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レコード続出

 ソメイヨシノよりスイレンの方が早く咲いてしまったトンボ王国。その他の花々も咲き順がおかしい気がします。花に集まる昆虫たちも何となく落ち着かないようです。

  239A0630あきついお前庭2020・3・23 239A0495メジロ吸蜜&サトザクラ2020・3・22トンボ王国あきついお前庭 239A9689シデコブシ2020・3・15トンボ王国
     玄関前のサトザクラ&メジロ     シデコブシ

  239A9586マンカラ・ウボン2020・3・13トンボ王国    239A0364カキツバタ2020・3・22トンボ王国   239A0367セイヨウシャクナゲ2020・3・22トンボ王国
  マンカラ・ウボン     カキツバタ   セイヨウシャクナゲ

  239A0365フジツツジ2020・3・22トンボ王国 239A9338キタキチョウ吸蜜&フジツツジ2020・3・11トンボ王国隣地 239A0693オンツツジ2020・3・23
     フジツツジ&キタキチョウ吸蜜    オンツツジ

  239A0342ウマノアシガタ2020・3・22トンボ王国 239A0721アリアケスミレ2020・3・23 239A9696ツマキチョウ吸蜜&タネツケバナ2020・3・15トンボ王国ロウ
   ウマノアシガタ   アリアケスミレ  ツマキチョウ♂吸蜜

  239A0253発祥の地2020・3・19トンボ王国 239A9985ビロードツリアブ交尾2020・3・17トンボ王国隣地(中央) 239A9499ニホンキジ2020・3・12トンボ王国
 発祥の池のヤマザクラ ビロードツリアブ交尾  ニホンキジ

 整備作業は、何とかトンボ・シーズンが始まるまでにスイレン抜きを終え、増水やイノシシ被害などで凸凹になってしまった観察道の砂利入れ作業も、もう一息といったところ。

  239A9613観察道砂利入れ2020・3・14トンボ王国 239A9637観察道砂利入れ2020・3・14トンボ王国 239A0380観察道砂利敷き2020・3・22トンボ王国
             観察道の砂利入れ
   
 駐車場前水路のタベサナエは400頭以上も羽化し、シオヤトンボは生殖活動が始まりました。本谷奥の湿地保護区では越冬イトトンボの生殖活動が本番を迎えています。

  239A9656タベサナエ羽化中♀2020・3・15トンボ王国 239A0351アジアイトトンボ未成熟♂捕食2020・3・22トンボ王国 239A0710シオヤトンボ交尾2020・3・23
 タベサナエ♀羽化 アジアイトトンボ未成熟♂捕食 シオヤトンボ交尾

  239A0425ホソミオツネントンボほか生息地2020・3・22トンボ王国本谷奥湿地保護区 239A0428ホソミオツネントンボ♂2020・3・22トンボ王国本谷奥湿地保護区 239A0418ホソミオツネントンボ連結産卵2020・3・22トンボ王国本谷奥湿地保護区
   本谷奥湿保護区  ホソミオツネントンボ♂  同 連結産卵
  
超暖冬の影響でタベサナエとシオヤトンボが2月から羽化を始めてしまったトンボ王国。渓流のトンボも同じで、ムカシトンボが3月13日から、ヒメクロサナエが3月18日から、クロサナエが3月23日から羽化を始めました。全て、全国の初見レコード更新です。この調子だと、ゴールデンウイークには春のトンボが見られなくなっているかもしれません。この先、どうなるのでしょうか…

  239A0466ムカシトンボ♂羽化(ほぼ終了排水)2020・3・22三原村江ノ谷 239A0211ムカシトンボ♀羽化(ほぼ完了)2020・3・18三原村江ノ谷 239A0204ムカシトンボ♂羽化(処女飛行)2020・3・18三原村江ノ谷
  ムカシトンボ♂羽化  同 ♀羽化      同 ♂処女飛行

  239A0129ヒメクロサナエ羽化直後♂2020・3・18三原村江ノ谷 239A0643クロサナエ♂羽化2020・3・23 239A0150ホソミイトトンボほぼ成熟♀2020・3・18三原村江ノ谷
  ヒメクロサナエ♂羽化 クロサナエ♂羽化 ホソミイトトンボ越冬型♀

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by 杉村光俊  at 19:34 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

タベサナエ羽化最盛

 2月26日という、観察史上最早で羽化が始まったトンボ王国のタベサナエ。9日には30頭以上が羽化するなど、駐車場前水路だけで10日までに80頭ほどが水辺を後にしています。一方、タベサナエから1日遅れの2月27日に2メスが羽化したシオヤトンボは後続が確認できず、3月8日になってようやく3頭目の羽化が確認できました。またメスでした。
 
  239A8565タベサナエ♂羽化連続(排水)2020・3・2トンボ王国・駐車場前水路 239A8495タベサナエ2♂羽化2020・3・2トンボ王国・駐車場前水路 239A8943シオヤトンボ♀羽化2020・3・8トンボ王国駐車場前水路
        タベサナエ♂羽化       シオヤトンボ♀羽化

  239A8992タベサナエ♀羽化連続(裂開)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路 239A9004タベサナエ♀羽化連続(肢引き抜き)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路 239A9019タベサナエ♀羽化連続(休止)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路
タベサナエ♀羽化連続 裂開 肢(あし)引き抜き   休止

  239A9026タベサナエ♀羽化連続(腹部抜出)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路ロウ 239A9042タベサナエ♀羽化連続(翅伸張)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路 239A9085タベサナエ♀羽化連続(排水)2020・3・9トンボ王国駐車場前水路
   腹部抜出      翅(はね)伸張    排水

 ハクモクレンの花はすでに散り、フジツツジやシハイスミレが見頃、セイヨウシャクナゲの開花が始まるなど、トンボ王国一帯は春色に包まれてきました。

  239A8592右手湿地保護区2010・3・2トンボ王国 239A8961シハイスミレ2020・3・8トンボ王国右手湿地保護区 239A8949セイヨウシャクナゲ2020・3・8トンボ王国
   フジツツジ     シハイスミレ   セイヨウシャクナゲ  

 肝心の整備作業は遅れに遅れていて、ようやくスイレン抜きが一段落、多目的広場の通称ジャブ池で大繁殖していたホテイアオイの大変を除去、目下、カキツバタ池に侵入したマココモ抜きに文字通り汗を流しています。これが終わると、観察道への砂利入れ、ハナショウブの芽踏み付け防止の柵作りなどが待っています。

  239A8872スイレン抜き2020・3・6トンボ王国最奥ピンク・スイレン池 239A8936ホテイアオイ除去2020・3・7トンボ王国多目的広場 239A9135マコモ抜き2020・3・9トンボ王国カキツバタ池
  最奥のスイレン池   ジャブ池      カキツバタ池
  
 トンボのほかの生きものも元気です。

  239A8964ビロードツリアブ2020・3・8トンボ王国右手湿地保護区 239A8746ヒヨドリ2020・3・4トンボ王国 239A8875ダイサギ採餌2020・3・6トンボ王国
   ビロードツリアブ  ヒヨドリ      ダイサギ

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by 杉村光俊  at 13:09 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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