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春のトンボ、水辺に続々

 カキツバタやスイレンが水辺を彩り始めたトンボ王国。

  _W9A4067薄ピンク・スイレン2022・4・9トンボ王国 _W9A9956オグラコウホネ2022・4・6トンボ王国 _W9A3723ゲンゲ2022・4・3トンボ王国
   温帯スイレン    オグラコウホネ    ゲンゲ

 越冬イトトンボに加え、春のトンボたちも続々と水辺に戻っています。

  _W9A9993ホソミオツネントンボ♂2022・4・6トンボ王国 _W9A8547ホソミイトトンボ越冬型交尾2022・4・10トンボ王国 _W9A8874ホソミオツネントンボ越冬型連結産卵2022・4・13トンボ王国
 ホソミオツネントンボ♂  ホソミイトトンボ越冬型交尾&連結産卵

  _W9A8858タベサナエ♂2022・4・13トンボ王国 _W9A4062シオヤトンボ半成熟♂2022・4・9トンボ王国 _W9A8798オオイトトンボ交尾2022・4・12トンボ王国
   タベサナエ♂    シオヤトンボ半成熟♂ オオイトトンボ交尾

  _W9A8505シオカラトンボ♂2022・4・10トンボ王国 _W9A4086アサヒナカワトンボ未成熟♀2022・4・9トンボ王国 _W9A9903ヨツボシトンボ♀羽化2022・4・5トンボ王国
   シオカラトンボ♂  アサヒナカワトンボ♀ ヨツボシトンボ♀羽化

  _W9A8675サラサヤンマ♀羽化2022・4・11トンボ王国 _W9A9936クロイトトンボ未成熟♂2022・4・6トンボ王国 _W9A3741アジアイトトンボ未成熟♂2022・4・3トンボ王国
  サラサヤンマ♀羽化  クロイト未成熟♂   アジアイト未成熟♂

  _W9A3710アジアイトトンボ♀&ミツガシワ2022・4・3トンボ王国 _W9A3889アオモンイトトンボ未成熟♂2022・4・4トンボ王国 _W9A8856ハラビロトンボ未成熟♂2022・4・13トンボ王国
  アジアイトトンボ♂ アオモンイト未成熟♂ ハラビロトンボ未成熟♂   

 一方、一昨年は493頭、昨年は100頭、そして今シーズンは僅か20頭しか羽化が確認できなかった駐車場前のタベサナエ。夏期の少雨と高温による影響が疑われるところですが、増殖したナガバオモダカが水流を妨げている可能性も考えられることから14日に大半を間引きしてみました。なお、来春に羽化予定の若いヤゴは少数ながら確認できています。

  _W9A3212タベサナエ♂羽化2022・3・28トンボ王国 _W9A9030駐車場前水路2022・4・14トンボ王国 _W9A9080駐車場前水路2022・4・15トンボ王国
タベサナエ♂羽化3・28撮影  駐車場前水路作業前&作業後  

 周辺の渓流では、ムカシトンボが出揃い、クロサナエやヒメクロサナエが次々と羽化しています。

  _W9A3771ムカシトンボ♀羽化20232・4・3三原村 _W9A3961ムカシトンボ未成熟♂捕食休止2022・4・8日高村 _W9A8595ムカシトンボ未成熟♀休止2022・4・10四万十市
  ムカシトンボ♀羽化  同 未成熟♂休止   同 未成熟♀休止

  _W9A8823クロサナエ♀羽化2022・4・12三原村江ノ谷 _W9A8697クロサナエ♂羽化2022・4・11三原村 _W9A8694ヒメクロサナエ羽化直後♂2022・4・11三原村
   クロサナエ♀羽化   同 ♂羽化    ヒメクロサナエ羽化後♂  

 温暖化進行が主原因と推察されますが、2001年を最後に高知県から姿を消したオツネントンボ。葉桜になった4月7日、愛媛県の産地を回ってみました。内子町では一定数を確認できましたが、宇和島市周辺4か所の溜池ではホソミイトトンボとホソミオツネントンボは見られたものの、残念ながらオツネントンボは見つけられず…

  _W9A0089ソメイヨシノ2022・4・7愛媛県内子町 _W9A0005オツネントンボ連結産卵2022・4・7愛媛県内子町 _W9A0049オツネントンボ連結産卵2022・4・7愛媛県内子町
   葉桜のため池      オツネントンボ連結産卵

画像はすべて、クリックすると拡大します。




  
by 杉村光俊  at 12:18 |  トンボ王国最新情報 |  comment (0)  |   |  page top ↑
イベント情報・お知らせ
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www.gakuyukan.com/

催しのお知らせ

赤とんぼまつり

開催趣旨:アキアカネを筆頭に、近年激減著しい秋の赤トンボの仲間。大半の種が水田や灌漑用の溜池や水路などで育ち、日本人の「食」と深い関りがある。改めて、多くの人々に赤トンボと食の安全を考えてもらうきっかけとしたい。



【アカトンボ写真展】

内容:アキアカネなどアカトンボ属を中心として、ショウジョウトンボなど四国内に記録がある赤い体色のトンボ26種+ハイブリッド2種の生態写真64点を展示。
期間:2024年9月21日(土)2025年2月2日(日)
場所:とんぼ館ロビー

【赤とんぼクイズ】

内容:赤とんぼ写真展のキャプションの中に答えがある、A-4版用紙の3択10問クイズ。希望により有料入館者1名1回挑戦でき、8問以上正解するとナツアカネもしくはヒメアカネを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
クイズ用紙は受付で配布。年間パスポートでの入館者は、期間中8問正解できるまで何度でもチャレンジ可。

【四国の赤とんぼパズル・ゲーム】

内容:四国内で記録されているアカトンボ属17種50枚の2分割パズルを用い、10分間で5種以上完成させると、キトンボを模したミニ・ビーズトンボ・ストラップを進呈。
チャレンジ料1回500円。

【個別観察会】

内容:トンボと自然を考える会員限定。日程・時間調整の上でスタッフが適宜実施している調査・整備作業に同行でき、希望によりトンボ撮影の便宜も図ります。
ご入会は四万十川学遊館受付のほか、ホームページからもお申し込みいただけます。

毎日イベント・ビーズトンボ携帯ストラップ作り&四万十川の蛇紋岩みがき
内容:ビーズで作るトンボ・アクセサリーの携帯ストラップ版(簡素化したデザインで、所要時間約30分)と、磨くほどに輝きを増す四万十川の蛇紋岩みがき(所要時間約30分)。

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プロフィール

杉村光俊

Author:杉村光俊
1955年高知県中村市(現四万十市)に生まれる。
1985年(社)トンボと自然を考える会常務理事
日本蜻蛉学会会員
トンボ生態写真家

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