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タベ・羽化最盛

 寒の戻りで、シオヤトンボの羽化はやや足踏み状態となっていますが、タベサナエは「何のその」といった感じで次々と羽化しています。ただ、羽化最盛の場所は駐車場前水路から、スイレン池やヒメコウホホネ池などに移りつつあります。

   _MG_7000タベサナエ♀B羽化連.gif  _MG_7057タベサナエ♀B羽化連.gif  _MG_7062タベサナエ♀B羽化連.gif
  タベサナエ♀羽化(裂開)    同 (休止)       同 (脱出)

   _MG_7078タベサナエ♀B羽化連.gif  _MG_7140タベサナエ♀B羽化連.gif  _MG_7145タベサナエ♀B羽化連.gif
    同 (翅の伸長)      同 (腹部の伸長)    同 (完了)

 春の花の主役も「モクレン」から「サクラ」にバトンタッチしました。

   _MG_6312白モクレン2012・3・.gif  _MG_7171オオシマザクラ2012.gif  _MG_6547陽光桜2012・3・25ト.gif
在りし日のハクモクレン あきついお前のオオシマザクラ  多目的広場の陽光桜

 遅ればせながら、池田川土手のスミレも一気に開花し、フジツツジが山崖をピンクに染め始めています。

_MG_7164スミレ2012・3・27ト.gif _MG_7167スミレ2012・3・27ト.gif _MG_6258ヒメスミレ2012・3・.gif _MG_6537四葉のクローバー201.gif
      池田川土手のスミレ   ヒメスミレ+ニョイスミレ シロツメクサ(四葉)

_MG_6549トンボ池2012・3・25.gif _MG_6704カキドオシ2012・3・.gif _MG_6718ゲンゲ(白花)2012.gif _MG_6429ユキヤナギ2012・3・.gif
ヤマザクラ咲くトンボ池周辺 カキドオシ   ゲンゲ(白花)  ユキヤナギ

   _MG_7262フジツツジ2012・3・.gif  _MG_7313タチツボスミレ2012.gif  _MG_7267セイヨウシャクナゲ2.gif
    フジツツジ         タチツボスミレ      セイヨウシャクナゲ

 メダカやドジョウも活発に動き始めています。

   _MG_6572メダカ2012・3・25ト.gif  _MG_6489メダカ2012・3・24ト.gif  _MG_6224ドジョウ2012・3・22.gif
               メダカ               ドジョウ

 谷奥のホソミイトトンボも大分色付き始めましたが、♀の方はまだ枯れ草色です。

   _MG_6246ホソミイトトンボ越.gif  _MG_6242ホソミイトトンボ越.gif  _MG_6210ホソミイトトンボ越.gif
     谷奥の山林            ホソミイトトンボ越冬型♂

          _MG_6252ホソミイトトンボ越.gif    _MG_6241ホソミオツネントン.gif
         ホソミイトトンボ越冬型♀    ホソミオツンネントンボ♀
 
ベニシジミのスクランブル飛翔も見られるようになってきました

_MG_7270ベニシジミ争い2012.gif _MG_7291ベニシジミ争い2012.gif _MG_7331ミシシッピアカミミ.gif IMG_6275右〜ライオンズの森2.gif
       ベニシジミ・スクランブル    ミシシッピアカミミガメ

 四万十川のトンボ池に、ホソミオツネントンボの♂が戻ってきました。

   _MG_7299四万十川トンボ池201.gif  _MG_7303ホソミオツネントン.gif  _MG_7304ホソミオツネントン.gif
    四万十川トンボ池           ホソミオツネントンボ♂


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大番狂わせ

 去る3月15日、2012年のトンボ・シーズンが開幕しました。ただ、場所こそ同じ駐車場前水路ながら、トップバッターはいつものタベサナエ♂ではなく、シオヤトンボの♀でした。さらに19日、2番目に羽化してきたのも、やっぱりシオヤトンボの♀でした。タベサナエの初見日は21日でしたが、この日1日だけで2♀を含め10頭ほどが羽化していたので、相当イラついていたのではないでしょうか。もちろん、ヤゴ展準備の際にヤゴは普通に見られたので、タベサナエの方が長引く寒波の影響をより強く受けてしまった、ということなのでしょう。ただ、羽化殻回収時、明らかに当日のものではない殻が1個見られたので、実際の羽化初日はシオヤの2番手と同じくらいだったのではないか、と思われます。

   _MG_5585駐車場前水路2012・3.gif  _MG_5400シオヤトンボ♀羽化2.gif  _MG_5559シオヤトンボ♀羽化2.gif
    駐車場前水路   シオヤトンボ♀羽化(3月15日)  (同 3月19日)

 ポジションは今ひとつでしたが、恒例なので肩慣らしも兼ねタベ羽化の連続撮影をこなしてみました。

   _MG_5777タベサナエ♂羽化(.gif  _MG_5791タベサナエ♂羽化(.gif  _MG_5802タベサナエ♂羽化(.gif
  タベサナエ♂羽化(裂開)    同 (休止)       同 (脱出)

   _MG_5815タベサナエ♂羽化(.gif  _MG_5834タベサナエ♂羽化(.gif  _MG_5852タベサナエ♂羽化(.gif
    同 (翅の伸長)     同 (腹部の伸長)     同 (完了)

 植物の方は、相変わらず全般に2週間ほど遅れで春の花の開花が続いています。ただ植物もなぜか、セイヨウシャクナゲだけはむしろ例年より早く開花が始まっています。

_MG_5545スミレ2012・3・19ト.gif _MG_5547シロバナタンポポ201.gif _MG_5550ゲンゲ2012・3・19ト.gif _MG_5943モクレン2012・3・21.gif
 スミレ          シロバナタンポポ     ゲンゲ        白モクレン

_MG_5673シハイスミレ2012・3.gif _MG_5908シデコブシ2012・3・.gif _MG_5535セイヨウシャクナゲ2.gif _MG_5580オガタマノキ2012・3.gif
 シハイスミレ     シデコブシ  セイヨウシャクナゲ    オガタマノキ      

 あちこちで花が目立ち始めたので、ホソミオツネンの産卵撮影をとダム湖のビオートープに出向いてみたところ水辺に姿がなく、林縁に半成熟♀が1頭いたのみ、代わりに?スイレン鉢の中にイシガメが3頭たむろしていました。

_MG_5588グンバイトンボ生息.gif _MG_5590ホトケノザ2012・3・.gif _MG_5596ホトケノザ2012・3・.gif _MG_5613トサノミツバツツジ2
グンバイトンボ生息地 ホトケボザ(黒潮町佐賀)  トサノミツバツツジ(四万十市)

   _MG_5887蛍湖ビオ2012・3・12.gif  _MG_5901ホソミオツネントン.gif  _MG_5889イシガメ2012・3・12.gif
    ダム湖ビオトープ    ホソミオツネントンボ♀   イシガメ


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by 杉村光俊  at 17:41 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

シーズン直前

 今回はタベサナエ羽化の報告で、と目論んでいましたが、寒波の南下で次回のお楽しみに、ということになりました。
どうもここ数年、春の訪れが遅れ気味になっており、今シーズンも感覚的には現時点で2週間ほど遅れているようです。トンボ王国ではようやく、キランソウやシハイスミレが本格的に開花し始めました。

_MG_4815ミツマタ2012・3・10.gif _MG_4823セントウソウ2012・3.gif _MG_5129シハイスミレ2012・3.gif _MG_5144キランソウ2012・3・.gif
 ミツマタ         セントウソウ    シハイスミレ   キランソウ

  _MG_4895ゲンゲ2012・3・11ト.gif  _MG_5153ユキヤナギ2012・3・.gif  _MG_5252ヒサカキ2012・.gif
   ゲンゲ           ユキヤナギ        ヒサカキ

  _MG_5154ウメ2012・3・13トン.gif  _MG_4904ルリタテハ2012・3・.gif  _MG_5297コサギ・アオサギ・.gif
    ウメ            ルリタテハ        サギ三銃士?

 通称「ライオンズの森」で山桜植栽のため、植林されていたスギやヒノキが伐採されました。日当たり良好となったWWFジャパン池周辺の生態系変化を、注視していく必要があります。

_MG_4805ライオンズの森伐採2.gif _MG_4809ライオンズの森伐採2.gif _MG_5119ライオンズの森より2.gif _MG_5113ライオンズの森より2.gif
       ライオンズの森伐採中              伐採地より望む

 なかなか暖かくならないせいか、2月にやってきたオオハクチョウが3月半ばになっても、まだその辺をウロ付いていました。

        _MG_4866オオハクチョウ2012.gif  _MG_4872オオハクチョウ2012.gif
               迷子の?オオハクチョウ

 入田の四万十川河川敷ではセイヨウアブラナが見ごろとなり、多くのニホンミツバチに交じりセイヨウミツバチの姿も見受けられました。

   _MG_5272菜の花会場2012・3・.gif  _MG_5264ニホンミツバチ2012.gif  _MG_5291セイヨウミツバチ201.gif
   四万十市入田四万十川   ニホンミツバチ      セイヨウミツバチ


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by 杉村光俊  at 11:18 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

啓蟄

 3月1日と3日は恒例で、高知県東部の川干しに合わせ魚三昧の日々を過ごしてきました。自然環境の劣化はいずこも同じで、お目当てのイチモンジタナゴも、ビワヒガイもさっぱり。シマドジョウだけ、そこそこの写真が撮れました。

   _MG_4002山田堰下流水路2012.gif  _MG_4021カマツカ2012・3・3.gif  _MG_4041カマツカ2012・3・3.gif
    香美市の水路                  カマツカ

   _MG_4007トウヨシノボリ2012.gif  _MG_4077シマドジョウ2012・3.gif  _MG_4084シマドジョウ2012・3.gif
    トウヨシノボリ                 シマドジョウ

 啓蟄の5日と翌6日、トンボ王国は初夏を思わせる陽気となり春の花が一気に開花、冬篭りの昆虫たちも一斉に活動を始めたようです。谷奥のホソミイトトンボもかなり色付いてきました。

_MG_4268ウjメ2012・3・5ト.gif _MG_4270ウjメ2012・3・5ト.gif _MG_4274ウjメ2012・3・5ト.gif _MG_4528キヌヤナギ2012・3・.gif
 多目的広場                  紅梅       キヌヤナギ

_MG_4519ヤブツバキ2012・3・.gif _MG_4513ヤブツバキ2012・3・.gif _MG_4498ニョイスミレ2012・3.gif _MG_4517タチツボスミレ2012.gif
ヤブツバキ咲く小道    ヤブツバキ       ニョイスミレ    タチツボスミレ

_MG_4267ツクシ2012・3・5ト.gif _MG_4352シキミ2012・3・5ト.gif _MG_4485ヒメウズ2012・3・6.gif _MG_4430ムラサキケマン2012.gif
 スギナ(ツクシ)     シキミ          ヒメウズ     ムラサキケマン

   _MG_4251ミシシッピアカミミ.gif  _MG_4297ツマグロキチョウ201.gif _MG_4459クロコノマ2012・3・.gif
    ミシシッピアカミミガメ  ツマグロキチョウ     クロコノマ 

   _MG_4330ホソミイトトンボ越.gif  _MG_4334ホソミイトトンボ越.gif  _MG_4333ホソミイトトンボ越.gif
           ホソミイトトンボ越冬型♂         同 ♀

 フキノトウが目立つようになった近くの谷川では、陽気に誘われた?タゴガエルが地下水脈の外に顔を出していました。

   _MG_4529フキノトウ2012・3・.gif  _MG_4533タゴガエル2012・3・.gif  _MG_4535タゴガエル2012・3・.gif
    フキノトウ              タゴガエル(同一個体)


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by 杉村光俊  at 18:59 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

春の気配深まる

 TVではまだ大雪の映像が流れていますが、トンボ王国では春がそこまで来ている感じです。キヌヤナギに続きユキワリイチゲが開花、メダカが水辺に群れ始め、学遊館前庭では、スタッフが仕掛けたミカンに集まってきたメジロたちをヒヨドリが追い払っています。

_MG_3153スイレン抜き2012・2.gif _MG_3203ユキワリイチゲ2012.gif _MG_3800ユキワリイチゲ2012.gif _MG_3669アセビ2012・2・27ト.gif
若草が萌え始めたトンボ王国     ユキワリイチゲ     アセビ

_MG_3397メダカ2012・2・26ト.gif _MG_3390メダカ2012・2・26ト.gif _MG_3656メジロ2012・2・27ト.gif _MG_3667ヒヨドリ2012・2・27.gif
            メダカ             メジロ    ヒヨドリ
        
 谷奥の林内で越冬中のホソミイトトンボも少しずつ色づいてきています。最高気温が15℃を越えた2月29日には、ホソミオツネントンボも姿を見せてくれました。整備作業はスイレン抜き作業がラストスパートを迎えています。

   _MG_3824ホソミイトトンボ越.gif  _MG_3808ホソミオツネントン.gif  _MG_3835スイレン抜き2012・2.gif
  ホソミイトトンボ越冬型♂  ホソミオツネントンボ♀   スイレン抜き作業

 行き着けの磯の魚影も濃くなり、足摺岬ではオオキンカメムシの越冬場所となっているヤブツバキの花が見ごろとなっています。

   _MG_3399磯2012・2・26黒潮町.gif  _MG_3405カゴカキダイ+クロ.gif  _MG_3448タカノハダイ2012・2.gif
     黒潮町の磯       カゴカキダイほか     タカノハダイ

_MG_3697オオキンカメムシ201.gif _MG_3730ツバキ2012・2・27土.gif _MG_3718オオキンカメムシ201.gif _MG_3708オオキンカメムシ201.gif
 足摺岬   ヤブツバキ              オオキンカメムシ


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by 杉村光俊  at 10:55 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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