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赤トンボ・シーズンですが…

 ようやく朝夕が涼しくなってきました。いよいよ本格的赤トンボ・シーズン到来です。
ただ全国的に激減著しい赤トンボ、四万十市周辺でも一ヶ所だけで複数の種類を楽しめる産地は数少なくなってしまいました。ということで、赤トンボに振り回される日々の始まりです。

 まずはツリフネソウが見頃のトンボ王国。種類的には多くの赤トンボを見ることができますが、大半は休憩中狙いです。今シーズン、池沼性のネキトンボとキトンボが好調です。19日、湿地保護で初めて活動中もアオイトトンボ・オスを撮影しました。

  IMG_0795ホシホウジャク吸蜜&ツリフネソウ2023・10・6 IMG_2514キトンボ♂なわばり飛翔2023・10・17 IMG_2543キトンボ♂2023・10・17
 ツリフネソウ&ホシホウジャク     キトンボ♂
  IMG_1793ネキトンボ♂2023・10・13 IMG_1582マイコアカネ♂2023・10・12 IMG_0274コノシメトンボ♂2023・10・4
   ネキトンボ♂     マイコアカネ♂   コノシメトンボ♂
  IMG_3423アオイトトンボ♂2023・10・19 IMG_3502オオアオイトトンボ交尾2023・10・19 IMG_3489タカネトンボ♂2023・9・19
   アオイトトンボ♂ オオアオイトトンボ交尾 タカネトンボ♂

 トンボ王国のスタッフがボランティアで管理している、四万十川トンボ池ではアオイトトンボやノシメトンボの産卵が狙えます。

  IMG_0919アオイトトンボ交尾2023・10・7 IMG_9786アオイトトンボ連結産卵2023・10・2 IMG_0147ナツアカネ連結打空産卵2023・10・4
  アオイトトンボ交尾  同 連結産卵  ナツアカネ連結打空産卵
  IMG_0160ナツアカネ単独停止飛翔産卵2023・10・4 IMG_1274ノシメトンボ単独打空産卵2023・10・10 IMG_1079ヌマガエルやや緑色型2023・10・7
  ナツアカネ単独産卵 ノシメトンボ単独産卵 ヌマガエルやや緑色型  

 ネキトンボの撮影は黒潮町の池で。

  IMG_0511ネキトンボ♂探雌飛翔2023・10・6 IMG_0581ネキトンボ連結産卵2023・10・6 IMG_0697ネキトンボ連結産卵2023・10・6
  ネキトンボ♂ 探雌飛翔     同 連結打水産卵

 宿毛市の溜池数ヶ所はベニトンボのお祭り状態です。ハネビロトンボもそこそこ回っています。

  IMG_2316ベニトンボ交尾2023・10・16 IMG_2234ベニトンボ警護産卵2023・10・15 IMG_2026ハネビロトンボ産卵2023・1013
   ベニトンボ交尾   同 警護産卵    ハネビロトンボ産卵  

 18日はナニワトンボとオオキトンボ狙いで、瀬戸内側まで遠出してきました。

  IMG_2780オオキトンボ交尾2023・10・18 IMG_2910オオキトンボ連結産卵2023・10・18 IMG_3387ナニワトンボ連結産卵2023・10・18
  オオキトンボ交尾  同 連結打泥産卵 ナニワトンボ連結打空産卵

 これからしばし、晴れた日にはアキアカネやコノシメトンボ、ミヤマアカネなどなど、赤トンボの産卵撮影狙いで東奔西走の日々が続きます。

 画像はすべて、クリックすると拡大します。





by 杉村光俊  at 19:19 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑

異常事態

 ツリフネソウが見頃を迎えたトンボ王国。

  IMG_9482ツリフネソウ2023・9・30 IMG_9172ツリフネソウ2023・9・26 IMG_9201ホシホウジャク吸蜜&ツリフネソウ2023・9・27
         ツリフネソウ         ホシホウジャク

 例年なら、水辺は秋の赤トンボで賑わっている時期ですが、今年はまだアキアカネもコノシメトンボも姿がありません。
マユタテアカネやリスアカネが日陰で細々と産卵している程度で、日向はまだ夏のトンボの独壇場。数少なくなっている上に、随分と年老いてはいますが…

  IMG_8434ハグロトンボ争い2023・9・19 IMG_8566ショウジョウトンボ♂2023・9・21 IMG_8612チョウトンボ捕殺2023・9・21
   ハグロトンボ争い  ショウジョウトンボ♂ チョウトンボ♂捕殺

  IMG_8822セスジイトトンボ2023・9・23 IMG_8789アオモンイトトンボ(同色型♀)2023・9・23 IMG_8813アジアイトトンボ産卵2023・9・23
 セスジイトトンボ♂ アオモンイトトンボ交尾 アジアイトトンボ産卵

  IMG_8522コシボソヤンマ老熟♀2023・9・20 IMG_9397ノシメトンボ♀2023・9・27 IMG_9368ネキトンボ♀2023・9・27
  コシボソヤンマ老熟♀  ノシメトンボ♀    ネキトンボ♀

  IMG_9388オオアオイトトンボ♂2023・9・27 IMG_9158ハネビロエゾトンボ♀2023・9・26 IMG_9182コフキトンボ♀黄昏摂食飛翔2023・9・26
  オオアオイトトンボ♂ ハネビロエゾトンボ♀  コフキトンボ♀

 四万十川トンボ池も、「秋たけなわ」には程遠い感じです。

       IMG_9344ノシメトンボ♂受光量調節2023・9・27 IMG_9293アオイトトンボ連結産卵2023・9・27 
     ノシメトンボ♂受光量調節 アオイトトンボ連結産卵 
  
 下界が余りに暑いので、愛媛県の高山にオオルリボシヤンマを見に行きました。何と!ここもまだ、文字通り汗ばむ陽気でした。

  IMG_8972オオルリボシヤンマ♂2023・9・24 IMG_8970オオルリボシヤンマ♀休止2023・9・24 IMG_8429オオルリボシヤンマ産卵2023・9・19
  オオルリボシヤンマ♂  同 ♀休止     同 ♀産卵

  IMG_8888ナツアカネ2023・9・24 IMG_8200オニヤンマ産卵2023・9・19 IMG_9061トラマルハナバチ&キバナアキギリ2023・9・24
  ナツアカネ連結産卵  オニヤンマ産卵    キバナアキギリ

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by 杉村光俊  at 17:30 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
トンボ王国のホームページはこちらからどうぞ
www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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