トンボ王国ミニガイド

　ハナショウブが見頃を迎えたトンボ王国。生憎、梅雨空が今週一杯続くようですが…

　　　
　　　　　　　ハナショウブ（園芸種）　　ノハナショウブ（野生種）

　　　　
　　温帯スイレン（園芸種）　カルガモ親子A　　　カルガモ親子Ｂ

　春のトンボに替わり、夏のトンボが活動を始めています。

　　　　　
　　　タベサナエ老熟♀　　シオヤトンボ交尾　　ヨツボシトンボ産卵

　　　　
　　　ヤマサナエ♂　　　　　キイロサナエ♂　　ハラビロトンボ未成熟♀

　　　　
　　チョウトンボ羽化後♀　　　　　　　サラサヤンマ♂

　　　　
　　コヒキヒメイトトンボ♂　　同　♀産卵　　　コフキトンボ♀捕食

　　　　
　　　モノサシトンボ交尾　　同　連結産卵　　　　ウチワヤンマ♂　　　　

　トンボ王国外では、市内各地の河川でヒメサナエが羽化し、アオサナエの姿もチラホラ。

　　　　　
　　　　　四万十川で羽化するヒメサナエ♂　　　　アオサナエ♂　　

　トンボ愛好家待望のミナミヤンマ・シーズン到来ですが、いずこの産地も自然放置による環境荒廃で絶滅の危機が忍び寄っているようです。濃条翅メスの一大産地として知られる足摺岬も例外ではありません。半世紀前に国立公園に昇格、その後は文字通り「手つかずの自然」として徹底管理されてきましたが、すでにミヤマカワトンボやカトリヤンマなど多くのトンボ類が見られなくなっているなど、「生物多様性」とは程遠い状態に陥っています。

　　　　
　ミナミヤンマ♀羽化　シコクトゲオトンボ♂羽化　薄暗い足摺岬の渓流
　　
　大半のケースで「手つかずの自然」は、「手入れ不足の自然」と読み替えるべきかもしれません。このような状況下、もちろん「採集圧」も厳禁です。

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　人気の花菖蒲が咲き始めたトンボ王国。春の水辺を彩ってくれていたカキツバタはそろそろ見納めです。

　　　　
　　　ハナショウブ　　　　カキツバタ　温帯スイレン＆コフキヒメイト♀

　老化が目立ち始めた春のトンボに変わり、若い初夏のトンボが目立ってきました。

　　　　
　　　シオヤトンボ♂　アサヒナカワトンボ橙色翅型♂　　同　♀

　　　　
　　　タベサナエ♂捕食　　ヨツボシトンボ交尾　　同　産卵

　　　　
　セスジイトトンボ未成熟♂　同　未成熟♀　クロイトトンボ連結潜水産卵

　　　　
　キイトトンボ未成熟♀　モノサシトンボ未成熟♂　サラサヤンマ♂

　　　　
　モートンイトトンボ交尾　　同　産卵　　　　　ミカドアゲハ吸水　　

　去る5月10日、3年振りに香川県のニホンカワを見てきました。水辺の草木が茂りミヤマカワトンボが見られませんでしたが、アサヒナカワトンボとニホンカワトンボは3年前よりもむしろ増加していたように思いました。

　　　　
ニホンカワトンボ橙色翅型♂　同　無色翅型♂交尾　同　無色翅型♀産卵

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