシガメ幼 _Q4A5966ヨコヅナサシガメ幼
      水が溜まった湿地保護区      集団越冬中のヨコヅナサシガメ幼虫

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by 杉村光俊  at 16:51 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

湿地保護区リフォーム中

 先ずは、気になる年越し赤トンボの話題から。年末30日は寒い雨のち曇り、翌大晦日は曇り時々雪。年明け元旦は、日中に一時晴れ間が広がったものの、気温が上がらず赤トンボは姿を見せず。半ば観念して臨んだ2日、暖かな好天に恵まれ、1頭のキトンボ♂が水辺に元気な姿を見せてくれました。オマケにベニシジミも年越し成功していました。しかし、他にトンボの姿はなく、3日にはまた真冬の寒波が戻り、水辺でトンボの姿を見つけることは叶いませんでした。そして本日4日、正午ころの気温は8℃前後と低めながらほぼ無風状態で、日溜りで小虫を追うキトンボ♂1頭を見出すことができました。2日と同一個体のようです。ということで、年越し赤トンボはまだ頑張っています。

_Q4A4505トンボ池2013・1・2 _Q4A4973キトンボ♂2013・1・ _Q4A4502ベニシジミ2013・1・ _Q4A4503タネツケバナ2013・1
 2日のトンボ池      キトンボ♂(4日)    ベニシジミ(2日) タネツケバナ

 ところで、トンボ王国ではスイレン抜きを中断して湿地保護区のリフォームに取り組んでいます。イノシシが崩した畔の泥で埋まった場所を新たなトンボ池にしたほか、ネアカヨシヤンマ増殖を期し水路の再整備を進めています。ネアカヨシヤンマ用水路については、昨シーズンに整備した場所が一時干上がったこともあって結果が思わしくなかったため、もっと水量のある場所で再実験を、というわけです。元旦から3日には大阪府在住の会員Kさんも応援に駆け付けて下さり、作業は一気にはかどりました。感謝です。

   _Q4A4336池堀2012・12・31ト  _Q4A4644池堀り2013・1・3ト  _Q4A4665湿地保護区整備2013
湿地保護区整備2012.12.31          同 2013.1.2

 3日と4日、リフォーム進む湿地保護区に、数組のヒキガエルが産卵にやってきました。
   
   _Q4A4647湿地保護区整備2013  _Q4A4658ヒキガエル産卵2013  _Q4A4663ヒキガエル卵2013・1
   湿地保護区(3日)  産卵中のヒキガエルと卵塊(これはニホンアカガエル)


 
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by 杉村光俊  at 15:29 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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